アイドレスsystem4 > 帝国防疫研究所

部品構造


  • 大部品: 帝国防疫研究所 RD:67 評価値:10
    • 大部品: 防疫研究所の概要 RD:2 評価値:1
      • 部品: 建設経緯
      • 部品: 目的
    • 大部品: 最先端の医療を受けることができる設備達 RD:41 評価値:9
      • 大部品: 二次医療機関配備設備 RD:15 評価値:6
        • 部品: エックス線診察装置
        • 部品: 心電計
        • 大部品: 手術室 RD:5 評価値:3
          • 部品: 概要
          • 部品: 手術室用滅菌室
          • 部品: 手術台
          • 部品: 無影灯
          • 部品: 医療器具
        • 大部品: 救急医療設備 RD:8 評価値:5
          • 部品: 酸素吸入セット
          • 部品: 吸引器
          • 部品: 除細動器
          • 部品: 挿管セット
          • 部品: 救急カートの薬品
          • 部品: ポータブルモニター
          • 部品: 救急便宜上必要な医療器具たち
          • 部品: 輸液セット
      • 大部品: 三次医療に使用される装置達 RD:19 評価値:7
        • 大部品: 細胞治療センター設備 RD:5 評価値:3
          • 部品: アイソレーター
          • 部品: CO2インキュベーター
          • 部品: クリーンルーム
          • 部品: 医療用遠心分離機
          • 部品: 培養顕微鏡
        • 大部品: 脳卒中、腫瘍治療設備 RD:4 評価値:3
          • 部品: MRI
          • 部品: CT
          • 部品: 超音波診断装置
          • 部品: ペースメーカー治療設備
        • 部品: 透析装置
        • 部品: 人工心肺
        • 部品: 人工呼吸器
        • 部品: カテーテル治療設備
        • 大部品: 放射線治療設備 RD:3 評価値:2
          • 部品: ラジエーションの特徴
          • 部品: ガンマナイフ
          • 部品: 術中照射
        • 部品: 低体温治療法
        • 部品: 高気圧酸素治療
        • 部品: 新生児センター
      • 大部品: 高度クローン医療技術設備 RD:7 評価値:4
        • 部品: 要点
        • 部品: 3Dデザイン支援コンピューター
        • 部品: バイオ3Dプリンター
        • 部品: 「金屋子」用細胞インキュベーター
        • 部品: 組織培養槽「ゆりかご」
        • 部品: 組織訓練設備「鍛え上げられた筋肉に不可能はない」
        • 部品: 遺伝子保管庫「天の岩戸」
    • 大部品: 医療技術研究所設備 RD:22 評価値:7
      • 大部品: 和錆の研究大書庫 RD:5 評価値:3
        • 部品: 本は知識の宝庫
        • 部品: 医療関連本
        • 部品: 機械工学本
        • 部品: 雑学、基礎知識本
        • 部品: 在庫整理コンピュータ
      • 大部品: 通常研究設備 RD:13 評価値:6
        • 部品: 赤外線分光装置
        • 部品: μ-マニュピレーター
        • 部品: 各種クロマトグラフ分析装置装置
        • 部品: 走査型電子顕微鏡
        • 部品: X線コンピュータートモグラフィー(研究用)
        • 部品: 電子線プローブX線マイクロアナライザー
        • 部品: 研究用光学顕微鏡
        • 部品: 研究施設用クリーンルーム
        • 大部品: DNA分析装置一式 RD:5 評価値:3
          • 部品: マイクロピペット
          • 部品: 核酸抽出・精製装置
          • 部品: DNA定量・測定装置
          • 部品: 核酸増幅装置
          • 部品: 電気泳動装置
      • 大部品: 帝国防疫研究所特有の研究設備 RD:4 評価値:3
        • 部品: 疫病・疾病データバンク
        • 部品: ナノマシン分析コンピューター
        • 部品: 独立区画・カウンターナノマシンナノマシン製造機配備区域
        • 部品: ナノマシンデータバンク
    • 大部品: 職員 RD:1 評価値:0
      • 部品: 猫野和錆
    • 部品: 和錆用監視カメラ



部品定義


部品: 建設経緯

ニューワールドで新型の感染症が流行しはじめた。これらは進化をしてしまう特徴があったため、専門の施設して隔離した上での研究が求められた。これに対応して猫野和錆が建設を決定したのだ。なお、土地代は宰相閣下が供出してくださった。

部品: 目的

当座の目的は感染症の拡大を防ぐことであったが、もちろん施設は使い切りではない。この研究所では最新の医療を受けることができ、また和錆はここで医療に関する新技術の研究をすることができた。

部品: エックス線診察装置

所謂レントゲン。放射線発生装置を用いて人の体内の状態を診察するための設備である。X線は強い透過性があり、この透過性を利用してフィルムにエックス線をあてることで、強く遮蔽された部分とそうでない部分の影絵で体内の状態を推察するのだ。
(軟組織や空気、水はレントゲンをそのまま通しやすく、骨は遮蔽しやすい)
患者の無駄な被爆を抑えるため、近年の装置はフィルムに直接感光させるのではなく、蛍光剤を挟むことによって増感し、同じ像を低被爆で得られるように工夫されている。

部品: 心電計

心臓から発生する電気を体表面から記録する装置のこと。体表面に取り付けた9か所(アースを入れると10か所)の電極から活動電位を、心電計に内蔵されている増幅器や雑音フィルターなどで処理して、記録用紙に波形を記録するもの。
12誘導心電計。

部品: 概要

手術室とは、手術を行うための部屋、手術を行うための設備を備えた部屋のことである。
手術室は主として病院に設置されている。小規模な病院では手術室は備えていないこともあり、備えている場合でもその数は少ない。大規模な病院になると、手術室の数は多くなる傾向がある。

部品: 手術室用滅菌室

手術室内では患者は医療のためとはいえ、外傷を負ったり、体力を消耗して感染症にかかりやすい状態になる。これを防ぐため部屋には細菌が存在してはならない。
手術室は常に手術滅菌部門によって部屋の設備滅菌が行われる。

部品: 手術台

手術台とは、手術中に患者が位置し、術者が効率的に手術を施すための設備。各種機器が手術台に接続しやすいようにコネクタが設置されていたり、体位を変えやす工夫やリクライニング機能がついているものある。
地震などに耐えられるよう頑強


部品: 無影灯

主に手術室で用いられる照明器具。手術作業への影響を減らすために影を生じないように、電球内や反射板によって光を乱反射させる仕組みがほどこされている。

部品: 医療器具

手術に使用する各種医療器具。もちろん手術の内容によって器具は異なるが、よく使用されるのはメス、剪刀、ピンセット類、カニューラ、スパーテルなどである

部品: 酸素吸入セット

酸素ボンベとその吸入器。酸素分圧を適切に調節し、マスクをあてることで患者に適切な酸素吸入を行わせるための器具。
体内に様々な障害が発生すると、大気中の酸素をうまく取り込めなくなり更に病状悪化する場合がある。
生命維持の根幹である酸素を効率的に体内に供給し体内に循環させるために大気中の酸素濃度より高い濃度の酸素を供給する必要があるのだ。

部品: 吸引器

救急では、気道につまった嘔吐物や血液などで、患者の生命が脅かされることが多くなる。これらの異物を除去するため、気管に挿管し、持続的に異物を吸い込み続けてくれるのが吸引器である。

部品: 除細動器

除細動器は、心室細動(VF)や心室頻拍(VT)などの不整脈に対し、電気的な刺激を与えることで「除細動」や「同期性通電」を行う医療機器のこと。
救急中これで循環不全となった患者を救うために必要な設備である。

部品: 挿管セット

気道を確保するための道具全般を指す。喉頭鏡ブレード、喉頭鏡ハンドル電池付、気管内チューブ成人用、カフシリンジ、バイトブロック、サージカルテープ、止血鉗子、救急剪刃、スタイレット、マギル鉗子(大)、挿管ケース

部品: 救急カートの薬品

救急カートには救急蘇生のガイドラインに定められている薬剤が、見やすく、パニックになってもすぐ取り出せるように工夫されて配置されている。
具体的にはアドレナリン、アトロピン、ジアゼパムなどの薬剤が代表的である。

部品: ポータブルモニター

救急のため移動が楽な車輪などがついた医療用モニター。簡易的な心電図と、血圧計、脈拍計、動脈血酸素飽和度(SPO2)測定装置の機能を兼ねる。これで治療中の患者の最低限必要な情報をモニタリングする。

部品: 救急便宜上必要な医療器具たち

ストレッチャーは柔らかい。これでは心臓マッサージを行う際に沈み込んでしまう。このため患者の下に敷く板が常備されている。
ほかにも人工呼吸の際に異物を吸い込まないようにするフィルムだとか、色々なものが医師の経験の結果導入されている。

