アイドレスsystem4 > I=D・ヒマラヤンフレーム

大部品: I=D・ヒマラヤンフレーム RD:24 評価値:7
  • 部品: ペルシャ改設計の重フレーム
  • 大部品: 歩兵用I=D操縦システム「ATシステム」 RD:3 評価値:2
    • 部品: ATシステムとは
    • 部品: 簡易操縦システムコンセプト
    • 部品: 操縦性と機体動作制限
  • 大部品: G-06H型ガスタービンエンジン RD:6 評価値:4
    • 部品: G-06Hとは
    • 大部品: ガスタービンエンジン RD:5 評価値:3
      • 部品: ガスタービンエンジンとは
      • 部品: 直接回転運動を出力できる
      • 部品: 高出力化が容易
      • 部品: 連続燃焼工程
      • 部品: 各種のガスタービンエンジン
  • 大部品: シェルコクピット・タイプLL-2 RD:3 評価値:2
    • 部品: 陸上タイプ・簡易仕様・二人乗り
    • 部品: 陸上用ゆえのハッチ構成
    • 部品: 殻型コクピットとは
  • 大部品: アメショーの歴史と技術継承、運用遺産 RD:4 評価値:3
    • 部品: 小型戦車というより騎兵戦闘車
    • 部品: 特徴は伏せ機能
    • 部品: 土木作業に使える
    • 部品: 夜戦での活躍
  • 大部品: ペルシャから引き継がれたもの RD:4 評価値:3
    • 部品: 大きいアメショー
    • 部品: 武装の大充実
    • 部品: 伏せ機能の応用
    • 部品: アビオニクス強化
  • 大部品: 一般への生産・流通制限 RD:3 評価値:2
    • 部品: 製品ナンバーの管理と追跡
    • 部品: 確実な受け渡し
    • 部品: 購入者/組織の登録


部品: ペルシャ改設計の重フレーム
 ヒマラヤン・フレームはペルシャを参考に重装備型として全面改設計されたI=D用フレームである。固有の装甲や外部センサーなどは持たず、コクピットとパワーパック、胴体と上腕部・大腿部のみで構成されている。これに用途に応じた四肢と装備を搭載することで完成するのである。
 機体サイズは四肢を装備した状態で約6.5m、全幅3mとペルシャとほぼ同じである。動作データのプログラムにはベース機体であるペルシャが使用され、開発期間の短縮が図られた。
 伏せ状態で大口径砲の発射衝撃に耐えることが想定されており、通常I=Dに比べて肩・肘部の許容応力が大きく設計されている。このためマッシブなシルエットを持つことになった。
 専業パイロット用ではなく、歩兵が装備し歩兵部隊に随伴して運用される機体として設計されており、操縦系にはATシステムを採用、操縦の簡易化を図っている。

部品: ATシステムとは
一般の歩兵が使用するための操縦システム。オートマ車のようなものなのでこのように呼ばれた。
長期専門訓練を必要とせずに操縦できるよう、操作系が簡略化されている。
もちろん訓練なしでは操縦できないが、3ヶ月程度の訓練で一通りの動作が可能となるだろう。

部品: 簡易操縦システムコンセプト
ATシステムは以下の3コンセプトで構成されている。
  • 簡易なヒューマンインターフェースであること。
  • 歩兵装備(特に軽ウォードレス)を除装せずとも操縦できること
  • 可能な限り直感的操作が可能であること

部品: 操縦性と機体動作制限
ATシステムでの機体動作においてはほとんどの動作はプリプログラミングされたものとなり、複雑かつ臨機応変な機体動作は行なえない。
概ね可能なのは前進・後退、旋回、左右移動、ジャンプ、しゃがみ、伏せ状態への遷移などである。
射撃、白兵戦、給弾動作なども予めプログラムしておく必要がある。
またこのシステムは陸上機体にのみ対応し、航空機や宇宙機などには対応しない。

部品: G-06Hとは
ヒマラヤンフレーム用に開発された2軸ガスタービンエンジン。ニューワールド外、中物理域までの活動を想定して選定された。補助パワーとしてバッテリーパックもセットされている。
パワーパックとしてまとめられており、まるごと交換が可能である。

部品: ガスタービンエンジンとは
ガスタービンエンジンは内燃機関の一種で、燃焼用空気を吸気・圧縮、燃料と混合させて燃焼、膨張させ、その排気を回転運動として利用するエンジンである。

部品: 直接回転運動を出力できる
ガスタービンエンジンは作動流体(燃焼ガス)の運動エネルギーを回転軸とタービン(羽根車)によって回転運動に変換する装置であるため、レシプロエンジンのような運動形態の変換メカニズムが不要である。

部品: 高出力化が容易
ガスタービンエンジンは同原理のエンジンであるレシプロエンジンと違い、作動流体(燃焼用空気及び燃焼ガス)を連続的に処理できるために高出力化が容易である。

部品: 連続燃焼工程
ガスタービンエンジンは圧縮、燃焼、膨張、排気のプロセスが完全に分離されており、連続的に燃焼、稼働する。このため一度着火すると燃料供給を止めない限り連続で燃焼し続ける。

