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<p class="post-title">
paraphrohnさんのご協力により、「インテルステノ用paraph配列集」についてのコンテンツを当Wikiに掲載しています。</p>
<p class="post-title"> </p>
<hr /><h1 class="post-title">インテルステノ用paraph配列集について</h1>
<h2 id="posttext">1. 概要</h2>
<p> インテルステノ用paraph配列集 (以下、本配列集) とは、 Intersteno 主催の International keyboarding
competition by Internet (以下、Intersteno2016)
に全焦点を向け、paraphrohn独自の視点から練習効率の最適化を図った11種類のキーボード配列の一連の総称です。<br />
主に、多言語のタイピングを同時に練習する際に問題となるéやèなどの発音記号(ダイアクリティカルマーク)付き文字、及びıなどの一部言語特有の文字について、入力を修得し、ストレス無く打てるようになるまでの効率の向上を目指しています。<br />
従って、本配列集は「各言語を入力するにあたって最も効率が良い配列」ではない、ということを念頭に置いてください。<br />
即ち、本配列集はあくまで短~中期間の練習で、すべての言語がある程度の速さでストレス無く打てるようになることを目標としています。<br />
また、後述する特徴上、米国インターナショナル配列で入力できる言語については、ごく短期間での練習ではそれと同等か、もしくはそれ以下の効率となっています。<br />
ただし、1週間以上練習していただければ、本配列集の効果が実感できると確信しております。信じてください。</p>
<h2><br />
2. 使い方</h2>
<p> まずはこのURLから本配列集をダウンロードして下さい。<br /><a href="http://www1.axfc.net/u/3530807?key=intersteno">http://www1.axfc.net/u/3530807?key=intersteno</a><br />
ダウンロード終了後、zipファイルを解凍することで Intersteno2016 フォルダが生成され、その中に大量のフォルダが入っているはずです。<br />
お手数をお掛けしますが、片っ端からフォルダを開いて中にある setup.exe を実行してください。自動的に配列が追加されていきます。</p>
<h2><br />
3. 特徴</h2>
<p> 本配列集の特徴は、・右Altキーの多用、・デッド・キー使用数の最小化、の2点です。<br />
従って、本配列集はwin、左Alt、無変換、変換キーなどの「比較的多用に耐えうるキー」を右Altキーとして扱う (スワップする)
ことを前提にしてあります。<br />
キーのスワップについては、keyswap (<a href="http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/">http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/</a>)
などを用いて設定してください。<br />
なお、ダイアクリティカルマーク付き文字以外の配列については、基本的に日本語キーボードを元に配置してあります。<br />
例えば ' は Shift + 7で、()はそれぞれ Shift + 8 または 9 で出すことができます。<br />
ただし、Intersteno2016 において出題されないと考えた記号類はほぼ入力することができません。要望があれば追加致します。<br />
2015/9/7 typeracerにも対応しました。<br /><br />
・右Altキーの多用<br />
本配列集では、全ての言語において、ほとんどのダイアクリティカルマーク付き文字を「右Alt +
記号なしアルファベット」の同時押しで入力するようになっています。<br />
例えば、ドイツ・オランダ・フィンランド語用配列では äëïöü が 右Alt + aeiou の組み合わせで入力することができます。<br />
特殊文字の多いチェコ・スロバキア語用配列などでは、10種類以上ものダイアクリティカルマーク付き文字を 右Alt + その文字
の組み合わせで入力することができます。<br />
従って、本配列を使用した場合には、「何か記号が付いている文字が現れた」ら「右Altを押しながら文字を打つ」という形で全言語のタイピングを統一的に扱うことができます。<br />
