02あいち・平和のための戦争展


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「戦争展」レポート

今年、名古屋で行われました二つの「戦争展」について東方不敗様がレポートされた内容です。

昨日(2002年8月14日)σ(^-^)が行って参りました戦争展『平和のための戦争展』と『もう一つの戦争展』についてレポートします。ただし、あくまでもσ(^-^)の主観に基づくものであること、可能な限り公平に見ていること、限られた時間内だった故に全部は書き切れていないこと・・・などの前提がありますので、その点はどうぞご容赦下さいませm(__)m

東方不敗様 談

もう一つの戦争展へ

平和のための戦争展

 

 【平和のための戦争展】 主催:02あいち・平和のための戦争展実行委員会

 <全般>
 展示内容に関しては、数多のものを一緒くたにした念があり、限られた時間内で全てを記録するのは
無理ですね(^^;) 記録できた範囲、入手できた資料等を基に書きます。
 展示内容としては以下のとおり。
 ・現代の戦時下の子供達、731部隊、従軍慰安婦、強制連行、戦争に反対した人達、有事法制反対、
沖縄新基地建設反対、中国帰国者問題・・・・
  -主に当時の史料とされる文書と写真の展示と、その説明。
  -自主作成によるビデオ(被害者証言VTRや松井やより氏の公演?VTR他)
 ・戦時中の名古屋市の風景写真とその説明(記録する会、語り継ぐ会他)や救世軍名古屋小隊の活動
  展示、著書の販売等・・・

 入手した資料等(多いわっ(^^;))
 配布されていた資料:●日本人よ、再びアジアに銃を向けるのか 02あいち・平和のための戦争展
           ●サークル等のイベントパンフ
            -「RIBENGUIZI 日本鬼子」上映会 
            -パンガプスムニダ (つぶれそう一座、ウリマルサークルイッポ共同公演)
            -えっちゃんの戦争 
            -アーティクル・ナイン
            -第39回不戦のつどい
             裏面:加害将兵らの慟哭と悔恨の告白が示す衝撃の事実
            『私たちが中国でしたこと~中国帰国者連絡会の人々から』著書
           ●実行委員会に参加している団体・個人等一覧 パンフ
           ●広河隆一 アフガンパレスチナ(ジェニン)写真展 パンフ
           ●戦争展守山 繰り返すな戦争への道 パンフ
           ●旧日本軍による性的被害女性を支える会 カンパ振り込み用紙

 買った資料:    ●2002 あいち・平和のための戦争展 展示案内
           ●2002 戦争展 特別企画 731部隊関係資料(中国吉林省档案館所蔵)と
             ラストエンペラー日本画コレクションの発見(中国吉林省偽満皇宮博物院所蔵)
             (セットで1000円 (T_T))
           その他、多数の書籍、同人誌等が販売されていた。

★東方不敗の辛口コメント(^_^)
 全般的にテーマが散在していて、戦争の全般像が全くつかめないことが、”平和のため”というテーマそのものを埋没させている。
 特に、前半部分では、戦争の悲惨さよりも日本の残虐性に特化、強調されており、明らかにプロパガンダ的な出展色が強くなっている。 これでは多くの人が退いてしまう。
 配布された資料もそれを際立たせており、戦争の話なのか、日本の戦争犯罪特集なのかわからなくなる。
 また、展示資料も雑多なものが多く、1Fの展示が時系列的に解りやすかったことに比べ、系統立てて整理されていない分、戦争像について何が言いたいのか見えない。
 731部隊の命令系統図は、軍隊の組織図としては疑問が残り、資料としての価値はほとんど無い。
 また、関係資料の中にある文書についても、捕虜移送手続きの極一般的な文書だけで、実験等の詳細に根拠としての価値は無し。説明は、名古屋国際高校教員 神谷則明氏の”父からの伝聞”のみであり、客観性で判断すれば明らかに一次史料の不足である。
 神谷氏の父上が、如何なる立場の人間であったか?は想像に足るが、当日「もう一つの戦争展」前で絶叫していた老人しかり、伝聞が根拠であることから氏の記述も全く説得力に欠ける。

