はじめての多言語タイピング(2017年版)

「はじめての多言語タイピング(2017年版)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

はじめての多言語タイピング(2017年版)」(2017/05/07 (日) 16:43:14) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p>「多言語タイピングを初めてみたいけど、何から手を付ければいいかわからない」<br /> 「多言語タイピングWikiの情報が多すぎて、どこを見ればいいかわからない」<br /> ・・・近頃、そんな声を耳にするようになりました。</p> <p> </p> <p>そんなあなたにお勧めするのがこのページ!<br /><span style="font-size:14px;"><strong>この一連の記事だけ見れば、あなたもすぐに多言語タイパーになれます!</strong></span></p> <p> </p> <p>日本国内だけでタイピングを競っているのはもったいない!<br /> ぜひあなたも2017年のInterstenoで多言語タイパーデビューしましょう!!!</p> <hr /><h2>まず配列を準備しましょう</h2> <p>多言語を始める上でまず直面するのが、使用する配列の問題です。<br /> 初めて多言語を打つ人にとっては選択肢が多すぎて、どの配列を選べばいいのかよくわからないですよね?</p> <p><br /><strong>そこで今回はparaphrohnさん・たのんさんのお二人が、初心者向けの配列を作成してくれました!</strong><br /><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/117/tanophrohn.jpg" style="width:698px;height:189px;" /><br /><strong>「変換キー」あるいは「無変換キー」を押しながら上記の画像の対応するキーを押す</strong>ことで、それぞれの特殊文字が入力できる配列です。<br /> (例:<u>変換/無変換キー+ a</u>→<span style="font-size:16px;">ä</span>  <u>変換/無変換キー+z</u>→<span style="font-size:16px;">à</span>)</p> <p>母音はそれぞれ同じ列に揃え、同じ種類の記号を同じ段にまとめることで、<strong>学習効率が高い配列</strong>となっています。<br /> この配列一つで、イタリア語・スペイン語・オランダ語・ドイツ語・フィンランド語の<strong>5言語</strong>を打つことができます。<br /> (※後日、これら以外の言語を打つことができる配列も順次配布予定です)</p> <p> </p> <p>さて、それでは早速配列を導入してみましょう!!<br />   1.<a href="//www7.atwiki.jp/multilingual?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=37&amp;file=tanophrohn.zip">tanophrohn.zip</a>をダウンロード<br />   2.解凍し、中に入っている<strong>tanophrohn.exe</strong>を実行</p> <p>タスクバーにアイコンが表示されたら、すでに多言語が打てる状態になっています!<br /> 早速、変換キーor無変換キーを押しながら、色々なキーを打ってみましょう!</p> <p>変換キーと無変換キーはどちらも同じ機能を持たせてありますので、どちらでも押しやすい方を使ってください。</p> <p>(ソフトを終了、または機能を一時停止する際はタスクバーのアイコンを右クリックして、Exitなどを選択してください)</p> <p> </p> <p>それではこの配列を使って、多言語を実際に打ってみましょう!</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><em><span style="font-size:10px;">(心の弱さはすべて消し去れ) ダンテ『神曲』</span></em></span><span style="color:#696969;"><em>-ogne viltà convien che qui sia morta;</em></span></p> <h2>01.イタリア語</h2> <p>イタリア語は子音と母音のリズムが日本語に近く、特殊な記号もほとんど使われないことから、多言語入門に最適な言語です。</p> <p> </p> <p>イタリア語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> グレイヴ・アクセント</td> <td><span style="font-size:16px;"> <span style="font-size:18px;">àèìòù</span></span></td> </tr><tr><td> アキュート・アクセント</td> <td><span style="font-size:16px;"> <span style="font-size:18px;">é</span></span></td> </tr></tbody></table><p>イタリア語でアキュート・アクセントが使われるのはeだけです。<br /> グレイヴ・アクセントという記号がメインで使われる言語だということですね。<br /> eだけは<strong><span style="font-size:16px;">è</span></strong>と<strong><span style="font-size:16px;">é</span></strong>の両方が出てきてややこしいですが、そこだけはがんばって慣れてください!</p> <p><br /><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/119/tanophrohnIT.jpg" /><br /> オレンジ色の部分がイタリア語で使われる特殊キーです。