更新履歴
部品構造
- 大部品: 新婚号 RD:30 評価値:8
- 部品: 新婚号とは
- 部品: つがるおとめからの性能改善要求
- 部品: 開発計画
- 部品: 重量・機動力バランス問題の解決
- 部品: 武装の方向性
- 部品: 音声式起動鍵
- 部品: 全自動発進装置
- 部品: 全自動(愛の言葉)詠唱システム
- 大部品: 機械脳リンク型制御システム RD:3 評価値:2
- 部品: 機械脳リンク型操縦システム概要
- 部品: 完全自動モード
- 部品: 手動操縦モード
- 大部品: 人型戦車基本センサー系 RD:5 評価値:3
- 部品: 眼球型カメラデバイス
- 部品: ミリ波レーダー
- 部品: 直接視察用クラッペ&ペリスコープ
- 部品: 低光量カメラ
- 部品: その他サブセンサー
- 部品: センサー処理能力向上
- 部品: 標準装甲
- 部品: 植物型人工筋肉
- 部品: 多連装ミサイルランチャー"ブーケトス"
- 部品: 12.7mm近接防御用対人機銃
- 部品: スモークディスチャージャー
- 部品: 30mm回転式機関砲
- 部品: 155mm自動速射砲
- 部品: 120mm戦車砲
- 部品: 76mmライフル砲
- 部品: 広域レーダーユニット
- 部品: 追加重装甲ユニット
- 部品: 大型盾“エンゲージリング”
- 部品: 白兵戦用クロー
部品定義
部品: 新婚号とは
旧ながみ藩国が開発し、無名騎士藩国が引き継いだ複座型人型戦車。機械と植物型人工筋肉のハイブリッドマシン。共和国の法令に従って生産・運用される。
部品: つがるおとめからの性能改善要求
複座型人型戦車が開発されるにあたって、要求された性能は非常に多い。
- 強固な装甲
- 強力な火力
- センサー系の強化
- 投影面積も出来るだけ増加させない
- 単独でもそれなりの戦力となる
- 高い情報処理能力を活かせる兵装
これらの性能改善要求の大半は、ノワールの戦いにおいてつがるおとめが多数撃破された事に起因する。つまり、軽装甲軽火力の機体に対してパイロットからクレームが出たのである。本来つがるおとめは悪地を戦場とし、地形を武器に敵戦力を撃破する事を目的に製造されている。その為には機動力を奪いかねない重装備はご法度であり、必然的に装甲も火器も通常の人型戦車に比べて劣るものであった。だが、実際に遭遇する事となった本格的な戦場は砂漠であり、遮蔽物となる物は何もない。そのため機動力の高さが非常に有用なものであった反面、火力と装甲の低さが際立つ結果となってしまった。それを補うためにスタートしたのが、この複座型人型戦車開発計画である。
部品: 開発計画
大前提として、複座型はその高い情報処理能力を利用した装備を施される事となっていた。実際に候補に上がったのは複数火器の同時使用、通常よりも長距離射程の射撃武器、電子戦装備、対空装備等である。これらの装備は、要求性能にある「強力な火力」「単独でもそれなりの戦力となる」を満たせる物が多く、スムーズに試験開発をスタート出来た。武装の開発が順調に進むその裏で、問題となっていたのは防御性能をどうするかであった。装甲を厚くすれば重量がかさみ、機動力が低下する。かといって装甲を強化しなければつがるおとめの二の舞を踏む可能性が高い。
部品: 重量・機動力バランス問題の解決
だが、この問題もすぐに解決の目処が立つことになった。上田虎雄号の影響である。上田虎雄号もまた複座型の機体であり、そして重装甲重火力の突破型戦車である。この重戦車の存在によりながみ藩国戦車部隊は強大な火力を手にいれることに成功し、本機は危険を犯してまで突撃戦闘を行う必要性がなくなったのである。これによって当機は最低限つがるおとめに追従できるだけの機動性を確保するに留まり、重装甲化の道を進むことになる。多少効率は落ちても遠距離からの撃ち合いで充分目的は達成できると判断した結果であり、元より開発部は命を預かる者として機体を突撃運用する事に難色を示していたのである。
部品: 武装の方向性
こうして、つがるおとめ部隊を後方から支援するという明確な目的を得た開発計画は次のステップへと進む事となる。試験開発が進んでいた各兵装から、実際に当機に装備される物を選択するのである。まず最初に決定したのは多連装ミサイルランチャーである。これは突撃機としての運用が考慮されていた時から開発が進められており、瞬間破壊力と広域制圧能力を評価されてのものだった。突撃の必要がなくなった後は長射程のミサイルやロケットによる敵制圧を目的として開発が進み、高度な火力を約束する事となる。高価なミサイルをばら撒く事に経済面で難色を示す者もあったが、元より複座型は多数量産する気が無かったため、多少出費がかさんでも全体としては微々たる量であると判断された。副砲として新規採用されたのは30mm機関砲と76mmのライフル砲であった。これらはつがるおとめの40mm機関砲から更新される装備であり、40mm機関砲が目立って威力不足だった事から急遽開発された物である。実際に運用する場合は主砲と副砲をそれぞれ1門ずつ装備し、部隊内で30mm機関砲を装備する機体と76mmライフル砲を分けて敵に対応した。その他目立つ装備としては大型の盾がある。これは装甲を強化すると共につがるおとめをガードする事にも使用でき、生存性を上げる事に役立っている。この盾も砲戦時に使用される事を目的として開発された装備である。全体的に、本機は距離を詰めての戦闘はあまり想定しておらず、その分の余力を射撃戦や砲戦に傾けている。本体の性能としては安全性の強化だけでなく、情報処理能力の向上に伴うセンサー性能の上昇が特徴として挙げられる。単座では運用できなかった大型火器や火砲の運用や、複数火器の同時運用が可能となっているという点も大きい。ただし戦闘能力の偏りが生まれ、中距離以上での火力を強化する一方で白兵距離や近距離での戦闘能力は低下を招く結果にもなっている
部品: 音声式起動鍵
新婚号はその起動方法に音声による認証システムを採用しており、登録者以外では起動できない仕様になっている。音声キーは開発当初『愛の言葉』を大声で叫ばなければならないという制限をわざわざかけていた。当時の藩王と王妃に愛を叫ばせたいという開発陣の悪乗りからかけられていたこの制限はながみ藩が無名騎士藩に合併されて以降撤廃され、現在は各パイロットが起動ワードを決定できるように改良された。
部品: 全自動発進装置