これにより、ドイツ語だろうとクロアチア語だろうとポーランド語であろうとチェコ語であろうと、右Altを押す頻度が異なるだけで本質的に同じ動作で入力できるようになりました。<br />
ただし、この特徴により同じ文字でも配列によって入力方法が異なる、ということもあるのでご注意ください。 (例: àはイタリア語配列では 右Alt+ a
だが、フランス・スペイン語配列では 半角/全角 → a )。<br />
もちろん、1つの文字に数種類のダイアクリティカルマークが割り当てられることもあります。<br />
例えば、ロマンシュ語派であるイタリア語、フランス語、スペイン語などはアキュート・アクセント(á)、グレイヴ・アクセント(à)、サーカムフレックス(â)、チルダ(ã)、トレマ(ä)など非常の多くのアクセントが同じ文字に付随します。<br />
そのため、フランス・スペイン語配列、イタリア語配列、ポルトガル語配列においては、;、@、半角/全角の3つのキーをデッド・キーに割り当ててあります。<br />
米国インターナショナル配列で入力できる言語の効率が悪い、と前述したものは、この特徴によるものです。<br />
逆に、東欧系の難易度の高い言語は、かり~氏作成の「インテルステノ用拡張配列」やカナダ・フランス語マルチリンガル配列に比べて遥かに高効率に入力することができます。<br />
また、後述する通り、スロバキア語では;をデッド・キーとして多くのダイアクリティカルマーク付き文字を入力することになる他、一部言語では;や@でダイアクリティカルマーク付き文字を1打鍵で入力することもできます。<br /><br />
・デッド・キー使用数の最小化<br />
本配列集では、上述したロマンシュ語派4言語及びスロバキア語を除き、デッド・キーの使用数を出来る限り減らしてあります。<br />
これは主に、「誤ってデッド・キーを入力してしまった場合、立て直しが面倒」、「デッド・キー押下後のタイプミスのタイムロスが大きい」といった理由によるものです。<br />
つまり、完全に作者の好みです。ただし、これも「ストレスフリーな打鍵」という1つの目的に合わせたものなので、ご了承ください。<br />
</p>
<h2><br />
4. 各配列について</h2>
<p>○ + □ は○と□を同時押し、○ → □ は○を押した後に□を押すことを意味しています。<br />
基本的には、「右Alt との組み合わせで何が入力できるか」ではなく、「どの文字が右Alt との組み合わせで入力できないか」を覚えると効果的です。<br />
それ以外の文字は、全て右Alt との組み合わせで入力できます。<br />
; のキーを文字入力に使用している配列においては、Shift + : で ; を入力することができます。<br /><br />
ロマンシュ語派、及びゲルマン語派は組み合わせが多いですが、イタリア語配列以降はその単純さに驚かれるはずです。<br /><br />
・ドイツ・オランダ・フィンランド語配列<br />
ウムラウト・トレマ (äëïöü) : 右Alt + aeiou<br />
アキュート・アクセント (áéíóú) : @ → aeiou (オランダ語のみ)<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : Shift + @ → aeiou (オランダ語のみ)<br />
また、; を押すことで ä を1打鍵で入力することができます (主にフィンランド語対策)。<br /><br />
・フランス・スペイン語配列<br />
アキュート・アクセント (áéíóú)、セディーユ (ç)、チルダ (ñ)、合字 (æœ) : 右Alt + aeiou、c、n、zx<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : 半角/全角 → aeiou<br />
サーカムフレックス (âêîôû) : @ → aeiou<br />
トレマ (äëïöü) : ; → aeiou<br />
また、ポルトガル語配列と共通だった時の名残で、Shift + @ → ao で チルダ (ãõ) が入力できます。<br /><br />
・ポルトガル語配列<br />
アキュート・アクセント (éíú)、セディーユ (ç)、チルダ (ãõ) : 右Alt + eiu、c、ao<br />
アキュート・アクセント (áó) : Shift + @ → ao<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : 半角/全角 → aeiou<br />