<br /> 基本的には下段を使用し、eだけ上段も使用すると覚えておいてください。</p> <p> </p> <p>イタリア語入力の練習サイトとしては、<a href="http://play.typeracer.com/?universe=lang_it">TypeRacer</a>や<a href="http://10fastfingers.com/typing-test/italian">10FastFingers</a>、あるいはいきなり<a href="http://www.intersteno.org/intersteno-internet-contests/training-with-taki-version/">Intersteno</a>の練習ページに挑戦してみるのもいいでしょう。<br /> ここでは適度な文章の長さと記号の出現頻度から、<strong><a href="https://www.keyhero.com/free-typing-test/?lang=4">Keyhero</a></strong>をお勧めしておきます。</p> <p> </p> <p> 慣れてきたら10FastFingersでCompetitionを開いてもいいですし、他の人を誘ってTypeRacerで対戦してみるのも面白いでしょう。<br /> あるいは10FastFingersやInterstenoの記録をTwitterに貼ってみると、思わぬライバルが現れるかもしれません。</p> <p> 元々Qwertyを打てる人であれば、しばらくは打てば打つほど伸びるはずです。このサクサク成長する楽しさが味わえるのも、多言語タイピングの醍醐味の一つです。ぜひ、多言語タイピングを気軽に楽しんでみてください。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:9px;">(私は不可能なことをやる。なぜなら可能なことは誰にでもできるからだ) パブロ・ピカソ</span></span><span style="color:#696969;"><em>-</em>Yo hago lo imposible, porque lo posible lo hace cualquiera.</span></p> <h2>02.スペイン語</h2> <p>スペイン語もイタリア語と同様、多言語入門に最適な言語です。</p> <p> </p> <p>スペイン語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> アキュート・アクセント</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">áéíóú</span></td> </tr><tr><td> トレマ</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">ü</span></td> </tr><tr><td> チルダ</td> <td> <span style="font-size:18px;">ñ</span></td> </tr></tbody></table><p>イタリア語と異なり、上段のアキュートアクセントが大活躍します。<br /> グレイヴ・アクセントが出てこない代わりに、トレマ付きのuや、チルダ付きのnという特殊な文字が出てきます。</p> <p> </p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/122/tanophrohnES2.jpg" style="width:698px;height:189px;" /><br /> オレンジ色の部分が、スペイン語配列で使用するキーです。<br /> 上段が中心ですが、<span style="font-size:18px;">ü</span>と<span style="font-size:18px;">ñ</span>では中段や下段も少し使います。</p> <p>またスペイン語では、疑問符(?)や感嘆符(!)を逆にした、<strong>逆疑問符<span style="font-family:'courier new', courier, monospace;"><span style="font-size:16px;">(¿)</span></span></strong>や<strong>逆感嘆符<span style="font-size:16px;"><span style="font-family:'courier new', courier, monospace;">(¡)</span></span></strong>が文頭に出てくることがあります。<br /> 上記画像の緑色の部分、つまり通常の!や?と同じ位置に置いてありますので、変換or無変換キーと一緒にそれぞれのキーを打鍵してください。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:10px;"><em>(</em>偉業は小さなことの積み重ねによって成し遂げられる<em>)</em>ゴッホ</span></span><span style="color:#696969;"><em>-</em>Grootse dingen worden gemaakt als een reeks kleine dingen bij elkaar is gebracht.</span></p> <h2>03.オランダ語</h2> <p>オランダ語は、ゲルマン語派特有の打ちにくさは少しあるものの、英語を除けば<strong>特殊文字の比率が最も少ない</strong>言語です。<br /><strong>配列導入なしでもある程度ゴリ押しができる</strong>ことから、初心者オススメの言語として真っ先に挙げられるのがこのオランダ語ですね。</p> <p> </p> <p>オランダ語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> アキュート・アクセント</td> <td> <span style="font-size:18px;">áéíóú</span></td> </tr><tr><td> グレイヴ・アクセント</td> <td><span style="font-size:18px;"> è</span></td> </tr><tr><td> トレマ</td> <td> <span style="font-size:18px;">äëïöü</span></td> </tr></tbody></table><p>・・・意外と特殊文字が多いですね。