パイロットに支給されたインタフェースにあらかじめ設定した呼び出し用ワードを大声で叫ぶことでインタフェースと紐づけられた新婚号が起動、インタフェースの発する電波を探知してパイロットのもとに自動で駆けつけるというシステム。自動運転なので操作性は無く、障害物の類を無視して最短距離を移動しようとするため現在は使用禁止令が出ている。ただ、呼べば来るというこのシステム、パイロットからの評価は上々である。
部品: 全自動(愛の言葉)詠唱システム
起動時にコクピット内に音声付きで愛と平和を守る気概を示す詠唱が放送されるシステム。本当に詠唱を流すだけのシステムであり、タクティカルアドバンテージの存在しないシステムである。当時のながみ藩は「愛」を国是にしており、開発時は大真面目であった。パイロットたちからは呆れ声も聞かれるが、気が引きしまる・やる気が出るといった声があるのも事実である。
部品: 機械脳リンク型操縦システム概要
本機の制御系はパイロット二名(メイン、ガンナー)と機載コンピュータによって成立している。これらはウォードレスコードを通してリンクされ、完全自動モードと手動操縦モードの二種類の動作モードを切り替えて運用することができる。
部品: 完全自動モード
完全自動モードではコンピュータ側がマスター、パイロット側二名がスレーブとなり、パイロットは薬剤を注射して意識をシャットダウン、脳機能をコンピュータ側に明け渡し、完全に人機一体となった操縦が行える。ただし、この状態ではあくまでパイロットはスレーブであり、コンピュータの動作プログラムに応じた行動を取れるにすぎない。
部品: 手動操縦モード
手動操縦モードではパイロット側がマスター、コンピュータ側がスレーブとして動作し、コクピットの手動インターフェイスを用いて、コンピュータの支援を受けつつ操縦することが可能である。この場合、完全人機一体の境地に至るには長期の訓練が必要であるが、ノイマン型コンピュータのプログラムでは再現できない「直感」「先読み」といったファクターすらも生かして操縦することが可能である。
部品: 眼球型カメラデバイス
新婚号には眼球型のカメラデバイスが装備されており、まるで生体眼のようにズームや光度の調整が出来るようになっている。通常のカメラアイの他に暗視モードも備えており、様々な戦場に適応し汎用的な活動が可能となっている。またこのデバイスはメンテナンスの際に取り外し可能であり、破壊されたとしても比較的早い段階で交換できるように考慮されている。
部品: ミリ波レーダー
ラビットレーダーから発せられるミリ波の反射を観測する事で周囲の状況を確認できるミリ波レーダーが頭部に設置されている。これにより広域の索敵が可能となっており、特に長距離砲撃による火力支援において活用される事が多かった。またこのミリ波レーダーは稼働部となっており状況次第では位置をずらすことによって適当な体位をとる事が可能となり、汎用性は高かった。
部品: 直接視察用クラッペ&ペリスコープ
電子装備が封じられたリ目視での確認が必要となる状況に備えペリスコープによる外部の確認が出来るようになっている。これによりセンサーに頼らない視界確保が可能となっているが、当然ながらその視野は非常に限られたものであり、あくまで補助的な装置であると考えられている。
部品: 低光量カメラ
光源の少ない夜間活動や屋内での行動に備え低光量で機能する暗視カメラをカメラデバイスに並行搭載している。これにより暗い場所でも十全に行動する事が可能となったが、突然のフラッシュなどによってパイロットの視界が奪われる事もあり、どの程度までセンサーに頼るかは任意で選択できるようになっている。
部品: その他サブセンサー
熱源と音声、震動感知器を装備しており主に隠蔽工作を行った相手を創作する際に使われる。これらの装備の長時間駆動は非常に電力を食う為探査モードを起動するか意図的にいずれかのセンサーを稼働させて探索を行わない限りは使用される事は少ない。
部品: センサー処理能力向上
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部品: 標準装甲
つがるおとめの装甲とほぼ同じ、標準的な装甲。つがるおとめの運用データから判明した脆弱性を改善している。通称2型改装甲。複座型は装甲が強化されているため軽装甲は存在せず、これが全装甲中最も薄い装甲となっている。
部品: 植物型人工筋肉
ゴボウ系の歩行植物を改良して筋繊維とした人工筋肉。電気刺激によって細胞内の圧力が変化することで動作する。本機構を主動力とするため、本機は通常燃料ではなく食料系素材を動力源に駆動することになる。
部品: 多連装ミサイルランチャー"ブーケトス"
標準装備の1つ。機体背面に装備されるミサイルランチャー。各種ミサイルを発射出来る。複座型の切り札であり、中・遠距離において絶大な火力を誇る。本機は突撃機としての運用を禁止されているため、このミサイルランチャーは前方の敵を粉砕する事に重点をおかれており、全体的に射程が長く、また発射方向が前方に集中しているのが特徴。ミサイルはHEAT弾頭のアクティブホーミングATM、対地対空両用有線制御式マイクロミサイル、無誘導の多弾頭ロケット弾から選択出来る。
部品: 12.7mm近接防御用対人機銃
固定装備。つがるおとめにも使用された近接防御用の12.7mm機関銃。ただし、こちらは改良されて2連装2基の合計4門からなる。これはWSOの存在により、火器の同時運用能力が向上した事による。
部品: スモークディスチャージャー
標準装備の1つ。機体胴体部に装備する小型の煙幕発射装置。戦車に装備されるものとほぼ同じである。敵の視界を防いで攻撃を防御する為に使用される、受動的な装備。また、アラダの視線を防ぐ為に昼の戦闘で能動的に使用される場合もある。
部品: 30mm回転式機関砲
オプション装備の1つ。複座型人型戦車と共に開発された軽量の副砲。40mm機関砲から更新される。敵軽装甲車両への掃射を行う為に作られた。Gアサルトと40mm機関砲の間に当たる。複座型はミサイルランチャーを装備する関係で肩に機関砲を搭載する事が出来ず、その面でも副砲には運用制限が付いており、それを補うために小型の副砲が開発された。40mm機関砲に比べて口径が縮小されてはいるが、初速と連射性能に優れるため戦闘能力はほぼ同等。その分連射速度の上昇に伴って弾薬の消費が激しくなったのが弱点。
部品: 155mm自動速射砲
