アイドレスsystem4 > 生産管理職員

大部品: 生産管理職員(職業) RD:30 評価値:8
  • 大部品: 生産工場員/共共 RD:9 評価値:5
    • 大部品: 新米作業者に求められる能力 RD:6 評価値:4
      • 大部品: 労働者の資質 RD:3 評価値:2
        • 部品: 求められる教育レベル
        • 部品: 基本職業倫理
        • 部品: 法令の遵守
      • 部品: 先輩の指導
      • 部品: 作業マニュアルの遵守
      • 部品: 指示の遵守
    • 部品: 生産工場員とは
    • 部品: 品質に対する意識
    • 部品: 生産機材の取り扱い
  • 大部品: 生産管理とは RD:7 評価値:4
    • 部品: 何をする部門か?
    • 部品: 必要とされる能力
    • 部品: 工場長とその直轄組織
    • 部品: 経営的目線が必要
    • 部品: 生産管理職となるためには
    • 部品: 企業の社会的責任を果たす取り組み
    • 部品: 過去の事例に学ぶ企業の内部統制
  • 大部品: 生産管理業務 RD:14 評価値:6
    • 大部品: 生産管理の三要素 RD:3 評価値:2
      • 部品: その1・計画
      • 部品: その2・手配
      • 部品: その3・統制
    • 大部品: 生産計画 RD:6 評価値:4
      • 部品: 生産計画の三段階
      • 部品: 大日程計画(需給調整計画)
      • 部品: 中日程計画(基準日程計画)
      • 部品: 短期計画(作業日程計画)
      • 部品: 需要予測
      • 部品: 販売計画
    • 大部品: 生産統制 RD:5 評価値:3
      • 部品: 現品管理(絶対進度管理)
      • 部品: 進度管理(相対進度管理)
      • 部品: 余力管理
      • 部品: 品質・原価・納期管理
      • 部品: 業務統制と在庫監査


部品: 求められる教育レベル
その職業ごとに求められるだけの教育を受け、能力を身に着けている。
会話などによる意思疎通が可能であれば出来る仕事、読み書きと簡単な計算が求められる仕事、高度な計算や専門知識が求められる仕事など、要求内容はさまざま。

部品: 基本職業倫理
職務にあたって守るべきとされたルールを正しく守ろうという考え方。新米でもベテランでも、ルールを守る事は共通の基本。雇用条件や生活に対する満足度、所属組織への信頼度が高ければ高いほど遵守率が上がり、低ければ下がるが、満足度が低い場合はまず雇用環境の改善を上層部に求める事が認められている。

部品: 法令の遵守
職務より上位のルールである国の法令を守ろうという考え方。職場で法令に反する作業指示が出た場合などに、これに異議を唱えたり外部に報告するかどうかを判断する心でもある。藩国への満足度、治安状態の良さなどによって遵守率が変動する。

部品: 先輩の指導
職務経験を積んだ先輩職員からの指導を受けて学ぶことができる。指導者が優秀であること、指導対象の学習態度が良好であることが、素早い成長につながる。

部品: 作業マニュアルの遵守
ルールとして提示された作業マニュアルを正しく守る。なぜそのマニュアルの内容に従わなければならないのかを正しく理解していなくても、守りさえすれば一定の成果を上げることはできる。
読み書きができない場合は声に出して覚える事になる。

部品: 指示の遵守
上長に与えられた指示を正しく守る。指示内容がよく理解できなければ再度聞きなおして正しくその内容を把握し、不明点があればすぐにわかるものに確認することが失敗や事故の防止につながる。

部品: 生産工場員とは
工場の生産ラインで作業する製品の生産、加工に直接携わる人員の事を言う。
その作業内容は様々で工場の種類や、製品内容で大きく変わる。
ひとつの作業に特化することもあれば、複数工程を持ち回りで作業することもある。
工場生産品の製品品質を担う存在ともいえる。

部品: 品質に対する意識
その作業内容は製品の品質に直結する。
一人ひとりが改善を意識し、常に品質の向上を目指す意識を持って作業に当たる事が重要である。

部品: 生産機材の取り扱い
生産に必要な機材の基本的な取り扱いを学び、実践出来なくてはならない。
機材の取り扱いとは作業前の安全点検から実作業、作業終了後の清掃、片付けまでの一通りのことを指す。

部品: 何をする部門か?
生産管理の役割は外(顧客・営業)と内(工場)を繋ぎ、ニーズに合わせて生産を計画・調整することである。具体的にはクライアントの要求や市場ニーズに合わせ、営業、設計、資材手配、製造、出荷、売上・代金回収までの一連の業務の流れを、日程・時間軸を基軸に計画し統制する。

部品: 必要とされる能力
統制するあらゆる部門への広範な知識が求められる。また関係部門を調整するマネジメント能力や協力を取り付けるリーダーシップも求められる。

部品: 工場長とその直轄組織
本来、生産に関係する各機能を統括するのは工場長の役割であるが、業務規模が大きくなってくると1人では仕事が回せなくなってくる。このため工場長の指示のもと補佐・代行を行う部門ができる。これが生産管理部門である。
生産管理部門はあくまで管理部門であるため、小規模な企業では工場長1名(経営者を兼ねることもある)がその役割を果たす。大規模な企業になると部門化するが、従業員数の5%を超えることはない。

部品: 経営的目線が必要
生産管理業務は企業の経営戦略に密接に関わっており、雇用者である場合も経営者の視点を持たねばならない。そのため生産管理職は能力もさることながら経営者との信頼関係を構築する必要がある。

