ロクショウ(登場人物)
※『メダロットシリーズの一登場人物』としての「ロクショウ」に関するページです。※
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基本的設定
クワガタメダルを装着しているメダロット。
「メダロット」世界における事物に関わっていた過去を秘めながら、一人旅を続ける。礼儀正しく、クールな侍。
メタビー(登場人物)のように別人が大量に存在するということが明言されているわけでもないが、
明らかに別個体と考えられるものについては分けて記述する。
ロクショウとそのメダロッター
現在、確認できているのは以下の通りである。
- フシハラ博士のロクショウ(漫画版、アニメ版)
- ヒカルのロクショウ(ゲーム版クワガタバージョン)
- イッキのロクショウ(ゲーム版クワガタバージョン)
- アズマとナギ・ナミのロクショウ(DS、7、DUAL)
- コハクのロクショウ(漫画版7)
- ソルトのロクショウ(8)
- ルースガイザー島のロクショウ(9)
- めぐみのロクショウ(GM)
- カツマのロクショウ(メダロット再)
漫画版
ほるまりん版メダロットシリーズ(フシハラ博士のロクショウ)
メダロット
メダロット博士の元で保護されていたメダロットで、この頃からロクショウという名前であった。
初登場時は
ロボロボ団に操られており、カブトメダルを奪おうと
メダロット研究所の研究員に変装したロボロボ団員によって手合わせが行われた。
操られたロクショウは
メタビーに全く歯が立たない状態であったが
バーサーカーモードにより驚異的な戦闘力を発揮し
メタビーの背中に取り付きメダルを奪う寸前まで追い込むも
反応弾により背中の制御プラグを撃たれ倒される。
とても礼儀正しい性格でござる口調でしゃべったりしゃべらなかったりする。
後半になるにつれござるでなくなり、性格もはっちゃけ気味になっていった。
メダロットのキャラで一番まじめなためかよくいじられ
シノラー(※)風に改造されたことがありそれが原因でブチ切れたこともある。
かつては
フシハラ博士の元におり、本来の名前は「
ヨウハク」。
銅、亜鉛、ニッケルから造る洋白合金からつけた名前で500円玉に使われたりする。
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ヨウハクだった頃の過去 |
無意識のうちにフシハラ博士の研究所の近くまで来ていたロクショウは
そこでフシハラ博士が作った動物の脳にメモリを追加したタイプの
サイボーグ、 バートン?に発見され、フシハラ博士の研究所まで連れてこられる。
しかし例によってそこでロボロボ団に襲われる。
狙いはフシハラ博士が作ったもう一つのサイボーグの ダニー?であり、
それには スラフシステムの情報が記録されていた。
連れ去られた ダニー?を追いかけていった先で待っていたのは
ロボロボ団の「秘密基地」と レッドマタドール型のメダロットであり、
自分が「ヨウハク」であった頃にロクショウを倒したものと同一メダロットであった。
左腕のバリアによって攻撃が効かずピンチに陥るが、
そこでレッドマタドールが放った一言、
「カブトムシの次は、ダニのお守りデェすか?」
によりすべての記憶を取り戻す。
「ヨウハク」であったある日、フシハラ博士はロボロボ団に襲われた。
ロクショウも応戦はしたのだが敵の レッドマタドールに太刀打ちできず
絶滅の危機に瀕している 金色のカブトムシの入ったカゴを奪われてしまう。
節原教授は 金色のカブトムシを絶滅から救うために保護していた。
しかしカゴの中身を見て驚いたロボロボ団員がカゴを放り投げカブトムシを逃がしてしまい、
傷心した節原教授はそのまま亡くなってしまう(回想の描写から恐らく病死と思われる)。
それから「ヨウハク」の頃の記憶をロクショウ曰く「記憶をサナギに閉じ込めて」しまった。
記憶を取り戻したことがきっかけでロクショウの1回使い捨てのプロト スラフシステムが作動。
装甲を全快させるとチャンバラソードに高圧電流を纏わせロボロボ団の秘密基地ごと レッドマタドールをX字に切り刻んだ。
この時ロクショウのメダルはクワガタの成虫形態へと変化している。
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最終戦では試合開始前に
セレクト隊の正体が
ロボロボ団であったと
タワラーマが暴露、開き直った
ロボロボ団は多数のメダロットを転送する。
