特別養護老人ホーム

部品構造


  • 大部品: 特別養護老人ホーム RD:23 評価値:7
    • 大部品: 設立の経緯と基本的な概念 RD:2 評価値:1
      • 部品: 社会福祉の概念
      • 部品: 安定した老後生活を送るために
    • 大部品: 施設概要 RD:4 評価値:3
      • 部品: 利用可能者と入居期間
      • 部品: 施設の勤務者
      • 部品: 施設基準
      • 部品: 料金
    • 大部品: 設備基準 RD:9 評価値:5
      • 部品: 居室
      • 部品: 廊下や階段
      • 部品: 洗面設備とトイレ
      • 部品: 食堂と機能訓練室
      • 部品: 医療室
      • 部品: 看護職員室と介護職員室、静養室
      • 部品: 調理室・洗濯室・汚物処理室・介護材料室
      • 部品: 面談室と事務室
      • 部品: 非常災害対策
    • 大部品: サービス内容 RD:8 評価値:5
      • 部品: 入浴
      • 部品: 食事介助
      • 部品: 排泄
      • 部品: リハビリ
      • 部品: 生活相談
      • 部品: 掃除・クリーニング
      • 部品: 買い物
      • 部品: レクリエーション



部品定義


部品: 社会福祉の概念

高齢者や障害者、生活困窮者などの社会的弱者に対して生活の質を維持・向上させるためのサービスを援助したり、制定することを目的とする。

部品: 安定した老後生活を送るために

特別養護老人ホームは介護が必要な高齢者が、安心して暮らせるようにすることを目的として設立された社会福祉の施策の一つである

部品: 利用可能者と入居期間

65歳以上認知症や寝たきりの常時介護が必要な人が利用可能。原則として終身利用ができるが厳密にいうと、医療サービスが限定されているため一定以上の定期的な医療行為が必要である者は対象外となる。

部品: 施設の勤務者

日常生活の介助が主目的であるため、医師看護士職員は少ない。医師は常任義務がなく、非常勤で1名、看護士は入所者30人以下の場合は1名、50人以下までで2名、50人以上130人以下で3名の計算。以降50人増える毎に1名配置する。メイン職員は介護福祉士が占め、入所者3名につき最低1人の割合で配置される。

部品: 施設基準

施設は、基本的に日照、採光、換気等の入所者の保健衛生と防災について十分考慮された構造でなければならない。

部品: 料金

入居一時金は不要だが、施設サービス費・居住費・食費・光熱水費・日常生活費の支払いは必要で、施設サービス費は必要な介護量によって決定される。居住費と食費は世帯収入や課税状況によって負担限度額が変わってくる。

部品: 居室

原則個室であり、ある程度のゆとりがあること。個室が無理な場合は定員4人以下であること。ブザーなど職員を呼ぶ設備を配置、身の回りの品を保管できる設備を備えること。外気がしっかり入る窓があること。寝台があること。居室は地下にないこと。出入り口が廊下や広間に直接面しており避難に有効なことが決められている。

部品: 廊下や階段

バリアフリーが望ましいが、無理な箇所、例えば階段などの傾斜は緩やかにするなど、配慮した空間にすること。廊下も車いすやストレッチャーが通るため、十分な幅があることが求められる。また、常夜灯の設置が義務付けられている。

部品: 洗面設備とトイレ

居室のある階ごとに設置して、被介護者が使いやすいものにしなければならない。また、此処にもブザーなど職員がすぐに駆け付けることができる設備を配置しなければならない。

部品: 食堂と機能訓練室

それぞれ必要十分な広さが必要だが、食事の提供と機能訓練に支障がない広さが確保できるなら同一場所でも許可が出る。

部品: 医療室

診療するために必要な医療機器と医療品をそろえること。必要に応じて臨床検査設備の設置が義務付けられている。

部品: 看護職員室と介護職員室、静養室

何らかの理由で居室で安静が取れない場合に使用されるのが静養室であり、看護職員室もしくは介護職員室の隣に設置される。設備は居室と同じになる。

部品: 調理室・洗濯室・汚物処理室・介護材料室

調理室に火気を使用する部分は、不燃材料を用いることが義務付けられている以外は、これらの部屋自体の設置は義務だが、内部設定に関する義務はない。しかし当然ながらある程度入居者が使いやすいように設定されなければならない。

部品: 面談室と事務室

当然運営管理をする事務員が所属する事務室と、常任の生活相談員が勤務する面談室がある。生活相談員は、社会福祉士がなる。その他、運営に必要と思われる部屋や機能は設置する許可がでており、管理は事務室が担う。

