アイドレスsystem4 > 野戦病院組み立てキット(アイテム)

大部品: 野戦病院組み立てキット(アイテム) RD:35 評価値:8
  • 部品: 野戦病院組み立て訓練
  • 部品: 野戦病院組み立てキットの生産と運用について
  • 大部品: 医療用テント RD:23 評価値:7
    • 大部品: エアーテント RD:9 評価値:5
      • 部品: エアーテントとは
      • 部品: 支柱はどうするの?
      • 部品: 床布と防水帯
      • 部品: 側面ダクト
      • 部品: テントの素材
      • 部品: 空気漏れないの?
      • 部品: 取手がついている
      • 部品: 抗菌処理してある
      • 部品: 素人でも設営しやすい
    • 大部品: エアテントのオプション RD:5 評価値:3
      • 部品: 内天幕
      • 部品: 連結布
      • 部品: 固定用水のう
      • 部品: エアーフロア
      • 部品: 防虫メッシュ
    • 大部品: テント用エアコンセット RD:5 評価値:3
      • 大部品: 可撤式エアコン装置「ウインドボーイ」 RD:5 評価値:3
        • 部品: 移動させやすい
        • 部品: 多彩な電源コネクタ
        • 大部品: 普通のエアコン RD:3 評価値:2
          • 部品: エアコンの基本原理
          • 部品: 具体的な冷暖房の方法
          • 部品: 冷媒とは具体的にどんな物質?
    • 大部品: 医療用テントオプション RD:4 評価値:3
      • 部品: 陰圧環境を作る
      • 部品: ディスポーザブル対応
      • 部品: 一応殺菌もできる
      • 部品: 隔離に使用することもできる
  • 大部品: 医療テント備品 RD:10 評価値:5
    • 大部品: オートクレーブ RD:7 評価値:4
      • 大部品: オートクレーブの原理原則について RD:5 評価値:3
        • 部品: オートクレーブとは
        • 部品: 滅菌の定義
        • 部品: 滅菌の障害
        • 部品: オートクレーブ滅菌の強み
        • 部品: 弱点もある
      • 大部品: 具体的などんな装置なの RD:2 評価値:1
        • 部品: 要するに圧力釜
        • 部品: 構造と滅菌手順
    • 部品: 滅菌パックされた医療器具達
    • 部品: 救急派遣用医薬品
    • 部品: 使い捨ての医療用消費材料とバイオハザードボックス


部品: 野戦病院組み立て訓練
野戦病院組み立てはそう難しくない。その上でマニュアルを熟読し、医師団支部の職員や、医師や衛生兵は繰り返し組み立て訓練をすることで、必要な時にすぐにテントを組み立てられるようにできる。

部品: 野戦病院組み立てキットの生産と運用について
生産は医師団の第一工場で行われる。民間流通はしておらず、医師団独自のアイテムである。
運用は医師団が緊急派遣の現場まで持ち込み、直近の医療テントとして運用することを主目的としている。

部品: エアーテントとは
小さく折りたたむことができ、空気を機械で送り込むことで即時に設営することができるテントのこと。設営が早く、手間もかからず、専門知識も必要ない。ただ、少しお高い

部品: 支柱はどうするの?
テントを支える支柱も、空気を送り込んでふくらませる充填式の気柱で構成する。なので支柱すらも普段はぺしゃんこにして保管することができる。だが、実際に膨らむと支柱同士が横棒が接合することにより、堅牢に支え合う構造になっていて、強風でもあまり揺れない。意外に頑丈である。

部品: 床布と防水帯
床布はテントとして膨らんだ後柱と一緒に立ち上がり防水帯を構成するようになっており、テント内部へ雨水の流入を防ぐ。天幕裾とも接合することができ、風の吹込みを防止することもできる。

部品: 側面ダクト
エアーテントは、内部に冷暖房の吸排気、電源コードの取り込みに使えるダクトが設置されている。タイプにもよるが、通常は2組4個である。

部品: テントの素材
素材は合成樹脂とゴムである。ただし、合成樹脂は長期間の紫外線照射や温度変化が苦手という欠点がある。エアーテントのゴムはこれらの劣化に強い素材で作られている。


部品: 空気漏れないの?
テントを支える気柱は、表面を堅牢な合成樹脂でコーティングされている。これは劣化に強く頑丈な素材でできており、破損しにくい。また、表面が傷ついた際にすぐに空気が漏れてしまわないように、裏面に機密保持用のゴムが二重に貼り付けてあり、気密性の保持に注意を払っている。


