ニコニコ上のシミュレーションシリーズでよく使われる用語の辞典です。
基本的に、特定作品の登場人物・専門用語などはその作品の解説を利用することをオススメ。

各作品の参考用リンク先(需要のありそうなものがあれば随時追加推奨)
三國志シリーズ - Wikipedia
信長の野望シリーズ - Wikipedia
太閤立志伝シリーズ - Wikipedia
蒼き狼と白き牝鹿シリーズ - Wikipedia (チンギスハーン)
東方wiki

錐行(スイコウ)

三國志Ⅸの陣形の一つ。

騎兵兵法と弓騎兵法の発動率が上がり、兵法の連鎖が発生しやすくなる。
騎兵と弓騎は、それぞれ野戦/攻城に向く兵法である。
それが高い確率で発動、連鎖するのだから、有用性は言うまでもない。
さらに、移動力も長蛇の次に高く、それ以外の能力も他の陣形に見劣りしない。

結果として、野戦、攻城の両方に使えるマルチな陣形として愛用されており、
様々なプレイ動画でも、目にする機会が非常に多い。ぶっちゃけ便利すぎる。


出師の表 (スイシノヒョウ)

古代中国において、臣下が出陣(出師)する際に、主君に奉る文書(表)のこと。
本来は一般名詞だが、諸葛亮が227年の北伐の際に提出した「出師の表」をもっぱら指す。

臣亮言(もう)す。
先帝、創業未だ半ばならずして、中道にて崩殂(ほうそ)す。
今、天下三分して、益州罷敝(疲弊)せり。此誠に危急存亡の秋(とき)なり。
然るに侍衛の臣、内に懈(おこた)らず、忠志の士、身を外に忘るるは、
蓋(けだ)し先帝の殊遇を追うて、これを陛下に報いんと欲するなり。
誠に宜しく聖聴を開帳し、以て先帝の遺徳を光らかにし、志士の気を恢弘すべし。

――とはじまるこの文章は、先帝劉備から受けた恩への感謝の念を切々と語りながら、
天下三分の危難の時代の弱小国・蜀の将来を思いつつ、
二度と帰ることが出来ないかもしれない軍旅に赴く覚悟を述べたもので、名文としても知られた。
下記のニコニコ大百科当該項目には、全文原文・読み下し・わかりやすい現代語訳が載せられているので、そちらも参照のこと。

紙芝居で「出師の表」が題材にされることもあり、たとえばもっこもこでは印象的な使われ方をしている。
パロディとして使われることもあるが、三国志に詳しくない人は振り落とされてしまう諸刃の剣。

※諸葛亮の出師の表としては、228年の北伐のときに提出した「後出師の表」も挙げられることもあるが、
 こちらは後生の創作とする説もある。
「危急存亡の秋」はこの出師の表に由来する。因みに、エセ三国志ファンにこのネタを振ると、時たま「秋」を「時」に書き間違える輩が出没する。そいつは偽物だ。

ニコニコ大百科 『出師の表』



ズェー

孫策 のこと。主に劉度シリーズで見られる。
真・三國無双シリーズにて、語尾の「~ぜー!」が「~ズェー!」に聞こえることが由来だろう。


スタイリッシュブラック

真っ黒 で、かつスタイリッシュなこと。

この界隈への導入は「 弾正の野望 」の形容だと思われる。
真っ黒武将だらけの息の詰まるような空間をスタイリッシュに魅せたOPなどが評価された。
これ以後、作風や視聴覚効果などで、謀将・謀略をかっこよく描く動画にこのタグが付けられることがある。

