SGIパーツ
登場作品:DUAL
SGIパーツの誕生
とあるシステムにより、高い威力の攻撃を通常とほとんど変わらないスピードで連射できるのがSGIパーツである。
序盤に発見された謎の
ブルースドッグ、普通では考えられない攻撃力を放ったこの機体から、テラモトさんはこの着想を得る。
メカニズム
メダルには
緊急エネルギーという大きなエネルギーが秘められており、これを引き出すことでパーツの性能を上げることが出来る。
しかし、大きなエネルギーほど再チャージには時間がかかるため、緊急エネルギーがロボトル中に使われることは無く、パーツ破壊時にチャージされてロボトル後のパーツ修復に使われる。
SGIパーツは
メダルに認識外の恐怖を与えることにより、ロボトル中でも自由にこの緊急エネルギーを使えるようにしたものである。
また、発展系のMSGIパーツとして
タイコンデローグが開発された。
メダリアにも同様のシステムを組み込むことが可能で、MSGIパーツに対抗するためのアンチMSGIメダリアが開発されている。
後に、SGIパーツの危険性に対応した新型
ティンペットも開発・配布された。
こちらはメダロット社製品である。
このティンペットを装着すると、能力ダウンと引き換えに、SGIパーツによる負荷を下げることが出来る。
販売開始
パーツは基本的に安全基準さえ守れば作るのは自由なのだが、技術者や設備を
メダロット社が独占しているため、外部企業が開発、ましてや販売することは事実上無理だった。
辛うじて、パーツに付けるアクセサリーなどが細々と発売された程度である。
SGIパーツも最初は販売数が少なく、注目を浴びることは無いと思われていた。
だが従来品よりも高い攻撃力と性能を持ったパーツ、しかも
メダロット社以外から発売されたということで、口コミによりじわじわと人気を集めた。
ロボトル激戦区である
からくさシティ?の住人達の多くが魅せられ、ランキングはSGIパーツで埋まることになる。
その後
当然、こんなシステムを持つパーツがノーリスクと言うわけには行かず、強制的に引き起こされる恐怖に耐え切れないメダルが一切反応を返さなくなる事があった。
この症状は「ぬけガラ病」と呼ばれた。
しかし、SGIパーツとの関連性を立証する証拠が無かったため、販売停止には至らなかった。
事件解決後、SGIパーツは販売停止され、ティンペットをSGIパーツ対応型のものに無料交換するサービスもメダロット社にて行われた。
しかし、ロボトルでの使用が禁止されたわけではなく、一部のユーザーは未だに使い続けており主人公も入手可能。
既に新型ティンペットが普及している為ぬけガラ病発症の危険性は無いが、当然ながら性能は低下している。
なお、ぬけガラ病の発症には大きな個体差があり、極端な例では試しに一度SGIパーツを借りて使っただけで発症した例も存在した。
第三者企業より発売されたメダロット社製品よりも強力なパーツであることに加え、作中での末路も酷似しているということで
デスメダロットと比較されることもある。
だがSGIパーツの作品内での描き方は単純な悪役に留まらず、強力なパーツを求める人間の欲やリスクとの向き合い方も描かれた。
また選択肢によっては主人公である
ナギ・ナミがSGIパーツを使いたがるシーンもある。
最終更新:2022年02月04日 11:40