 後半の中高生の文化祭レベルの出展とは少々毛色が違うように感じた。 
 名古屋、春日井、半田の”記録する会”、豊橋の”語り継ぐ会”の内容は、主に写真等の展示が中心で当時の様子が解りやすかった。 恐らくは彼らこそが元来の主催者だったのではないか?
 防空壕の模型や手作りの資料等から推測するに、後半は恐らく中高生のサークル、あるいは課外活動の一環として出展しているものと思慮するが、ブースに座った子供達の消極的な姿勢(漫画とか読んでるし)から見ても、子供達の自発性と言うよりは、教師等が召集したという念が否めない。(余談:時々、関東大震災時に政府の流したデマによる朝鮮人虐殺・・という記載がありますが、これは「朝日新聞」の記事による・・が正解です。嘘を書くと、それにまつわる全てのモノが”嘘”の誹りを受けるので注意した方が良いでしょう)

※主催者の方へ!(サヨク掲示板に書こうと思っていたので、これが付いてます。これはココでは意味無いですね(^^;)
 今回拝見した限りでは、戦争の悲惨さよりも、特定思想のプロパガンダに基づいた日本の残虐性のみが強調され、悪戯に恨み辛みの増大を助長しているように見えてしまいます。
 これでは、大凡平和に通じるとは感じられません。
 正確な歴史考証に基づき、その時代の歴史的価値ある資料として残して行かなければ、正確に後世へ伝えられることは無いでしょう。日本の歴史を改竄し、犯罪を捏造したところで、それに基づく”善”に何らの意味も存在しません。 改竄された歴史は、その先の時代によって更に改竄され、善を語る者が、後に悪と称されることすら認めるのと同意。 その愚行を繰り返したければ構いませんが。
 全ての責任を何かしらの”悪”に転化してしまえば、戦争は「簡単に」語ることができるかも知れません。しかし、それでは戦争は防げないのです。
 事実、簡単に論じられるはずの戦争が、何故今日現実のものとして存在するのでしょうね??
 もし、本当に戦時を語り、平和につなげようという意志がお有りなら、あの時代を正確に把握する努力を積み重ねられることをお勧めします。
 日本は、たかだか1回しか敗戦していません。数え切れない程の戦争を繰り返してきた全世界を相手に戦争と平和を語れる程、日本は何も持っていないのです。 その現実から目を反らさないでことです。
 戦争とは、それほどまでに深く、複雑なものなのですから・・・  

もう一つの戦争展へ

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「戦争展」レポート

今年、名古屋で行われました二つの「戦争展」について東方不敗様がレポートされた内容です。

昨日(2002年8月14日)σ(^-^)が行って参りました戦争展『平和のための戦争展』と『もう一つの戦争展』についてレポートします。ただし、あくまでもσ(^-^)の主観に基づくものであること、可能な限り公平に見ていること、限られた時間内だった故に全部は書き切れていないこと・・・などの前提がありますので、その点はどうぞご容赦下さいませm(__)m

東方不敗様 談

平和のための戦争展へ

もう一つの戦争展

 【もう一つの戦争展】 主催:もう一つの戦争展実行委員会
<全般>
 展示内容は、東京裁判の無効性、南京大虐殺の否定を各種資料から主張。
 ・東京裁判の無効性(田中正明編、パール博士「平和の宣言」)/南京(新聞資料他)/従軍慰安婦への反証(泰郁彦氏の吉田清治の著書に関する雑誌記事)としてパネル展示
 ・当時の写真(愛知護国神)、軍服等備品、戦艦大和の模型展示
 ・靖国のこころ、天翔る青春、独立アジアの光、自由アジアの栄光などのビデオが上映。

 入手した資料等(多いわっ(^_^;))
 配布されていた資料:●「南京事件」報道されざる目撃者の証言(阿羅健一著
            「南京事件-日本人28人の証言」抜粋)
           ●日本軍による「南京大虐殺」など本当はなかったのです!
            その真実をよく知りましょう
           ●「百人斬り」に見る日本人の弱点
           ●所詮「従軍慰安婦」十四の嘘と真実
           ●日本には「戦犯」は一人もいない! 田中正明
            (月刊「大吼」掲載記事)
           ●田中正明編 パール博士「平和の宣言」より抄録
            -貧しき日本の必死の努力への歪曲と断罪(東京裁判より)
            -日本の評論家・法律家・外務省の怠惰、欺瞞
            -パール博士の講演 子孫のため歴史を明瞭にせよ
            -不公正の犠牲者 BC戦犯諸君に
            -真理喪失
            -アジア人に対する人種的偏見
            -世界の識者が見た東京裁判
            -BC戦犯者の手記(香港編、中国編、シンガポール編、
             インドネシア受刑者のメモ)
           ●世界は大東亜戦争をいかに評価しているか
           ●サイパン島 バンザイクリフの悲劇 米軍の強姦と虐殺
            が誘発した米軍の残虐行為 笑って赤ん坊を引き裂く
            兵隊元陸軍大尉が手記残す
           ●悪魔と称されている731部隊の真実
           ●日本は、アジアとの戦後補償をどう解決したか
           ●守り伝えよう靖国のこころ パンフ
           ●靖國神社を被告席から救おう! パンフ&支援依頼
           ●国立追悼施設に反対する国民集会
            (産経新聞14年7月3日記事) ポスター

 買った資料:    ●自由と独立への道(500円)
            ※余談。この時点で財布は帰りの電車賃のみとなる(T_T)
            その他、多数の著書、新しい歴史教科書、公民教科書等が
            販売されていました。

★東方不敗の辛口コメント(^_^)
 パネルは全般的に要点等がはっきりしていて解りやすかった。
 主テーマとしては、南京、東京裁判に絞られ、また系統立ててまとめられており、その分内容が充実していた。
 東京裁判の無効性については、田中正明氏の編著「平和の宣言」より、主にパール博士の手記や講演記録といったところからの反証を、解りやすくパネルにまとめてあった。(余談:この中で、最も注目すべき事は、パール博士が今日の日本の有様を予言していたこと
と言えるだろう。学ぶところは多いと思った。)
 また、南京については、阿羅健一氏の著書「南京事件-日本人28人の証言」より抜粋した資料、当時の新聞紙コピー、ニュース映画等の資料から、当時の様子をまとめてあった。
 これならば、別に歴史等の予備知識を持たない若い世代の人達にも、理解が深まるのでは。
 強いて要望を挙げるとすれば、戦時中の展示物の点数が少なかったように感じたので、もう少し充実して欲しい。
 あと、当時の軍関連の組織図(系統図)のようなものがあれば、3Fにあったトンデモなものの反証ともなるで是非にも。
 戦闘機、戦艦の模型や写真は、模型マニア等が多数保有していることもありますので、協力を仰いでみるのも良いか。
 3Fの展示の中に、当時の名古屋近辺の写真が数点展示されておりましたが、あの手のものはあの時代を語る上で有効でしょう。アルバム形式でも良いので提案しておきます。
 また、新聞記事に関しては、日本だけではなく、当時南京に駐留していた国のものも併せて展示しておくと、より一層の説得力があるものと思慮します。 客観的な反証資料は、多いに
越したことは無いでしょうから。
 あと、3Fスタッフのように、客引きまでやった方がいい!とは申しません(^_^;)
 がしかし、”学生層”をより多く招くための施策は必要だと思いました。
 中部圏の中、高校、大学等への案内状出したり、教育委員他関係者の招待する等。
 日教組は学校行事やサークル活動を通して学生を集められる(事実、3Fに来ていた学生層の連中は、その類のようでした)ので、その点がかなり不利になっていると思いますので。

 主催者の方へ!
 給料日前だったので、カンパも資料の購入もろくすっぽできませんでした(^^;)
 ごめんなさいm(__)m  次回、何か催し物があれば、また参加させて戴きますので御容赦下さい。
 また、今後もこのような活動を、全国で展開して戴きたいと思いますっ!!
 余談!
 スタッフの方と雑談して、予算面のこともお聞きしました故、コメントは無責任かつ無理難題なモノだと実感はしております。 見物人がわがまま言ってる!程度に聞き流して下さい(^_^;)
 Special Thanks:ヤマトタケルさま! 

平和のための戦争展へ

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最終更新:2005年12月01日 15:25
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