にじみ出る「悪の魅力」に引き込まれ、足しげくスタイリッシュブラック動画を見に通ってしまう視聴者も多い。
気が付けばあなたも謀将の術中に……




スッパマン

鳥山明「Dr.スランプ」の登場人物。もちろんスーパーマンのパロディ。
「梅干し食べて、スッパマン!」

「信長の野望・革新」の 平岡房実 のこと
 梅干を食べたような、特徴的な顔グラから。

ステ

戦略ゲームにおけるユニットのステータスのこと。
歴史戦略ゲームでは、武将の「能力値」を指す。


スナイプ/スナイパー

三國志Ⅸでの武将狙撃(弓系兵法の発動時に一定確率で発生)のカッコイイ呼び方。
スナイパーは、高確率で狙撃する人のこと。

三國志Ⅸでは、部隊武将の数と能力が、攻撃力(兵法の威力)に直結する。
そして狙撃が発生すると、敵武将が負傷して能力が低下するため、敵戦力が少なからず減少する。
このため、スナイプの有用性は高い。
これとクリティカルが同時に発生した場合 フルコース と呼ばれる。

史実で弓が得意とされる武将はこれでもか!というくらいにスナイプを発動するが、
それは兵法の習熟度が高く設定されているためである。
弓が不得意な武将でも、後半まで延々と弓を使わせ続ければ、弓兵法の習熟度・ひいてはスナイプ率は格段に上がる。

登録武将として東方勢が出ている場合、弓系兵法の初期習熟度が高いことが多く(→主に弾幕使いといった意味合いで)、
序盤からガンガン狙撃が決まる光景を見ることができる。
特に、一部(≒大半)の動画における チルノの狙撃率は凄まじく、 チルノ補正 なる存在がまことしやかに囁かれている。

なお設定で「討ち死:なし」にしている動画が多いが、「あり」の場合文官がよく『狙撃で死亡』する。



スーパー登用タイム(スーパートウヨウタイム)

ゲームにおいて、戦闘終了後に捕虜の登用を図るターンのこと。
単に「登用タイム」でもかまわないが、
「スーパー」がつくのは、おそらく「スーパーヒーロータイム」(テレビ朝日系列の戦隊物・仮面ライダーの枠)からの連想。


スペカ

東方Projectにおける「 スペルカード 」の略称。
似ている言葉として、緋想天で登場した「スキルカード」の略称、「スキカ」などがある。


スペース自重(スペースジチョウ)

おかしなところにスペースを空けておくと、何だか埋めたくなるのが人の常。
「関 羽」「軍 神」などと スペースを空けて表示しようものなら、どこからともなくを放り込む職人があらわれるのである。

関連用語 関☆羽


スペルカード

東方Projectにおけるキャラ固有の必殺技……であるが、原作におけるシューティングというシステム上ではボムの役割も併せ持つ。
基本的に、各々が得意な弾幕や攻撃に名前をつけただけのものであり、いわゆる十八番である。
その名称は“○符「~~~~」”という形式をとることが多い(例:恋符「マスタースパーク」)。
スペルカード名の由来は様々。とてもキャラの特性と歴史を含んだ含蓄深いものから、神主がネタに走ることもしばしば。

各キャラによって持ちえるカードは多種多様であり、種類はおそらくポケモンと同程度。

「太閤立志伝」の兵法札や、「三国志」「信長の野望」の兵法が発動した際、字幕として
“○○「~~~~」”とそのキャラや場面・連携にあわせた言葉を組み合わせ、まるで俳句のように書き込むことがある。
特に、東方キャラが参加している動画ではよくネタとして使用され、白熱した戦争を盛り上げる薬味のような存在になっている。
(例:蹴符「究極リグルキック」)

ただし、東方キャラが主役でない動画でこれをやるのは余り好ましくない。(うp主がわざわざ作っている場合もある。)
また、その性質上、非常に短い一文となるので、書き込む人間のセンスも非常に重要であり、難易度は高い。

ちなみに、「革新」の技術「割符」と字面が似ているが、まったく異なるものである。


スペルカードルール

Win版以降の東方Projectにおいて導入された、平和的な異変の解決方法。また、そのルール。
お互いに使用するスペルの枚数を事前に決めておき、それを真っ向から打ち破る決闘形式が基本。
弾幕の威力だけではなく、美しさなども含めて競い合い、相手を屈服させ、負けを認めさせれば勝利。
つまり、試合後に後腐れの無いスポーツ的な勝敗の決め方で、無駄な生殺与奪が起こるような類のものではない。
強いてあげれば『プロレスごっこ』に近く、故に、彼女等の行為は『弾幕ごっこ』と呼ばれる。