オプション装備の1つ。120mm砲と同じくつがるおとめからの流用装備。120mm砲の代わりに装備され、両手で1門を運用する。武器自体の性能に変わりはないが、これも火器管制系と情報処理能力の強化によって総合的な戦闘能力が上昇している。複座型は後方支援を前提としているため広範囲を制圧できる大型砲が好まれた。
部品: 120mm戦車砲
オプション装備の1つ。つがるおとめに装備されている主砲の流用であり、性能はそれに準じる。両手で1門装備し、敵装甲目標に対して攻撃を行う。また、稀に両手に1門ずつの計2門装備することがある。火器管制系や情報処理能力の強化によって命中率は向上し、戦闘能力は格段に向上している。2門同時に発射する事は禁止されており、左右交互に発射して運用する。
部品: 76mmライフル砲
オプション装備の1つ。複座型人型戦車と共に開発された副砲その2。やや大き目のライフルで、主砲では狙いにくい中型の目標に対して使用される。主砲に比べれば威力は劣るが、取りまわしが良く軽量、発射速度が速くて対応能力が高い。複座型人型戦車の火力強化プロジェクトの一環であり、中距離以遠での戦闘における火力底上げを狙っている。集団運用する事で火力を稼ぐ事を想定し、両手に1門ずつ装備したり30mm回転式機関砲と合わせて装備される事もある。数が多い敵に対しては30mm回転式機関砲を、やや大きい敵には76mmライフル砲を使用する。
部品: 広域レーダーユニット
オプション装備の1つ。機体各部に増設する各種センサー系装備。複座型は元より強化されたセンサー系を保有するが、それをさらに強化出来る。その分機体が膨れ上がってしまうが、元々重装甲化を推し進めているためさほど問題とはならなかった。
部品: 追加重装甲ユニット
オプション装備の1つ。複座型の為に開発された追加装甲。全身に強化装甲をブロック単位で装着していく。複座型人型戦車は、つがるおとめの運用から得られたデータを元に重装甲重武装化が進められており、この重装甲が複座型の主力装甲となっている。外付けで整備がしやすく、戦場での取替えも容易に行える。
部品: 大型盾“エンゲージリング”
オプション装備の1つ。楕円形の大型盾であり、全身をガードできるサイズとなっている。非常に重量があるため運用には制限が多いが、それに見合うだけの防御性能を発揮する。主に砲戦や陣地防御時に使用され、機体前面に盾を構えて敵の攻撃を防御する。強襲突撃戦闘にも使用出来ないわけではないが、そもそも突撃戦闘を考慮していないため基本的にそのような運用はしない。名前の由来はその円形と、夫婦の絆の強固さにあやかった物である。
部品: 白兵戦用クロー
オプション装備の1つ。接近戦闘用に開発された飛び出し式のクローで、ダガーの後継に当たる白兵装備。手の甲に装着し、ダガーのようにいちいちホルダーに収める必要が無い。普段はカバーで覆われており、必要に応じて刃が飛び出す仕組みとなっている。主要機関に対する本武器での突き攻撃は、相当重装甲な機体でもない限り致命傷となりうる破壊力を持つ。取り回しはいいが、射程距離が非常に短いのが玉に瑕。
提出書式
大部品: 新婚号 RD:30 評価値:8
-部品: 新婚号とは
-部品: つがるおとめからの性能改善要求
-部品: 開発計画
-部品: 重量・機動力バランス問題の解決
-部品: 武装の方向性
-部品: 音声式起動鍵
-部品: 全自動発進装置
-部品: 全自動(愛の言葉)詠唱システム
-大部品: 機械脳リンク型制御システム RD:3 評価値:2
--部品: 機械脳リンク型操縦システム概要
--部品: 完全自動モード
--部品: 手動操縦モード
-大部品: 人型戦車基本センサー系 RD:5 評価値:3
--部品: 眼球型カメラデバイス
--部品: ミリ波レーダー
--部品: 直接視察用クラッペ&ペリスコープ
--部品: 低光量カメラ
--部品: その他サブセンサー
-部品: センサー処理能力向上
-部品: 標準装甲
-部品: 植物型人工筋肉
-部品: 多連装ミサイルランチャー"ブーケトス"
-部品: 12.7mm近接防御用対人機銃
-部品: スモークディスチャージャー
-部品: 30mm回転式機関砲
-部品: 155mm自動速射砲
-部品: 120mm戦車砲
-部品: 76mmライフル砲
-部品: 広域レーダーユニット
-部品: 追加重装甲ユニット
-部品: 大型盾“エンゲージリング”
-部品: 白兵戦用クロー
部品: 新婚号とは
旧ながみ藩国が開発し、無名騎士藩国が引き継いだ複座型人型戦車。機械と植物型人工筋肉のハイブリッドマシン。共和国の法令に従って生産・運用される。
部品: つがるおとめからの性能改善要求
複座型人型戦車が開発されるにあたって、要求された性能は非常に多い。
・強固な装甲
・強力な火力
・センサー系の強化
・投影面積も出来るだけ増加させない
・単独でもそれなりの戦力となる
・高い情報処理能力を活かせる兵装
これらの性能改善要求の大半は、ノワールの戦いにおいてつがるおとめが多数撃破された事に起因する。つまり、軽装甲軽火力の機体に対してパイロットからクレームが出たのである。本来つがるおとめは悪地を戦場とし、地形を武器に敵戦力を撃破する事を目的に製造されている。その為には機動力を奪いかねない重装備はご法度であり、必然的に装甲も火器も通常の人型戦車に比べて劣るものであった。だが、実際に遭遇する事となった本格的な戦場は砂漠であり、遮蔽物となる物は何もない。そのため機動力の高さが非常に有用なものであった反面、火力と装甲の低さが際立つ結果となってしまった。それを補うためにスタートしたのが、この複座型人型戦車開発計画である。
部品: 開発計画
大前提として、複座型はその高い情報処理能力を利用した装備を施される事となっていた。実際に候補に上がったのは複数火器の同時使用、通常よりも長距離射程の射撃武器、電子戦装備、対空装備等である。これらの装備は、要求性能にある「強力な火力」「単独でもそれなりの戦力となる」を満たせる物が多く、スムーズに試験開発をスタート出来た。武装の開発が順調に進むその裏で、問題となっていたのは防御性能をどうするかであった。装甲を厚くすれば重量がかさみ、機動力が低下する。かといって装甲を強化しなければつがるおとめの二の舞を踏む可能性が高い。
部品: 重量・機動力バランス問題の解決