部品: 輸液セット

患者に薬品を静脈注射するためには様々な道具が必要だ。これらまとめて輸液セットという。
具体的には輸液パックにクレンメ、点滴筒に三方活栓などを指す。

部品: アイソレーター

細胞治療を行うためには、細胞治療操作中に意図しない細菌が入り込んではいけない。アイソレーターは無菌接続ポートを介して操作を行うことにより、操作中の無菌性を確保してくれる。

部品: CO2インキュベーター

細胞を培養するには5%CO2インキュベーターで培養する必要がある。
因みにCO2が要求される理由は、培養液中のpHを維持するためである。
細胞を培養して時間が経つと培養液中のpHは酸性側に傾きやすい。そこで、培養液中に炭酸水素ナトリウムを混ぜ、インキューベータに薄い炭酸ガスを存在させると緩衝作用が生じ、pHが変動しにくくなる。しかし、気休め程度のことなので培養液が酸性になると色の変化する物質を混ぜておき、色が変化したら培養液交換をする必要がある。
2つ目は二酸化炭素要求性。光合成細菌の全部ではありませんが代表的な物には二酸化炭素を炭素原として要求するものがある。
最後に、二酸化炭素が大気中に5%存在すると、大気圧760mHgの5%なので二酸化炭素の分圧は38mmHgになります。これは、動脈血二酸化炭素分圧と等しい。

部品: クリーンルーム

コンタミネーションコントロールが行われている限られた空間であって、空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が限定されて清浄度レベル以下に管理され、また、その空間に供給される材料、薬品、水などについても要求される清浄度が保持され、必要に応じて温度、湿度、圧力などの環境条件についても管理が行われている部屋のこと。細胞治療には厳密な無菌操作が必要であるため、部屋自体も極めて無菌に近い状態でなければならない。

部品: 医療用遠心分離機

遠心分離とは、ある試料に対して強大な遠心力をかけることにより、その試料を構成する成分(分散質)を分離または分画する方法である。
懸濁液や乳液などは、ろ過や抽出操作では分離することが困難であるが、遠心分離では通常なら分離困難な試料に対しても有効にはたらく場合が多い。

部品: 培養顕微鏡

倒立顕微鏡タイプ。通常の顕微鏡より高精細な観察画像を見ることができる。培養室内での生細胞の活性度確認、サンプリング、蛍光染色、タンパク質発現確認、画像記録を行える。

部品: MRI

核磁気共鳴画像法。核磁気共鳴現象を利用して、生体内の内部の情報を画像にする方法で、被験者に高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる際に発生する伝播を受診コイルで取得し、得られた信号データを画像に構成する仕組みだ。特に水分量が多い脳や血管の診断に優れる。

部品: CT

CT検査装置。CTとはコンピュータートモグラフィーの略で、X線を使って体の断面を撮影する装置。
特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては優れた描出能が知られている。

部品: 超音波診断装置

略称超音波。エコーとも。超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法。
基本的に超音波は液体・固体がよく伝わり、気体は伝わりにくい。そのため、液状成分や軟体の描出に優れており、実質臓器の描出能が高く、肺・消化管の描出能は低い。また、骨は表面での反射が強く骨表面などの観察に留まる。

部品: ペースメーカー治療設備

ペースメーカーとは心臓疾患の一部に適用される人口の装置であり、洞結節の異常への治療として行われる。
心臓の調律の異常をこれで調整するのだ。
リード(導線)がペースメーカー本体から伸びており、この先端から電気刺激を与える装置。
導線は心臓に埋め込まれるが、本体は胸部もしくは腹部に設置される。

部品: 透析装置

透析装置は人工の腎臓であり、慢性的または一時的な腎不全の患者のために腎臓の(すべてとは言えないまでも)ほとんどの機能を遂行する。血液透析によって血液を浄化し、血液の成分バランスを調整するのだ。この処置によって、患者の血液は装置を通って循環し、そこで濾過され、電解質、pH、血中水分濃度のバランスが調整された後、患者に戻される。腎不全に共通する問題の1つが水分の貯留であるため、この処置では患者の血液から数パイントの水分を除去するのが一般的である。

部品: 人工心肺

人工心肺装置とは、心臓外科における手術などの際、一時的に心臓と肺の機能を代行する医療機器である。
おもに、血液循環、血液ガス交換(二酸化炭素除去、酸素添加)、体温調節がある。心臓手術では心臓を停止させ、心臓への血流を遮断して行うため、血液ポンプ(人工心)により全身への血液循環を代行する。また、人工肺により、血流のなくなる肺のガス交換機能を代行する。さらに、体温調節のための熱交換器がある。血液は右心房から脱血され、人工心肺装置を経由して上行大動脈・大腿動脈へ送血される。

部品: 人工呼吸器

人工呼吸器は、数時間から数年と言う長い時間に渡って人工呼吸を自動的に行うための医療機器である。
人工呼吸器の使用は呼吸不全のとき、あるいは全身麻酔の手術における場合など使用される状態は多岐にわたる。

部品: カテーテル治療設備

カテーテル治療とは、狭心症や心筋梗塞など、心臓の血管(冠動脈)がコレステロールなどによって詰まったり、狭くなることで起きる疾患に対する治療法のひとつ。
専門的な器具ガイドワイヤーやバルーンカテーテルを用いて狭窄した血管を押し広げて、血流を改善するのだ。
造影剤を用いたリアルタイムの造影検査を行いながら実行する。

部品: ラジエーションの特徴

腫瘍の成長をおくらせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来る。また、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる。
手術で患部を切除しないで、身体の機能や形態を温存させたいときなどに利用する治療法だが、副作用としてがん局部周囲の正常細胞も傷害されるため、後遺症が残る場合もある。

部品: ガンマナイフ

ガンマナイフとは放射線治療装置の名称。
周囲正常組織を傷つけることなく、約200個の線源(コバルト60)から出るガンマ線(γ線)を用いて、虫眼鏡の焦点のように病巣部に対して集中的に照射する治療法。
1本1本のガンマ線は細いビームなので、周囲の正常な細胞にはほとんど影響を与えず、ビームが集中する箇所のみが、まるでナイフで切り取られたかのように治療できるので、“ガンマナイフ”と名がついた。
開頭手術を行わなくとも脳内の小病変を治療・コントロールできる極めて低侵襲な治療法。

部品: 術中照射

その名の通り、外科的手術中に行われる放射線照射法。別名で開創照射とも呼ばれ、手術で標的(腫瘍あるいはがん細胞が残存したと思われる部位)を露出し、直接的に放射線を照射する方法。
外科的手段により開腹した状態で、直視下に病巣の位置・大きさを確実に把握したうえで、1度の大量の放射線を照射する。放射線に弱い臓器を手術操作でさけてから照射できるのも利点の一つ。
術中照射の適応となる腫瘍の基本は、放射線の感受性が低い腫瘍、または、腫瘍近くに放射線感受性の高い、重要な臓器が存在する場合。
脳腫瘍、胃癌、すい臓癌、膀胱癌、前立腺癌、胆道癌、直腸癌などが代表的な適応先。

部品: 低体温治療法

過去の経験から、低体温の状態からの救命報告が相次いだため、低体温は脳を保護する作用があると考えられ、研究の結果これが実証された。
低体温療法は心肺停止の状態から回復した後、速やかに実施する。時間に関しては様々な議論があるが、4時間以内が1つの目安となる。具体的な方法は、体表面に水冷式のブランケットをあてて冷却したり、冷たい輸液を行ったりして、体温を32~34℃程度に下げ、同時に筋弛緩薬、鎮静薬、鎮痛薬を使用する。通常この治療法は高度な治療となるので、ICUで実施することが多いです。目標の体温に到達したら、約24時間程度その低体温を保ち、その後ゆっくりと復温することになります。
低体温療法では、主に脳神経機能の予後の改善効果が期待できる。特に小児や若年の患者さんではより有効性が高いと考えられており、この治療方法はとても大きな可能性を秘めているといえる。
一方、高齢者や心肺停止から回復して長い時間が経過した患者では、その有効性はあまり期待できない。

部品: 高気圧酸素治療

高気圧酸素治療とは、大気圧よりも高い気圧環境の中に患者を収容し、この患者に高濃度の酸素を吸入させることによって、病態の改善を図る治療の事。
酸素は、通常の大気圧環境下に於いて、97 %が血液中のヘモグロビンと結合する事により体内(血中)に運ばれる。物理的に溶解した溶解型酸素による組織への運搬は非常に少量で、3 %にすぎない。しかし高気圧環境下での高濃度酸素吸入による酸素分圧の増加に比例して、溶解型酸素が増加するので、酸素の運搬が低下している病態においては、治療効果が発揮される。


部品: 新生児センター

新生児集中治療室、後方病床で構成される。新生児集中治療室、略所NICUは早産児や先天性の病気をもって生まれた赤ちゃん、呼吸障害や出生時仮死などで出生後すぐに具合が悪くなった母ちゃんの集中治療を行う治療室である。