このような背景、特に“ごっこ”という響きの特殊性からか、東方界隈で長年ファンをやっている人の中にも、
東方キャラは全力で殺しあうという行為から完全に無縁の存在である、と誤解している者も多い。

そのため歴戦動画に登場する際も、多くの場合、不真面目でスポーツ感覚で戦争を行っているように描写されるが、
本来は、『当たり所が悪ければ死ぬ』意地と誇りをかけた美しき戦いであり、彼女らの原作での台詞、
「本気で殺す」「怯えて死ね」等も単なるマイクパフォーマンスではなく、半分は真剣である。
これは現実のプロレスで死者が出るのと同じことで、たまたま死者が出ていないだけの話であり、
往々にして負ける事になる妖怪側が、負けた後ものほほんとして宴会をするのも、妖怪としての余裕からである。

往年の超有名なクソゲーの言葉を拝借するならば「 こんなげーむにまじになっちゃってどうするの 」である。

#公式設定の弾幕ルールにも、「不慮の事故は覚悟しておくこと」と明記されている。

この東方キャラ達の戦闘に対する独特の捉え方は、
史実武将や他作品からの登録キャラクターの認識と齟齬をとても生みやすいとも取れ、
他の武将から違和感、あるいは明らかな嫌悪感を抱かれる原因として扱われる事も少なくない。
シリアス方面に定評のある動画においてはその方向性が顕著である。(君主は陶濬魏国が東方勢にもっこもこなど)

逆に東方キャラ側が手加減無しの殺し合いに戸惑うといった展開も散見されるが、
幻想郷は基本的に「妖怪にとっての楽園」であり、言ってしまえば人間たちは妖怪の餌である。
外から迷い込んだ人間は一部の運の良い例外を除きもれなく人食いの妖怪に食い殺されているようで、
妖怪が起因する人死に自体は日常茶飯事であると思ったほうが良い。
だからこそ霊夢は巫女として非情な一面を持ち、魔理沙は常に全力で戦っているのである。
強いて挙げるならば、 人間同士の大群が ぶつかり殺しあう光景には耐性は無い可能性が残っている。

なお、『弾幕ごっこ』は『鬼ごっこ』とも通じており「昔話の鬼退治」の方がよりモデルに近い。
大抵は「弱者が強者を倒すため」の妖怪→人間へのお情けルールであると認識されているが、
本来は「妖怪側が倒してはいけない存在(巫女=プレイヤー)を倒してしまってもかまわない様に」
というメタな皮肉を交えた名目で制定された、妖怪達の不満を解消するためのルールが元々である。
そこには「妖怪を必要以上に『恐ろしく強いもの』である」と錯覚させるトリックが仕組まれている。