部品: 生産管理職となるためには
必要とされる知識、経験の多様性や経営者との信頼関係という一朝一夕で醸成できないものが必要とされることから、起業時でもなければ生産管理職は5年、10年といった単位で勤務している職員が抜擢されるものである。

部品: 企業の社会的責任を果たす取り組み
生産管理業務は企業の利益追求や従業員の負荷調整といった内容を含むことから、企業の社会的責任についても取り組んでいくことが求められる。ここで求められていく責任で代表的なものは
  • 法令の遵守
  • 企業の存続に必要な社会の持続的な発展について配慮し、必要な投資を行うこと
  • 労働者の知権を保護すること
  • 利害関係者への説明責任を果たすこと
といったものである。

部品: 過去の事例に学ぶ企業の内部統制
新技術の開発・生産・販売は社会と生活を豊かにする可能性を持つが、同時に社会構造の急速な変革を招いたり、あるいは社会構造自体の破壊に繋がる可能性も孕んでいる。そのため社会の一員として、さらには企業の意思決定に近い立場として製品が社会にとってどのような意味を持つのかを自ら考え、企業活動が持続的に発展しうる社会に寄与していくかを常に自問しなければならない。過去には黒曜子禍、武器の拡散など技術暴走による社会問題が幾度も発生しており、これを他山の石として自らの活動の指針としていく必要がある。また、利益を最優先として反社会組織などとの取引を行ったり禁止技術の運用などを行うことは厳に慎まねばならず、麾下の組織にもこの指針を伝達し履行させる義務がある。大統領府や藩国政府からの技術的禁止事項についても相応の理由があるものであるため、確実な履行が求められる。

部品: その1・計画
行おうとする生産活動のやり方や水準を決定する。生産対象、生産手順、生産日程、生産資源割り振り。販売計画とリンクした生産数量の計画、顧客要求納期と生産リードタイムの調整、安全在庫を踏まえた必要在庫量の計画、目的に沿った原価計算、個別製品利益と会社利益の考慮、キャッシュフローの把握など。

部品: その2・手配
計画を対象となる人員に伝え、指示を出す。生産指示、購入手配、外注など。重要なのは適切なタイミングで指示すること、誰にでもわかりやすい指示を出し曖昧にしないこと。

部品: その3・統制
生産状況の予実を把握・管理し生産をコントロールする。計画からの遅れが発生しているかどうか、遅れている、あるいは遅れそうな場合はどのように挽回するか。生産が効率的に行われているか、余力がでていないか。トラブルが発生した時は速やかに顧客に連絡、その後の予定をどう調整するか。絶対進度(いつどのようになっているか)と相対進度(計画と実情の差異)を正確に把握して必要な統制手段をとる。

部品: 生産計画の三段階
大日程計画(需給調整計画)、中日程計画(基準日程計画)、短期計画(作業日程計画)に分けられ、後者になるほど粒度と精度を細かくしていく。

部品: 大日程計画(需給調整計画)
計画頻度1〜3ヶ月、計画単位は月単位、計画期間3〜12ヶ月。分野・工場・部門別など最も大きなレベルでの計画。

部品: 中日程計画(基準日程計画)
計画頻度毎週〜毎月、計画単位は日単位、計画期間1〜3ヶ月。製品群別、製品別、ライン別など、具体的な各製品レベルでの計画である。

部品: 短期計画(作業日程計画)
計画頻度毎日〜毎週、計画単位は時間単位、計画期間1週間〜1ヶ月。各品番別、各設備別、各工程別など、製品を製造するプロセス内レベルの計画。

部品: 需要予測
顧客が要求する製品にどれだけ需要があるのかを市場データや販売データなどから分析・予測し、何をどれくらい作る必要があるかを予測する。これを行って初めて他の計画を立てることができる。特に見込み生産を行う業態では重要なプロセスである。逆に受注生産方式の場合は重要性が低い。

部品: 販売計画
顧客の要望が何であるかを把握し、市場に受け入れられる製品を計画する。ここでいう要望はQCD、つまりコスト、性能、スピードが主である。この情報をもとに製品の開発・設計を行う。

部品: 現品管理(絶対進度管理)
資材、仕掛品、製品などの物について、運搬・移動状況や処理状況、所在、数量を把握すること。計画の実行のために必ず把握しておかなければならない、現在時点の情報のこと。

部品: 進度管理(相対進度管理)
計画と現状の差を明らかにするとともに差の生じる原因を分析し、残業、外注、余力注入などの措置による誤差の修正や改善案の立案、場合によっては計画の調整を図ること。

部品: 余力管理
作業人員や設備の負荷と能力を把握、余力や不足があるかを検討負荷の再配分を行って能力と負荷を均衡させること。計画段階では均衡していても現実的には機械の故障や作業者の欠勤、調達遅れ、飛び込みの仕事などの偶発的な問題が発生するためにつねに再配分が必要となる。

部品: 品質・原価・納期管理
製品が顧客の要望している品質・価格・納期に達しているかを管理する。品質・納期で競争力を保ちながら利益を上げていかなければならない。

部品: 業務統制と在庫監査
生産統制業務においては各部門の業務上のミスや不正を防ぐことも役割の一つである。帳票の適切な管理によって幽霊在庫の発生を防ぎ、また実地棚卸の実施によって帳票上の在庫と実際の在庫の差がないかどうかを確認する。さらに現品を保管する倉庫の管理を行い、盗難・転売などの不正を防ぐ。
最終更新:2017年10月10日 12:53