部品: 要点

通常のクローン医療技術は現段階の医療レベルでは人工多能性幹細胞による治療が中心だが、この施設ではバイオ3Dプリンターと新型人工多能性幹細胞「金屋子」を利用した高度なクローニング治療が可能であり、手足などの部位欠損も治療が可能である。

部品: 3Dデザイン支援コンピューター

生体を3Dプリントするということは、微細な細胞を構成単位として高精細な設計を行うことであり、この3Dデザインの表示とデザイン補助には大変な負荷がかかる。防疫研究所に設置されている3Dデザイン支援コンピューターは所謂超高性能パソコンである。一般家庭にあるものより当然大型にならざるを得なかった。

部品: バイオ3Dプリンター

生体細胞を懸濁させたバイオインクと、これを形成したバイオペーパー状に正確に 新型人工多能性幹細胞「金屋子」を配列し(配列される細胞は当然臓器細胞として分化が完了したものである)、デザイン通りに生体臓器を構成する3Dプリンター。インクドットは細胞単位でなくてはならず、高度な工学技術が使用されている。
この設備は帝国防疫研究所にしか存在しない。

部品: 「金屋子」用細胞インキュベーター

基本はCO2インキュベーターであるが、人工多能性幹細胞「金屋子」が最も文化に適した条件を維持できるよう、培養液のpHを常時監視、適切な時に培養液の調整を自動で行えるように調整されているもの。

部品: 組織培養槽「ゆりかご」

プリントされた組織はそのままの状態では臓器組織の体を成しているだけであり、細胞のターンオーバーが発生し、組織として機能するまではこのゆりかごでアジャストされる。

部品: 組織訓練設備「鍛え上げられた筋肉に不可能はない」

培養された組織のうち、特に筋組織に関してはそのまま移植しただけではリハビリを通しても正常に動作するまでには気の遠くなる時間が必要になってしまう。移植時に機能開始できるまでに組織が萎えてしまう分も考えて、筋肉組織を「筋トレ」させる設備がこれである。なお、培養槽中で筋肉組織が電気刺激を受けて運動し損傷して、超回復を起こすことができるのは現代レベルでもすでに確認されている事実である

部品: 遺伝子保管庫「天の岩戸」

いわゆる遺伝子バンクである。帝国防疫研究所では決して全身クローニングは行わないが、患者と医師双方のインフォームドコンセントの元、治療を受けたことがあるものの遺伝情報を保管しておくことは、意義のあることである。用がないに越したことはないが、また怪我をした際に即時に対応した組織の再生を開始できるのは時間に終われる緊急時ではとても有用である、。

部品: 本は知識の宝庫

防疫研究所には、ジャンルは医療、生理学、生化学やナノマシンに関連する工学の本などジャンルは限られるが、一般的な図書館並みの蔵書が揃っている。これは和錆友人からの寄付と宰相閣下からの希少本支援と、大部分は和錆の財産から構成されている。

部品: 医療関連本

医療関連の研究をするために役立つ専門書と過去から可能な限り集めた学会誌、論文。和錆はこれから他者の実験の追証を行なったり、また自分が発想した新技術の裏付けを行う

部品: 機械工学本

主にナノマシン研究議論に関する今までの研究結果と、これらの技術の元となる資料本の集まり。ナノマシン自体が十分慎重に扱わなければならないテーマではあるが、機械的原理自体はあまり複雑でないことが多い。元マッドサイエンティストで素人より知識があるとはいえ、機械全般には造形が深いとはいえない和錆にとっては大いに参考になる。

部品: 雑学、基礎知識本

医者は一生勉強である。この勉強は医学知識についてだけではない。世情や天気の話は患者との信頼形成のきっかけになることもあるし、多方向に知識がを持つことは様々な人間に共感できることにもつながる。そして知識は横に広く繋がっている。雑学とそのほか基礎知識の蓄積は思わぬところで和錆を助ける。

部品: 在庫整理コンピュータ

よく図書館にある、どの本がどの書庫にあるかを教えてくれるただのパソコン。しかし和錆はだらしないのでよく元の位置に戻し損ねる。嫁に叱られると戻すぞ。

部品: 赤外線分光装置

分子はそれぞれ固有の振動をしている。
物質に赤外光を照射すると振動に応じた周波数の光が吸収され、物質固有の吸収パターンを示す。この特性を利用し、赤外吸収パターンから物質の同定、定量を行う。

部品: μ-マニュピレーター

マイクロマニピュレータによって、5.0μm以下の極微小物のサンプリングが可能となる。
さらに、その場での溶媒インジェクションも可能な機能を持っている。

部品: 各種クロマトグラフ分析装置装置

揮発性の混合物質を分離、分析するガスクロマトグラフィーや、同様に混合液を分離して分析する液体クロマトグラフィー。
それぞれの物質に何がどの程度含まれているかの分析装置が可能。

部品: 走査型電子顕微鏡

試料に対して細く絞った電子線を照射すると、対象試料からその物質の表面性状に応じた二次電子が返ってくる。これを検出装置で捉えて、画像に変換することができる顕微鏡。光学顕微鏡よりも遥かに高倍率で試料を観察することができる。

部品: X線コンピュータートモグラフィー(研究用)

X線CT(X線コンピュータートモグラフィー)は、試料にX線を照射し、試料を360度回転させながら透視画像を撮影する。
得られた透視画像を画像処理することで、3次元画像を構築する。これは医療用ではなく、研究用で対物を視野に作られているものである。

部品: 電子線プローブX線マイクロアナライザー

固体表面に電子線を照射すると、2次電子(SE)や反射電子(BSE)、元素特有の波長を持つX線(特性X線)などさまざまな信号が発生する。
EPMAでは細い電子線を試料に照射したときに発生するこれらの信号を利用して、SEM像観察、組成(BSE)像観察、微小領域のX線分析を行うことができる。
特定の元素の強度を測定しながら、入射ビームまたは試料ステージを走査することにより、面内の組成分布も得られる。
また、X線のエネルギーを詳細に調べることによって、元素の化学状態分析も可能である。

部品: 研究用光学顕微鏡

研究用成立光学顕微鏡。従来の成立顕微鏡に比べて研究に使用するため、レンズがより高精度な対物が使用されている。多色の蛍光タンパク、試薬をイメージングする支援ユニットが挿入されている。また、これらで観察した像をキャプチャーしてデータとして保存することができる。

部品: 研究施設用クリーンルーム

医療分野の研究では細胞培養や遺伝子操作の必要性が生じることがある。これらの際には厳密な無菌操作が必要であるため、治療用とは別に研究用のクリーンルームは必要不可欠である。

部品: マイクロピペット

DNAの解析では常に正確に定量を吸い取ってくれる高精度なスポイト。マイクロピペットが必要である。DNA解析ではこんな作業を何度も何度も行うため、術者の手に馴染んだものでなければならない。

部品: 核酸抽出・精製装置

表面加工した磁性体粒子にDNAを吸着させ磁石でコントロールしDNA抽出を自動化したもの。過去は遠心分離機によって細胞やタンパク皮膜を溶解して核からDNAを取り出していたが、細菌ではこの手法が用いられることが多い。

部品: DNA定量・測定装置

様々な試料を扱う法科学分野では、その試料のDNA定量を知る必要がある。
例えば、口腔スワブの綿棒の場合、収量DNAが多すぎると誤判定の要因になる。
そんな時のためにリアルタイムPCRで定量を取り、希釈量を決定する装置が必要で、これがDNA定量・測定装置である。



部品: 核酸増幅装置

DNAの内容を鑑定する場合、必要な領域のDNAだけを増幅させる必要がある。DNAの特定領域のDNA断片だけを選択的に増幅させ、DNA中にそのDNA断片が含まれているかを明瞭にしてくれるのが核酸増幅装置である。

部品: 電気泳動装置

増幅したDNAを電気泳動し、DNA型を判定するためのもの。通称シーケンサーとも。様々なタイプがあるが和錆はド定番の一本キャピラリと言われるアナライザーを使用している。
正確性は高いが色々不便なのだが、これがいいらしい。

部品: 疫病・疾病データバンク

和錆が今までにニューワールドで経験した疫病・疾病に関するデータがまとめられたデータバンク。すべてが統計データとしてまとめられており、新たな未知の感染症が派生した場合はまずここを参照して類似例にあたりをつける。基本的に和錆のみが直接操作で参照する。

部品: ナノマシン分析コンピューター

高処理速度のCPUを搭載し、ナノマシン分析プログラムを使用してナノマシンの特徴を分析するコンピューター。研究所内の直接操作かつ和錆の操作のみ受け付ける。

部品: 独立区画・カウンターナノマシンナノマシン製造機配備区域

和錆が設計したカウンターナノマシン遠雷を初期状態で生産する施設。非常に厳重に警備されている。和錆はナノマシンの自己増殖能を嫌い、必要量を量産する設計とした。この区画は宰相閣下の許可があった時のみ稼動可能である。