だが、この問題もすぐに解決の目処が立つことになった。上田虎雄号の影響である。上田虎雄号もまた複座型の機体であり、そして重装甲重火力の突破型戦車である。この重戦車の存在によりながみ藩国戦車部隊は強大な火力を手にいれることに成功し、本機は危険を犯してまで突撃戦闘を行う必要性がなくなったのである。これによって当機は最低限つがるおとめに追従できるだけの機動性を確保するに留まり、重装甲化の道を進むことになる。多少効率は落ちても遠距離からの撃ち合いで充分目的は達成できると判断した結果であり、元より開発部は命を預かる者として機体を突撃運用する事に難色を示していたのである。
部品: 武装の方向性
こうして、つがるおとめ部隊を後方から支援するという明確な目的を得た開発計画は次のステップへと進む事となる。試験開発が進んでいた各兵装から、実際に当機に装備される物を選択するのである。まず最初に決定したのは多連装ミサイルランチャーである。これは突撃機としての運用が考慮されていた時から開発が進められており、瞬間破壊力と広域制圧能力を評価されてのものだった。突撃の必要がなくなった後は長射程のミサイルやロケットによる敵制圧を目的として開発が進み、高度な火力を約束する事となる。高価なミサイルをばら撒く事に経済面で難色を示す者もあったが、元より複座型は多数量産する気が無かったため、多少出費がかさんでも全体としては微々たる量であると判断された。副砲として新規採用されたのは30mm機関砲と76mmのライフル砲であった。これらはつがるおとめの40mm機関砲から更新される装備であり、40mm機関砲が目立って威力不足だった事から急遽開発された物である。実際に運用する場合は主砲と副砲をそれぞれ1門ずつ装備し、部隊内で30mm機関砲を装備する機体と76mmライフル砲を分けて敵に対応した。その他目立つ装備としては大型の盾がある。これは装甲を強化すると共につがるおとめをガードする事にも使用でき、生存性を上げる事に役立っている。この盾も砲戦時に使用される事を目的として開発された装備である。全体的に、本機は距離を詰めての戦闘はあまり想定しておらず、その分の余力を射撃戦や砲戦に傾けている。本体の性能としては安全性の強化だけでなく、情報処理能力の向上に伴うセンサー性能の上昇が特徴として挙げられる。単座では運用できなかった大型火器や火砲の運用や、複数火器の同時運用が可能となっているという点も大きい。ただし戦闘能力の偏りが生まれ、中距離以上での火力を強化する一方で白兵距離や近距離での戦闘能力は低下を招く結果にもなっている
部品: 音声式起動鍵
新婚号はその起動方法に音声による認証システムを採用しており、登録者以外では起動できない仕様になっている。音声キーは開発当初『愛の言葉』を大声で叫ばなければならないという制限をわざわざかけていた。当時の藩王と王妃に愛を叫ばせたいという開発陣の悪乗りからかけられていたこの制限はながみ藩が無名騎士藩に合併されて以降撤廃され、現在は各パイロットが起動ワードを決定できるように改良された。
部品: 全自動発進装置
パイロットに支給されたインタフェースにあらかじめ設定した呼び出し用ワードを大声で叫ぶことでインタフェースと紐づけられた新婚号が起動、インタフェースの発する電波を探知してパイロットのもとに自動で駆けつけるというシステム。自動運転なので操作性は無く、障害物の類を無視して最短距離を移動しようとするため現在は使用禁止令が出ている。ただ、呼べば来るというこのシステム、パイロットからの評価は上々である。
部品: 全自動(愛の言葉)詠唱システム
起動時にコクピット内に音声付きで愛と平和を守る気概を示す詠唱が放送されるシステム。本当に詠唱を流すだけのシステムであり、タクティカルアドバンテージの存在しないシステムである。当時のながみ藩は「愛」を国是にしており、開発時は大真面目であった。パイロットたちからは呆れ声も聞かれるが、気が引きしまる・やる気が出るといった声があるのも事実である。
部品: 機械脳リンク型操縦システム概要
本機の制御系はパイロット二名(メイン、ガンナー)と機載コンピュータによって成立している。これらはウォードレスコードを通してリンクされ、完全自動モードと手動操縦モードの二種類の動作モードを切り替えて運用することができる。
部品: 完全自動モード
完全自動モードではコンピュータ側がマスター、パイロット側二名がスレーブとなり、パイロットは薬剤を注射して意識をシャットダウン、脳機能をコンピュータ側に明け渡し、完全に人機一体となった操縦が行える。ただし、この状態ではあくまでパイロットはスレーブであり、コンピュータの動作プログラムに応じた行動を取れるにすぎない。
部品: 手動操縦モード
手動操縦モードではパイロット側がマスター、コンピュータ側がスレーブとして動作し、コクピットの手動インターフェイスを用いて、コンピュータの支援を受けつつ操縦することが可能である。この場合、完全人機一体の境地に至るには長期の訓練が必要であるが、ノイマン型コンピュータのプログラムでは再現できない「直感」「先読み」といったファクターすらも生かして操縦することが可能である。
部品: 眼球型カメラデバイス
新婚号には眼球型のカメラデバイスが装備されており、まるで生体眼のようにズームや光度の調整が出来るようになっている。通常のカメラアイの他に暗視モードも備えており、様々な戦場に適応し汎用的な活動が可能となっている。またこのデバイスはメンテナンスの際に取り外し可能であり、破壊されたとしても比較的早い段階で交換できるように考慮されている。
部品: ミリ波レーダー
ラビットレーダーから発せられるミリ波の反射を観測する事で周囲の状況を確認できるミリ波レーダーが頭部に設置されている。これにより広域の索敵が可能となっており、特に長距離砲撃による火力支援において活用される事が多かった。またこのミリ波レーダーは稼働部となっており状況次第では位置をずらすことによって適当な体位をとる事が可能となり、汎用性は高かった。
部品: 直接視察用クラッペ&ペリスコープ
電子装備が封じられたリ目視での確認が必要となる状況に備えペリスコープによる外部の確認が出来るようになっている。これによりセンサーに頼らない視界確保が可能となっているが、当然ながらその視野は非常に限られたものであり、あくまで補助的な装置であると考えられている。
部品: 低光量カメラ
光源の少ない夜間活動や屋内での行動に備え低光量で機能する暗視カメラをカメラデバイスに並行搭載している。これにより暗い場所でも十全に行動する事が可能となったが、突然のフラッシュなどによってパイロットの視界が奪われる事もあり、どの程度までセンサーに頼るかは任意で選択できるようになっている。