各国代表選手達と共にロクショウも観客の避難の時間を稼ぐ為に戦うが
ビーストマスターを乗せたジープが乱入する際「なんだ?」と言っている間に
はね飛ばされフェードアウトするというらしくない退場の仕方をする。
その後のセレクトビルでの最終決戦では、
待ち構えていた大量のメダロットを前に
ヒカルたちを先に行かせ、
名誉挽回とばかりにメダロットたちの相手を買って出る。
「弱い!」「弱い!!」「弱い!!!」と叫び、敵メダロットのオイルを撒き散らしながらザクザク切り刻んでいく様は、
それまでの礼儀正しいロクショウにはあり得なく圧巻であった。
しかし「おぬしらなど私一人で十分!」と豪語していたものの
流石に多勢に無勢であったのか、その後すぐに腹部を抉られるようなダメージを受けて一気に襲い掛かられてしまう。
ダメージの大きさとロクショウが全く攻撃を認識できていなかった様子からあるいは
ビーストマスターの攻撃だったのかもしれない。
もはや絶体絶命かと思われていたが、屋上で
ビーストマスターと戦っていた
メタビーが弾切れを起こし、
デスブラストを浴びせられようとしていたその瞬間に、
ビーストマスターの背後から満身創痍の状態で再登場。
そのまま
ビーストマスターの電力供給ケーブルでもある脚部パーツのスパゲティを一刀両断し決着をつける。
この時
キララがロクショウのことを「ロクちゃん!」と呼んだため
「ロク・・ちゃ・・?」とつぶやきながら力尽きるという、またもや格好悪い退場となってしまった。
余談だがその後セレクトビルが崩壊する時に、
ヒカルはパートナーである
メタビーよりも先に、ロクショウを助けて(背負って)いる。
おそらくその時点ではメタビーよりもダメージが大きかったからだろう。
ちなみに
メタビーは数日後クレーンによってガレキの中から引き上げられていた。
メダロット2
前作のロクショウと同一人物であるが、パーツは
後期型のデザインになっている。
おどろ山の森の虫を密猟者から守っていたところで、
イッキたちと出会った。
イッキの
メタビーと
ヒカルの
メタビーが同名でかつ、
10年以上前の骨董品のようなKBT型を未だに使っていたため、
最初は別人だということには気づいていなかったが、射撃の腕や動きから、
ヒカルの
メタビーではないと気づいた。
ござる口調はやめたらしいが、ちょんまげヘアーの
イッキを見て、
「侍の言うことなら信じよう」と言って去っている。
やたら敷地の広い
コウジ邸に迷い込んで追い出される際に、
コウジの
スミロドナッド、
ラムタムに失礼な扱いを受け、
それを根に持って
ラムタムに不意打ちを食らわせたり、
メタビー・
ラムタム・ロクショウで木を囲って、
ぐるぐると回るコミカルな三つ巴を起こしたこともあった。
しかし、
コウジ邸でかつて自分たちが倒した
ビーストマスターを見つけてから態度が一変。
本気を出したロクショウは
ラムタムを含む屋敷のメダロットを、ほぼ無傷で全滅させるほどに大暴れをし、
コウジの首をつかんで
ビーストマスターの引渡しを要求した。
そこへ
メタビーが食って掛かっていったのだが、その戦闘の様が尋常ではなく、
ロクショウが「忠告は十分にした」と言ったそばから、残像を残しつつ一瞬で移動、
それでも離れた位置から左腕を構えたメタビーに対して素振りのようにチャンバラソードを振ると、
次の瞬間にはメタビーの両腕が両断されており(しかもメタビーはすぐに状況を把握できなかった)、
ようやく事態を察知したメタビーは反応弾を放とうとするもその前に胴を切られ、オイルを吹き上げながら
「~~~~~~」と声にならない絶叫を上げヒューズが飛んで気絶した。
その後
その後のロクショウは物語に関わらなくなり、
引き続き
金色のカブトムシ探しのために旅をしている。
読んでる本は漏れなくカブトムシの飼育法の本である。
また、漫画版メダロットGの最後の方では、彼と同一人物と思われるヘッドシザースが登場している。
漫画版メダロットDSにて、彼と思しきマントをつけた
マカイロドウスのパーツを付けたメダロットが登場。
名前は「
ろのじ」(ロの字?)。おそらくファンサービスだろう。
ノワル曰く「マントのおじさま」。格好いいらしい。
メダロット7(コハクのロクショウ)
本作ではコハクのパートナーメダロットとして登場。
ほるまりん先生の漫画版やアニメ版といった先行作品のロクショウに比較的性格は近い。
特に前者を意識させる、「助太刀いたす……!!」「…弱い!」といった台詞も口にしている。