部品: ナノマシンデータバンク

ニューワールドで今まで観測された、もしくは自分たちが製造したカウンターナノマシンを含む全てのナノマシンのデータを製造中の試作版を含めて収録しているデータバンク。
研究所内の直接操作のみで参照できる。和錆の操作以外は受け付けない。

部品: 猫野和錆

宰相府藩国の国民であり、ISS医療班を率いて医療活動を行ってきた。この研究所の所長であり、新たな医療研究をする場合や、最先端の治療を受けさせたい患者がいる場合にこれらに対応するためにこの施設を利用する。

部品: 和錆用監視カメラ

和錆が以前研究中に様子がおかしくなったことがあったため、これに対抗するために施設の各所に監視カメラが設置されている。監視カメラで和錆に異常な様子、もしくは施設に危機が発見された場合、監視カメラ機器に不明な異常が発生した場合、即座に通報が行われる。和錆の様子がおかしい場合は警察ロボットが派遣されて鎮圧される。



提出書式


 大部品: 帝国防疫研究所 RD:67 評価値:10
 -大部品: 防疫研究所の概要 RD:2 評価値:1
 --部品: 建設経緯
 --部品: 目的
 -大部品: 最先端の医療を受けることができる設備達 RD:41 評価値:9
 --大部品: 二次医療機関配備設備 RD:15 評価値:6
 ---部品: エックス線診察装置
 ---部品: 心電計
 ---大部品: 手術室 RD:5 評価値:3
 ----部品: 概要
 ----部品: 手術室用滅菌室
 ----部品: 手術台
 ----部品: 無影灯
 ----部品: 医療器具
 ---大部品: 救急医療設備 RD:8 評価値:5
 ----部品: 酸素吸入セット
 ----部品: 吸引器
 ----部品: 除細動器
 ----部品: 挿管セット
 ----部品: 救急カートの薬品
 ----部品: ポータブルモニター
 ----部品: 救急便宜上必要な医療器具たち
 ----部品: 輸液セット
 --大部品: 三次医療に使用される装置達 RD:19 評価値:7
 ---大部品: 細胞治療センター設備 RD:5 評価値:3
 ----部品: アイソレーター
 ----部品: CO2インキュベーター
 ----部品: クリーンルーム
 ----部品: 医療用遠心分離機
 ----部品: 培養顕微鏡
 ---大部品: 脳卒中、腫瘍治療設備 RD:4 評価値:3
 ----部品: MRI
 ----部品: CT
 ----部品: 超音波診断装置
 ----部品: ペースメーカー治療設備
 ---部品: 透析装置
 ---部品: 人工心肺
 ---部品: 人工呼吸器
 ---部品: カテーテル治療設備
 ---大部品: 放射線治療設備 RD:3 評価値:2
 ----部品: ラジエーションの特徴
 ----部品: ガンマナイフ
 ----部品: 術中照射
 ---部品: 低体温治療法
 ---部品: 高気圧酸素治療
 ---部品: 新生児センター
 --大部品: 高度クローン医療技術設備 RD:7 評価値:4
 ---部品: 要点
 ---部品: 3Dデザイン支援コンピューター
 ---部品: バイオ3Dプリンター
 ---部品: 「金屋子」用細胞インキュベーター
 ---部品: 組織培養槽「ゆりかご」
 ---部品: 組織訓練設備「鍛え上げられた筋肉に不可能はない」
 ---部品: 遺伝子保管庫「天の岩戸」
 -大部品: 医療技術研究所設備 RD:22 評価値:7
 --大部品: 和錆の研究大書庫 RD:5 評価値:3
 ---部品: 本は知識の宝庫
 ---部品: 医療関連本
 ---部品: 機械工学本
 ---部品: 雑学、基礎知識本
 ---部品: 在庫整理コンピュータ
 --大部品: 通常研究設備 RD:13 評価値:6
 ---部品: 赤外線分光装置
 ---部品: μ-マニュピレーター
 ---部品: 各種クロマトグラフ分析装置装置
 ---部品: 走査型電子顕微鏡
 ---部品: X線コンピュータートモグラフィー(研究用)
 ---部品: 電子線プローブX線マイクロアナライザー
 ---部品: 研究用光学顕微鏡
 ---部品: 研究施設用クリーンルーム
 ---大部品: DNA分析装置一式 RD:5 評価値:3
 ----部品: マイクロピペット
 ----部品: 核酸抽出・精製装置
 ----部品: DNA定量・測定装置
 ----部品: 核酸増幅装置
 ----部品: 電気泳動装置
 --大部品: 帝国防疫研究所特有の研究設備 RD:4 評価値:3
 ---部品: 疫病・疾病データバンク
 ---部品: ナノマシン分析コンピューター
 ---部品: 独立区画・カウンターナノマシンナノマシン製造機配備区域
 ---部品: ナノマシンデータバンク
 -大部品: 職員 RD:1 評価値:0
 --部品: 猫野和錆
 -部品: 和錆用監視カメラ
 
 
 部品: 建設経緯
 ニューワールドで新型の感染症が流行しはじめた。これらは進化をしてしまう特徴があったため、専門の施設して隔離した上での研究が求められた。これに対応して猫野和錆が建設を決定したのだ。なお、土地代は宰相閣下が供出してくださった。
 
 部品: 目的
 当座の目的は感染症の拡大を防ぐことであったが、もちろん施設は使い切りではない。この研究所では最新の医療を受けることができ、また和錆はここで医療に関する新技術の研究をすることができた。
 
 部品: エックス線診察装置
 所謂レントゲン。放射線発生装置を用いて人の体内の状態を診察するための設備である。X線は強い透過性があり、この透過性を利用してフィルムにエックス線をあてることで、強く遮蔽された部分とそうでない部分の影絵で体内の状態を推察するのだ。
 (軟組織や空気、水はレントゲンをそのまま通しやすく、骨は遮蔽しやすい)
 患者の無駄な被爆を抑えるため、近年の装置はフィルムに直接感光させるのではなく、蛍光剤を挟むことによって増感し、同じ像を低被爆で得られるように工夫されている。
 
 部品: 心電計
 心臓から発生する電気を体表面から記録する装置のこと。体表面に取り付けた9か所(アースを入れると10か所)の電極から活動電位を、心電計に内蔵されている増幅器や雑音フィルターなどで処理して、記録用紙に波形を記録するもの。
 12誘導心電計。
 
 部品: 概要
 手術室とは、手術を行うための部屋、手術を行うための設備を備えた部屋のことである。
 手術室は主として病院に設置されている。小規模な病院では手術室は備えていないこともあり、備えている場合でもその数は少ない。大規模な病院になると、手術室の数は多くなる傾向がある。
 
 部品: 手術室用滅菌室
 手術室内では患者は医療のためとはいえ、外傷を負ったり、体力を消耗して感染症にかかりやすい状態になる。これを防ぐため部屋には細菌が存在してはならない。
 手術室は常に手術滅菌部門によって部屋の設備滅菌が行われる。
 
 部品: 手術台
 手術台とは、手術中に患者が位置し、術者が効率的に手術を施すための設備。各種機器が手術台に接続しやすいようにコネクタが設置されていたり、体位を変えやす工夫やリクライニング機能がついているものある。
 地震などに耐えられるよう頑強
 
 
 部品: 無影灯
 主に手術室で用いられる照明器具。手術作業への影響を減らすために影を生じないように、電球内や反射板によって光を乱反射させる仕組みがほどこされている。
 
 部品: 医療器具
 手術に使用する各種医療器具。もちろん手術の内容によって器具は異なるが、よく使用されるのはメス、剪刀、ピンセット類、カニューラ、スパーテルなどである
 
 部品: 酸素吸入セット
 酸素ボンベとその吸入器。酸素分圧を適切に調節し、マスクをあてることで患者に適切な酸素吸入を行わせるための器具。
 体内に様々な障害が発生すると、大気中の酸素をうまく取り込めなくなり更に病状悪化する場合がある。
 生命維持の根幹である酸素を効率的に体内に供給し体内に循環させるために大気中の酸素濃度より高い濃度の酸素を供給する必要があるのだ。
 
 部品: 吸引器
 救急では、気道につまった嘔吐物や血液などで、患者の生命が脅かされることが多くなる。これらの異物を除去するため、気管に挿管し、持続的に異物を吸い込み続けてくれるのが吸引器である。
 
 部品: 除細動器
 除細動器は、心室細動(VF)や心室頻拍(VT)などの不整脈に対し、電気的な刺激を与えることで「除細動」や「同期性通電」を行う医療機器のこと。
 救急中これで循環不全となった患者を救うために必要な設備である。
 
 部品: 挿管セット
 気道を確保するための道具全般を指す。喉頭鏡ブレード、喉頭鏡ハンドル電池付、気管内チューブ成人用、カフシリンジ、バイトブロック、サージカルテープ、止血鉗子、救急剪刃、スタイレット、マギル鉗子(大)、挿管ケース
 
