アイドレスsystem4 > 医師団の救急看護師T21(設定国民用)

大部品: 自由医師団の救急看護師T21(設定国民用) RD:76 評価値:10
  • 大部品: 自由民 RD:12 評価値:6
    • 部品: 自由民とは
    • 部品: 無頓着な性格、粗野な言動
    • 部品: 平民なまり
    • 部品: 浅黒い肌
    • 部品: 多彩な髪色
    • 部品: 多彩な瞳
    • 部品: 体格は普通
    • 部品: 機械に勝つために
    • 部品: 敏捷と反応速度は良い
    • 部品: 頭の回転は速くないとだめ
    • 部品: 金にうるさい
    • 部品: 手作り好き
  • 大部品: 医師団の救急看護師 RD:64 評価値:10
    • 大部品: 救急の概念と技術を実践する者 RD:4 評価値:3
      • 部品: 救急看護とは何か
      • 部品: 方向性
      • 部品: 資格条件
      • 部品: クリニカルラダー
    • 大部品: 看護士(職業) RD:13 評価値:6
      • 大部品: 看護士の倫理 RD:6 評価値:4
        • 部品: 人命の尊重
        • 部品: 患者を差別しない
        • 部品: 常に最高水準の看護を患者に提供する
        • 部品: 人間性と愛情を持った看護をする
        • 部品: 守秘義務の徹底
        • 部品: 患者の自主努力の支援を行う
      • 大部品: 看護士になるため学んだこと(修行内容) RD:7 評価値:4
        • 部品: 4年の看護教育期間
        • 部品: 実習時間
        • 部品: 分野分けされた看護学の習得
        • 部品: 看護技術の習得
        • 部品: 専門基礎分野の習得
        • 部品: 人間と生活、社会への理解
        • 部品: 情報共有の推進
    • 大部品: 救急現場での看護実践能力 RD:5 評価値:3
      • 部品: 患者の状態を的確に見抜く判断能力
      • 部品: 緊急事態を取り仕切る実務能
      • 部品: 医師やチームと協働する調整能力
      • 部品: 経験知により即応能力が上昇する
      • 部品: 突然の出来事に家族を向き合わせる
    • 大部品: 習得している医療技術 RD:41 評価値:9
      • 大部品: チーム医療 RD:6 評価値:4
        • 部品: 患者中心の医療の提供
        • 部品: 他職種との連携
        • 部品: 情報共有の推進
        • 部品: 専門性の推進
        • 部品: 社会的資源の管理
        • 部品: チーム医療の流用実績
      • 大部品: 外傷初期看護(技術) RD:11 評価値:5
        • 大部品: 外傷の基礎知識と概要 RD:3 評価値:2
          • 部品: 外傷が示す状態
          • 部品: 外傷患者
          • 部品: 概要
        • 大部品: 技術内容 RD:8 評価値:5
          • 部品: ABCDEアプローチ
          • 部品: 病歴の聴取と緊急検査
          • 大部品: 多発外傷への対応 RD:6 評価値:4
            • 部品: 多発外傷とは
            • 大部品: 治療の原則と目的 RD:3 評価値:2
              • 部品: 救命(生命予後)
              • 部品: 機能予後、美容予後
              • 部品: 治療の優先順位
            • 部品: 呼吸管理
            • 部品: 循環管理
      • 大部品: 一次救命処置(技術) RD:12 評価値:6
        • 部品: 一次救命処置の目的
        • 部品: 基本的な考え方
        • 部品: 正しく行うために
        • 大部品: 具体的な内容 RD:8 評価値:5
          • 部品: 周囲の観察、全身の観察
          • 部品: 反応の確認
          • 部品: 呼吸の有無
          • 部品: 気道確保
          • 部品: 胸骨圧迫
          • 部品: 人工呼吸
          • 部品: AEDの装着判断
          • 部品: 回復体位をとらせる
        • 部品: 一次救命処置の流用実績
      • 大部品: 看護師の医師アシスト術 RD:12 評価値:6
        • 大部品: 手術アシスト RD:4 評価値:3
          • 部品: 術式を理解している
          • 部品: 理解しているから未来予測できる
          • 部品: 手術時間の短縮
          • 部品: 高度なアシストも可能
        • 大部品: 薬品、医療器具管理 RD:3 評価値:2
          • 部品: 薬品の使用状況、在庫の管理
          • 部品: 手術器具の用意
          • 部品: 患者さんの健康管理
        • 大部品: 無菌操作の徹底 RD:5 評価値:3
          • 部品: 無菌操作とは
          • 部品: 衛生的手洗い
          • 部品: 手指衛生のタイミング
          • 部品: 滅菌手袋の装着方法
          • 部品: 滅菌物取扱の原則
    • 部品: 救急看護師の着用制限