<br /> そう、なんとなく打つのは圧倒的に簡単な反面、まともに打とうとすると意外とめんどくさいのがこのオランダ語です。</p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/125/tanophrohnNL.jpg" style="width:698px;height:189px;" /></p> <p>画像で見ても、幅広くキーを使うことがわかるかと思います(それぞれの使用頻度はかなり少ないのですが)。</p> <p> まずは他の<strong>イタリア語やスペイン語、ドイツ語などでそれぞれの特殊文字に慣れてからオランダ語を練習する</strong>ようにすると、オランダ語でたまに出てくる特殊文字にも対応しやすくなると思います。今回の配列はその辺りの相乗効果も狙って作っているので、ぜひ並行して練習してみてください。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#696969;"><em>-</em>Üben Sie es nur recht fleißig, so wird es schon gehen; Sie haben ja fünf eben so gesunde Finger an jeder Hand wie ich.</span><br /><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:10px;"><em>(</em>ただ勤勉に練習しなさい、そうすれば上手くいく。君は私の指とそっくり同じの健康な5本の指が両手にあるのだから<em>) J.S.Bach</em></span></span></p> <h2>04.ドイツ語</h2> <p>ドイツ語は英語やオランダ語と同じ語派に属しています。<br /> 単語同士がくっついて長くなることや、固有名詞以外の名詞もすべて大文字で始まることで少し打ちにくく感じられますが、特殊文字の種類は少ないので多言語初心者には比較的入りやすい言語でしょう。</p> <p> </p> <p>ドイツ語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> ウムラウト</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">äöü</span></td> </tr><tr><td> エスツェット</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">ß</span></td> </tr></tbody></table><p>特殊文字は4つだけ。これまでで最少ですね。<br /> ちなみにドイツ語で使う<strong>ウムラウト</strong>(変音記号)というのは、厳密にはトレマ(分音記号)とは役割が異なるのですが、<strong>文字の形としてはトレマとまったく同じなのでタイピングする上では気にしなくてもいいです</strong>。<br /> ただ、ドイツ語の時はちゃんとウムラウトと言っておくと「おっ、ちゃんとドイツ語わかってるな」と思わせることができます。</p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/123/tanophrohnDE.jpg" style="width:698px;height:189px;" /></p> <p>すべてホームポジションに置いてありますので、慣れればそれほど苦労しないと思います。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:10px;">(ソーセージはフィンランド人に一番好まれている野菜である) フィンランドのことわざ</span></span><span style="color:#696969;"><em>-</em>Makkara on suosituin suomalaisen vihannes.</span></p> <h2>05.フィンランド語</h2> <p>フィンランド語は、これまでの言語とは大きく異なるグループに属する言葉です。打ってみると、雰囲気がまったく異なることにすぐに気づくと思います。</p> <p> 同音連打の多さや単語認識の難しさなど、タイピングとしては難しい要素を持っていますが、<strong>特殊文字の種類は圧倒的に少ない</strong>ので、ぜひ挑戦してみてほしい言語です。</p> <p> </p> <p>フィンランド語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> ウムラウト</td> <td><span style="font-size:18px;"> äö</span></td> </tr><tr><td> リング</td> <td><span style="font-size:18px;"> </span><span style="font-size:20px;">å</span></td> </tr></tbody></table><p> フィンランド語の特殊文字はなんと、たった3つです。しかもリングはまず出てこないので、<strong>実質2つ</strong>と言ってもいいでしょう。</p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/124/tanophrohnFI.jpg" style="width:698px;height:189px;" /><br /> (リングの登場頻度は非常に少ないので薄く塗りました)</p> <p>ウムラウトが連続で出てくることから、インターナショナル配列ではフィンランド語は非常に打ちにくいと言われてきました。<br /> しかしこの配列では、ウムラウトがホームポジションに配置されており、無変換/変換キーを押しながら連続で打つこともできるので、かなり打ちやすくなっているはずです。</p> <p>インターナショナル配列でフィンランド語に挫折した方も、ぜひまた挑戦してみてください。</p>