 部品: 救急カートの薬品
 救急カートには救急蘇生のガイドラインに定められている薬剤が、見やすく、パニックになってもすぐ取り出せるように工夫されて配置されている。
 具体的にはアドレナリン、アトロピン、ジアゼパムなどの薬剤が代表的である。
 
 部品: ポータブルモニター
 救急のため移動が楽な車輪などがついた医療用モニター。簡易的な心電図と、血圧計、脈拍計、動脈血酸素飽和度(SPO2)測定装置の機能を兼ねる。これで治療中の患者の最低限必要な情報をモニタリングする。
 
 部品: 救急便宜上必要な医療器具たち
 ストレッチャーは柔らかい。これでは心臓マッサージを行う際に沈み込んでしまう。このため患者の下に敷く板が常備されている。
 ほかにも人工呼吸の際に異物を吸い込まないようにするフィルムだとか、色々なものが医師の経験の結果導入されている。
 
 部品: 輸液セット
 患者に薬品を静脈注射するためには様々な道具が必要だ。これらまとめて輸液セットという。
 具体的には輸液パックにクレンメ、点滴筒に三方活栓などを指す。
 
 部品: アイソレーター
 細胞治療を行うためには、細胞治療操作中に意図しない細菌が入り込んではいけない。アイソレーターは無菌接続ポートを介して操作を行うことにより、操作中の無菌性を確保してくれる。
 
 部品: CO2インキュベーター
 細胞を培養するには5%CO2インキュベーターで培養する必要がある。
 因みにCO2が要求される理由は、培養液中のpHを維持するためである。
 細胞を培養して時間が経つと培養液中のpHは酸性側に傾きやすい。そこで、培養液中に炭酸水素ナトリウムを混ぜ、インキューベータに薄い炭酸ガスを存在させると緩衝作用が生じ、pHが変動しにくくなる。しかし、気休め程度のことなので培養液が酸性になると色の変化する物質を混ぜておき、色が変化したら培養液交換をする必要がある。
 2つ目は二酸化炭素要求性。光合成細菌の全部ではありませんが代表的な物には二酸化炭素を炭素原として要求するものがある。
 最後に、二酸化炭素が大気中に5%存在すると、大気圧760mHgの5%なので二酸化炭素の分圧は38mmHgになります。これは、動脈血二酸化炭素分圧と等しい。
 
 部品: クリーンルーム
 コンタミネーションコントロールが行われている限られた空間であって、空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が限定されて清浄度レベル以下に管理され、また、その空間に供給される材料、薬品、水などについても要求される清浄度が保持され、必要に応じて温度、湿度、圧力などの環境条件についても管理が行われている部屋のこと。細胞治療には厳密な無菌操作が必要であるため、部屋自体も極めて無菌に近い状態でなければならない。
 
 部品: 医療用遠心分離機
 遠心分離とは、ある試料に対して強大な遠心力をかけることにより、その試料を構成する成分(分散質)を分離または分画する方法である。
 懸濁液や乳液などは、ろ過や抽出操作では分離することが困難であるが、遠心分離では通常なら分離困難な試料に対しても有効にはたらく場合が多い。
 
 部品: 培養顕微鏡
 倒立顕微鏡タイプ。通常の顕微鏡より高精細な観察画像を見ることができる。培養室内での生細胞の活性度確認、サンプリング、蛍光染色、タンパク質発現確認、画像記録を行える。
 
 部品: MRI
 核磁気共鳴画像法。核磁気共鳴現象を利用して、生体内の内部の情報を画像にする方法で、被験者に高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる際に発生する伝播を受診コイルで取得し、得られた信号データを画像に構成する仕組みだ。特に水分量が多い脳や血管の診断に優れる。
 
 部品: CT
 CT検査装置。CTとはコンピュータートモグラフィーの略で、X線を使って体の断面を撮影する装置。
 特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては優れた描出能が知られている。
 
 部品: 超音波診断装置
 略称超音波。エコーとも。超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法。
 基本的に超音波は液体・固体がよく伝わり、気体は伝わりにくい。そのため、液状成分や軟体の描出に優れており、実質臓器の描出能が高く、肺・消化管の描出能は低い。また、骨は表面での反射が強く骨表面などの観察に留まる。
 
 部品: ペースメーカー治療設備
 ペースメーカーとは心臓疾患の一部に適用される人口の装置であり、洞結節の異常への治療として行われる。
 心臓の調律の異常をこれで調整するのだ。
 リード(導線)がペースメーカー本体から伸びており、この先端から電気刺激を与える装置。
 導線は心臓に埋め込まれるが、本体は胸部もしくは腹部に設置される。
 
 部品: 透析装置
 透析装置は人工の腎臓であり、慢性的または一時的な腎不全の患者のために腎臓の(すべてとは言えないまでも)ほとんどの機能を遂行する。血液透析によって血液を浄化し、血液の成分バランスを調整するのだ。この処置によって、患者の血液は装置を通って循環し、そこで濾過され、電解質、pH、血中水分濃度のバランスが調整された後、患者に戻される。腎不全に共通する問題の1つが水分の貯留であるため、この処置では患者の血液から数パイントの水分を除去するのが一般的である。
 
 部品: 人工心肺
 人工心肺装置とは、心臓外科における手術などの際、一時的に心臓と肺の機能を代行する医療機器である。
 おもに、血液循環、血液ガス交換(二酸化炭素除去、酸素添加)、体温調節がある。心臓手術では心臓を停止させ、心臓への血流を遮断して行うため、血液ポンプ(人工心)により全身への血液循環を代行する。また、人工肺により、血流のなくなる肺のガス交換機能を代行する。さらに、体温調節のための熱交換器がある。血液は右心房から脱血され、人工心肺装置を経由して上行大動脈・大腿動脈へ送血される。
 
 部品: 人工呼吸器
 人工呼吸器は、数時間から数年と言う長い時間に渡って人工呼吸を自動的に行うための医療機器である。
 人工呼吸器の使用は呼吸不全のとき、あるいは全身麻酔の手術における場合など使用される状態は多岐にわたる。
 
 部品: カテーテル治療設備
 カテーテル治療とは、狭心症や心筋梗塞など、心臓の血管(冠動脈)がコレステロールなどによって詰まったり、狭くなることで起きる疾患に対する治療法のひとつ。
 専門的な器具ガイドワイヤーやバルーンカテーテルを用いて狭窄した血管を押し広げて、血流を改善するのだ。
 造影剤を用いたリアルタイムの造影検査を行いながら実行する。
 
 部品: ラジエーションの特徴
 腫瘍の成長をおくらせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来る。また、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる。
 手術で患部を切除しないで、身体の機能や形態を温存させたいときなどに利用する治療法だが、副作用としてがん局部周囲の正常細胞も傷害されるため、後遺症が残る場合もある。
 
 部品: ガンマナイフ
 ガンマナイフとは放射線治療装置の名称。
 周囲正常組織を傷つけることなく、約200個の線源(コバルト60)から出るガンマ線(γ線)を用いて、虫眼鏡の焦点のように病巣部に対して集中的に照射する治療法。
 1本1本のガンマ線は細いビームなので、周囲の正常な細胞にはほとんど影響を与えず、ビームが集中する箇所のみが、まるでナイフで切り取られたかのように治療できるので、“ガンマナイフ”と名がついた。
 開頭手術を行わなくとも脳内の小病変を治療・コントロールできる極めて低侵襲な治療法。
 
 部品: 術中照射
 その名の通り、外科的手術中に行われる放射線照射法。別名で開創照射とも呼ばれ、手術で標的(腫瘍あるいはがん細胞が残存したと思われる部位)を露出し、直接的に放射線を照射する方法。
 外科的手段により開腹した状態で、直視下に病巣の位置・大きさを確実に把握したうえで、1度の大量の放射線を照射する。放射線に弱い臓器を手術操作でさけてから照射できるのも利点の一つ。
 術中照射の適応となる腫瘍の基本は、放射線の感受性が低い腫瘍、または、腫瘍近くに放射線感受性の高い、重要な臓器が存在する場合。
 脳腫瘍、胃癌、すい臓癌、膀胱癌、前立腺癌、胆道癌、直腸癌などが代表的な適応先。
 
 部品: 低体温治療法
 過去の経験から、低体温の状態からの救命報告が相次いだため、低体温は脳を保護する作用があると考えられ、研究の結果これが実証された。
 低体温療法は心肺停止の状態から回復した後、速やかに実施する。時間に関しては様々な議論があるが、4時間以内が1つの目安となる。具体的な方法は、体表面に水冷式のブランケットをあてて冷却したり、冷たい輸液を行ったりして、体温を32~34℃程度に下げ、同時に筋弛緩薬、鎮静薬、鎮痛薬を使用する。通常この治療法は高度な治療となるので、ICUで実施することが多いです。目標の体温に到達したら、約24時間程度その低体温を保ち、その後ゆっくりと復温することになります。
 低体温療法では、主に脳神経機能の予後の改善効果が期待できる。特に小児や若年の患者さんではより有効性が高いと考えられており、この治療方法はとても大きな可能性を秘めているといえる。
 一方、高齢者や心肺停止から回復して長い時間が経過した患者では、その有効性はあまり期待できない。
 
