移動1
いそがしくって…でも更新がないとさびしいので。
トンベ、パ・ド・ブ。。。。
これ、公開する意味あるのかと(笑)しかも上半身はオマケ
ここでは「バレエ走り」やパ・ド・ブレ、グリッサードなんかを作っていく予定。
(まじめな話、人間と違ってミクはポアント系の技はバランスを崩すこともなく完璧にこなしてくれるんだけど、逆に連続して重心がうごく普通の移動なんかが一番作るのが難しいので。ちょっとレッスンしてみようかと、時間ができたら…。それより、この辺を作らないとジュッテがとべない)
バレエ走り
作るとなるとかなり厄介なのが、通称「バレエ走り」。
方向、スピード、歩幅…ほとんど使い回しがききません。
参考までに一例を公開しておきます。
(腕の動きは省略)
やろうと思ってできてないことが、まだまだたくさん。
急ぐ理由があるわけでなし、マイペース、マイペース♪
ついでにもう1パターン。
(やっぱり腕の動きは省略)
まだまだ走るぞー!
しかし、踊るより走るほうが気力を消耗するとはいったい…
やる気のあるときに走りだめしていかないと。
移動のテクニック
バレエの動きに限りませんが…
センターを移動・回転させると手、足、頭の位置がおかしくなってしまって、最後に調整で苦労することがよくありませんか?
特にIKを使っていないときなんかはもう大変…
(脚の細かな動きを出したくて、IKは普段使ってないんです。)
そんなときに使えるテクニックです。
何でもいいのですが、こういうアクセサリを足やつま先のIKに割り付けて、動きの中での目印にします。
こんな感じで。
足や手を振り上げる方向の目印にしたり、動きながら視線を固定したり、いろいろ使い道があって結構便利です。
足やつま先のIKはセンターが移動しても同じ場所で固定されているので、目印として非常に重宝します。
またIKに割り付けたアクセサリは普通に移動のモーションをつけることもできるので、歩かせるときのペースメーカーとしてもよさそうです。
ぜひお試しを。
このページの一番下のリンクから目印用のアクセサリ(.xファイルと.vacファイル)がダウンロードできますので、ご自由にお使いください。
アクセサリの割り付け方は
こちらを参考にどうぞ。
移動のテクニック2
ついでに、IKを間接的に使ったものをもうひとつ。
たとえば左上のアラベスクの状態からパンシェを行って右上の状態にアニメーションしたいとき、どうしますか?
(足のIKは無効にしてるとして)普通だと
- センターを選択して回転させ、体を前に倒す
- 左足を1.と反対の方向に回転させて、元の位置に戻す
となります。けれど実際にやってみるとわかりますが、たったこれだけのことがかなり大変です。
なぜなら
このように、センターの回転中心は体のかなり下のほうにあって、ここを中心に回転させると体を倒すだけでなく左足のつけ根とつま先の位置までが元の位置と完全にずれてしまって、左足をもとの位置にあわせなおすのがかなり大変なんです。
「最初から左足のつけ根を中心にしてセンターを回転できればもっと簡単なのに…」と思うのですが、普通だとそんなことはできません。それで体を前に倒すのがおっくうになって、動きをついつい省略したりしがちになるのですが、それでは美しいバレエにはなりません。
左足を中心に体全体(センター)を回転できたら…もっといえば、自分の好きな位置を中心にして体全体(センター)を回転できたら…
それが、IKを本来とは違う使い方をすることでこれができるようになります。
(IKは体を傾ける操作を行うときにあくまでほんの一時的、補助的に使うだけで、最終的にIKを有効にする必要はまったくありません。)
その方法とは…
まず左足を選択して、左足つけ根の回転の中心を確認してください。
そしてここに、どれでもかまわないですので使用していないIK(たとえば左髪IK)を移動させて、左足つけ根の回転軸とぴったりあわせてください。下の画像は、IK(私は左足IKを使いました)を左足つけ根の軸にあわせたところです。
そして、ここからちょっとコツがいるのですが、まずセンターを選択し、「回転」のボタンを押してください(ここで回転ボタンを押すのを忘れないように!)。
続けてキーボードのSHIFTキーを押しながら(これが重要)、左足つけ根にあわせたIKを選択します。するとセンターとIKが同時に選択された状態になって、IKの側に回転の緑の輪が表示されます。
そこで緑の輪を使って回転を行うと…
成功!センターではなくIK(左足のつけ根)を中心にして体を回転させることができました。
あとは、左足を選択して回転させ、元の位置に左足を戻してあげます。
完成♪
ようするに、仕組みはよくわからないのですが、センターと一緒にIKを同時に選択すると、最後に選択したIKを中心にして体全体を回転させることができるということのようです。
今回の例では真下におろした足に位置合わせするだけなので、それほどありがたみが感じられないかもしれませんが、もっと複雑な姿勢、位置で位置合わせをするときには作業が格段に楽になります。
(IKの位置は体の軸にかぎらず自分の好きな位置を中心にして体を回転させることができるので、位置合わせ以外にもいろいろ応用できそうです。)
IKはいろいろと摩訶不思議な動作をするので、試してみるとまだまだ面白い使い方が見つかるかもしれませんね。
最後に、今回の例で作った動きを。こんな感じです。
[2008.4.15]
最終更新:2008年05月11日 01:27