部品: その他サブセンサー
熱源と音声、震動感知器を装備しており主に隠蔽工作を行った相手を創作する際に使われる。これらの装備の長時間駆動は非常に電力を食う為探査モードを起動するか意図的にいずれかのセンサーを稼働させて探索を行わない限りは使用される事は少ない。
部品: センサー処理能力向上
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
部品: 標準装甲
つがるおとめの装甲とほぼ同じ、標準的な装甲。つがるおとめの運用データから判明した脆弱性を改善している。通称2型改装甲。複座型は装甲が強化されているため軽装甲は存在せず、これが全装甲中最も薄い装甲となっている。
部品: 植物型人工筋肉
ゴボウ系の歩行植物を改良して筋繊維とした人工筋肉。電気刺激によって細胞内の圧力が変化することで動作する。本機構を主動力とするため、本機は通常燃料ではなく食料系素材を動力源に駆動することになる。
部品: 多連装ミサイルランチャー"ブーケトス"
標準装備の1つ。機体背面に装備されるミサイルランチャー。各種ミサイルを発射出来る。複座型の切り札であり、中・遠距離において絶大な火力を誇る。本機は突撃機としての運用を禁止されているため、このミサイルランチャーは前方の敵を粉砕する事に重点をおかれており、全体的に射程が長く、また発射方向が前方に集中しているのが特徴。ミサイルはHEAT弾頭のアクティブホーミングATM、対地対空両用有線制御式マイクロミサイル、無誘導の多弾頭ロケット弾から選択出来る。
部品: 12.7mm近接防御用対人機銃
固定装備。つがるおとめにも使用された近接防御用の12.7mm機関銃。ただし、こちらは改良されて2連装2基の合計4門からなる。これはWSOの存在により、火器の同時運用能力が向上した事による。
部品: スモークディスチャージャー
標準装備の1つ。機体胴体部に装備する小型の煙幕発射装置。戦車に装備されるものとほぼ同じである。敵の視界を防いで攻撃を防御する為に使用される、受動的な装備。また、アラダの視線を防ぐ為に昼の戦闘で能動的に使用される場合もある。
部品: 30mm回転式機関砲
オプション装備の1つ。複座型人型戦車と共に開発された軽量の副砲。40mm機関砲から更新される。敵軽装甲車両への掃射を行う為に作られた。Gアサルトと40mm機関砲の間に当たる。複座型はミサイルランチャーを装備する関係で肩に機関砲を搭載する事が出来ず、その面でも副砲には運用制限が付いており、それを補うために小型の副砲が開発された。40mm機関砲に比べて口径が縮小されてはいるが、初速と連射性能に優れるため戦闘能力はほぼ同等。その分連射速度の上昇に伴って弾薬の消費が激しくなったのが弱点。
部品: 155mm自動速射砲
オプション装備の1つ。120mm砲と同じくつがるおとめからの流用装備。120mm砲の代わりに装備され、両手で1門を運用する。武器自体の性能に変わりはないが、これも火器管制系と情報処理能力の強化によって総合的な戦闘能力が上昇している。複座型は後方支援を前提としているため広範囲を制圧できる大型砲が好まれた。
部品: 120mm戦車砲
オプション装備の1つ。つがるおとめに装備されている主砲の流用であり、性能はそれに準じる。両手で1門装備し、敵装甲目標に対して攻撃を行う。また、稀に両手に1門ずつの計2門装備することがある。火器管制系や情報処理能力の強化によって命中率は向上し、戦闘能力は格段に向上している。2門同時に発射する事は禁止されており、左右交互に発射して運用する。
部品: 76mmライフル砲
オプション装備の1つ。複座型人型戦車と共に開発された副砲その2。やや大き目のライフルで、主砲では狙いにくい中型の目標に対して使用される。主砲に比べれば威力は劣るが、取りまわしが良く軽量、発射速度が速くて対応能力が高い。複座型人型戦車の火力強化プロジェクトの一環であり、中距離以遠での戦闘における火力底上げを狙っている。集団運用する事で火力を稼ぐ事を想定し、両手に1門ずつ装備したり30mm回転式機関砲と合わせて装備される事もある。数が多い敵に対しては30mm回転式機関砲を、やや大きい敵には76mmライフル砲を使用する。
部品: 広域レーダーユニット
オプション装備の1つ。機体各部に増設する各種センサー系装備。複座型は元より強化されたセンサー系を保有するが、それをさらに強化出来る。その分機体が膨れ上がってしまうが、元々重装甲化を推し進めているためさほど問題とはならなかった。
部品: 追加重装甲ユニット
オプション装備の1つ。複座型の為に開発された追加装甲。全身に強化装甲をブロック単位で装着していく。複座型人型戦車は、つがるおとめの運用から得られたデータを元に重装甲重武装化が進められており、この重装甲が複座型の主力装甲となっている。外付けで整備がしやすく、戦場での取替えも容易に行える。
部品: 大型盾“エンゲージリング”
オプション装備の1つ。楕円形の大型盾であり、全身をガードできるサイズとなっている。非常に重量があるため運用には制限が多いが、それに見合うだけの防御性能を発揮する。主に砲戦や陣地防御時に使用され、機体前面に盾を構えて敵の攻撃を防御する。強襲突撃戦闘にも使用出来ないわけではないが、そもそも突撃戦闘を考慮していないため基本的にそのような運用はしない。名前の由来はその円形と、夫婦の絆の強固さにあやかった物である。
部品: 白兵戦用クロー
オプション装備の1つ。接近戦闘用に開発された飛び出し式のクローで、ダガーの後継に当たる白兵装備。手の甲に装着し、ダガーのようにいちいちホルダーに収める必要が無い。普段はカバーで覆われており、必要に応じて刃が飛び出す仕組みとなっている。主要機関に対する本武器での突き攻撃は、相当重装甲な機体でもない限り致命傷となりうる破壊力を持つ。取り回しはいいが、射程距離が非常に短いのが玉に瑕。
インポート用定義データ
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"title": "新婚号とは",
"description": "旧ながみ藩国が開発し、無名騎士藩国が引き継いだ複座型人型戦車。機械と植物型人工筋肉のハイブリッドマシン。共和国の法令に従って生産・運用される。",
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"title": "つがるおとめからの性能改善要求",