部品: 自由民とは
宰相府は観光地であり膨大な数の貧民、難民を受け入れてきた経緯がある。このため混血がいち早く進み、どこの民とも言えぬ者が国の大多数を占めるに至った。

部品: 無頓着な性格、粗野な言動
宰相府の民は全般として言葉が崩れており、一々オーバーリアクションである。これは多種多様な方言のどれが正しいとかないための結果である。また人が過密気味な関係でプライバシーを守るのが難しく、無頓着な者が多い。よく言えば開放的で物怖じしない。

部品: 平民なまり
平民街でよく見られるのが早口である。およそ都市や人口密集地は全般言葉が速くなるが、宰相府もこれは同じでかなりの早口である。良いことはあってオペレーターなどには向いている特徴である。他方、品がいいとはとても言えない。

部品: 浅黒い肌
混血が多いと肌の色は大体浅黒いあたりで定着する。宰相府の民も同様で、浅黒い肌の者が多い。さらに日焼けで色を濃くするものが多い。

部品: 多彩な髪色
単一な肌の色と違って髪色は実に多彩である。色を染めるのも自由なら、遺伝的なルーツを示すときもある。半分近くは黒髪、三分の一は銀髪だが金髪も珍しくなく、赤毛、栗毛も良く見かける。

部品: 多彩な瞳
宰相府の民の瞳は多彩な種類があって、これというものがない。青いのもいれば紅いのもあり、茶色もあれば黒もある。薄い瞳の者はカラーコンタクトを付けていることも多い。日差し対策である。混血が進んでいるせいで幼少と大人では瞳の色が変わることが多い。

部品: 体格は普通
宰相府の民はロボットが発展しているせいで力の強い個体が人気、ということがなかった。結果として体格は婚姻でも重視されず、中肉中背が大多数を占める結果になった。この国では筋肉はあまり自慢にならない。趣味の一つと思われる。

部品: 機械に勝つために
宰相府では仕事がとにかくない。なぜか。ロボットが庶民のどうでも良い仕事を全部やっているからである。平民が万年不景気な理由である。このため宰相府の民の多くは機械に勝つために話術などの対人技術に磨きをかけて、ロボットに勝つ分野を常に探して仕事にありつこうとしている。

部品: 敏捷と反応速度は良い
宰相府ではすばしっこく、反応速度が速くないと生きるのが大変だ。配給もそうだが仕事にありつくにも素早くないといけない。ロボットと付き合うにも人並み外れた速度がいる。結果宰相府の民はいずれも平均値を大きく離れた素早さや反応速度を持つに至った。ただまあ、何事にも例外はある。

部品: 頭の回転は速くないとだめ
宰相府ではロボットに対抗するため機転が重要になる。単純な計算能力や知識量ではロボットに勝てないためである。

部品: 金にうるさい
平民街出身者は全般として金にうるさい。命の次に金を大事にする傾向がある。これは年金制度などが発達していないせいである。つまり、ケチ。であり貯蓄好きであり、無駄遣いなどを嫌う。平民街ではケチは褒め言葉である。

部品: 手作り好き
貧乏で失業者が多い関係で宰相府ではなんでも自分で自分でつくって売るマイクロビジネスが大人気である。余り細かい商売だと税務署も動かないのでこぞってこの手の小さなビジネスに興じるのが普通である。詐欺まがいの品も多いが良く出来たものもある。

部品: 救急看護とは何か
突発的な外傷、急性疾患、慢性疾患の急性増悪などのさまざまな状況によって、救急処置が必要な対象に実施される看護活動のこと。救急処置を中心とした初療段階での看護実践であり、場所、疾患、臓器、対象の発達段階、診療科、重症度を問うことはない。

部品: 方向性
病態の緊急度・重症度を基軸として、少ない情報から患者の状態を判断し急激な状態変化に即応した看護を提供しなければならない。どのような状況下でも、救急看護のケアの方向性は「社会復帰を見据えて心身の障害を最小限にとどめること」を目的としている。