 部品: 高気圧酸素治療
 高気圧酸素治療とは、大気圧よりも高い気圧環境の中に患者を収容し、この患者に高濃度の酸素を吸入させることによって、病態の改善を図る治療の事。
 酸素は、通常の大気圧環境下に於いて、97 %が血液中のヘモグロビンと結合する事により体内(血中)に運ばれる。物理的に溶解した溶解型酸素による組織への運搬は非常に少量で、3 %にすぎない。しかし高気圧環境下での高濃度酸素吸入による酸素分圧の増加に比例して、溶解型酸素が増加するので、酸素の運搬が低下している病態においては、治療効果が発揮される。
 
 
 部品: 新生児センター
 新生児集中治療室、後方病床で構成される。新生児集中治療室、略所NICUは早産児や先天性の病気をもって生まれた赤ちゃん、呼吸障害や出生時仮死などで出生後すぐに具合が悪くなった母ちゃんの集中治療を行う治療室である。
 
 部品: 要点
 通常のクローン医療技術は現段階の医療レベルでは人工多能性幹細胞による治療が中心だが、この施設ではバイオ3Dプリンターと新型人工多能性幹細胞「金屋子」を利用した高度なクローニング治療が可能であり、手足などの部位欠損も治療が可能である。
 
 部品: 3Dデザイン支援コンピューター
 生体を3Dプリントするということは、微細な細胞を構成単位として高精細な設計を行うことであり、この3Dデザインの表示とデザイン補助には大変な負荷がかかる。防疫研究所に設置されている3Dデザイン支援コンピューターは所謂超高性能パソコンである。一般家庭にあるものより当然大型にならざるを得なかった。
 
 部品: バイオ3Dプリンター
 生体細胞を懸濁させたバイオインクと、これを形成したバイオペーパー状に正確に 新型人工多能性幹細胞「金屋子」を配列し(配列される細胞は当然臓器細胞として分化が完了したものである)、デザイン通りに生体臓器を構成する3Dプリンター。インクドットは細胞単位でなくてはならず、高度な工学技術が使用されている。
 この設備は帝国防疫研究所にしか存在しない。
 
 部品: 「金屋子」用細胞インキュベーター
 基本はCO2インキュベーターであるが、人工多能性幹細胞「金屋子」が最も文化に適した条件を維持できるよう、培養液のpHを常時監視、適切な時に培養液の調整を自動で行えるように調整されているもの。
 
 部品: 組織培養槽「ゆりかご」
 プリントされた組織はそのままの状態では臓器組織の体を成しているだけであり、細胞のターンオーバーが発生し、組織として機能するまではこのゆりかごでアジャストされる。
 
 部品: 組織訓練設備「鍛え上げられた筋肉に不可能はない」
 培養された組織のうち、特に筋組織に関してはそのまま移植しただけではリハビリを通しても正常に動作するまでには気の遠くなる時間が必要になってしまう。移植時に機能開始できるまでに組織が萎えてしまう分も考えて、筋肉組織を「筋トレ」させる設備がこれである。なお、培養槽中で筋肉組織が電気刺激を受けて運動し損傷して、超回復を起こすことができるのは現代レベルでもすでに確認されている事実である
 
 部品: 遺伝子保管庫「天の岩戸」
 いわゆる遺伝子バンクである。帝国防疫研究所では決して全身クローニングは行わないが、患者と医師双方のインフォームドコンセントの元、治療を受けたことがあるものの遺伝情報を保管しておくことは、意義のあることである。用がないに越したことはないが、また怪我をした際に即時に対応した組織の再生を開始できるのは時間に終われる緊急時ではとても有用である、。
 
 部品: 本は知識の宝庫
 防疫研究所には、ジャンルは医療、生理学、生化学やナノマシンに関連する工学の本などジャンルは限られるが、一般的な図書館並みの蔵書が揃っている。これは和錆友人からの寄付と宰相閣下からの希少本支援と、大部分は和錆の財産から構成されている。
 
 部品: 医療関連本
 医療関連の研究をするために役立つ専門書と過去から可能な限り集めた学会誌、論文。和錆はこれから他者の実験の追証を行なったり、また自分が発想した新技術の裏付けを行う
 
 部品: 機械工学本
 主にナノマシン研究議論に関する今までの研究結果と、これらの技術の元となる資料本の集まり。ナノマシン自体が十分慎重に扱わなければならないテーマではあるが、機械的原理自体はあまり複雑でないことが多い。元マッドサイエンティストで素人より知識があるとはいえ、機械全般には造形が深いとはいえない和錆にとっては大いに参考になる。
 
 部品: 雑学、基礎知識本
 医者は一生勉強である。この勉強は医学知識についてだけではない。世情や天気の話は患者との信頼形成のきっかけになることもあるし、多方向に知識がを持つことは様々な人間に共感できることにもつながる。そして知識は横に広く繋がっている。雑学とそのほか基礎知識の蓄積は思わぬところで和錆を助ける。
 
 部品: 在庫整理コンピュータ
 よく図書館にある、どの本がどの書庫にあるかを教えてくれるただのパソコン。しかし和錆はだらしないのでよく元の位置に戻し損ねる。嫁に叱られると戻すぞ。
 
 部品: 赤外線分光装置
 分子はそれぞれ固有の振動をしている。
 物質に赤外光を照射すると振動に応じた周波数の光が吸収され、物質固有の吸収パターンを示す。この特性を利用し、赤外吸収パターンから物質の同定、定量を行う。
 
 部品: μ-マニュピレーター
 マイクロマニピュレータによって、5.0μm以下の極微小物のサンプリングが可能となる。
 さらに、その場での溶媒インジェクションも可能な機能を持っている。
 
 部品: 各種クロマトグラフ分析装置装置
 揮発性の混合物質を分離、分析するガスクロマトグラフィーや、同様に混合液を分離して分析する液体クロマトグラフィー。
 それぞれの物質に何がどの程度含まれているかの分析装置が可能。
 
 部品: 走査型電子顕微鏡
 試料に対して細く絞った電子線を照射すると、対象試料からその物質の表面性状に応じた二次電子が返ってくる。これを検出装置で捉えて、画像に変換することができる顕微鏡。光学顕微鏡よりも遥かに高倍率で試料を観察することができる。
 
 部品: X線コンピュータートモグラフィー(研究用)
 X線CT(X線コンピュータートモグラフィー)は、試料にX線を照射し、試料を360度回転させながら透視画像を撮影する。
 得られた透視画像を画像処理することで、3次元画像を構築する。これは医療用ではなく、研究用で対物を視野に作られているものである。
 
 部品: 電子線プローブX線マイクロアナライザー
 固体表面に電子線を照射すると、2次電子(SE)や反射電子(BSE)、元素特有の波長を持つX線(特性X線)などさまざまな信号が発生する。
 EPMAでは細い電子線を試料に照射したときに発生するこれらの信号を利用して、SEM像観察、組成(BSE)像観察、微小領域のX線分析を行うことができる。
 特定の元素の強度を測定しながら、入射ビームまたは試料ステージを走査することにより、面内の組成分布も得られる。
 また、X線のエネルギーを詳細に調べることによって、元素の化学状態分析も可能である。
 
 部品: 研究用光学顕微鏡
 研究用成立光学顕微鏡。従来の成立顕微鏡に比べて研究に使用するため、レンズがより高精度な対物が使用されている。多色の蛍光タンパク、試薬をイメージングする支援ユニットが挿入されている。また、これらで観察した像をキャプチャーしてデータとして保存することができる。
 
 部品: 研究施設用クリーンルーム
 医療分野の研究では細胞培養や遺伝子操作の必要性が生じることがある。これらの際には厳密な無菌操作が必要であるため、治療用とは別に研究用のクリーンルームは必要不可欠である。
 
 部品: マイクロピペット
 DNAの解析では常に正確に定量を吸い取ってくれる高精度なスポイト。マイクロピペットが必要である。DNA解析ではこんな作業を何度も何度も行うため、術者の手に馴染んだものでなければならない。
 
 部品: 核酸抽出・精製装置
 表面加工した磁性体粒子にDNAを吸着させ磁石でコントロールしDNA抽出を自動化したもの。過去は遠心分離機によって細胞やタンパク皮膜を溶解して核からDNAを取り出していたが、細菌ではこの手法が用いられることが多い。
 
 部品: DNA定量・測定装置
 様々な試料を扱う法科学分野では、その試料のDNA定量を知る必要がある。
 例えば、口腔スワブの綿棒の場合、収量DNAが多すぎると誤判定の要因になる。
 そんな時のためにリアルタイムPCRで定量を取り、希釈量を決定する装置が必要で、これがDNA定量・測定装置である。
 
 
 