サーカムフレックス (âêîôû) : @ → aeiou<br />
トレマ (äëïöü) : ; → aeiou<br />
フランス・スペイン語配列と比較すると、áó と ãõ が入れ替わっているのみです (出現頻度を考慮した結果)。<br />
また、フランス・スペイン語配列と共通だった時の名残で、右Alt + z で合字 (æ) が入力できます。<br /><br />
・イタリア語配列<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : 右Alt + aeiou<br />
序数 (°) : Shift + 0<br />
アキュート・アクセント (é) は ; で1打鍵で入力することができます。<br />
序数はtyperacer専用。<br /><br />
・ルーマニア語配列<br />
サーカムフレックス (âî)、セディーユ (şţ) : 右Alt + ai、st<br />
ブレーヴェ (ă) は ; で1打鍵で入力できます。<br /><br />
・クロアチア語配列<br />
ハーチェク (čšž)、ストローク (đ) : 右Alt + csz、d<br />
アキュート・アクセント (ć) は ; で1打鍵で入力することができます。<br /><br />
・チェコ・スロバキア語配列<br />
アキュート・アクセント (áéíóúý)、ハーチェク (čďňřšťž) : 右Alt + aeiouy、cdnrstz<br />
ハーチェク (ě)、 リング (ů)、 アキュート・アクセント (ĺŕ)、トレマ (ä)、サーカムフレックス (ô) : ; → e、u、lr、a、o<br />
アキュート・アクセント以降はスロバキア語のみで使用します。<br /><br />
・ポーランド語配列<br />
アキュート・アクセント (ćńóśź)、オゴネク (ąę)、クレスカ (ł)、ドット (ż) : 右Alt + cnosx、ae、l、z<br />
ポーランド語プログラマ配列と同様です。ドットが z でアキュート・アクセントが x である点も同様。<br /><br />
・ハンガリー語配列<br />
アキュート・アクセント (áéíóú) : 右Alt + aeiou<br />
ウムラウト (ö、ü) : @、;<br />
ダブルアキュート (őű) : 右Alt + @、;<br />
チルダ (õ) : 右Alt + [<br />
é の使用頻度が高いので、その内1打鍵で入力できるようにするかもしれません。<br />
チルダはtyperacer専用。<br /><br />
・トルコ語配列<br />
ウムラウト (öü)、サーカムフレックス (â)、セディーユ (çş)、ハーチェク (ğ) : 右Alt + ou、a、cs、g<br />
固有文字である ı 及び İ はそれぞれ ; 、 Shift + ; で入力できます。<br /><br />
・ロシア語配列<br />
abc...xyzの順で以下のとおり。<br />
авсдефгнылкзмиорюябтчжшхуъ<br />
また、п は ; の1打鍵で入力することができ、残った ь ц щ й э は 右Alt + b u w n l で入力することができます。<br />
こればっかりはどうしようもないです。覚えてください。</p>
<h2><br />
5. おわりに</h2>
<p> 本配列集は、あくまで作者の好みに合わせて作られた配列集であり、本配列集を使うことで全言語の成績が劇的に伸びることを保証するものではありません。<br />
むしろ、多言語タイピングの練習について1つのアプローチを示した、いわばコンセプトモデルに近いものです。<br />
タイピングの得手不得手は各人あり、またタイピングのスタイルについても大きく異なります。<br />
最終的には、皆様が自分にとって最適なキーボード配列を見つけられることを祈っています。<br />
なお、本配列集の作成には Microsoft Keyboard Layout Creator (略称: MSKLC) を用いています。<br />
糞ソフトと (作者の中で) 名高いソフトですが、ある程度使い方も分かってきましたので、質問等あれば @<a class="tweet-url username" href="https://twitter.com/paraphrohn">paraphrohn</a>にお願いします。<br />
</p>
<h2>6. typeracer多言語対戦会を一周した感想</h2>
<p> ほぼ全言語で動きが統一されるので、(文字列慣れを除く) 言語間の相乗効果がかなり大きいように感じました。<br />