部品: 各種のガスタービンエンジン
  • ターボジェットエンジン…吸気をコンプレッサーで圧縮、燃焼、排気したジェット噴流を利用して推進力を得る最も基本的なエンジン。超音速旅客機や戦闘機等で使用される。
  • ターボファンエンジン…ターボジェットの前部にファンを追加し、ジェット噴流と低速気流を混ぜ合わせて飛行に適した速度の噴流を得るエンジン。亜音速旅客機等で使用される。
  • 1軸式ガスタービン…タービンと圧縮機が1軸で結合されたもの。タービン出力の一部は圧縮機駆動用に使われ、残りが出力軸で取り出される。定常回転を要求される用途に適する。
  • 2軸式ガスタービン…圧縮機用タービンと別に出力タービンを置いたもの。圧縮軸と機械的結合されていないため、出力調整が容易。

部品: 陸上タイプ・簡易仕様・二人乗り
シェルコクピットのTYPE-L、陸上仕様の簡易タイプ。LL-2の2は2名用を表す。
役割分担としては1名がメインパイロットとして操縦を担い、1名がコパイロット/ガンナーとなる。
気密機能は最低限の水密化と対NBC機能程度で、その重量のほとんどは生存性を上げるための装甲材にあてられている。

部品: 陸上用ゆえのハッチ構成
タイプL型のシェルコクピットでは脱出ハッチが前後に設けられた。背中、あるいは胸にしかハッチがない場合、転倒によって脱出不可能となる場合があるためである。

部品: 殻型コクピットとは
シェルコクピットはパイロットの生存性と機体性能の向上を目的に設計された新型の装甲コクピットである。モノコックの耐圧シェルとセミモノコックの装甲シェルの二重構造を持ち、従来型のコクピットと比較して乗員保護機能が大幅に引き上げられた。

部品: 小型戦車というより騎兵戦闘車
アメショーは30mm機関砲とATMの装備であり、戦車というには火力の低い機体であった。これは4m・6tという機体サイズからくる制限であり、やむを得ないものではあったが運用方法にはかなりの制限がかかった。装甲も厚いとはとても言い難く、正面砲戦といった主力戦車的運用にはなじまず、投入が躊躇われることがあった。また榴弾系の装備が装備されていないため歩兵直協としては使用しづらく、専らATM砲台として使用された。

部品: 特徴は伏せ機能
アメショーの運用を特徴づけるのはその伏せ機能である。もともと小型のI=Dではあったが伏せ状態では全高2mを切り、隠密性に優れていた。

部品: 土木作業に使える
反面、土木作業では大活躍である。専門の工兵が少ない共和国の事情もあり、歩兵より遥かに土木作業能力の高いアメショーは様々な戦場で陣地構築作業に駆り出された。

部品: 夜戦での活躍
にゃんにゃん共和国の猫妖精は夜目がきくため夜間戦闘に駆り出されることも多く、必然的にアメショーも夜戦で運用されることがままあった。しかしながら単体でのセンサー能力が低い本機は機体側でこれに対応することができず、パイロットの五感に頼って夜戦を行うこととなった。この際白兵戦で用いられることも多かったが、専用の白兵戦装備をもたない本機は土木作業用のスコップを用いて戦闘することになった。


部品: 大きいアメショー
ペルシャはアメショーの2倍の価格で1.5倍のスケールに拡大した機体である。アメショーの戦訓を全面的に取り入れた甲斐あってアメショーとサイズ差以外ほぼ同じ使い方ができた。

部品: 武装の大充実
機関砲とATMの装備しかなかったアメショーに対し、ペルシャは大幅な武装強化に成功している。各種白兵戦専用装備、重機関砲に加えて大口径野砲まで装備可能だった。

部品: 伏せ機能の応用
ペルシャもアメショーと同じく「伏せ」…つまり4足歩行モードでの運用が可能であるが、ペルシャではこの機能はより攻撃的に使用される。つまり、大口径砲のプラットホームとしての運用である。3.5倍に増大した機体重量をウェイトとして機能し、アメショーではできなかった滑腔砲の装備が可能となったのである。

部品: アビオニクス強化
1.5倍にスケールアップされた機体であるがコクピット容積はアメショーとさほどの変わりはなく、余剰のスペースはアビオニクスやセンサー系の強化にあてられている。夜戦対応のセンサー系も追加され、猫妖精に頼らない夜戦も可能となった。砲戦用の弾道計算にも対応している。

部品: 製品ナンバーの管理と追跡
生産されたすべての機体に生産番号が割り振られており、何時、何処に納入されたかが確認できるようになっている。その為機体が不正利用された場合、それが何処から流出しどのような経緯で使われたのかが一目瞭然となる。

部品: 確実な受け渡し
受け渡しは配備場所まで決められた手順によって計画化され、管理されるようになっている。納入計画の確認を行う事で不正に機体が流出する事を防ぎ、正規の納入先へ確実に受け渡すことができるようになる。

部品: 購入者/組織の登録
発注者とその所属組織が購入する前に審査を受け、正規の手段で購入者リストへ登録を行う事が義務付けられている。このリストへの登録は正規の国家機関及び認定された治安維持機関のみに限られており、一般人は購入できないように配慮されている。
最終更新:2017年10月10日 10:30