カミザケ コクリュウ
登場作品:メダロット魂
※本項目では、ウラガスミについても扱います。
人物概要
メダロット魂の主要登場人物のひとり。
デスメダロットを販売する、
デスメダロット社の研究開発部顧問。
デスメダロット社の会見では、
全てのデスメダロットの基本システムを手掛けている天才との触れ込みで紹介されていた。
本名は
カミザケ コクリュウ。
バッカス財閥総裁にして、デスメダロット社設立者
カミザケ シンスイの息子でもある。
短く切り揃えられた黒髪に、色白な肌の少年。
常に穏やかな口調と表情を浮かべているが、その奥底ではデスメダロットを世間に広めるべく、恐るべき企みを目論んでいる。
コクリュウに言わせれば、
メダロット社製メダロットで行われるロボトルは、
ただのままごとやペロペロキャンディみたいに甘いという。
(CV:かかずゆみ)
デスメダロットの使用遍歴
性格
先述のとおり、口調も表情も穏やかで、一見すると優しそうではある。
だがその本性は、キクヒメに対して、メダロット社純正品のペッパーキャットでは使いこなせない高電圧バッテリーを渡し不敵に笑い、他人のメダルすらも眉をひそめずに破壊する、冷酷な人物。
さらに、デスメダロットの普及のためなら現代でいうフェイク動画すら作る様な、いかなる卑怯な手段をも厭わない下劣漢。
また、友達を
自分のいうことを聞く存在と認識しており、
ギンカイが袂を分かつ原因となっている。
彼の様は、
ナエをして
ワガママと呼ばれた。
執念深くもあり、
ブロッソメイルの修理を終えた翌日には、自身に刃向かったギンカイを倒そうと御礼参りに現れた。
この態度は
人間だけではなく、メダロットに対しても同様。
ブロッソメイルの完成型がロールアウトすることを知った際には、
エクサイズは用無しと口にし、ギンカイへの八つ当たりの如く破壊するほど、酷薄な態度を見せていた。
また、メタビーを破壊するために
エクサイズとユニトリスを地下鉄に轢かせようとすらしたほどでもあった。
さすがにこの様には、
デスメダロッターだった当時のギンカイですら引いていた。
ウラガスミ
コクリュウの執事で、黒いスーツに浅黒い肌の男性。
彼の命令には基本的には従うものの、ナエからティルトロータを貸してほしいと言われた際には、渋々ながらも貸している。
また、コクリュウの合成動画に対してイッキとメタビーの潔白を証明するために力を貸してほしい、と言われた際にも協力した。
このことから、コクリュウほどには悪人ではない様だ。
(CV:石井康嗣)
劇中での活躍
ギンジョウ町への出現
それを倒した
イッキと
メタビーに興味を抱き、彼らを倒すために
タンクダンクを自ら操って現れる。
それだけではなく、モモカワと
ガイロットによってギンジョウ町のメダロットを襲撃させる
ギンジョウ町メダロット殲滅作戦を実行。
この最中に現れた
謎のメダロッターの
ドークスと、イッキのロボトルが行われようとしていたドブロク丘に出現。
自身の
フロントラインとドークスのロボトルを行う。
しかし、
互いに相手を倒すことしか考えないケンカ同然の様は子供達を白けさせ、イッキとアリカを悲しみに包ませた。
その後も、ギンカイの
ネッサージュと共に姿を隠して二人掛かりでメタビーに攻撃を加え、時には謎のメダロッターにイッキを倒すことを
エクサイズを与える条件として与え、執拗にイッキを倒そうとしている。
※本作は、前作とは直接の続編ともパラレルとも見なせる世界観。直接の続編であれば、イッキがメダロッターになったのとほぼ同時にギンカイと接触していることになる。
一方通行の友情
ある時、デスメダロット社で開発途中の
ブロッソメイルが暴走を起こし、封印して輸送中に事故で逃げ出してしまうという事態が起こる。
一時は回収すべく行動していたが、24時間以内に稼働停止することを知ったコクリュウは、
それをわざと放置してデータ収集を行なった。
その後、ブロッソメイルの完成型がロールアウトするや否や、
ギンカイの出場していたロボトル大会に乱入。
決勝戦の時間切れに伴い休憩が挟まれようとしていた中で、
メタビーを攻撃して機能停止させ、メダルの破壊に及ぼうとする。
ギンカイから、コレは正式なロボトル大会だから引いてほしい、友達ならわかるだろうと説得されるが、
コクリュウにとっての友達とは、自分のいうことを聞く存在ーーただの下僕という認識にすぎなかった。
コクリュウは、「友達」とはいえない態度を示したギンカイの言葉など一顧だにしなかった。
激怒したギンカイはコクリュウを止めようとするが、コクリュウはブロッソメイルでギンカイのユニトリスを完膚なきまでに破壊。
謎のメダロッターの乱入で撤退を余儀なくされたものの、翌日にギンカイへの御礼参りに現れる。
しかし、ギンカイの
アークダッシュと謎のメダロッターの
ティレルビートルの共闘の末に、ブロッソメイルは機能停止させられてしまう。
コクリュウは、ギンカイへの復讐を誓うと姿を消したのだった。
悪辣なる"宣伝"
コクリュウが行動を起こしてから数ヶ月が経過して、ついにデスメダロットの販売が開始されることとなった。
しかし、CMや記者会見によって世間への注目を集めさせるだけではなく、
コクリュウは下劣な行為に及んだ。
ワカバを利用して
イッキと
メタビーをバッカスタワーに誘い込んで、
エクサイズとロボトルをさせ、その様をリアルタイムで合成して、メタビーが悪徳メダロットであるかの様な、現代でいうフェイク動画を作成した。
さらにバンショウに
ブロッソメイルでメタビーを倒させ、それすらもエクサイズと合成して、
デスメダロットを善のメダロットであるかの様に"宣伝"したのだった。
コレを街頭ビジョンで放送すると共に、テドリガワ三兄弟がサクラとなって、イッキを悪徳メダロッターであるかの様に仕立て上げ、彼の卑怯な"宣伝"は成功してしまったのだった。
真実を知るアリカは、満寿泉の協力を得て映像が合成である証拠を見つけ出す。
さらにナエにウラガスミが力を貸して、街頭ビジョンで真実が映し出された。
それを見たギンカイが子供達を連れてイッキの応援に現れたことで、コクリュウの宣伝は破綻したのだった。
関連人物
コクリュウの宿敵達 |
イッキ |
ロボトル精神を守り、対立する宿敵 |
ギンカイ |
かつてはいうことを聞く「友達」だった |
謎のメダロッター |
父を変えられた、ある意味での仇 |
メダロッター残酷列伝 |
鮟倉具視 |
ロボトルスタイルが残虐非道な悪徳メダロッター |
コクリュウ |
デスメダロット社技術開発部顧問、目的のためなら手段は問わない |
ラナンキュラ |
メダルの破壊をためらわない、愛知らぬ可憐な悪魔 |
最終更新:2024年04月22日 21:11