"description": "複座型人型戦車が開発されるにあたって、要求された性能は非常に多い。\n・強固な装甲\n・強力な火力\n・センサー系の強化\n・投影面積も出来るだけ増加させない\n・単独でもそれなりの戦力となる\n・高い情報処理能力を活かせる兵装\nこれらの性能改善要求の大半は、ノワールの戦いにおいてつがるおとめが多数撃破された事に起因する。つまり、軽装甲軽火力の機体に対してパイロットからクレームが出たのである。本来つがるおとめは悪地を戦場とし、地形を武器に敵戦力を撃破する事を目的に製造されている。その為には機動力を奪いかねない重装備はご法度であり、必然的に装甲も火器も通常の人型戦車に比べて劣るものであった。だが、実際に遭遇する事となった本格的な戦場は砂漠であり、遮蔽物となる物は何もない。そのため機動力の高さが非常に有用なものであった反面、火力と装甲の低さが際立つ結果となってしまった。それを補うためにスタートしたのが、この複座型人型戦車開発計画である。",
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"title": "開発計画",
"description": "大前提として、複座型はその高い情報処理能力を利用した装備を施される事となっていた。実際に候補に上がったのは複数火器の同時使用、通常よりも長距離射程の射撃武器、電子戦装備、対空装備等である。これらの装備は、要求性能にある「強力な火力」「単独でもそれなりの戦力となる」を満たせる物が多く、スムーズに試験開発をスタート出来た。武装の開発が順調に進むその裏で、問題となっていたのは防御性能をどうするかであった。装甲を厚くすれば重量がかさみ、機動力が低下する。かといって装甲を強化しなければつがるおとめの二の舞を踏む可能性が高い。",
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"title": "重量・機動力バランス問題の解決",
"description": "だが、この問題もすぐに解決の目処が立つことになった。上田虎雄号の影響である。上田虎雄号もまた複座型の機体であり、そして重装甲重火力の突破型戦車である。この重戦車の存在によりながみ藩国戦車部隊は強大な火力を手にいれることに成功し、本機は危険を犯してまで突撃戦闘を行う必要性がなくなったのである。これによって当機は最低限つがるおとめに追従できるだけの機動性を確保するに留まり、重装甲化の道を進むことになる。多少効率は落ちても遠距離からの撃ち合いで充分目的は達成できると判断した結果であり、元より開発部は命を預かる者として機体を突撃運用する事に難色を示していたのである。",
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"title": "武装の方向性",
"description": "こうして、つがるおとめ部隊を後方から支援するという明確な目的を得た開発計画は次のステップへと進む事となる。試験開発が進んでいた各兵装から、実際に当機に装備される物を選択するのである。まず最初に決定したのは多連装ミサイルランチャーである。これは突撃機としての運用が考慮されていた時から開発が進められており、瞬間破壊力と広域制圧能力を評価されてのものだった。突撃の必要がなくなった後は長射程のミサイルやロケットによる敵制圧を目的として開発が進み、高度な火力を約束する事となる。高価なミサイルをばら撒く事に経済面で難色を示す者もあったが、元より複座型は多数量産する気が無かったため、多少出費がかさんでも全体としては微々たる量であると判断された。副砲として新規採用されたのは30mm機関砲と76mmのライフル砲であった。これらはつがるおとめの40mm機関砲から更新される装備であり、40mm機関砲が目立って威力不足だった事から急遽開発された物である。実際に運用する場合は主砲と副砲をそれぞれ1門ずつ装備し、部隊内で30mm機関砲を装備する機体と76mmライフル砲を分けて敵に対応した。その他目立つ装備としては大型の盾がある。これは装甲を強化すると共につがるおとめをガードする事にも使用でき、生存性を上げる事に役立っている。この盾も砲戦時に使用される事を目的として開発された装備である。全体的に、本機は距離を詰めての戦闘はあまり想定しておらず、その分の余力を射撃戦や砲戦に傾けている。本体の性能としては安全性の強化だけでなく、情報処理能力の向上に伴うセンサー性能の上昇が特徴として挙げられる。単座では運用できなかった大型火器や火砲の運用や、複数火器の同時運用が可能となっているという点も大きい。ただし戦闘能力の偏りが生まれ、中距離以上での火力を強化する一方で白兵距離や近距離での戦闘能力は低下を招く結果にもなっている",
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"title": "音声式起動鍵",
"description": "新婚号はその起動方法に音声による認証システムを採用しており、登録者以外では起動できない仕様になっている。音声キーは開発当初『愛の言葉』を大声で叫ばなければならないという制限をわざわざかけていた。当時の藩王と王妃に愛を叫ばせたいという開発陣の悪乗りからかけられていたこの制限はながみ藩が無名騎士藩に合併されて以降撤廃され、現在は各パイロットが起動ワードを決定できるように改良された。",
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"title": "全自動発進装置",
"description": "パイロットに支給されたインタフェースにあらかじめ設定した呼び出し用ワードを大声で叫ぶことでインタフェースと紐づけられた新婚号が起動、インタフェースの発する電波を探知してパイロットのもとに自動で駆けつけるというシステム。自動運転なので操作性は無く、障害物の類を無視して最短距離を移動しようとするため現在は使用禁止令が出ている。ただ、呼べば来るというこのシステム、パイロットからの評価は上々である。",
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"title": "全自動(愛の言葉)詠唱システム",
