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診断法は、代償運動を利用したトリックモーション検査法が主体になりますが、他にも徒手筋力検査を応用した無負荷筋力検査法や他の様々な触診法によって異常部位と正常部位を決めていきます。

異常とはどういう部位で、正常とはどういう部位なのかという基本的な疑問があります。

異常にも種類がありますが、まずは異常部位は皮膚がパンと張った感じがあり、軽く指先で叩打すると硬い感じがあります。
人体内部は閉じられた組織です。空洞になっている部分もありますが、筋肉や皮膚はつまった器官なので、内部に腫れや炎症があると皮膚が風船のように張った状態があらわれてきます。
皮膚を叩打するとその異常を知ることができるのです。

筋力検査をしてもそういう部分を何かで刺激すると、筋力に変化が起こってしまいます。皮膚を指先で叩打する方法をタッピング診断法と名付け診断に利用しています。

このような異常部位を筋力検査でも確認することができます。無負荷筋力検査という方法です。異常だと思われる部位に何らかの刺激をすると肩関節の動きが重くなったりすることで、筋力の変化を知ることができます。

無負荷筋力検査は、負荷を全くかけないで徒手筋力検査を行うようなものです。全身の関節筋肉に対して検査をすることができますが、坐位でできる簡単な検査法をご紹介致します。

まず肩関節の無負荷筋力検査です。

1、肘を伸ばし、手首を手背側に伸ばします。
2、そのままの状態で肩関節を横から90度ぐらいあげます。
この時に身体を横に倒さない。顔をまっすぐするということに気を付けて下さい。
3、この状態から手を前から上、上から後ろ、後ろから下という具合に円を描くように動かすのです。

この方法であれば、殆どの人が無理なく行えます。最初は鏡の前で確認してみて下さい。
身体の中心線があげた方の手と反対側に傾けないように注意する必要があります。
無負荷筋力検査の説明図


この方法で何がわかるのかというと、まず肩関節を外転(横からあげる)と三角筋という筋肉を働かせることができます。この筋肉は、呼吸器系統と関係の深い筋肉です。肺は独自で収縮することができないので、呼吸筋と呼ばれている肋骨周囲の筋群の作用を受けて収縮することができます。

三角筋がうまく働かないと肩甲骨を動かすことができず、肋間筋に影響を与えます。当然、呼吸が阻害されやすくなるということになりますので、三角筋の働きと呼吸筋の働きは影響しあって存在しています。

三角筋が呼吸に与える影響を調べることができるということと、この動きを0とし、何かの刺激(鍼刺激、薬や健康飲料等を持たせたりする刺激)によって、動きに変化があらわれるかどうかを各自で確認するという検査法です。

一人で検査することができ、自分以外の主観が入りにくい方法です。適応であれば、肩は非常に動きが良くなります。少ない適応であれば、少しの変化しかありません。

こういう結果を元にして、検査を行い、適応する刺激を決めていくというのが無負荷筋力検査をする目的です。

三角筋の動きが身体全体と関係があると考えるのは、三角筋が呼吸と関係があるからです。
呼吸は人間が生きていくうえで最も重要な働きです。食べることより、ずっと大事な働きですので、この動きを観察しているだけでも、健康状態を把握しやすくなってきます。


無負荷筋力検査は、どの関節で行うことが出来ます。腰の痛みがある人であれば、前屈姿勢をとりながら、適応がある刺激を加えて、前屈姿勢に変化があるかどうかを感じとれば良い訳です。

刺激が適応であれば、前屈姿勢はとりやすくなりますし、適応でなければ、前屈姿勢は違和感を感じたままです。不適応のものであれば、余計に前屈姿勢ができにくくなったりします。

こうやって調べるので、その人の主観が優先されますが、第三者が見ているとあきらかに動きがよくなっている場合とそうでない場合があり、動きがよくなった場合の刺激は、本人の感覚以上に優先され適応刺激を決められます。

本人は変化が少ないと思っていても第三者が見て、変化があると感じた場合、刺激をしてから様子を観察してみます。そうすると
時間とともに以前できなかった動きができるようになっていたりします。

あくまでも主観的な診断であるため、感覚のズレが起こることは否定できませんが、第三者から見ても本人の自覚的にも変化を観察しやすい方法だといえると思います。


無負荷筋力検査を肩関節で行って、何らかの刺激を加えて、肩関節の動きが良くなったと感じ場合であっても、股関節の無負荷筋力検査では、逆に重くなったという場合があります。

この場合、その刺激が肩関節の動きに対しては良い傾向にあり、股関節には悪い傾向があると考えることができます。

薬でいう作用と副作用の関係と同じだと考えて頂ければ良いと思います。

常に刺激には、作用と副作用があります。鍼刺激でも同様で、それらを一定にすることで正しい刺激となる可能性があるのです。

一つの筋肉での検査ではわからない全体の観察というのを取り入れた方法だといえると思います。