ファルトボート(Faltboot)
フレームのある、折りたたみ式カヤック。
略称:ファルト
略称:ファルト
川旅に最も適している艇。
しかし残念ながら、何日もかけて下ることができて、なおかつ楽しい川は、日本にはあまり無い。日本の川のほとんどは、ダムや堰で寸断されている。
でもやっぱり、ファルト一人旅ってのは男のロマンなんじゃ〜。
Faltbootという言葉はドイツ語なので、英語圏の人と話すときにはFolding Kayakと言った方が通じやすい。Faltboatという単語も英米の辞書に載っているので決して間違いではないが、一般人にはまず通じない。
日本でファルトボートという名称が一般的なのは、1936年のベルリン・オリンピックにボートの役員として参加した京大教授・高木公三郎氏がクレッパー社のファルトボートでドイツの人々が遊んでいるのに感動し、初めてファルトボートを日本に持ち帰り、戦後その普及に寄与したという経緯のためである。
なおカヌーがオリンピック競技になったのは、このベルリン大会から。