ロボロボ団のメダロットの大群もものともしない高い戦闘能力を見せつけている。
巨大
ビーストマスターとの決戦では、うっかりシオカラが放置していた
サムライセイバーを装備して、メタビーがメダフォースを発動するまでの時間を稼いでみせた。
メダロット再〜リローデッド〜(カツマのロクショウ)
ロボトル世界大会日本代表の1人、カツマのメダロットとして登場。
バージョン別の主人公メダロット以外では、数少ないメダロッターが存命なロクショウである。
メダロットを持つことに憧れを抱いたカツマが買ってもらったもので、名前もカツマが独自に名づけている。
口調はほるまりん先生の漫画版の様に丁寧で、一人称は主に「私」、一度だけ「俺」とも口にしている。
初めはロボトルに負けることが多かったが、カツマと共にロボトルを研究して力をつけていった。
カツマが
10歳になったある日、出会ったメダロット研究機関の技術者ーーヘイジから
彼の戦闘データを元にしてカスタマイズされたパーツを手に入れ、以降それを使用している。
そのため、ほるまりん先生版のヘッドシザースとは異なり、両肩や脚が
ドークスを思わせる形状をしている。
また、右腕のブレードが左右非対称で、閉じた時にコンバットナイフか日本刀の先端の様な形状になる。
後に、カガミのメタビー共々廃ビルでのロボトルの最中に新たに
カイレンのパーツに換える。
メダルに特別ないわれはないが、からたけわりに加えて本作オリジナルの高速移動と絶対に命中する攻撃すら回避出来るメダフォース、疾風迅雷を持つ。
余談だが、ロクショウもカガミのメタビー同様にこのパーツを11年も使っているにもかかわらず、作中誰も旧式呼ばわりはしない。
ゲーム版メダロット
メダロットPE(ヒカルのロクショウ)
GB版と違い、会話が追加されたため、喋る。
性格は漫画版に近く礼儀正しい。
ゲーム版ではこれ以降パートナーとして礼儀正しいクワガタタイプは皆無。
メダロット2・メダロット弐CORE(ヒカルのロクショウ)
メダロット2仕様で考えると、
初期型だと思われる。
しかしこれ1機で
ゴッドエンペラー3体を圧倒するとは…
ヒカルとヒカルの「ロクショウ」は強いことが分かるだろう。
「御主人様は勉強しないから困る。それに女性ばかりの部屋にいるとワタシはどうすればよいか困るのだ」
御主人様…?
メダロット カードロボトル
スターター&デッキ構成
基本カード |
枚数 |
パーツ・メダロッター |
枚数 |
射撃エネルギー |
10 |
シオカラ |
4 |
格闘エネルギー |
12 |
ボナパルト |
4 |
防御エネルギー |
12 |
ハーベスト? |
4 |
応援エネルギー |
10 |
|
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回避カード |
4 |
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メダロット3
イッキのパートナーとして一登場人物として登場。
アニメ版のクール+静かな熱血性をベースに、メタビーの口の悪さとシナリオ面での歩調をあわせるためかこちらも口が悪くなり、一人称はアニメ準拠の「おれ」である。
口は悪いが、メダロットの秘密を握っている。
パーツを変えてもフェイスグラフィックが変わらないのは仕様。
乱暴な口調のメタビーと違い、やや落ち着いた口調で話すためか同じことを言ってもやや皮肉っぽく聞こえることもしばしば。
メダロット3 パーツコレクション Zからの超戦場
メダロット3パーツコレクションでは、ロボトルの対戦相手として終盤に登場。
性格は本編と一緒だが、戦闘後セリフから解るとおり皮肉っぽさが強調された。
ロクショウ・
ドークス・
ブラックスタッグとKWG機を3体使う強敵。
戦闘前セリフ |
おれと やる気か? お前に 勝ち目は ないぞ |
戦闘後セリフ |
勝利の めがみは 気まぐれだな |
メダロット4
メダロット4では、パートナーシステムによってメダルごとに
それぞれの性格が付けられているが、クワガタメダルとBカブトメダルに
メダロット3に登場するロクショウのような性格になっている。
アズマが父親の部屋から発見。
コンフェイトからは「ペダソ・デラルナ」と呼ばれるが本人に記憶は無い。
メダロット7(アズマのナギ・ナミのロクショウ)
アズマの父親の命令により、
アンから
アズマへと送られた。
我の強い性格のメダロット。