<p>「多言語タイピングを初めてみたいけど、何から手を付ければいいかわからない」<br /> 「多言語タイピングWikiの情報が多すぎて、どこを見ればいいかわからない」<br /> ・・・近頃、そんな声を耳にするようになりました。</p> <p> </p> <p>そんなあなたにお勧めするのがこのページ!<br /><span style="font-size:14px;"><strong>この一連の記事だけ見れば、あなたもすぐに多言語タイパーになれます!</strong></span></p> <p> </p> <p>日本国内だけでタイピングを競っているのはもったいない!<br /> ぜひあなたも次回のInterstenoで多言語タイパーデビューしましょう!!!</p> <hr /><h2>まず配列を準備しましょう</h2> <p>多言語を始める上でまず直面するのが、使用する配列の問題です。<br /> 初めて多言語を打つ人にとっては選択肢が多すぎて、どの配列を選べばいいのかよくわからないですよね?</p> <p><br /><strong>そこで今回はparaphrohnさん・たのんさんのお二人が、初心者向けの配列を作成してくれました!</strong><br /><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/117/tanophrohn.jpg" style="width:698px;height:189px;" /><br /><strong>「変換キー」あるいは「無変換キー」を押しながら上記の画像の対応するキーを押す</strong>ことで、それぞれの特殊文字が入力できる配列です。<br /> (例:<u>変換/無変換キー+ a</u>→<span style="font-size:16px;">ä</span>  <u>変換/無変換キー+z</u>→<span style="font-size:16px;">à</span>)</p> <p>母音はそれぞれ同じ列に揃え、同じ種類の記号を同じ段にまとめることで、<strong>学習効率が高い配列</strong>となっています。<br /> この配列一つで、イタリア語・スペイン語・オランダ語・ドイツ語・フィンランド語の<strong>5言語</strong>を打つことができます。</p> <p> </p> <p>さて、それでは早速配列を導入してみましょう!!<br />   1.<a href="//www7.atwiki.jp/multilingual?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=37&amp;file=tanophrohn.zip">tanophrohn.zip</a>をダウンロード<br />   2.解凍し、中に入っている<strong>tanophrohn.exe</strong>を実行</p> <p>タスクバーにアイコンが表示されたら、すでに多言語が打てる状態になっています!<br /> 早速、変換キーor無変換キーを押しながら、色々なキーを打ってみましょう!</p> <p>変換キーと無変換キーはどちらも同じ機能を持たせてありますので、どちらでも押しやすい方を使ってください。</p> <p>(ソフトを終了、または機能を一時停止する際はタスクバーのアイコンを右クリックして、Exitなどを選択してください)</p> <p> </p> <p>それではこの配列を使って、多言語を実際に打ってみましょう!</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><em><span style="font-size:10px;">(心の弱さはすべて消し去れ) ダンテ『神曲』</span></em></span><span style="color:#696969;"><em>-ogne viltà convien che qui sia morta;</em></span></p> <h2>01.イタリア語</h2> <p>イタリア語は子音と母音のリズムが日本語に近く、特殊な記号もほとんど使われないことから、多言語入門に最適な言語です。</p> <p> </p> <p>イタリア語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> グレイヴ・アクセント</td> <td><span style="font-size:16px;"> <span style="font-size:18px;">àèìòù</span></span></td> </tr><tr><td> アキュート・アクセント</td> <td><span style="font-size:16px;"> <span style="font-size:18px;">é</span></span></td> </tr></tbody></table><p>イタリア語でアキュート・アクセントが使われるのはeだけです。<br /> グレイヴ・アクセントという記号がメインで使われる言語だということですね。<br /> eだけは<strong><span style="font-size:16px;">è</span></strong>と<strong><span style="font-size:16px;">é</span></strong>の両方が出てきてややこしいですが、そこだけはがんばって慣れてください!</p> <p><br /><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/119/tanophrohnIT.jpg" /><br /> オレンジ色の部分がイタリア語で使われる特殊キーです。<br /> 基本的には下段を使用し、eだけ上段も使用すると覚えておいてください。</p> <p> </p> <p>イタリア語入力の練習サイトとしては、<a href="http://play.typeracer.com/?universe=lang_it">TypeRacer</a>や<a href="http://10fastfingers.com/typing-test/italian">10FastFingers</a>、あるいはいきなり<a href="http://www.intersteno.org/intersteno-internet-contests/training-with-taki-version/">Intersteno</a>の練習ページに挑戦してみるのもいいでしょう。