部品: 取手がついている
展張したあとも、固定場所を移動させられる軽さがエアテントにはある。これを引っ張って移動するための取手。
もちろんこの取手にペグを打ち込んで固定してもいいし、水のうを取り付けて重しとしてもいい。

部品: 抗菌処理してある
樹脂やゴムはカビなどに弱い。内側までカビの根が入り込むと材質が劣化したり掃除が難しいからだ。
このため、テントの要である気柱には抗菌防カビ剤が練り込まれている。


部品: 素人でも設営しやすい
テントの立ち上げは小さくたたまれ収納袋に収まっているエアーテント本体を取り出して広げて、ブロアと呼ばれる空気を送り込む機械とホースを繋いで、電源をいれれば勝手に気柱が立ち上がる。
数分で立ち上げは完了する。

部品: 内天幕
テントの内側に取り付ける二重構造の天幕。二重構造になることで断熱効果を高める。エアテントは冷暖房がとりつけられるようになっているため、内天幕をつけることで冷暖房の働きを助ける。
また、結露の発生を軽減するので、寒冷地での宿営に役立つ。

部品: 連結布
テント同士を連結するための布。テントの前後面を取り外して面全体を連結させる。そうすることで一体化したテントとなる。

部品: 固定用水のう
水をためた水のうで、これを床固定用のベルトに固定して、錘として設置するのだ。
水は調達しやすく、しかも普段は水を捨てておけば容器は軽い。
ベルトでしっかりと固定されているので、予想外の強風にあおられても外れにくい。

部品: エアーフロア
膨らませて空気を入れて作る床。
厚さが約8cmの平らな畳状フロア。人がふんでもへこまない程度に硬くなり、かつクッション性がある。
これを連結して大きい床にすることもできる。

部品: 防虫メッシュ
テントの前後面を開け放つことで空気の通路をつくり、換気が可能であるが、場所や季節によっては虫で大変なことになる。これを防ぐために天幕にたらすメッシュ。通気性を確保しつつテント内に害虫が入らないよう防御する。

部品: 移動させやすい
極普通のエアコンであるが、室外機がテントと併設され、台者にのせられており、移動させやすくなっている。
方式はヒートポンプ式循環型で、熱い時はもちろん、外気温がマイナス5度でも暖房効果を発揮する。

部品: 多彩な電源コネクタ
移動先の藩国で、電源コードのコンセントの形が違ったりはよくある。これに対応するように電源コードは取り外し式で、様々なコネクタに対応できるようになっている。
電源が確保できない時用に持ち運び式のバッテリーとも接続できる

部品: エアコンの基本原理
エアコンは、液体が蒸発するときに周囲から多量の熱を奪う性質を利用して空気を冷やす。これを利用して冷房をかける。暖房はこれを逆回しにしたものである

部品: 具体的な冷暖房の方法
気化熱と、気体が液体に戻るときに放出される熱を利用して暖房と冷房にするのが方式だが、この原理を利用して室外機と室内機の循環するパイプに冷媒という液体を循環させて、液体と気体の課程…物質の三態を繰り返して空気を冷やすのが冷房で、この流れを逆方向にすることで暖房を行うことができる。

部品: 冷媒とは具体的にどんな物質?
冷媒は基本的にガスである。これで空気の中にある熱を運んでくれる。暖房の場合は外の熱を吸い取って室内に、冷房の場合はその逆である。
基本的にはフロンガスであったが、今はもうつか荒れていない。空気中に逃げてしまうとオゾン層破壊につながるからだ。
その後円その他に水素を含んだ代替えフロンを使うようになり、現在では新冷媒と呼ばれる塩素を全く含んでない代替えフロンが使われるようになっている。


部品: 陰圧環境を作る
医療用テントは二重天幕構造でテント内の気密を高める。その上で空気清浄機による排気のみで内部が最大15paの陰圧環境を作ることができる。
二重構造で断熱効果が高く、エアコンも効く。
陰圧で空気が外に出にくくなることで、感染の拡大を防ぐことができる。

部品: ディスポーザブル対応
医療においては近年器具はあえて使い捨てにすやすいよう工夫することで、二次感染や細菌による汚染を防ぐ考え方があるが、このテントも同様である。
医療用テントは内天幕と床を取り外して使い捨てにできるようになっており、逆に本体を繰り返し使用可能である。


部品: 一応殺菌もできる
ディスポ対応ではあるが、内天幕と床はポリ塩化ビニルでできており、次亜塩素酸による洗浄で殺菌をすることもできる。次亜塩素酸は臭うので、殺菌した後の水洗が大変だが・・・。