元々はアズマが三歳のころにプレゼントされたメダロットだが、幼さゆえの乱雑な扱いを見かねた父親により、アズマから引き離されている。
アズマ本人はロクショウのことをよくを覚えていないが、「友達を失った」という苦い思いはアズマの中に染み付いている。
メダロットDUAL(アズマとナギ・ナミのロクショウ)
ナギ・ナミが
MMFの入隊試験を受けるときに、支給されたメダロット、入隊後も引き続き、パートナーとなる。
セリフから実戦経験が豊富らしいというのがわかるが、自信満々に挑んで苦戦するということがよくある。
スイカを見ると直立する派。
後半、
MMF隊長から
サンジューロを与えられた際、「懐かしいだろう?」と言われたり、
ナギ・ナミが世界一になった後、
MMF隊長から「
ある少年とメダロットの話」をされることから、
アズマのロクショウだったということがわかる。
だとするとどういう経緯で
MMFに所属することになったかが気になるが、劇中では明かされない。
メダロット博士からは、「この世界に長くいるものならば、誰もが知っているメダロット」と意味深な呼ばれ方をする。
不思議なメダロットであり、彼に関わったメダロッターは必ずと言っていいほど、大きな困難と出会い、それにより成長を遂げるらしい。
ますます彼の過去が気になる。
番外:メダロットSにおけるサウンドカスタマイズ
本作のサウンドカスタマイズ機能に、ロクショウの台詞が収録されている。
一人称はアニメ版とメダロット3以降のゲーム作品における「おれ」で、収録されている台詞と合わせると、イッキのロクショウを想定していると思われる。
なお、イベント「噂の凄腕メダロッター!?」シナリオ中においては、めぐみのロクショウが登場している。
こちらの一人称は「ワタシ」
(CV:篠原功)
アニメ版メダロット(フシハラ博士のロクショウ)
本作においてロクショウのパーツーーヘッドシザースは、メダロット創生期にごく僅かに生産された幻のメダロットという設定。
旧式呼ばわりを受けるメタビーとの設定面での扱いの違いは何なのか。
マスターのいないメダロットでかつては
節原源五郎教授の元にいた、という点では漫画版と共通。
性格はクールでかなり渋く、さらに布のマントをまとっていることもあり格好いい。
また、アニメでは一人称が「
俺」であり、漫画版を知るメダロッターは驚いたことだろう。
節原教授と離別する前の回想などでは、一人称が私であることもあり、心境により変化しているのだろう。
かなり神出鬼没であまり他者とかかわろうとしないが自然愛護主義者の様であり、
無闇に動植物を傷つけるような場面を目撃した場合、警告に現れることがある。
また、戦いは好きではないらしいが根は熱血系らしく、
いざ戦わなければ、という場面では闘志をむき出しにする様子も多く見られた。
レアメダルを装着しているメダロットであり、作中で最初に
メダフォースを使用した。
ロボロボ団が仕込んだメモリーチップのせいで「
メダロット博士が節原教授を襲った」という嘘を吹き込まれた
バートンによって、
メダロット博士を復讐の相手と誤認。
イッキ&メタビーと敵対しメダフォースで退けるも、力を使い果たしたせいでロボロボ団に囚われてしまう。
何とか
快盗レトルトに助け出され、バートンがメモリーチップを取り除かれたことで真実を知ったものの、一時は己のすべきことを見失い絶望した。
だが、ロクショウとの再戦を望み
ビーストマスターに立ち向かうメタビーの姿を指してバートンが諭したことで奮起。
ビーストマスターが撃破された後は、餞別に新しいマントをもらい、バートンと共に節原教授を探す旅に出た。
旅の最中、ロクショウとバートンは節原邸の跡地で、
メダルが超古代文明の遺物であったことを知る。
そして、レアメダルを悪用するロボロボ団を止めるべく、ミヤマ遺跡へと突入。
偶然にもメタビー奪還のために突入したイッキ達と再会し、成り行きで共闘。
ジャイアントエンペラーをめぐる決戦の後に、メダロット博士と快盗レトルトに協力することを選んだのだった。
世界大会決勝戦の最中、レアメダルの共鳴の呼び水となってしまうも、メタビーが現実に戻ってきたことで復活。
ロボロボ団親衛隊の
シンセイバーと共にスタジアム地下のアンテナを破壊した。
なお、メタビーがメダロ人「フェルム」としての記憶を追体験している時にも、ロクショウと同じ姿のメダロ人が姿を見せている。
だが彼がかつて「フェルム」と戦ったメダロ人と同一人物であるかは言及がない。
(CV:篠原功)
最終更新:2024年01月29日 20:57