今期の第2戦は高橋さんとの対局となりました。

いつも対局前に「今日はこういう形を組めたらいいなぁ」と
ある程度考えたりしています。
(いいことなのか悪いことなのかは分かりませんがw)

この日はなーんも考えずに対局開始としました。
特に理由はないです。
この後、一度流れが出来てしまった時の将棋の恐ろしさを
味わうことになろうとは、この時の私には思いも及びませんでした・・・。

序盤の図1。


この時、私は完全にパニクっていました。
普通に将棋を指されてる方なら何故?って不思議に思われるでしょう。

この時の私の脳内では・・・
1.居飛車にするなら3三に角がいないとまずいっ!
 し、しかしっ、隊長!相手の角さんにも睨まれてますぜ?
 うむむ、これは2筋を破られてしまうがな・・・。
2.振り飛車にするならどうなんだっ!?
 取り敢えず角交換を避けるために4四歩としなければいけないのではないでしょうか!?
 で、でもそんなことをしていては▲2四歩△同歩▲同飛と突破されてしまうではないか!
 ど、どうすればいいんだぁあああああああああ!!!!
と、二つの派閥によって喧々囂々の議論が交わされていたのでした。

で、分からない時はもうええぃ、何とかなるわい!の精神で・・・

角交換を挑んでみた、の巻。(図2)
更に・・・

これで2筋を守ったつもりに・・・。(図3)
どう考えても先手得なんですが、2筋を守るためには
正直こうするしかないと思ったのです。
ま、結局は無駄な素人考えだったようで・・・orz


じ・つ・は!
図3のところで△2二銀で余裕で受かると対局後に教わりました。
その後には▲2四歩△同歩▲同飛△3五角打という手順があり、
図4のようになるので決して2四歩と突かれることは無いそうなのです。

ただ、この辺り、上級者でもかなり難しい局面なのか
感想戦の中で色々皆さんに検討してもらいながら
全部まとめきれませんでした・・・。
なんか色々変化がありそうなので、取り敢えず私としては
こんな展開にならないように早めに角道を止めておけばいいのかな、なんてw
もう少しじっくり自分でも研究しないと、とは思います。


こうして自分としては未体験ゾーンに入ったかと思いましたが、
何とか矢倉に持ち込めたーとホッとした時でした(図5)

うーん、角を持たれた時はいつもかなり警戒するんですが
どうしても打ち込まれる隙が出来てしまい・・・。

こうして馬を作られたら
戦上手の高橋さん相手に勝負になるわけもなく。
一方的にやられてしまうだけなのでした・・・。




開始日時:2008/07/25 0:47:23
棋戦:自由対局室
先手:* Ai
後手:* umesan

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8八角成
▲同 銀  △3三角 ▲7七銀 △5二金右 ▲7八金 △3二金
▲6六歩  △4一玉 ▲5八金 △4四歩 ▲6九玉 △2二銀
▲5六歩  △4三金右 ▲4六歩 △4二角 ▲4八銀 △3三銀
▲4七銀  △6二銀 ▲5五歩 △8五歩 ▲5六銀 △7四歩
▲6七金右 △6四歩 ▲7九玉 △3一玉
▲5二角 △7五歩 ▲同 歩 △7三銀 ▲6三角成 △8四銀
▲6四馬 △7二飛 ▲9一馬 △5四歩 ▲8一馬 △7三飛
▲5四歩 △7五銀 ▲7六歩 △8六歩 ▲7五歩 △8三飛
▲7二馬 △8四飛 ▲8六歩 △7五角 ▲7六金 △4二角
▲2四歩 △同 歩 ▲2三歩 △同 金 ▲1五桂 △2二金
▲2三歩 △1二金 ▲2二銀 △同 銀 ▲同歩成 △同 金
▲2三歩 △3二金 ▲6三馬 △7五歩 ▲2二銀
まで75手で先手の勝ち


(2008.07.25対局、2008.07.29記す)
最終更新:2008年07月29日 01:12