部品: 資格条件
国家試験を合格した看護士であることが第一条件。その後、救急病棟等でクリニカルラダーに沿った6年以上のプラン受講と実務経験が必要になる。

部品: クリニカルラダー
医師団の救急看護師になるためにはクリニカルラダーを修めたと認められなければならない。

クリニカルラダーについては以下の通りである。

クリニカルは「医療に関わる」または「臨床の」ラダーは「梯子」の意味し、専門的な技術や知識を段階的に教育し身に付けるためのキャリア開発プランの事を示す。
5段階に分けて技能を順次習得できるようにプランが組まれている。

○プランは以下の通り

  • 救急経験一年目未満

「一次救命処置」や、止血・包帯法や創傷ケアなどの救急看護の初期対応を学ぶ。ここで、異常を察知し、緊急性を判断できる能力、急性症状への初期対応を学び、救急患者およびその家族に対しても擁護することを学ぶ。

  • 救急経験一~二年目

急変、外傷患者の看護に必要な基礎的知識の理解とそのために必要な処置の実践ができるようにする。「二次救命処置」の理解や、人工呼吸器などによる呼吸管理など救命医療で使用されるME機器の取り扱い及び使用上の注意点を理解し使用できるよう学ぶ。医療従事者が行う心肺蘇生法を実践できるようにする。救急患者の特殊性を理解した看護実践と、突然の命に係わる異変は患者だけでなく家族にも心的な影響を与えるため、救急患者や家族の心理の理解も求められる。また、災害時の応急救護活動もできるように学ばなければならない。

  • 救急経験三~五年

救急看護師の役割を理解し、救急患者の重症度や優先度を判断して看護上の問題を抽出することが求められる。これもトリアージといわれる。迅速で的確な看護判断とそれに基づいた看護実践が求められるために必要な技術である。その為にもチームの一員として行動がとれ、多職種との連携が取れるよう動かなければならない。また、患者や家族の心理もより深い理解と適切な対応が求められる為、随時学び実践する必要がある。この時期になると、災害現場での応急救急活動も求められる。

  • 救急経験6年目

根拠を持った看護の実践とリーダーシップを発揮し、行った看護ケアの評価・修正と、患者の急変時に状況の変化に即応した判断・対応とチームの調整役を行えるようにならなければならない。この時期には後輩の二年目未満の救急看護士に対しての指導・教育も求められる。患者や家族への対応も、心理を理解した適切な対応とリーダーシップが求められるようになる。

  • 救急経験6年目以上

救急領域の調整、相談、倫理調整、マネジメントを行い、卓越した看護実践が提供できる。また救急領域の看護師対象にとどまらない教育活動も求められるようになる。

部品: 人命の尊重
看護は人命の尊重を基本とし、その人の生存する権利とその意思の尊重を業務において具体的に実践する責任がある。

部品: 患者を差別しない
看護は、国籍、人種、年齢、性、社会的地位、政治、宗教、貧富などによって制約されたり、差があってはならない。

部品: 常に最高水準の看護を患者に提供する
看護は、その時代の医学の進歩をもとに、倫理に基づいた最高レベルで供給されなければならない。そのためには、看護士は常に最高のサイエンス(科学)とアート(技術)を身につけなければならない。

部品: 人間性と愛情を持った看護をする
看護には、人間性と愛情が存在しなければならない。それは看護技術を側面から支援するものになり、人々の生命の豊かさと生活の質(QOL)を高めることにつながる。

部品: 守秘義務の徹底
看護士は正当な理由なく、その業務上知りえた人の秘密を漏らしてはならない。これは看護士でなくなった後においても同様である。

部品: 患者の自主努力の支援を行う
看護とは、人道を守り人々の健康の保持、健康の回復を手助けし、人々が自ら努力しているのを援助することであり、その行方を定めるものではない。

部品: 4年の看護教育期間
看護士として資格を得るためには、看護士国家試験を受験しこれに合格しなければならない。この試験の受験資格は、国が指定した看護士養成学校において4年の看護士になるのに必要な学科を納め卒業資格が与えられたものに限られる。卒業に必要な単位数は、4年間で124単位、3400時間である。

部品: 実習時間
看護士となるためには、その教育期間の間に、臨地実習として実際の看護の現場で病を有する患者と関わり、看護の過程を学ばなければならない。臨地実習は各専門分野ごとの履修となり、各専門領域の臨地実習の前に、基礎看護学の履修が義務付けられている。陳地実習は卒業に必要な3400時間のうちの735時間が必須である。