<br /> ここでは適度な文章の長さと記号の出現頻度から、<strong><a href="https://www.keyhero.com/free-typing-test/?lang=4">Keyhero</a></strong>をお勧めしておきます。</p> <p> </p> <p> 慣れてきたら10FastFingersでCompetitionを開いてもいいですし、他の人を誘ってTypeRacerで対戦してみるのも面白いでしょう。<br /> あるいは10FastFingersやInterstenoの記録をTwitterに貼ってみると、思わぬライバルが現れるかもしれません。</p> <p> 元々Qwertyを打てる人であれば、しばらくは打てば打つほど伸びるはずです。このサクサク成長する楽しさが味わえるのも、多言語タイピングの醍醐味の一つです。ぜひ、多言語タイピングを気軽に楽しんでみてください。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:9px;">(私は不可能なことをやる。なぜなら可能なことは誰にでもできるからだ) パブロ・ピカソ</span></span><span style="color:#696969;"><em>-</em>Yo hago lo imposible, porque lo posible lo hace cualquiera.</span></p> <h2>02.スペイン語</h2> <p>スペイン語もイタリア語と同様、多言語入門に最適な言語です。</p> <p> </p> <p>スペイン語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> アキュート・アクセント</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">áéíóú</span></td> </tr><tr><td> トレマ</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">ü</span></td> </tr><tr><td> チルダ</td> <td> <span style="font-size:18px;">ñ</span></td> </tr></tbody></table><p>イタリア語と異なり、上段のアキュートアクセントが大活躍します。<br /> グレイヴ・アクセントが出てこない代わりに、トレマ付きのuや、チルダ付きのnという特殊な文字が出てきます。</p> <p> </p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/122/tanophrohnES2.jpg" style="width:698px;height:189px;" /><br /> オレンジ色の部分が、スペイン語配列で使用するキーです。<br /> 上段が中心ですが、<span style="font-size:18px;">ü</span>と<span style="font-size:18px;">ñ</span>では中段や下段も少し使います。</p> <p>またスペイン語では、疑問符(?)や感嘆符(!)を逆にした、<strong>逆疑問符<span style="font-family:'courier new', courier, monospace;"><span style="font-size:16px;">(¿)</span></span></strong>や<strong>逆感嘆符<span style="font-size:16px;"><span style="font-family:'courier new', courier, monospace;">(¡)</span></span></strong>が文頭に出てくることがあります。<br /> 上記画像の緑色の部分、つまり通常の!や?と同じ位置に置いてありますので、変換or無変換キーと一緒にそれぞれのキーを打鍵してください。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:10px;"><em>(</em>偉業は小さなことの積み重ねによって成し遂げられる<em>)</em>ゴッホ</span></span><span style="color:#696969;"><em>-</em>Grootse dingen worden gemaakt als een reeks kleine dingen bij elkaar is gebracht.</span></p> <h2>03.オランダ語</h2> <p>オランダ語は、ゲルマン語派特有の打ちにくさは少しあるものの、英語を除けば<strong>特殊文字の比率が最も少ない</strong>言語です。<br /><strong>配列導入なしでもある程度ゴリ押しができる</strong>ことから、初心者オススメの言語として真っ先に挙げられるのがこのオランダ語ですね。</p> <p> </p> <p>オランダ語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> アキュート・アクセント</td> <td> <span style="font-size:18px;">áéíóú</span></td> </tr><tr><td> グレイヴ・アクセント</td> <td><span style="font-size:18px;"> è</span></td> </tr><tr><td> トレマ</td> <td> <span style="font-size:18px;">äëïöü</span></td> </tr></tbody></table><p>・・・意外と特殊文字が多いですね。<br /> そう、なんとなく打つのは圧倒的に簡単な反面、まともに打とうとすると意外とめんどくさいのがこのオランダ語です。