部品: 非常災害対策

耐火建築物で、火災時の際に円滑な避難が可能な構造であること。消火器などの設置。また、窃盗やテロ予防のために防犯カメラの設置などが求められる。

部品: 入浴

一週間に二回以上の入浴が義務で、体調の悪い時などは週二回以上の清拭が必要になる。施設によって浴槽は異なるが、通常タイプのものの他に、座ったまま入浴できる浴槽と寝たままで入浴できる浴槽がある。

部品: 食事介助

調理法や温度、保温方法など厳しく管理され、栄養を考え入所者の嗜好や体調に考慮した食事を、家庭と同様の適切な時間に提供しなければならない。食事時間を状況によってずらすなど臨機応変な対応も望まれる。また、可能な限り離床して食堂で食事を摂るように支援しなければならない。

部品: 排泄

おむつは適切に取り換えてあげる義務がある。しかし、入所者の自尊心をなるべく傷つけないようにする配慮必要である。その為、立てるときは極力トイレ、寝たきりの時はベッド上で排泄介助を行う。また、定時でトイレへ誘導したりと自立支援を目的とした介護も取り入れている。

部品: リハビリ

日常生活の維持を目的とした機能訓練が求められる。レクリエーションでの運動も、現在の機能を落とさらないようにする目的がある。寝たきりの人に対しても、関節が硬くなりすぎないように配慮や、褥瘡にならないように定期的に体制の整備をしたりする必要がある。

部品: 生活相談

入居者同士のトラブルから家族とのトラブル、ケア内容や介護内容の変更、クレームまで色々な相談を受け付けることが求められ、その為の専門のスタッフが配置されている。

部品: 掃除・クリーニング

リネン交換は原則週二回だが、汚れた場合や皮膚状態が悪い時など随時行われる。掃除も原則として毎日行われており、入居者に清潔で居心地が良い空間を提供している。

部品: 買い物

必要なものは施設職員が代行して購入する。もちろん職員が入所者の金を不当に使い買い物することは禁ずる。大抵は預かり金や立替金で清算している。入所者が自分で現金を管理し支払いをする場合もある。

部品: レクリエーション

入居者のために適時レクリエーション行事を行うことが義務である。また、入居者の家族とも連携をとりその交流の機会を確保しなければならない。具体的には誕生日会や、クリスマス会などの年中行事を企画実行している。



提出書式


 大部品: 特別養護老人ホーム RD:23 評価値:7
 -大部品: 設立の経緯と基本的な概念 RD:2 評価値:1
 --部品: 社会福祉の概念
 --部品: 安定した老後生活を送るために
 -大部品: 施設概要 RD:4 評価値:3
 --部品: 利用可能者と入居期間
 --部品: 施設の勤務者
 --部品: 施設基準
 --部品: 料金
 -大部品: 設備基準 RD:9 評価値:5
 --部品: 居室
 --部品: 廊下や階段
 --部品: 洗面設備とトイレ
 --部品: 食堂と機能訓練室
 --部品: 医療室
 --部品: 看護職員室と介護職員室、静養室
 --部品: 調理室・洗濯室・汚物処理室・介護材料室
 --部品: 面談室と事務室
 --部品: 非常災害対策
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 --部品: 入浴
 --部品: 食事介助
 --部品: 排泄
 --部品: リハビリ
 --部品: 生活相談
 --部品: 掃除・クリーニング
 --部品: 買い物
 --部品: レクリエーション
 
 
 部品: 社会福祉の概念
 高齢者や障害者、生活困窮者などの社会的弱者に対して生活の質を維持・向上させるためのサービスを援助したり、制定することを目的とする。
 
 部品: 安定した老後生活を送るために
 特別養護老人ホームは介護が必要な高齢者が、安心して暮らせるようにすることを目的として設立された社会福祉の施策の一つである
 
 部品: 利用可能者と入居期間
 65歳以上認知症や寝たきりの常時介護が必要な人が利用可能。原則として終身利用ができるが厳密にいうと、医療サービスが限定されているため一定以上の定期的な医療行為が必要である者は対象外となる。
 
 部品: 施設の勤務者
 日常生活の介助が主目的であるため、医師看護士職員は少ない。医師は常任義務がなく、非常勤で1名、看護士は入所者30人以下の場合は1名、50人以下までで2名、50人以上130人以下で3名の計算。以降50人増える毎に1名配置する。メイン職員は介護福祉士が占め、入所者3名につき最低1人の割合で配置される。
 
 部品: 施設基準
 施設は、基本的に日照、採光、換気等の入所者の保健衛生と防災について十分考慮された構造でなければならない。
 
 部品: 料金
 入居一時金は不要だが、施設サービス費・居住費・食費・光熱水費・日常生活費の支払いは必要で、施設サービス費は必要な介護量によって決定される。居住費と食費は世帯収入や課税状況によって負担限度額が変わってくる。
 