部品: 隔離に使用することもできる
ウイルスなどの飛沫感染や接触感染に限定する場合は、陰圧環境が作れなくても、屋外にこのテントをたてて隔離するだけで、感染拡大の防止に効果が期待できる。

部品: オートクレーブとは
オートクレーブとは、内部を高圧力にすることが可能な耐圧性の装置を用いて行う処理のことを指すが、一般的には装置そのものを指す。
高温高圧の飽和水蒸気による滅菌処理を行う。

部品: 滅菌の定義
滅菌とは、増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅又は除去する状態を実現するための作用・操作をいう。

部品: 滅菌の障害
以下は一般的な微生物の話である。マンイーターなどの特異すぎる例外は除く。
微生物の滅菌で大きい問題となるのは、一部の細菌が形成する芽胞である。芽胞は生育環境の悪化に対応するための細菌の工夫であり、温度や薬剤などによる殺菌に極めて高い抵抗性を示す。
通常の生物は100℃の湯で煮沸でごく短時間で死滅するが、芽胞は30分以上煮沸し続けても生き残る。
かといってより高温での乾熱滅菌でこれに対応すると殺菌できないものが沢山ある。
180℃で30分以上の加熱によって芽胞を完全に殺すことが可能であるが、これでは金属やガラスくらいしか滅菌できない。

部品: オートクレーブ滅菌の強み
2気圧の飽和水蒸気によって温度を121℃に上昇させ、20分間処理することで、対象物の水分を保持したまま、しかも乾熱滅菌より低い温度、短い時間で滅菌を行うことが可能である。これはオートクレーブが水分存在下での加熱(湿熱)であるため、高温で促進された加水分解反応によって、微生物を構成する生体高分子の分解が促進される分、乾熱よりも効率よく滅菌されるためだと考えられている。

なので乾熱滅菌がつかえない水分を含む物体や水溶液の他、比較的高温に耐えられるプラスチック製品まで、かなり広い対象を比較的簡単に滅菌できる。ただし120℃以下で変質するような、熱に弱い成分(一部のタンパク質やビタミンなど)を含むものや、熱に弱いプラスチック器具を滅菌することはできない。


部品: 弱点もある
分子生物学分野でのコンタミの原因の一つであるRNaseや、医療上コンタミの原因になる、内毒素であるリポ多糖などは、オートクレーブによって除去することはできず、異常プリオンについても通常のオートクレーブの条件では感染性を失わせることができない。
それに、一度に大量の培地を滅菌する場合などには、培地内部の温度上昇に時間を要するため、より長時間行う必要がある。

部品: 要するに圧力釜
要するに圧力釜であるからして、構造が複雑でなく、少しの利用であれば料理用の圧力釜であっても利用はできる。

部品: 構造と滅菌手順
温度計と圧力計を備えており、タンクに水をためておいて、必要に応じて装置の底に水をためる。またその水を排水できるバルブもついている。

1:専用の籠に入れた器具や滅菌対象の試料などを入れて、扉を閉じて固定する。
2:スイッチを入れるとタンクから装置の底に水が入り、加熱が始まる。
3:加熱により排気口から空気が出て来るが、次第に湯気も出てくるようになる。
4:そこから内部に水蒸気が充満すると排気口が閉じる。それにより圧力が高まって、高温高圧な条件下での滅菌が成立する
5:その後は自然に冷却された後、扉を開けて取り出す。

部品: 滅菌パックされた医療器具達
即使用できるよう、滅菌パックされている医療器具達。野戦病院は派遣された藩国の医療機関との連携を前提につくられているが、独立しても単独で動作できるように、器具は常備されている。

部品: 救急派遣用医薬品
医師団が常備している野戦病院用の薬品たち。消毒薬なども含む。傷病者や感染症などに対する薬を厚めに常備しており、一般的な医療機関に流通している薬のみを奇をてらわず使用している。

部品: 使い捨ての医療用消費材料とバイオハザードボックス
ガーゼや医師が着用するディスポのガウン、手袋、ペーパータオルや手指消毒用の薬剤や石鹸などをはじめとする医療用の消費材料。医療用テントの常備品として携帯される。
また、これらが感染性のものに(体液や血液など一般的な医療で感染性廃棄物となるもの)暴露した場合、これを捨て保存し、持ち帰って処理するためのゴミ箱、バイオハザードボックスも常備されている。
最終更新:2017年10月09日 15:48