部品: 分野分けされた看護学の習得
看護は各専門分野に区別され、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、看護の統合と実践(看護管理や医療安全、災害看護などを含む統合分野)に大別される。

部品: 看護技術の習得
看護技術とは看護の目的を達成するための活動・行為である。看護の専門知識に基づき、受けての「安全・安楽・自立」を目指した目的意識的な直接行為であり、実施する人の人間観・看護観・と技術の習得レベルを反映する。その習得のためには、まずなぜそうなるかなどの根拠となる知識を学び、学習した上で繰り返し行い技術を身に着け、患者の個別性を考慮し技術を使えるようにするため実習を行う。

部品: 専門基礎分野の習得
看護を行うために必要な人体構造の把握や機能の理解、疾病の成り立ちとその回復を促進するための医療への理解、また看護が内蔵する健康支援とは何かを学ぶため専門基礎分野の習得が必要である。具体的には解剖生理学、栄養学、微生物学、生化学、薬理学、病理学、疾病と治療論、医療概論、公衆衛生学、感染症などである。

部品: 人間と生活、社会への理解
看護士として人間性と倫理、そして私たちが生活する社会とは何かを学ぶため、心理学、社会学、人間関係論、倫理学は必須項目である。同時に、科学的思考を養うために論理学や情報科学も習得が必要である。

部品: 情報共有の推進
常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。

部品: 患者の状態を的確に見抜く判断能力
医療分野でのエピデンスとは科学的根拠のことであるが、救急看護士はエビデンスに基づいて緊急度や重症度を見極め、患者の状態を系統立て論理的に考えることにより優先順位を判断する能力を持つ。患者の状態を的確に見抜き初療行為を行う為に必須の能力である。

部品: 緊急事態を取り仕切る実務能
制限された情報に対して判断・推理などの思考をせず、得られた情報から直接的に患者の状態を判断する。それが先を見越した準備で緊急事態も臨機応変に対応・誘導することを可能にしている。

部品: 医師やチームと協働する調整能力
救急対応の専門的な知識や標準化されたガイドラインは、患者の状態を知るだけではなく、医者や救急チームとの迅速な共通認識を図ることを可能にする。それはその後の連携、協働を的確に行えるということであり、救急看護士は調整役として全体の動きを見極め取り仕切ることができる。

部品: 経験知により即応能力が上昇する
救急対応の経験と、知識を統合することにより経験知が生成される。これは経験を積んでいくことで即応性が高まり、対応方法が増え、実践能力を促進させている。

部品: 突然の出来事に家族を向き合わせる
救急対応の合間を縫いつつ、家族が受ける衝撃の緩和を図るための対策を講じて家族が患者の状況を認知できるように意図的に働きかける能力のこと。家族は患者の状態に危機的状況を感じており、心のケアも救急看護士の役目である。

部品: 患者中心の医療の提供
チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。

部品: 他職種との連携
医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。

部品: 情報共有の推進
常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。

部品: 専門性の推進
それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。

部品: 社会的資源の管理
患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。

部品: チーム医療の流用実績
このアイドレスはダーム@無名騎士藩国によって製作された流用可能アイドレスです。
紅葉国様の【紅葉総合病院】に流用されました。


部品: 外傷が示す状態
外傷とは、外力により生体組織が形態的及び機能的に障害されることをいう。状況に応じて患者は外傷特有の病態生理を有している。

部品: 外傷患者
患者は受傷直後から呼吸障害、循環障害、体液の変動、免疫機能の変化などさまざまな病態が発現しており、医療機関への搬入時にはすでにショック状態に陥っている場合も多い。

部品: 概要
外傷初期看護技術は、外傷患者を迅速に検査・治療するために必要な知識と技術のことを言う。外傷患者は外見だけで病態を判断できない隠れた傷の存在が或ることも多く、救命処置と前後して緊急検査も実施し病態把握に努め、医療チームが協働して緊急手術などの医療対応を行う必要がある。

部品: ABCDEアプローチ
airway(気道評価)、breathing(呼吸評価)、circulation(循環評価)、dysfunction of CNS(中枢神経障害の評価)、exposure & environmental control(脱衣と体温管理)を示す。一次救命と同じABCに見えるかもしれないが、このアプローチで見るのは「それらを脅かす要素」である。例えば気道確保ができない場合は気道内に異物がある可能性、循環を妨げる病態になっている場合はショック状態や心タンポナーゼが考えられるなど。初療状態の優先順位を示しているが、現場においてはほぼ同時進行のアプローチが必要であり、その知識を有している。

