Gourmate

松輪

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
【日時】2006年1月23日(月) 11:30~12:20
【場所】中央区京橋3-6-1、秋葉ビルB1
【参加者】BB,ブラックバード、チャーリー、腹黒
【値段】究極のアジフライ定食 1200円(ランチはこれだけ)
【結果(5点満点)】お店の雰囲気 :★★★
        コストパフフォーマンス:★★ 



                味                    :★★★★



【行動記録】
 その日は大変寒い日であった。街の鳩も首を引っ込め、その羽毛の中に暖を取るような寒さである。この年、各地で雪の被害が出ているというが、あゝそうなんだな、と納得するような雪が彼の住む地方にも降った。彼は、勤める社の先輩たちと昼食を取る約束をしていた。社屋は東京の京橋にあったが、店までは少しの距離がある。街行く人々は多いが、皆無口に歩き続ける。彼は外套の襟を立てながら、足早に店に向かった。
 着いてみると、店の前には「究極のアジフライ」の暖簾がかかっていた。どうもメニウはこれだけのようである。いささかの不安を覚えつつ、彼は店内に消えていった。

【コースの内容】
 彼が席に着くと、感じの良いウエイトレスが注文を取りにきた。メニウが他に無いので、「アジフライを」と彼は言った。淡い光が辺りを包み、居心地の良い飲み処を演出している。あゝ、暖かい、と彼は思った。注文した品が来ると、彼は箸に手をかけた。アジフライの他に、白米、味噌汁、漬物、豆腐が出てきた。おろし大根の上にわさびが乗っている薬味に彼は驚きの色を隠せなかった。


【感想】
 一口、口に運ぶとその目新しい発見に、彼の心は色めきたった。フライの香ばしさ、かりゝ感は言うに及ばず、そのアジの肉厚感は彼が初めて体験するものであった。彼は魚が好きではなかった。その小骨の多さにうんざりしていた。西洋では牛や羊の肉が食卓に上るという。そんなものを食べるのが彼の楽しみでもあった。しかし、今回のアジは彼が知りうるものの中では、かなり一等上等なものに思えた。そのふんわり感と衣のさくゝ感が心地良かった。また、油もさらりとしており、さつぱりとした食感を提供している。究極という言葉には懐疑の念を抱かなくもないが、少なくとも美味い「定食」を求めるのであれば、候補に上がるであろう、と彼は思った。

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