スリット・ラブ

(一) 同盟の際に、紅美鈴を人質として要求することを指す。
(二) 紅美鈴に夢中になった人たちを指す。

(二)の例としては、騎将張繍の野望の一部の人たちなど。


  • 馬鹿カルテットの項、レティは確かに本気じゃないと書かれているが、求聞史紀では人間に対する危険度がルーミアやリグルと同じだったり(人間友好度、低 危険度、中)文花帖(書籍)で文に駄目だし喰らっていたり、文花帖 (ゲーム)でチルノと同じLVで出てきたりで、決して強キャラ設定はされていない -- 名無しさん (2008-02-24 20:05:43)
    • 指摘多謝です。考えてみると元ネタ寄りの記述になっていたので、必要最小限に整理しました。 -- 名無しさん (2008-02-25 22:53:10)
  • 異民族が力を合わせます第18話で武力差約5倍の一騎打ちでの勝利を確認 -- 名無しさん (2008-03-23 08:37:18)
  • 魔王(なのは)も強いがその嫁も強い。 -- 名無しさん (2008-04-19 20:25:48)
  • 孔明の罠は横山さんのとこだったっけ? -- 名無しさん (2008-06-16 20:06:41)
  • フラグ回収に定評あるのは東方騎行録だろう -- 名無しさん (2008-06-22 22:39:43)
  • 孔明はその二人だけを異様に強調されて人を見る目がないと言われるが、蜀の内政官をたくさん見いだしているのでこの評価は酷すぎると思う。 -- 名無しさん (2008-06-23 12:03:58)
  • 馬鹿息子の例、本当にどうしようもなかったのは信雄ぐらいだろうに。劉禅以外もフォローしてやれよ。 -- 名無しさん (2008-06-27 18:05:00)
  • ブートキャンプの項目、三国志9では異民族相手に行われることもあるので「直接の攻略とは関わらない敵/施設に攻撃を仕掛けて熟練度を上げること」くらいの意味に差し替えたほうがいいのでは。ex:烏丸ブートキャンプ、土塁ブートキャンプ -- 名無しさん (2008-07-05 15:20:52)
  • 「馬鹿息子の項、プレイ動画用語解説という側面で大幅整理しました。ご了承ください。 -- 名無しさん (2008-07-13 02:30:32)
    • (中途送信失礼)「馬鹿息子」の項、プレイ動画用語解説という側面からほぼ全面的に書き改めました。執筆者の方、ご了承ください。「馬鹿息子」とされた個々の武将の弁護をしだすとキリがありませんので、総論として後世のイメージによって不当な評価がおこなわれている可能性もあることを示すに留めました。 -- 名無しさん (2008-07-13 02:38:53)
  • むむむの元ネタは吉川英治の三国志(横山漫画の原作)が初出だよ -- 名無しさん (2008-09-26 04:01:57)
    • ご助言ありがとうございます。補足してみました。 -- 名無しさん (2008-09-26 11:12:19)
  • スペルカードシステム、~ルール、~ブレイクは完全に東方専門用語だから削った方が良いと思う。 -- 名無しさん (2008-10-15 05:21:34)
    • 概ね削りました。~ルールは、東方キャラがいつも不真面目な理由を知って欲しかったので一部削ってちょっと追記して残しました。 -- 名無しさん (2008-11-04 02:59:02)
  • イベコンの項、「イベントコンバーター」と「神ツール」は別物なので当該部分を削りました。 -- 名無しさん (2008-10-26 01:58:46)
  • 妖怪ババア自重w -- 名無しさん (2009-01-02 20:53:45)
  • 誰だ!ソフトバンクなんて入れたのは!? -- 名無しさん (2009-01-26 13:23:59)
  • 変態記並びに予備軍が大量に発生中! -- 名無しさん (2009-06-17 18:04:04)
  • 容量限界につき、用語解説「シ」 part2 を新規作成。「シールド」~「人類筆頭」の項目を part2 に移動。さらに、移動した項目にリンクがあるページを修正 -- 名無しさん (2009-09-29 11:24:30) ※「シ」のページへのコメント
  • インフレの項のインフレ動画にひなやぼ追加 -- 名無しさん (2010-05-23 07:41:25)
  • 容量一杯なので「シ」にならって分割。includeとどっちがいいんだろう -- 名無しさん (2010-11-23 20:56:02)  ※「カ」のページへのコメント
  • ここにいるぞ!について吉川版では「ここにいるのを知らぬか」になっていたけど、一応ここからつながってるといえるのかな? -- 名無しさん (2010-01-25 00:17:28)
  • フラグの語源を修正しました。flagmentなのは「デフラグ」などですね。 -- 名無しさん (2011-05-08 13:44:41)
  • 恋姫真名の五十音順を修正しました。 -- 名無しさん (2011-09-16 09:11:19)
  • 醤油と醤油外交で意味が全然違うのにフイタwww -- 名無しさん (2012-01-09 11:09:01)
  • 用語解説各ページへのコメントを一か所にまとめ、includeで表示するようにしました。 -- 名無しさん (2012-04-19 16:07:05)
  • 今号のイブニングのしばちゅうさんで阿会喃が「システム」言ってたぞw -- 名無しさん (2012-10-09 09:10:43)
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最終更新:2015年08月02日 02:05