</p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/125/tanophrohnNL.jpg" style="width:698px;height:189px;" /></p> <p>画像で見ても、幅広くキーを使うことがわかるかと思います(それぞれの使用頻度はかなり少ないのですが)。</p> <p> まずは他の<strong>イタリア語やスペイン語、ドイツ語などでそれぞれの特殊文字に慣れてからオランダ語を練習する</strong>ようにすると、オランダ語でたまに出てくる特殊文字にも対応しやすくなると思います。今回の配列はその辺りの相乗効果も狙って作っているので、ぜひ並行して練習してみてください。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#696969;"><em>-</em>Üben Sie es nur recht fleißig, so wird es schon gehen; Sie haben ja fünf eben so gesunde Finger an jeder Hand wie ich.</span><br /><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:10px;"><em>(</em>ただ勤勉に練習しなさい、そうすれば上手くいく。君は私の指とそっくり同じの健康な5本の指が両手にあるのだから<em>) J.S.Bach</em></span></span></p> <h2>04.ドイツ語</h2> <p>ドイツ語は英語やオランダ語と同じ語派に属しています。<br /> 単語同士がくっついて長くなることや、固有名詞以外の名詞もすべて大文字で始まることで少し打ちにくく感じられますが、特殊文字の種類は少ないので多言語初心者には比較的入りやすい言語でしょう。</p> <p> </p> <p>ドイツ語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> ウムラウト</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">äöü</span></td> </tr><tr><td> エスツェット</td> <td><span style="font-size:16px;"> </span><span style="font-size:18px;">ß</span></td> </tr></tbody></table><p>特殊文字は4つだけ。これまでで最少ですね。<br /> ちなみにドイツ語で使う<strong>ウムラウト</strong>(変音記号)というのは、厳密にはトレマ(分音記号)とは役割が異なるのですが、<strong>文字の形としてはトレマとまったく同じなのでタイピングする上では気にしなくてもいいです</strong>。<br /> ただ、ドイツ語の時はちゃんとウムラウトと言っておくと「おっ、ちゃんとドイツ語わかってるな」と思わせることができます。</p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/123/tanophrohnDE.jpg" style="width:698px;height:189px;" /></p> <p>すべてホームポジションに置いてありますので、慣れればそれほど苦労しないと思います。</p> <p> </p> <hr /><p style="text-align:right;"><span style="color:#FFFFFF;"><span style="font-size:10px;">(ソーセージはフィンランド人に一番好まれている野菜である) フィンランドのことわざ</span></span><span style="color:#696969;"><em>-</em>Makkara on suosituin suomalaisen vihannes.</span></p> <h2>05.フィンランド語</h2> <p>フィンランド語は、これまでの言語とは大きく異なるグループに属する言葉です。打ってみると、雰囲気がまったく異なることにすぐに気づくと思います。</p> <p> 同音連打の多さや単語認識の難しさなど、タイピングとしては難しい要素を持っていますが、<strong>特殊文字の種類は圧倒的に少ない</strong>ので、ぜひ挑戦してみてほしい言語です。</p> <p> </p> <p>フィンランド語で使われる特殊文字は以下の通りです。</p> <table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" width="218"><tbody><tr><td> ウムラウト</td> <td><span style="font-size:18px;"> äö</span></td> </tr><tr><td> リング</td> <td><span style="font-size:18px;"> </span><span style="font-size:20px;">å</span></td> </tr></tbody></table><p> フィンランド語の特殊文字はなんと、たった3つです。しかもリングはまず出てこないので、<strong>実質2つ</strong>と言ってもいいでしょう。</p> <p><img alt="" src="//img.atwikiimg.com/www7.atwiki.jp/multilingual/attach/37/124/tanophrohnFI.jpg" style="width:698px;height:189px;" /><br /> (リングの登場頻度は非常に少ないので薄く塗りました)</p> <p>ウムラウトが連続で出てくることから、インターナショナル配列ではフィンランド語は非常に打ちにくいと言われてきました。<br /> しかしこの配列では、ウムラウトがホームポジションに配置されており、無変換/変換キーを押しながら連続で打つこともできるので、かなり打ちやすくなっているはずです。</p> <p>インターナショナル配列でフィンランド語に挫折した方も、ぜひまた挑戦してみてください。</p>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: