メダチェンジ

登場:3 4 navi 7 DUAL 8 9 GM S

概要

メダロット3から登場した、メダロットの変形機能・変形行動のこと。
またメダロットが変形した状態のことを指すこともある。

メダチェンジの誕生

元々開発側が「純正パーツで戦いたい」という要望を受け、純正パーツで組まれたメダロットに愛着を持って戦えるようにと開発されたシステムである。
ちょうど2000年代は変形ロボットの漫画・アニメが多かったらしく、変形ロボブームに乗っかって作られたのでは、ともいわれている。

メダチェンジ冬の時代

メダチェンジの採用によって、ロボトルのバリエーションは増えた。

だが一方で、メダチェンジによって様々な問題も現れた。
  • システム自体の複雑化
  • メダロットの醍醐味であり特徴でもある「パーツの組み替え」の意義(ただしチームや戦術の選択肢として、純正・メダチェンジを考慮することができる)
  • メダチェンジ可能メダロットの多くが癖の多い機体だった
主に以上の理由からか、メダロット5からメダロットDSまでの間、メダチェンジが採用されていない。

メダロットBRAVE、メダロットDSの様に、過去メダチェンジが可能だったメダロットが登場するが、変形しない作品も存在する。

メダチェンジ登場以前の可変メダロット

メダチェンジ採用作品以前に登場した各種移動手段に対応した機体(所謂乗り物メダ)は、ロボトルでこそ使えないものの、純正パーツで構成されていると変形可能という設定を持つ。

メダチェンジ採用作品の乗り物メダは、もちろんいずれもメダチェンジ可能となっている。
また、メダチェンジ登場以前の可変メダロットも、後年の作品でメダチェンジを披露している。

ゲーム中における共通のメダチェンジの特徴

パーツ装甲の一体化

変形すると4パーツの装甲が一体化し、そう簡単にはやられなくなり、頭部の装甲が低いメダロットも安心できる。
なお、メダチェンジ解除後の装甲値は、受けたダメージが全パーツに均等に割り振られる

この性質のため、パーツ破壊攻撃である「デストロイ」「ディザスター」「体勢破壊」「ターミネイト」「ビッグバン」は無効となる。
ただし、メダロット8以降(※1)メダフォースロックラッシャーを使用された場合、仕様として(※2)一撃で機能停止させられてしまう

パーツ破壊による行動不能・減少が起きにくくなるため、パワーライフルの様な、脚部パーツが健在である場合にボーナスを得られる技を常に十全な状態で使用出来る

一方、装甲が一体化することによって、常に100パーセントの威力を受ける
そのためパーツ貫通しない強力な攻撃や全パーツ特性・乱撃特性パーツで、大ダメージを受ける事となる。
パーツ装甲を規定値減少させるスタティックを当てられると、本当に『全装甲が規定値に減少』してしまう。
また、装甲値は回復出来ても、パーツ復活は当然意味が無い。

(例)※メダロット3、メダロット4におけるサイカチス
変形前 ←メダチェンジ!→ 変形後
頭部 バリスター
(装甲40)
(総装甲125) シフト変形
右腕 ヒューザー
(装甲20)
左腕 ブラスター
(装甲20)
脚部 エンプレイス
(装甲45)

※1.メダロット7で、メダチェンジ中のメダロットへの当該メダフォース使用時の挙動の確認が出来ていません。
※2.メダロット8、メダロット9、メダロットSとこの仕様に変更はないため、コレは明確にバグの類ではない

行動方法・移動タイプ・脚部特性の変化

移動タイプも変化、行動も「頭・右腕・左腕パーツ」から「ドライブA・B・C」に変更される。
変形可能なメダロットは、最大2種類の脚部タイプを変えることができ、
変形前・後あわせて最大6種類の行動が可能となる。

メダロット8以降の作品では、脚部特性がメダチェンジ前後で変更されるケースも存在する。
(例)※メダロット3、メダロット4におけるサイカチス
変形前 ←メダチェンジ!→ 変形後
頭部 バリスター
(うつ・ミサイル)
ドライブA
(うつ・ミサイル)
シフト変形
右腕 ヒューザー
(うつ・ライフル)
ドライブB
(せっち・クロス攻撃セット)
左腕 ブラスター
(ねらいうち・ライフル)
ドライブC
(せっち・クロス攻撃ファイア)
脚部 エンプレイス
(二脚タイプ)
基本性能
(車両タイプ)

作品毎のメダチェンジシステム

全作品共通の使用条件

全作品共通で、「メダチェンジ」するには、以下の条件を満たしていなければならない。
  • メダロットが変形できる機体かどうか
変形可能かどうかは、セレクトボタンやアイコンで確認。
  • その機体が純正パーツで組まれているか。
つまり組み換えをしていない状態であるか。
  • ロボトル中に一つもパーツが壊れていない状態であるか。

メダロット3、メダロット4、メダロット・navi

メダロット3〜メダロット・naviにおけるメダチェンジ使用条件は以下の通り。
  • パワー変形の場合、メダフォースが溜まっている状態であること。
  • メダロット4のみ、メダフォース「チェンジ不能」を使われていない状態であること。
以上の条件を満たしていたら、パーツ選択画面の下を押して、
(ナビはパーツ選択時にセレクト二回押して)メダチェンジできる。

また、メダロット・naviまでの作品のみ、『シフト・パワー』二種類の変形タイプが存在する。
大きな違いは「変形時・変形形態の維持にメダフォースを必要とするかしないか」。
メダロット7以降の作品には、シフト・パワーの区別は存在しない。
  • シフト変形
変形条件を満たしていれば、いつでも変形・解除ができるタイプ。
変形後の行動・移動タイプが変化する場合が多い。
  • パワー変形
変形条件に加え、メダフォースが溜まっていないと変形できないタイプ。
行動を行う度メダフォースを消費し、メダフォース「チェンジ不能」が使われていない状態で、メダフォース量が0になると自動的に変形解除される。
ただ変形した後、変形を解除するのはいつでもできる。
変形後の行動が強力なものが多い。

メダロット7

メダロット7で再登場したメダチェンジは、メダロット・naviまでのものから大幅に変更された。

  • メダチェンジはチャージゲージが100%の時にのみ行える
普通にチャージゲージを溜めていては5ターンも変形までにかかってしまう
それまでパーツを破壊されずに耐えることは無策ではとても難しいので、何らかの手段が必要となる。
  • メダチェンジが可能な状況では、2つ目のメダフォースを使用することはできない
  • 冷却完了時にチャージゲージを10消費する
  • メダチェンジ中はチャージ行動によってチャージゲージが増加することはなく、1つ目のメダフォースを使用することも不可能
  • ドライブA・B・Cいずれにも回数制限はない
コレはメダロット8以降の作品に踏襲されている。
  • 敵として最初から変形済みの機体が登場することもあるが、チャージゲージに関係なく変形を維持することができる

メダロットDUAL、メダロット ガールズミッション

本作品群でのメダチェンジは、メダチェンジ可能メダロットがメダフォースの代わりに使用することが出来る必殺技として扱われている。

メダロット8、メダロット9

  • メダチェンジはチャージゲージが20%以上の時にのみ行える
チャ-ジゲージ条件が緩和され、メダチェンジの実用性が大きく向上したといえる。
  • メダチェンジ自体も含めて、冷却完了時にチャージゲージを10消費する
  • メダチェンジ中はチャージ行動によってチャージゲージが増加することはなく、メダフォースを使用することも不可能
  • チャージゲージが0%にならずとも任意で変形解除可能。
  • MFシール症状を受けている状態ではメダチェンジ不能
メダロット8以降、MFシール(後年、メダロットSでフォース制御が追加される)によって、MFシールのマイナス症状を受けているとメダチェンジ出来なくなる。

メダロットS

基本的なシステムはメダロット8以降のものを踏襲しているものの、細かな変更点が存在する。

  • 各ドライブやムーブ(脚部パーツ相当)の性能および脚部特性の効果は、対応するパーツのレベルおよびランクに対応する
例:頭部パーツだけがレベル90、他のパーツがレベル60であった場合
ドライブAはレベル90の性能、ドライブBとドライブC、ムーブはレベル60の性能、脚部特性はランク☆3相当の効果となる。
  • ドライブ使用時にチャージゲージ10消費
メダロットによっては、ドライブの技にチャージゲージを消費しないものが存在する
主なものとしては、サイカチスの全ドライブや、ドークスのドライブBとドライブCがコレに該当。
メダロット・naviまでのシフト変形とパワー変形を思わせる変更である。
また、チャージブレードなど攻撃時にチャージゲージを消費する技がドライブに割り振られていた場合、ドライブ使用以外にチャージゲージを消費しない。
  • メダチェンジ時とメダチェンジ解除時は、直接変形前後の技を選択する
メダチェンジで1回行動を消費しなくなったため、チャージゲージを消費しないドライブを持つメダロットであれば、すぐにメダチェンジが可能になった。
この変更によって、過去作品に比べて戦況への即応性が高くなった。
  • チャージ、メダフォース使用時はメダチェンジ強制解除
  • メダチェンジ後に、常時発動タイプの地形相性を変更する脚部特性が設定されている場合、装甲値補正が得られない
  • メダチェンジ出来るメダロットは現状ピックアップガチャでしか入手出来ず、全て初期ランク☆3。また、パーツ単位では排出されず、一式でしか排出されない
恐らくはソーシャルゲーム黎明期に問題となった、コンプガチャ規制への対応のためであろう。