思わぬ副産物。</p>
<p class="post-title">
paraphrohnさんのご協力により、「インテルステノ用paraph配列集」についてのコンテンツを当Wikiに掲載させていただきました。<br />
(以下の内容はparaphrohnさんによる執筆記事です)</p>
<p class="post-title"> </p>
<hr /><h1 class="post-title">インテルステノ用paraph配列集について</h1>
<h2 id="posttext">1. 概要</h2>
<p> インテルステノ用paraph配列集 (以下、本配列集) とは、 Intersteno 主催の International keyboarding
competition by Internet (以下、Intersteno2016)
に全焦点を向け、paraphrohn独自の視点から練習効率の最適化を図った11種類のキーボード配列の一連の総称です。<br />
主に、多言語のタイピングを同時に練習する際に問題となるéやèなどの発音記号(ダイアクリティカルマーク)付き文字、及びıなどの一部言語特有の文字について、入力を修得し、ストレス無く打てるようになるまでの効率の向上を目指しています。<br />
従って、本配列集は「各言語を入力するにあたって最も効率が良い配列」ではない、ということを念頭に置いてください。<br />
即ち、本配列集はあくまで短~中期間の練習で、すべての言語がある程度の速さでストレス無く打てるようになることを目標としています。<br />
また、後述する特徴上、米国インターナショナル配列で入力できる言語については、ごく短期間での練習ではそれと同等か、もしくはそれ以下の効率となっています。<br />
ただし、1週間以上練習していただければ、本配列集の効果が実感できると確信しております。信じてください。</p>
<h2><br />
2. 使い方</h2>
<p> まずはこのURLから本配列集をダウンロードして下さい。<br /><a href="http://www1.axfc.net/u/3530807?key=intersteno">http://www1.axfc.net/u/3530807?key=intersteno</a><br />
ダウンロード終了後、zipファイルを解凍することで Intersteno2016 フォルダが生成され、その中に大量のフォルダが入っているはずです。<br />
お手数をお掛けしますが、片っ端からフォルダを開いて中にある setup.exe を実行してください。自動的に配列が追加されていきます。</p>
<h2><br />
3. 特徴</h2>
<p> 本配列集の特徴は、・右Altキーの多用、・デッド・キー使用数の最小化、の2点です。<br />
従って、本配列集はwin、左Alt、無変換、変換キーなどの「比較的多用に耐えうるキー」を右Altキーとして扱う (スワップする)
ことを前提にしてあります。<br />
キーのスワップについては、keyswap (<a href="http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/">http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/</a>)
などを用いて設定してください。<br />
なお、ダイアクリティカルマーク付き文字以外の配列については、基本的に日本語キーボードを元に配置してあります。<br />
例えば ' は Shift + 7で、()はそれぞれ Shift + 8 または 9 で出すことができます。<br />
ただし、Intersteno2016 において出題されないと考えた記号類はほぼ入力することができません。要望があれば追加致します。<br />
2015/9/7 typeracerにも対応しました。<br /><br />
・右Altキーの多用<br />
本配列集では、全ての言語において、ほとんどのダイアクリティカルマーク付き文字を「右Alt +
記号なしアルファベット」の同時押しで入力するようになっています。<br />
例えば、ドイツ・オランダ・フィンランド語用配列では äëïöü が 右Alt + aeiou の組み合わせで入力することができます。<br />
特殊文字の多いチェコ・スロバキア語用配列などでは、10種類以上ものダイアクリティカルマーク付き文字を 右Alt + その文字
の組み合わせで入力することができます。<br />
従って、本配列を使用した場合には、「何か記号が付いている文字が現れた」ら「右Altを押しながら文字を打つ」という形で全言語のタイピングを統一的に扱うことができます。<br />