"description": "起動時にコクピット内に音声付きで愛と平和を守る気概を示す詠唱が放送されるシステム。本当に詠唱を流すだけのシステムであり、タクティカルアドバンテージの存在しないシステムである。当時のながみ藩は「愛」を国是にしており、開発時は大真面目であった。パイロットたちからは呆れ声も聞かれるが、気が引きしまる・やる気が出るといった声があるのも事実である。",
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"title": "機械脳リンク型制御システム",
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"title": "機械脳リンク型操縦システム概要",
"description": "本機の制御系はパイロット二名(メイン、ガンナー)と機載コンピュータによって成立している。これらはウォードレスコードを通してリンクされ、完全自動モードと手動操縦モードの二種類の動作モードを切り替えて運用することができる。",
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"title": "完全自動モード",
"description": "完全自動モードではコンピュータ側がマスター、パイロット側二名がスレーブとなり、パイロットは薬剤を注射して意識をシャットダウン、脳機能をコンピュータ側に明け渡し、完全に人機一体となった操縦が行える。ただし、この状態ではあくまでパイロットはスレーブであり、コンピュータの動作プログラムに応じた行動を取れるにすぎない。",
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"title": "手動操縦モード",
"description": "手動操縦モードではパイロット側がマスター、コンピュータ側がスレーブとして動作し、コクピットの手動インターフェイスを用いて、コンピュータの支援を受けつつ操縦することが可能である。この場合、完全人機一体の境地に至るには長期の訓練が必要であるが、ノイマン型コンピュータのプログラムでは再現できない「直感」「先読み」といったファクターすらも生かして操縦することが可能である。",
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"title": "人型戦車基本センサー系",
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"title": "眼球型カメラデバイス",
"description": "新婚号には眼球型のカメラデバイスが装備されており、まるで生体眼のようにズームや光度の調整が出来るようになっている。通常のカメラアイの他に暗視モードも備えており、様々な戦場に適応し汎用的な活動が可能となっている。またこのデバイスはメンテナンスの際に取り外し可能であり、破壊されたとしても比較的早い段階で交換できるように考慮されている。",
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"title": "ミリ波レーダー",
"description": "ラビットレーダーから発せられるミリ波の反射を観測する事で周囲の状況を確認できるミリ波レーダーが頭部に設置されている。これにより広域の索敵が可能となっており、特に長距離砲撃による火力支援において活用される事が多かった。またこのミリ波レーダーは稼働部となっており状況次第では位置をずらすことによって適当な体位をとる事が可能となり、汎用性は高かった。",
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"title": "直接視察用クラッペ&ペリスコープ",
"description": "電子装備が封じられたリ目視での確認が必要となる状況に備えペリスコープによる外部の確認が出来るようになっている。これによりセンサーに頼らない視界確保が可能となっているが、当然ながらその視野は非常に限られたものであり、あくまで補助的な装置であると考えられている。",
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"title": "低光量カメラ",
"description": "光源の少ない夜間活動や屋内での行動に備え低光量で機能する暗視カメラをカメラデバイスに並行搭載している。これにより暗い場所でも十全に行動する事が可能となったが、突然のフラッシュなどによってパイロットの視界が奪われる事もあり、どの程度までセンサーに頼るかは任意で選択できるようになっている。",
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"title": "その他サブセンサー",
"description": "熱源と音声、震動感知器を装備しており主に隠蔽工作を行った相手を創作する際に使われる。これらの装備の長時間駆動は非常に電力を食う為探査モードを起動するか意図的にいずれかのセンサーを稼働させて探索を行わない限りは使用される事は少ない。",
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"title": "センサー処理能力向上",
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"title": "標準装甲",
"description": "つがるおとめの装甲とほぼ同じ、標準的な装甲。つがるおとめの運用データから判明した脆弱性を改善している。通称2型改装甲。複座型は装甲が強化されているため軽装甲は存在せず、これが全装甲中最も薄い装甲となっている。",
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"title": "植物型人工筋肉",
"description": "ゴボウ系の歩行植物を改良して筋繊維とした人工筋肉。電気刺激によって細胞内の圧力が変化することで動作する。本機構を主動力とするため、本機は通常燃料ではなく食料系素材を動力源に駆動することになる。",
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"title": "多連装ミサイルランチャー\"ブーケトス\"",