部品: 病歴の聴取と緊急検査
ABCの安定確保後に行われる。重要視されるのはアレルギー歴、服用薬確認、既往歴や妊娠歴、最後の食事と受傷機転や受傷現場の状況の確認である。また、外傷患者は外見だけは病態を判断できないことも多いため生理学的検査(採血)やCT,エコーなどの画像検査、心電図やカテーテル検査などのモニター検査などが緊急検査として行われ状態把握に努める。

部品: 多発外傷とは
同時に異なる2か所以上の臓器に損傷が起こることをいう。解剖学的に重症度が高く生命に危険が及ぶ傾向が高い。各臓器が同時に損傷して大出血を起こしているので場合によっては治療前に出血死もあり得る。

部品: 救命(生命予後)
先ずは命を取り留めることを主眼とし「救命(生命予後)」が大目標である。臓器の損傷場所を迅速に検索、優先して治療を行いその後の感染性合併症も対応していく。

部品: 機能予後、美容予後
生命維持が明らかになった時点で、損傷臓器に伴う機能改善のための治療を開始する。一般にいう機能維持のためのリハビリ開始である。
あくまでも治療は社会復帰を目的として行われるため、若い女性のための形成外科的な治療も重要な治療の一環である。

部品: 治療の優先順位
優先順位が高いのは胸部外傷から腹部外傷、頭部外傷、骨盤骨折、四肢骨折である。出血速度などの個々の症例によっては順位を変更して治療する為、細やかな観察を行っている。

部品: 呼吸管理
胸部損傷が合併されている場合、状態によっては気管挿入と人工呼吸装置使用による呼吸管理が必要とされる。

部品: 循環管理
静脈のルート確保を行い、適切な輸液や輸血を行う。同時にバイタルサインの経時的な観察と尿量確認なども必要である。

部品: 一次救命処置の目的
一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。
専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。

部品: 基本的な考え方
一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。
 A air way(エアウェイ) 気道確保
 B breathing(ブリーシング) 人工呼吸
 C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持
これらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。

部品: 正しく行うために
一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。

部品: 周囲の観察、全身の観察
傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。
周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、
これから行う応急処置につながる。

部品: 反応の確認
大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。
反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。
協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。

部品: 呼吸の有無
傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。
胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。
普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。

部品: 気道確保
傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。
一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上)
この際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。

部品: 胸骨圧迫
心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。
以下のような手順で行う。
  • 硬い床に上向きで要救助者寝かせる。
  • 救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、
その上にもう一方の手をかさねる。
  • 両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。
目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。
  • 手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。
  • 一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回

部品: 人工呼吸
気道を確保した上で行う。
傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。
逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。
一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。
2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。

注意点として以下がある
  • 介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。
  • 人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。


部品: AEDの装着判断
救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。

部品: 回復体位をとらせる
いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。
回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。
姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。

部品: 一次救命処置の流用実績
以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html

(申請順)(敬称略)
高梨ひひひ@FEG:救助活動アイドレスに流用:https://www29.atwiki.jp/feg2/pages/644.html
劔城 藍@海法よけ藩国:劔城 藍
刻生・F・悠也@フィーブル藩国:刻生・F・悠也
阪明日見@akiharu国:阪明日見


部品: 術式を理解している
看護師は患者へ直接手術を行う権利を持っているわけではないが、術式の流れは何度もアシストについている関係で理解している。完全に同じ様子になる手術というのはどの分野でもないが、手術の手技について、きちんと意味まで理解が及んでいれば、次に医師がどんな行動を起こすかが、優秀な看護師には理解できるようになる。

部品: 理解しているから未来予測できる
術式を理解していればこそ、看護師は医師が次にどんな手技を行うのか予想ができる。そのため、次に要求される危惧や薬剤の用意を、いちいち指示されずとも行うことができるのだ。

部品: 手術時間の短縮
手術時間の短縮はなにも医師だけで行われるものではない。看護師による素早い器具のトス、息の合ったアシストがあってこそ、手術時間が短縮されるのだ。
時間がかからないほど、患者の身体的な侵襲は抑えられ、予後にいい影響があるだろう。


部品: 高度なアシストも可能
経験をつんだ看護師は細かいところで動きが違うものである。吸引器を使う角度から、器具を渡す際のトスの際の渡し方から。一流の看護師は医師のストレスを大幅に軽減する。