ヘヴィパーツに依存する技との関係

メダロット9とメダロットSで登場したパーツカテゴリのひとつ、ヘヴィパーツ

ヘヴィパーツは搭載数によってプレスなど重力属性攻撃によるダメージ増加が起こるという弱点と、ブロウアウェイサクションインフェルノの位置移動効果の発生確率を下げられるという利点がある。

だが、メダチェンジ後は変形前にいくつ装備していても、ヘヴィパーツの特性は適用されない

そのため重力属性攻撃のダメージ増加は起こらない。
グレインなどのヘヴィパーツを多く装備したメダロットは相手より早くメダチェンジさえ出来れば、重力属性攻撃による大ダメージを回避出来る。
一方、位置移動効果はそのまま受けてしまうため、ガード技を使用するメダロットはブロウアウェイでガードを解除される危険性がある。

設定上のメダチェンジ

メダチェンジにはいくつかの変形段階や形態が存在する。

レクリスモード

通常変形、一段階目の変形のこと。
ゲーム中で実際にロボトルで使用できる変形形態のことを指す。
一般的なメダチェンジ可能メダロットはこの段階までの変形機構を備えている。

クラフティモード

二段階目の変形のこと。
オプションパーツを使用した変形形態であり、
こちらは極一部のメダロットにしか変形できない。
変形できるメダロットは
サイカチス ゲームメダロット3・アニメメダロット魂・デュアルモデルバトルメダロットに登場
ドークス ゲームメダロット3・アニメメダロット魂・デュアルモデルバトルメダロットに登場
エクサイズ ゲームメダロット3・アニメメダロット魂・デュアルモデルバトルメダロットに登場
ユニトリス ゲームメダロット3・アニメメダロット魂・デュアルモデルに登場
ブロッソメイル アニメメダロット魂・デュアルモデルに登場
ブラックビートル デュアルモデルのみ登場

この形態では強力な必殺技を使うことが可能。
ゲーム中のロボトルでは使用不可であり、イベント時の登場にとどまる。

なおブロッソメイルはアニメメダロット魂でクラフティモードが登場し、
デュアルモデルにもアニメの設定が反映している。
ブラックビートルはデュアルモデルのみの設定であり、アニメやゲームには登場しない。

マイティレクリスモード

メダロット魂、デュアルモデル、メダロット再〜リローデッド〜に登場した変形形態。
アークビートルDティレルビートルのレクリスモードを指す。
この二機がマイティレクリスモードに変形後、
「メダユナイト」するとトゥイスティモードとなる。

メダユナイト・トゥイスティモード

メダロット魂、デュアルモデル、メダロット再〜リローデッド〜に登場した変形形態。
この形態はゲームでは一切登場しない。

メダロット同士、あるいはオプションパーツ同士が合体した変形形態。
メダユナイトとは合体の意味である。
マスタービートル アークビートルDティレルビートルがマイティレクリスモードに変形し、
メダユナイトすることで完成するトゥイスティモード。
アニメメダロット魂・デュアルモデル・メダロット再〜リローデッド〜に登場する。
余談だが、ティレルビートルがデザインされたときに
二機を合体させるということは考えられていたようだ。
(漫画版メダロットR第二巻参照)
ブラックビートル ゲームやアニメには登場せず、玩具デュアルモデルのみの登場
ブラックビートルがデュアルモデルオリジナルのクラフティモードに変形し、
クラフティモードに使用したブラックビートルのオプションパーツに
サイカチスドークスエクサイズユニトリス
オプションパーツを取り付けることによって完成するトゥイスティモード。

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最終更新:2024年02月05日 21:14