"description": "標準装備の1つ。機体背面に装備されるミサイルランチャー。各種ミサイルを発射出来る。複座型の切り札であり、中・遠距離において絶大な火力を誇る。本機は突撃機としての運用を禁止されているため、このミサイルランチャーは前方の敵を粉砕する事に重点をおかれており、全体的に射程が長く、また発射方向が前方に集中しているのが特徴。ミサイルはHEAT弾頭のアクティブホーミングATM、対地対空両用有線制御式マイクロミサイル、無誘導の多弾頭ロケット弾から選択出来る。",
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"title": "12.7mm近接防御用対人機銃",
"description": "固定装備。つがるおとめにも使用された近接防御用の12.7mm機関銃。ただし、こちらは改良されて2連装2基の合計4門からなる。これはWSOの存在により、火器の同時運用能力が向上した事による。",
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"title": "スモークディスチャージャー",
"description": "標準装備の1つ。機体胴体部に装備する小型の煙幕発射装置。戦車に装備されるものとほぼ同じである。敵の視界を防いで攻撃を防御する為に使用される、受動的な装備。また、アラダの視線を防ぐ為に昼の戦闘で能動的に使用される場合もある。",
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"title": "30mm回転式機関砲",
"description": "オプション装備の1つ。複座型人型戦車と共に開発された軽量の副砲。40mm機関砲から更新される。敵軽装甲車両への掃射を行う為に作られた。Gアサルトと40mm機関砲の間に当たる。複座型はミサイルランチャーを装備する関係で肩に機関砲を搭載する事が出来ず、その面でも副砲には運用制限が付いており、それを補うために小型の副砲が開発された。40mm機関砲に比べて口径が縮小されてはいるが、初速と連射性能に優れるため戦闘能力はほぼ同等。その分連射速度の上昇に伴って弾薬の消費が激しくなったのが弱点。",
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"title": "155mm自動速射砲",
"description": "オプション装備の1つ。120mm砲と同じくつがるおとめからの流用装備。120mm砲の代わりに装備され、両手で1門を運用する。武器自体の性能に変わりはないが、これも火器管制系と情報処理能力の強化によって総合的な戦闘能力が上昇している。複座型は後方支援を前提としているため広範囲を制圧できる大型砲が好まれた。",
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"title": "120mm戦車砲",
"description": "オプション装備の1つ。つがるおとめに装備されている主砲の流用であり、性能はそれに準じる。両手で1門装備し、敵装甲目標に対して攻撃を行う。また、稀に両手に1門ずつの計2門装備することがある。火器管制系や情報処理能力の強化によって命中率は向上し、戦闘能力は格段に向上している。2門同時に発射する事は禁止されており、左右交互に発射して運用する。",
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"title": "76mmライフル砲",
"description": "オプション装備の1つ。複座型人型戦車と共に開発された副砲その2。やや大き目のライフルで、主砲では狙いにくい中型の目標に対して使用される。主砲に比べれば威力は劣るが、取りまわしが良く軽量、発射速度が速くて対応能力が高い。複座型人型戦車の火力強化プロジェクトの一環であり、中距離以遠での戦闘における火力底上げを狙っている。集団運用する事で火力を稼ぐ事を想定し、両手に1門ずつ装備したり30mm回転式機関砲と合わせて装備される事もある。数が多い敵に対しては30mm回転式機関砲を、やや大きい敵には76mmライフル砲を使用する。\n ",
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"title": "広域レーダーユニット",
"description": "オプション装備の1つ。機体各部に増設する各種センサー系装備。複座型は元より強化されたセンサー系を保有するが、それをさらに強化出来る。その分機体が膨れ上がってしまうが、元々重装甲化を推し進めているためさほど問題とはならなかった。",
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"title": "追加重装甲ユニット",
"description": "オプション装備の1つ。複座型の為に開発された追加装甲。全身に強化装甲をブロック単位で装着していく。複座型人型戦車は、つがるおとめの運用から得られたデータを元に重装甲重武装化が進められており、この重装甲が複座型の主力装甲となっている。外付けで整備がしやすく、戦場での取替えも容易に行える。",
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"title": "大型盾“エンゲージリング”",
"description": "オプション装備の1つ。楕円形の大型盾であり、全身をガードできるサイズとなっている。非常に重量があるため運用には制限が多いが、それに見合うだけの防御性能を発揮する。主に砲戦や陣地防御時に使用され、機体前面に盾を構えて敵の攻撃を防御する。強襲突撃戦闘にも使用出来ないわけではないが、そもそも突撃戦闘を考慮していないため基本的にそのような運用はしない。名前の由来はその円形と、夫婦の絆の強固さにあやかった物である。",
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"title": "白兵戦用クロー",
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最終更新:2017年08月22日 09:50