 部品: 居室
 原則個室であり、ある程度のゆとりがあること。個室が無理な場合は定員4人以下であること。ブザーなど職員を呼ぶ設備を配置、身の回りの品を保管できる設備を備えること。外気がしっかり入る窓があること。寝台があること。居室は地下にないこと。出入り口が廊下や広間に直接面しており避難に有効なことが決められている。
 
 部品: 廊下や階段
 バリアフリーが望ましいが、無理な箇所、例えば階段などの傾斜は緩やかにするなど、配慮した空間にすること。廊下も車いすやストレッチャーが通るため、十分な幅があることが求められる。また、常夜灯の設置が義務付けられている。
 
 部品: 洗面設備とトイレ
 居室のある階ごとに設置して、被介護者が使いやすいものにしなければならない。また、此処にもブザーなど職員がすぐに駆け付けることができる設備を配置しなければならない。
 
 部品: 食堂と機能訓練室
 それぞれ必要十分な広さが必要だが、食事の提供と機能訓練に支障がない広さが確保できるなら同一場所でも許可が出る。
 
 部品: 医療室
 診療するために必要な医療機器と医療品をそろえること。必要に応じて臨床検査設備の設置が義務付けられている。
 
 部品: 看護職員室と介護職員室、静養室
 何らかの理由で居室で安静が取れない場合に使用されるのが静養室であり、看護職員室もしくは介護職員室の隣に設置される。設備は居室と同じになる。
 
 部品: 調理室・洗濯室・汚物処理室・介護材料室
 調理室に火気を使用する部分は、不燃材料を用いることが義務付けられている以外は、これらの部屋自体の設置は義務だが、内部設定に関する義務はない。しかし当然ながらある程度入居者が使いやすいように設定されなければならない。
 
 部品: 面談室と事務室
 当然運営管理をする事務員が所属する事務室と、常任の生活相談員が勤務する面談室がある。生活相談員は、社会福祉士がなる。その他、運営に必要と思われる部屋や機能は設置する許可がでており、管理は事務室が担う。
 
 部品: 非常災害対策
 耐火建築物で、火災時の際に円滑な避難が可能な構造であること。消火器などの設置。また、窃盗やテロ予防のために防犯カメラの設置などが求められる。
 
 部品: 入浴
 一週間に二回以上の入浴が義務で、体調の悪い時などは週二回以上の清拭が必要になる。施設によって浴槽は異なるが、通常タイプのものの他に、座ったまま入浴できる浴槽と寝たままで入浴できる浴槽がある。
 
 部品: 食事介助
 調理法や温度、保温方法など厳しく管理され、栄養を考え入所者の嗜好や体調に考慮した食事を、家庭と同様の適切な時間に提供しなければならない。食事時間を状況によってずらすなど臨機応変な対応も望まれる。また、可能な限り離床して食堂で食事を摂るように支援しなければならない。
 
 部品: 排泄
 おむつは適切に取り換えてあげる義務がある。しかし、入所者の自尊心をなるべく傷つけないようにする配慮必要である。その為、立てるときは極力トイレ、寝たきりの時はベッド上で排泄介助を行う。また、定時でトイレへ誘導したりと自立支援を目的とした介護も取り入れている。
 
 部品: リハビリ
 日常生活の維持を目的とした機能訓練が求められる。レクリエーションでの運動も、現在の機能を落とさらないようにする目的がある。寝たきりの人に対しても、関節が硬くなりすぎないように配慮や、褥瘡にならないように定期的に体制の整備をしたりする必要がある。
 
 部品: 生活相談
 入居者同士のトラブルから家族とのトラブル、ケア内容や介護内容の変更、クレームまで色々な相談を受け付けることが求められ、その為の専門のスタッフが配置されている。
 
 部品: 掃除・クリーニング
 リネン交換は原則週二回だが、汚れた場合や皮膚状態が悪い時など随時行われる。掃除も原則として毎日行われており、入居者に清潔で居心地が良い空間を提供している。
 
 部品: 買い物
 必要なものは施設職員が代行して購入する。もちろん職員が入所者の金を不当に使い買い物することは禁ずる。大抵は預かり金や立替金で清算している。入所者が自分で現金を管理し支払いをする場合もある。
 
 部品: レクリエーション
 入居者のために適時レクリエーション行事を行うことが義務である。また、入居者の家族とも連携をとりその交流の機会を確保しなければならない。具体的には誕生日会や、クリスマス会などの年中行事を企画実行している。
 
 


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最終更新:2017年08月27日 21:39