これにより、ドイツ語だろうとクロアチア語だろうとポーランド語であろうとチェコ語であろうと、右Altを押す頻度が異なるだけで本質的に同じ動作で入力できるようになりました。<br />
ただし、この特徴により同じ文字でも配列によって入力方法が異なる、ということもあるのでご注意ください。 (例: àはイタリア語配列では 右Alt+ a
だが、フランス・スペイン語配列では 半角/全角 → a )。<br />
もちろん、1つの文字に数種類のダイアクリティカルマークが割り当てられることもあります。<br />
例えば、ロマンシュ語派であるイタリア語、フランス語、スペイン語などはアキュート・アクセント(á)、グレイヴ・アクセント(à)、サーカムフレックス(â)、チルダ(ã)、トレマ(ä)など非常の多くのアクセントが同じ文字に付随します。<br />
そのため、フランス・スペイン語配列、イタリア語配列、ポルトガル語配列においては、;、@、半角/全角の3つのキーをデッド・キーに割り当ててあります。<br />
米国インターナショナル配列で入力できる言語の効率が悪い、と前述したものは、この特徴によるものです。<br />
逆に、東欧系の難易度の高い言語は、かり~氏作成の「インテルステノ用拡張配列」やカナダ・フランス語マルチリンガル配列に比べて遥かに高効率に入力することができます。<br />
また、後述する通り、スロバキア語では;をデッド・キーとして多くのダイアクリティカルマーク付き文字を入力することになる他、一部言語では;や@でダイアクリティカルマーク付き文字を1打鍵で入力することもできます。<br /><br />
・デッド・キー使用数の最小化<br />
本配列集では、上述したロマンシュ語派4言語及びスロバキア語を除き、デッド・キーの使用数を出来る限り減らしてあります。<br />
これは主に、「誤ってデッド・キーを入力してしまった場合、立て直しが面倒」、「デッド・キー押下後のタイプミスのタイムロスが大きい」といった理由によるものです。<br />
つまり、完全に作者の好みです。ただし、これも「ストレスフリーな打鍵」という1つの目的に合わせたものなので、ご了承ください。<br />
</p>
<h2><br />
4. 各配列について</h2>
<p>○ + □ は○と□を同時押し、○ → □ は○を押した後に□を押すことを意味しています。<br />
基本的には、「右Alt との組み合わせで何が入力できるか」ではなく、「どの文字が右Alt との組み合わせで入力できないか」を覚えると効果的です。<br />
それ以外の文字は、全て右Alt との組み合わせで入力できます。<br />
; のキーを文字入力に使用している配列においては、Shift + : で ; を入力することができます。<br /><br />
ロマンシュ語派、及びゲルマン語派は組み合わせが多いですが、イタリア語配列以降はその単純さに驚かれるはずです。<br /><br />
・ドイツ・オランダ・フィンランド語配列<br />
ウムラウト・トレマ (äëïöü) : 右Alt + aeiou<br />
アキュート・アクセント (áéíóú) : @ → aeiou (オランダ語のみ)<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : Shift + @ → aeiou (オランダ語のみ)<br />
また、; を押すことで ä を1打鍵で入力することができます (主にフィンランド語対策)。<br /><br />
・フランス・スペイン語配列<br />
アキュート・アクセント (áéíóú)、セディーユ (ç)、チルダ (ñ)、合字 (æœ) : 右Alt + aeiou、c、n、zx<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : 半角/全角 → aeiou<br />
サーカムフレックス (âêîôû) : @ → aeiou<br />
トレマ (äëïöü) : ; → aeiou<br />
また、ポルトガル語配列と共通だった時の名残で、Shift + @ → ao で チルダ (ãõ) が入力できます。<br /><br />
・ポルトガル語配列<br />
アキュート・アクセント (éíú)、セディーユ (ç)、チルダ (ãõ) : 右Alt + eiu、c、ao<br />
アキュート・アクセント (áó) : Shift + @ → ao<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : 半角/全角 → aeiou<br />
