ジック先生

ジック(大山鱒次九郎)

登場作品:りんたろう! りんたろう!メダロットR(以上漫画) R

メダロッターりんたろう!シリーズに主に登場する、亀山小学校の理科教師。
りんたろう達ダメロット部の顧問代理に就任しようとするも、りんたろう達からは当然拒絶される。
だがその裏には、ある目的が存在した。
また、ゲーム作品ではメダロットRにのみ登場する。

ジックは通称で、本名は大村鱒次九郎(オオムラマスジクロウ)。
名前の元ネタは魚の鱒(マス)と、後に日本陸軍の父とも呼ばれた幕末期の兵学者、大村益次郎であろう。

漫画版作中では、刃助を負け犬と罵倒するなど、高圧的な振る舞いが多くりんたろう達からは嫌われていた。
しかし、カンタロスに負けたアンビーを罵倒する円に、メダロットは道具じゃなく友達だと言って聞かせており、その一言からは理想主義的な信念や優しさが垣間見える。

その様な顔を表に出さず、目的のためならば冷徹になれる、そして嫌われることも厭わない強さを持った人物だといえよう。

いろは丸での一件によって重傷を負ったたまを先生の代わりに、ダメロット部顧問代理に就任しようとした。
本来の目的は、りんたろうを組織に引き取ることだったが、亀山小校長からはまだ未知数だと拒まれたため、部そのものを引き受けようとした。

その際、ドギーを喪い傷心の刃助に対して、貴様らがりんたろうの足を引っ張っている、犬型メダロットとは負け犬の貴様にピッタリと罵倒。

おかげでりんたろう達には反感を抱かれてしまい、さらにドギーII世を手にした刃助とりんたろうの前に敗北を喫した。

この時に彼らがメダフォースを使用していたと悟り、りんたろうと共に、刃助のハイパーメダロッター適性を認めることとなった。

パートナーメダロットはサーチラット。

見込んだりんたろうが思わぬ形でイッキに敗北を喫してしまい、呆然としたのも束の間。
彼らがメダカスタムを目論んでいたことを知る。
組織本部にりんたろう達の素案を報告して、アークビートルを開発させる。

だが、カンタロスは自身のパーツの力を引き出せずに女性と女子の服を破く破廉恥な事態や、ダメロット部部室(元女子メダロット部部室棟)の崩壊という事態を起こすことが目立っていた。
そのため、ジックは天領家にカンタロスを勝手に送りつけるという暴挙に出て、カンタロスの覚醒を促す。

このことやイッキがジックの名前を口にして、彼によるX計画選抜ロボトルに向かおうとしていたことからするに、ジックはイッキとも面識があったことが窺える。

ジックの正体は、 X計画組織委員会の一員。
Xメダル発見・回収・保護のための宇宙メダロッターとして、りんたろうを選抜するために亀山小に現れたのだった。
そしてジックは、ブロッソメイルが暴走する中でりんたろうのメダロットへの熱い思いに希望を込めて、宇宙メダロッターRの名を与えた。

パラレルな世界観のため、漫画版とは立ち位置が違うのはもちろん、優しい顔立ちで別人に近い。
~~顔つきだけならカテキンの方が、漫画版のジックに比較的近い。~~

イッキのクラスの担任。
そしてロボロボ団首領、メダルゴッドの実の弟だった。