 部品: 核酸増幅装置
 DNAの内容を鑑定する場合、必要な領域のDNAだけを増幅させる必要がある。DNAの特定領域のDNA断片だけを選択的に増幅させ、DNA中にそのDNA断片が含まれているかを明瞭にしてくれるのが核酸増幅装置である。
 
 部品: 電気泳動装置
 増幅したDNAを電気泳動し、DNA型を判定するためのもの。通称シーケンサーとも。様々なタイプがあるが和錆はド定番の一本キャピラリと言われるアナライザーを使用している。
 正確性は高いが色々不便なのだが、これがいいらしい。
 
 部品: 疫病・疾病データバンク
 和錆が今までにニューワールドで経験した疫病・疾病に関するデータがまとめられたデータバンク。すべてが統計データとしてまとめられており、新たな未知の感染症が派生した場合はまずここを参照して類似例にあたりをつける。基本的に和錆のみが直接操作で参照する。
 
 部品: ナノマシン分析コンピューター
 高処理速度のCPUを搭載し、ナノマシン分析プログラムを使用してナノマシンの特徴を分析するコンピューター。研究所内の直接操作かつ和錆の操作のみ受け付ける。
 
 部品: 独立区画・カウンターナノマシンナノマシン製造機配備区域
 和錆が設計したカウンターナノマシン遠雷を初期状態で生産する施設。非常に厳重に警備されている。和錆はナノマシンの自己増殖能を嫌い、必要量を量産する設計とした。この区画は宰相閣下の許可があった時のみ稼動可能である。
 
 部品: ナノマシンデータバンク
 ニューワールドで今まで観測された、もしくは自分たちが製造したカウンターナノマシンを含む全てのナノマシンのデータを製造中の試作版を含めて収録しているデータバンク。 
 研究所内の直接操作のみで参照できる。和錆の操作以外は受け付けない。
 
 部品: 猫野和錆
 宰相府藩国の国民であり、ISS医療班を率いて医療活動を行ってきた。この研究所の所長であり、新たな医療研究をする場合や、最先端の治療を受けさせたい患者がいる場合にこれらに対応するためにこの施設を利用する。
 
 部品: 和錆用監視カメラ
 和錆が以前研究中に様子がおかしくなったことがあったため、これに対抗するために施設の各所に監視カメラが設置されている。監視カメラで和錆に異常な様子、もしくは施設に危機が発見された場合、監視カメラ機器に不明な異常が発生した場合、即座に通報が行われる。和錆の様子がおかしい場合は警察ロボットが派遣されて鎮圧される。
 
 