部品: 薬品の使用状況、在庫の管理
看護師はあらゆる治療のアシストに入る関係上、薬品の残り在庫などに詳しい。
「先生消エタないならいってくださいよ!」「すいません・・・。」
という具合である。医師は看護師さんの心配りにいつも助けられているのだ。

部品: 手術器具の用意
時間までに手術用具一式と、使用されうる薬品類を直ぐに使用できるよう用意しておくのも看護師の仕事である。簡単なようであるが、器具や薬品はそれぞれ術者の手技や好み、患者の状況によって変化するため、相応の準備をすぐに行うには十分な経験が必要である。

部品: 患者さんの健康管理
入院中や、来院した患者さんの健康管理は看護師が行う。特に手術前や手術後はそれぞれ食事を摂れる時間に制限があったり、術後は患者さんが手術侵襲や体力の消耗で非常に感染症に弱い状態になったりする。これを防ぐために看護師が献身的に働くのだ。

部品: 無菌操作とは
治療に使用する滅菌物(器具や衛生材料など)を、無菌状態を保ちながら行うことで、感染リスクの高い治療や処置の際リスクを低減するために行う操作を指す。
患者さんの感染を防ぐために行い、医療のあらゆる場面で必要となる。


部品: 衛生的手洗い
無菌操作の全ての基礎は衛生的手洗いからである。一般的な手順は以下の通り。
1:まず手指を流水で濡らす。
2:石鹸液を適量手のひらで受け取る
3:手のひら同士をすりあわせてよく泡立てる
4:手の甲をもう片方の手のひらでもみ洗う。(両手)
5:指を組んで両手の指の間を洗う
6:親指をもう片方の手で包みもみ洗う(両手)
7:指先をもう片手の手のひらで洗う。(爪の中まで洗う
8:両手首まで丁寧にもみ洗う
9:流水で指先から肘に向かって水の流れがいくようにし、すすぐ
10:ペーパータオルで水分をしっかり拭き取る。


部品: 手指衛生のタイミング
手指衛生遵守率の向上は、医療施設にとって重要な課題である。しかし、感染対策においては単に手洗いや手指消毒を行うだけではなく、必要なタイミングで確実な手指衛生を実践することが大切である。
具体的には以下の通りである。
1:患者に触れる前
2:清潔/無菌操作の前
3:体液に暴露された可能性ある場合
4:患者に触れた後
5:患者秀品の物品に触れた後

部品: 滅菌手袋の装着方法
①滅菌パックを開け、中の手袋の入った包みを取り出す。
※滅菌手袋は、手首の一部が裏返った状態で入っており、裏の部分は医療従事者が触れるための部分、表側が清潔部分と考える。
②片方の手で、装着する側の手袋の裏部分を把持する。
※このとき、素手で手袋の表側に触れないように注意する。
③手袋を持っていない方の手に手袋を装着し、手首の裏返った部分を伸ばす。
④手袋をした手で、もう片方の手袋の手首の折り返し部分に母指を除く4本の指を入れて把持する。
※装着した手袋は滅菌であるため、医療従事者の触れない表面のみに触れるようにする。
⑤もう片方の手に手袋を装着し、手首の裏返った部分を伸ばす。
⑥指先がフィットするように、手を組むなどして装着感を確認する。

部品: 滅菌物取扱の原則
1.滅菌物は常に腰から上や、テーブルより上の高さで行う。
2.滅菌野での会話は控える
3.滅菌野の上を横切って物の受け渡しをしない
4.滅菌器具を取り扱う際は、医療者が把持する部分は不潔、患者に触れる先端部分は清潔と考える
5.滅菌野の端は不潔とみなす
6.滅菌物の空気暴露時間を最小限にする

また滅菌物を開ける前の確認事項は以下の通りである。

1.保管場所は適切であったか
2.滅菌物が濡れたり汚染されていないか
3.滅菌期限は守られているか
4.インジケーターの色は適切か
5.すでに開封されていないか
6.滅菌物を取り扱う前には必ず手洗いをし、十分手を乾燥させてから取り扱う。


部品: 救急看護師の着用制限
医師団の救急看護師は、職業に係る技能の修得訓練を実際に正しく行った上で、医師団で年一回行われる技能と筆記試験に合格した者のみが着用できる。
最終更新:2017年10月09日 17:35