#13 「振り党☆カナ」!相振りかな?対決かな!?     (2008.08.24)



7月21日、今回は亀井さんとのリーグ戦。

亀井さんは振り飛車以外指さないといってもいいくらいの振り飛車党なので、
対抗形か相振り飛車になるかはこちらに選択権がある。






やはりというべきか、共に振り飛車党らしく相振り飛車となった。
狼ではほとんど前例がないというが…。

個人的には大好きな戦型。


お互いなかなか動き辛いが、端を詰めている分、
後手の方が手を作りやすいか。






やはり端の突破を狙う。

このままだと先手の方も受け一本になってしまうので、
どこからか動きたいところ。






というわけで、▲5五角~▲7四歩と動いてきたが、
上図からは、△7九角と打てば先手どうしようもなかったらしい。
(感想戦にて指摘) 
詳しくはキラリ☆光る一手 其の二 第1問参照


途中、△4二金より△5二金左の方が良かったが、このチャンスを
逃してしまったことに比べればどうでもいいこと。






そのチャンスを逃した後は、端攻めを逆用され、
飛車を捕らえられてしまった。


だが、それでもまだまだ難しい将棋が続く…。






ここでは、香と飛車の交換で、後手の駒損だが、
1七に成香が出来ているのと陣形の差で、まだまだ難しい。

実際、△3五香と打てば面白かったようだ。
(以下、▲2六龍、△2八角、▲4八玉、△2七成香、▲同龍、△3七香成、
▲同龍、△同角成、▲同玉、△2九飛で後手優勢)


だが、やはりその順も見逃してしまう…。






最後の望み…、と合わせた△3六歩に対して、▲4八玉と上がったところ。

時間が無く、△3七歩成と指してしまったが、
ここでも後手に面白い手があったようだ(感想戦にて指摘)。

その手は△1五角。
以下、▲5九玉(▲3八金は△3七歩成、▲同金、△3六歩)、△3七歩成、
▲6九玉、△7五銀、▲8七飛(▲8九飛は後の△8六香で飛車が死ぬ)、△4七と、
▲同銀、△8六香、▲9七飛、△8八香成、で難解な将棋が続く。


△3七歩成の後は、▲同玉、△2八歩成、▲2六玉となり、
ここで何と時間切れ負けとなってしまった(泣)。


だが、投げてもおかしくない局面にしてしまっていたので、
それも良しとしよう…。




本局は、将棋の内容でももちろん得るものがたくさんあったのだが、
一番勉強になったのは時間の使い方だろうか。

切れ負けという悔しい思いをしたおかげで、時間に敏感になり、
今後の将棋に活かせることとなった。




まとめ

機逸
54手目 △1七桂成(兼疑問手)
76手目 △2七成香
90手目 △3七歩成(兼悪手)

疑問手
49手目 ▲7四歩
54手目 △1七桂成

悪手
90手目 △3七歩成

注意:棋譜をコンピュータに掛けているわけではないので、
間違いもあるかもしれない。



サイズが小さいので参考程度に。




開始日時:2008/07/21 23:28:03
棋戦:自由対局室
先手:亀井さん
後手:きらり

▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽3二飛 ▲6八銀 ▽6二玉
▲6七銀 ▽7二玉 ▲7七角 ▽8二玉 ▲8六歩 ▽7二銀
▲8五歩 ▽3五歩 ▲8八飛 ▽3四飛 ▲3八銀 ▽2四歩
▲4八玉 ▽2五歩 ▲3九玉 ▽2四飛 ▲7五歩 ▽3三角
▲5八金左 ▽1四歩 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲5六銀 ▽3二銀
▲6五歩 ▽1五歩 ▲4六歩 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲2七歩 ▽2四飛 ▲8六飛 ▽7七角成 ▲同 桂 ▽3三桂
▲6八金 ▽2五桂 ▲5五角 ▽3三角 ▲同角成 ▽同 銀
▲7四歩 ▽同 飛 ▲2三角 ▽4二金 ▲4五角成 ▽1七桂成
▲同 桂 ▽4四銀 ▲2三馬 ▽1六歩 ▲2五桂 ▽1七歩成
▲同 香 ▽同香成 ▲6六桂 ▽3六歩 ▲7四桂 ▽同 歩
▲3一飛 ▽2六歩 ▲6四歩 ▽5二金寄 ▲7三歩 ▽同 桂
▲3六飛成 ▽2七歩成 ▲同 銀 ▽同成香 ▲同 龍 ▽3五桂
▲2六龍 ▽4七香 ▲4八香 ▽2七歩 ▲4七香 ▽2八歩成
▲同 龍 ▽2七歩 ▲5八龍 ▽3六歩 ▲4八玉 ▽3七歩成
▲同 玉 ▽2八歩成 ▲2六玉
まで93手で先手の勝ち



最終更新:2008年08月24日 18:09