サーカムフレックス (âêîôû) : @ → aeiou<br />
トレマ (äëïöü) : ; → aeiou<br />
フランス・スペイン語配列と比較すると、áó と ãõ が入れ替わっているのみです (出現頻度を考慮した結果)。<br />
また、フランス・スペイン語配列と共通だった時の名残で、右Alt + z で合字 (æ) が入力できます。<br /><br />
・イタリア語配列<br />
グレイヴ・アクセント (àèìòù) : 右Alt + aeiou<br />
序数 (°) : Shift + 0<br />
アキュート・アクセント (é) は ; で1打鍵で入力することができます。<br />
序数はtyperacer専用。<br /><br />
・ルーマニア語配列<br />
サーカムフレックス (âî)、セディーユ (şţ) : 右Alt + ai、st<br />
ブレーヴェ (ă) は ; で1打鍵で入力できます。<br /><br />
・クロアチア語配列<br />
ハーチェク (čšž)、ストローク (đ) : 右Alt + csz、d<br />
アキュート・アクセント (ć) は ; で1打鍵で入力することができます。<br /><br />
・チェコ・スロバキア語配列<br />
アキュート・アクセント (áéíóúý)、ハーチェク (čďňřšťž) : 右Alt + aeiouy、cdnrstz<br />
ハーチェク (ě)、 リング (ů)、 アキュート・アクセント (ĺŕ)、トレマ (ä)、サーカムフレックス (ô) : ; → e、u、lr、a、o<br />
アキュート・アクセント以降はスロバキア語のみで使用します。<br /><br />
・ポーランド語配列<br />
アキュート・アクセント (ćńóśź)、オゴネク (ąę)、クレスカ (ł)、ドット (ż) : 右Alt + cnosx、ae、l、z<br />
ポーランド語プログラマ配列と同様です。ドットが z でアキュート・アクセントが x である点も同様。<br /><br />
・ハンガリー語配列<br />
アキュート・アクセント (áéíóú) : 右Alt + aeiou<br />
ウムラウト (ö、ü) : @、;<br />
ダブルアキュート (őű) : 右Alt + @、;<br />
チルダ (õ) : 右Alt + [<br />
é の使用頻度が高いので、その内1打鍵で入力できるようにするかもしれません。<br />
チルダはtyperacer専用。<br /><br />
・トルコ語配列<br />
ウムラウト (öü)、サーカムフレックス (â)、セディーユ (çş)、ハーチェク (ğ) : 右Alt + ou、a、cs、g<br />
固有文字である ı 及び İ はそれぞれ ; 、 Shift + ; で入力できます。<br /><br />
・ロシア語配列<br />
abc...xyzの順で以下のとおり。<br />
авсдефгнылкзмиорюябтчжшхуъ<br />
また、п は ; の1打鍵で入力することができ、残った ь ц щ й э は 右Alt + b u w n l で入力することができます。<br />
こればっかりはどうしようもないです。覚えてください。</p>
<h2><br />
5. おわりに</h2>
<p> 本配列集は、あくまで作者の好みに合わせて作られた配列集であり、本配列集を使うことで全言語の成績が劇的に伸びることを保証するものではありません。<br />
むしろ、多言語タイピングの練習について1つのアプローチを示した、いわばコンセプトモデルに近いものです。<br />
タイピングの得手不得手は各人あり、またタイピングのスタイルについても大きく異なります。<br />
最終的には、皆様が自分にとって最適なキーボード配列を見つけられることを祈っています。<br />
なお、本配列集の作成には Microsoft Keyboard Layout Creator (略称: MSKLC) を用いています。<br />
糞ソフトと (作者の中で) 名高いソフトですが、ある程度使い方も分かってきましたので、質問等あれば @<a class="tweet-url username" href="https://twitter.com/paraphrohn">paraphrohn</a>にお願いします。<br />
</p>
<h2>6. typeracer多言語対戦会を一周した感想</h2>
<p> ほぼ全言語で動きが統一されるので、(文字列慣れを除く) 言語間の相乗効果がかなり大きいように感じました。<br />
思わぬ副産物。</p>