気がつけば前回の更新から6日経ってました。

このまま1週間更新しないで、次回からSTAGE3だ、とかも考えましたが、
さすがにそれはふざけすぎてますよね。。。


STAGE2第1回は練習将棋から印象に残った1局を紹介したいと思います。




先手:*
後手:きらり

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3二飛 ▲6八銀 △3五歩
▲2六歩 △6二玉 ▲2五歩 △3四飛 ▲6七銀 △7二玉
▲5六銀 △3三桂 ▲5八金右 △8二玉 ▲4八銀 △9四歩
▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △1四歩 ▲4六歩 △1三角
▲6五歩 △4二銀 ▲7八玉 △5四歩 ▲6七銀 △4四歩
▲4七銀 △4三銀 ▲1六歩 △3二金 ▲6八金上 △1二香
▲5六歩 △2四歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲同 飛 △同 角
▲2一飛 △2八飛 ▲1七桂 △3六歩 ▲同 銀 △4五歩
▲3五銀 △2三歩 ▲2四銀 △同 歩 ▲2三歩 △4六歩
▲4八歩 △4五桂 ▲2二歩成 △4二金 ▲3一飛成 △5二金寄
▲3三角成 △4七歩成 ▲4三馬 △5八と ▲同 銀 △4三金
▲6二銀 △8八金 ▲同 玉 △4四角 ▲7七桂 △6二角
▲9五歩 △同 歩 ▲9四歩 △8四銀 ▲1二と △9四香
▲8六香 △9六歩 ▲8四香 △同 歩 ▲6六角 △9一香
▲7五銀 △2九飛成 ▲8四銀 △9七歩成 ▲7八玉 △9九龍
▲6一龍 △8八龍 ▲6七玉 △6八龍 ▲同 玉 △3五角
▲5九玉 △6八銀 ▲4九玉 △6一銀 ▲5二飛


棋譜を取っていなかったので、仕掛けのあたり(35手目位)までは手順前後があるかもしれませんが、
そこらへんはあまり関係ないので良しとしましょう。




東大将棋8で棋譜解析した結果です。

真ん中の線がちょうど互角で、それより上側が先手優勢、下側が後手優勢です。

これまでコンピュータに頼るのはあえて避けていたのですが、
使わないのも宝の持ち腐れということで今回から使用してみました。




ここまでは駒組みなのでほぼ互角ですね。





ここで私の方がひどいポカをしてしまいました。(指した瞬間に気付いた)

まあポカしてしまったものはしょうがないので、△2三歩と頑張るしかありません。





この辺ではやや後手劣勢かと思っていたんですが、東大将棋では後手優勢のようですね。

対局中は80手目あたりから優勢を意識していました。





これが最後のひどい見落としです。龍を取れば▲8三金~▲8二金で詰まされてしまいます。
ここで投了も考えましたが、何かいい手がないか少しだけ考えてみることにしました。

すると絶妙な手順(このときはそう思った)が見つかったのです。

それは△8八龍~△6八龍~△3五角です。

これが一見詰めろ逃れの手でこのときは勝ちだと思いました。
以下、△6八銀、▲4九玉、△6一銀、▲3二飛、△4二歩、▲3五飛成、△2七金で
先手玉は詰めろで後手玉は詰まないので勝ちというのがこのときの読みです。





▲5二飛!この手を完全に見落としていました。
これでどう応じても詰みなんですね。


東大将棋の解析では、最終盤は後手が敗勢になっていますが、
5ニ飛という(ただ一つの)手を見落としているだけで後手が優勢に見えるんですから
将棋の終盤というのは実に恐ろしいものです。


改めて終盤の恐さ、将棋の面白さを実感した一局でした。




余談ですが、まあさスクリプトを真似てこんなものを作ってみました。



ブックマークしてあじゃ盤で使うとチャット欄を長く出来ます。
IE以外では名前欄が長くなりませんが、そんなこと知ったこっちゃありません。

あじゃ盤、またはそれ以外のサイトでこのスクリプトを使用してどんなことが起こっても
私は責任を負いません(笑)。


(2009.2.11)

最終更新:2009年02月22日 22:58