概要

「超兵」または「イノベイター」は、 改造した脳器官により特殊な信号を送受信する事ができる。 その通信媒体を脳量子波と呼ぶ。 量子脳理論や、医療現場で実際に使われている 超伝導量子干渉素子を用いた脳磁計に ヒントを得て創作されたものと思われるが、 現実の世界には脳量子波は実在しない。 そのため、特殊な電波のようなものとみなす解釈もある。 また、GN粒子は脳量子波と深い関係がある、という設定もうかがえる。

用途

脳量子波を使う能力を持つ者は、俗に言う「テレパシー」や、 脳量子波をレーダー波代わりに使うことによる 「反射速度の向上」などといった能力を持つ。 テレパシーの効果範囲はかなり広く、地球から宇宙までも一瞬で到達する。 GN粒子下では普通の電波通信やレーダーの機能が低下するため、 超兵やイノベイターの戦闘能力は際立つ。

また、ヴェーダなどの量子型のコンピューターシステムと脳をリンクさせる、 ブレイン・マシン・インターフェイスの技術とも深い関わりを持つようである。 脳の活動は、超伝導量子干渉素子を用いた磁気センサーである程度把握でき、 コンピューターにデータを渡せば処理できるので、 その先にある未来技術を想定しているようである。

能力差

超兵・イノベイターともに 遺伝子操作やナノマシンの注入による人体改造を受けているが、 イノベイターのテレパシーは「声が頭の中で聞こえる」と表現され、 超兵のそれより強力であるように描写されている。 戦闘用途に関しては、未だ考察できる描写が無いため保留とする。

考察

リジェネの発言から、 GN粒子は「脳量子波をより強力に、広域に伝播させる作用」をも持つようだ。 イノベイターの脳量子波が超兵より強力なのは、 GN粒子を利用しやすい手段を用意しているからなのだろう。 また高濃度のGN粒子下では 普通の人間も脳量子波を送受信する事が可能となり、 周辺一帯にテレパシーが伝播する。これが「ダブルオーの声」現象の正体だと考えられる。

ネーナ

ネーナが脳量子波を使えるのは、 彼女がイノベイターのデータを元に造られたから。 CBの中枢コンピュータ「ヴェーダ」は、 イノベイターによるアクセスを前提とされており、 脳量子波さえ使えれば簡単な手段でアクセス出来るのだと思われる。

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最終更新:2010年09月17日 11:04