インポート用定義データ


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                     "title": "概要",
                     "description": "手術室とは、手術を行うための部屋、手術を行うための設備を備えた部屋のことである。\n手術室は主として病院に設置されている。小規模な病院では手術室は備えていないこともあり、備えている場合でもその数は少ない。大規模な病院になると、手術室の数は多くなる傾向がある。",
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                     "title": "手術室用滅菌室",
                     "description": "手術室内では患者は医療のためとはいえ、外傷を負ったり、体力を消耗して感染症にかかりやすい状態になる。これを防ぐため部屋には細菌が存在してはならない。\n手術室は常に手術滅菌部門によって部屋の設備滅菌が行われる。",
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                     "title": "手術台",
                     "description": "手術台とは、手術中に患者が位置し、術者が効率的に手術を施すための設備。各種機器が手術台に接続しやすいようにコネクタが設置されていたり、体位を変えやす工夫やリクライニング機能がついているものある。\n地震などに耐えられるよう頑強\n",
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                     "title": "無影灯",
                     "description": "主に手術室で用いられる照明器具。手術作業への影響を減らすために影を生じないように、電球内や反射板によって光を乱反射させる仕組みがほどこされている。",
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                     "title": "医療器具",
                     "description": "手術に使用する各種医療器具。もちろん手術の内容によって器具は異なるが、よく使用されるのはメス、剪刀、ピンセット類、カニューラ、スパーテルなどである",
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                 "title": "救急医療設備",
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                     "title": "酸素吸入セット",
                     "description": "酸素ボンベとその吸入器。酸素分圧を適切に調節し、マスクをあてることで患者に適切な酸素吸入を行わせるための器具。\n体内に様々な障害が発生すると、大気中の酸素をうまく取り込めなくなり更に病状悪化する場合がある。\n生命維持の根幹である酸素を効率的に体内に供給し体内に循環させるために大気中の酸素濃度より高い濃度の酸素を供給する必要があるのだ。",
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                     "title": "吸引器",
                     "description": "救急では、気道につまった嘔吐物や血液などで、患者の生命が脅かされることが多くなる。これらの異物を除去するため、気管に挿管し、持続的に異物を吸い込み続けてくれるのが吸引器である。",
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                     "title": "除細動器",
                     "description": "除細動器は、心室細動(VF)や心室頻拍(VT)などの不整脈に対し、電気的な刺激を与えることで「除細動」や「同期性通電」を行う医療機器のこと。\n救急中これで循環不全となった患者を救うために必要な設備である。",
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                     "description": "気道を確保するための道具全般を指す。喉頭鏡ブレード、喉頭鏡ハンドル電池付、気管内チューブ成人用、カフシリンジ、バイトブロック、サージカルテープ、止血鉗子、救急剪刃、スタイレット、マギル鉗子(大)、挿管ケース",
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                     "description": "救急カートには救急蘇生のガイドラインに定められている薬剤が、見やすく、パニックになってもすぐ取り出せるように工夫されて配置されている。\n具体的にはアドレナリン、アトロピン、ジアゼパムなどの薬剤が代表的である。",
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                     "title": "救急便宜上必要な医療器具たち",
                     "description": "ストレッチャーは柔らかい。これでは心臓マッサージを行う際に沈み込んでしまう。このため患者の下に敷く板が常備されている。\nほかにも人工呼吸の際に異物を吸い込まないようにするフィルムだとか、色々なものが医師の経験の結果導入されている。",
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                     "title": "輸液セット",
                     "description": "患者に薬品を静脈注射するためには様々な道具が必要だ。これらまとめて輸液セットという。\n具体的には輸液パックにクレンメ、点滴筒に三方活栓などを指す。",
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                     "title": "アイソレーター",
                     "description": "細胞治療を行うためには、細胞治療操作中に意図しない細菌が入り込んではいけない。アイソレーターは無菌接続ポートを介して操作を行うことにより、操作中の無菌性を確保してくれる。",
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                     "description": "細胞を培養するには5%CO2インキュベーターで培養する必要がある。\n因みにCO2が要求される理由は、培養液中のpHを維持するためである。\n細胞を培養して時間が経つと培養液中のpHは酸性側に傾きやすい。そこで、培養液中に炭酸水素ナトリウムを混ぜ、インキューベータに薄い炭酸ガスを存在させると緩衝作用が生じ、pHが変動しにくくなる。しかし、気休め程度のことなので培養液が酸性になると色の変化する物質を混ぜておき、色が変化したら培養液交換をする必要がある。\n2つ目は二酸化炭素要求性。光合成細菌の全部ではありませんが代表的な物には二酸化炭素を炭素原として要求するものがある。\n最後に、二酸化炭素が大気中に5%存在すると、大気圧760mHgの5%なので二酸化炭素の分圧は38mmHgになります。これは、動脈血二酸化炭素分圧と等しい。",
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                     "title": "クリーンルーム",
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                     "description": "遠心分離とは、ある試料に対して強大な遠心力をかけることにより、その試料を構成する成分(分散質)を分離または分画する方法である。\n懸濁液や乳液などは、ろ過や抽出操作では分離することが困難であるが、遠心分離では通常なら分離困難な試料に対しても有効にはたらく場合が多い。",
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                     "title": "培養顕微鏡",
                     "description": "倒立顕微鏡タイプ。通常の顕微鏡より高精細な観察画像を見ることができる。培養室内での生細胞の活性度確認、サンプリング、蛍光染色、タンパク質発現確認、画像記録を行える。",
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                     "description": "核磁気共鳴画像法。核磁気共鳴現象を利用して、生体内の内部の情報を画像にする方法で、被験者に高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる際に発生する伝播を受診コイルで取得し、得られた信号データを画像に構成する仕組みだ。特に水分量が多い脳や血管の診断に優れる。",
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                     "description": "CT検査装置。CTとはコンピュータートモグラフィーの略で、X線を使って体の断面を撮影する装置。\n特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては優れた描出能が知られている。",
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                     "title": "超音波診断装置",
                     "description": "略称超音波。エコーとも。超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法。\n基本的に超音波は液体・固体がよく伝わり、気体は伝わりにくい。そのため、液状成分や軟体の描出に優れており、実質臓器の描出能が高く、肺・消化管の描出能は低い。また、骨は表面での反射が強く骨表面などの観察に留まる。",
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                     "title": "ペースメーカー治療設備",
                     "description": "ペースメーカーとは心臓疾患の一部に適用される人口の装置であり、洞結節の異常への治療として行われる。\n心臓の調律の異常をこれで調整するのだ。\nリード(導線)がペースメーカー本体から伸びており、この先端から電気刺激を与える装置。\n導線は心臓に埋め込まれるが、本体は胸部もしくは腹部に設置される。",
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                 "title": "透析装置",
                 "description": "透析装置は人工の腎臓であり、慢性的または一時的な腎不全の患者のために腎臓の(すべてとは言えないまでも)ほとんどの機能を遂行する。血液透析によって血液を浄化し、血液の成分バランスを調整するのだ。この処置によって、患者の血液は装置を通って循環し、そこで濾過され、電解質、pH、血中水分濃度のバランスが調整された後、患者に戻される。腎不全に共通する問題の1つが水分の貯留であるため、この処置では患者の血液から数パイントの水分を除去するのが一般的である。",
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                 "title": "人工心肺",
                 "description": "人工心肺装置とは、心臓外科における手術などの際、一時的に心臓と肺の機能を代行する医療機器である。\nおもに、血液循環、血液ガス交換(二酸化炭素除去、酸素添加)、体温調節がある。心臓手術では心臓を停止させ、心臓への血流を遮断して行うため、血液ポンプ(人工心)により全身への血液循環を代行する。また、人工肺により、血流のなくなる肺のガス交換機能を代行する。さらに、体温調節のための熱交換器がある。血液は右心房から脱血され、人工心肺装置を経由して上行大動脈・大腿動脈へ送血される。",
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                 "description": "人工呼吸器は、数時間から数年と言う長い時間に渡って人工呼吸を自動的に行うための医療機器である。\n人工呼吸器の使用は呼吸不全のとき、あるいは全身麻酔の手術における場合など使用される状態は多岐にわたる。",
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                 "title": "カテーテル治療設備",
                 "description": "カテーテル治療とは、狭心症や心筋梗塞など、心臓の血管(冠動脈)がコレステロールなどによって詰まったり、狭くなることで起きる疾患に対する治療法のひとつ。\n専門的な器具ガイドワイヤーやバルーンカテーテルを用いて狭窄した血管を押し広げて、血流を改善するのだ。\n造影剤を用いたリアルタイムの造影検査を行いながら実行する。",
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                     "title": "ラジエーションの特徴",
                     "description": "腫瘍の成長をおくらせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来る。また、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる。\n手術で患部を切除しないで、身体の機能や形態を温存させたいときなどに利用する治療法だが、副作用としてがん局部周囲の正常細胞も傷害されるため、後遺症が残る場合もある。",
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                     "title": "ガンマナイフ",
                     "description": "ガンマナイフとは放射線治療装置の名称。\n周囲正常組織を傷つけることなく、約200個の線源(コバルト60)から出るガンマ線(γ線)を用いて、虫眼鏡の焦点のように病巣部に対して集中的に照射する治療法。\n1本1本のガンマ線は細いビームなので、周囲の正常な細胞にはほとんど影響を与えず、ビームが集中する箇所のみが、まるでナイフで切り取られたかのように治療できるので、“ガンマナイフ”と名がついた。\n開頭手術を行わなくとも脳内の小病変を治療・コントロールできる極めて低侵襲な治療法。",
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                     "title": "術中照射",
                     "description": "その名の通り、外科的手術中に行われる放射線照射法。別名で開創照射とも呼ばれ、手術で標的(腫瘍あるいはがん細胞が残存したと思われる部位)を露出し、直接的に放射線を照射する方法。\n外科的手段により開腹した状態で、直視下に病巣の位置・大きさを確実に把握したうえで、1度の大量の放射線を照射する。放射線に弱い臓器を手術操作でさけてから照射できるのも利点の一つ。\n術中照射の適応となる腫瘍の基本は、放射線の感受性が低い腫瘍、または、腫瘍近くに放射線感受性の高い、重要な臓器が存在する場合。\n脳腫瘍、胃癌、すい臓癌、膀胱癌、前立腺癌、胆道癌、直腸癌などが代表的な適応先。",
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                 "title": "低体温治療法",
                 "description": "過去の経験から、低体温の状態からの救命報告が相次いだため、低体温は脳を保護する作用があると考えられ、研究の結果これが実証された。\n低体温療法は心肺停止の状態から回復した後、速やかに実施する。時間に関しては様々な議論があるが、4時間以内が1つの目安となる。具体的な方法は、体表面に水冷式のブランケットをあてて冷却したり、冷たい輸液を行ったりして、体温を32~34℃程度に下げ、同時に筋弛緩薬、鎮静薬、鎮痛薬を使用する。通常この治療法は高度な治療となるので、ICUで実施することが多いです。目標の体温に到達したら、約24時間程度その低体温を保ち、その後ゆっくりと復温することになります。\n低体温療法では、主に脳神経機能の予後の改善効果が期待できる。特に小児や若年の患者さんではより有効性が高いと考えられており、この治療方法はとても大きな可能性を秘めているといえる。\n一方、高齢者や心肺停止から回復して長い時間が経過した患者では、その有効性はあまり期待できない。",
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                 "title": "高気圧酸素治療",
                 "description": "高気圧酸素治療とは、大気圧よりも高い気圧環境の中に患者を収容し、この患者に高濃度の酸素を吸入させることによって、病態の改善を図る治療の事。\n酸素は、通常の大気圧環境下に於いて、97 %が血液中のヘモグロビンと結合する事により体内(血中)に運ばれる。物理的に溶解した溶解型酸素による組織への運搬は非常に少量で、3 %にすぎない。しかし高気圧環境下での高濃度酸素吸入による酸素分圧の増加に比例して、溶解型酸素が増加するので、酸素の運搬が低下している病態においては、治療効果が発揮される。\n",
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                 "title": "新生児センター",
                 "description": "新生児集中治療室、後方病床で構成される。新生児集中治療室、略所NICUは早産児や先天性の病気をもって生まれた赤ちゃん、呼吸障害や出生時仮死などで出生後すぐに具合が悪くなった母ちゃんの集中治療を行う治療室である。",
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             "title": "高度クローン医療技術設備",
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               {
                 "title": "要点",
                 "description": "通常のクローン医療技術は現段階の医療レベルでは人工多能性幹細胞による治療が中心だが、この施設ではバイオ3Dプリンターと新型人工多能性幹細胞「金屋子」を利用した高度なクローニング治療が可能であり、手足などの部位欠損も治療が可能である。",
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               },
               {
                 "title": "3Dデザイン支援コンピューター",
                 "description": "生体を3Dプリントするということは、微細な細胞を構成単位として高精細な設計を行うことであり、この3Dデザインの表示とデザイン補助には大変な負荷がかかる。防疫研究所に設置されている3Dデザイン支援コンピューターは所謂超高性能パソコンである。一般家庭にあるものより当然大型にならざるを得なかった。",
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               {
                 "title": "バイオ3Dプリンター",
                 "description": "生体細胞を懸濁させたバイオインクと、これを形成したバイオペーパー状に正確に 新型人工多能性幹細胞「金屋子」を配列し(配列される細胞は当然臓器細胞として分化が完了したものである)、デザイン通りに生体臓器を構成する3Dプリンター。インクドットは細胞単位でなくてはならず、高度な工学技術が使用されている。\nこの設備は帝国防疫研究所にしか存在しない。",
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               {
                 "title": "「金屋子」用細胞インキュベーター",
                 "description": "基本はCO2インキュベーターであるが、人工多能性幹細胞「金屋子」が最も文化に適した条件を維持できるよう、培養液のpHを常時監視、適切な時に培養液の調整を自動で行えるように調整されているもの。",
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               {
                 "title": "組織培養槽「ゆりかご」",
                 "description": "プリントされた組織はそのままの状態では臓器組織の体を成しているだけであり、細胞のターンオーバーが発生し、組織として機能するまではこのゆりかごでアジャストされる。",
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               {
                 "title": "組織訓練設備「鍛え上げられた筋肉に不可能はない」",
                 "description": "培養された組織のうち、特に筋組織に関してはそのまま移植しただけではリハビリを通しても正常に動作するまでには気の遠くなる時間が必要になってしまう。移植時に機能開始できるまでに組織が萎えてしまう分も考えて、筋肉組織を「筋トレ」させる設備がこれである。なお、培養槽中で筋肉組織が電気刺激を受けて運動し損傷して、超回復を起こすことができるのは現代レベルでもすでに確認されている事実である",
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               {
                 "title": "遺伝子保管庫「天の岩戸」",
                 "description": "いわゆる遺伝子バンクである。帝国防疫研究所では決して全身クローニングは行わないが、患者と医師双方のインフォームドコンセントの元、治療を受けたことがあるものの遺伝情報を保管しておくことは、意義のあることである。用がないに越したことはないが、また怪我をした際に即時に対応した組織の再生を開始できるのは時間に終われる緊急時ではとても有用である、。",
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         "title": "医療技術研究所設備",
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             "title": "和錆の研究大書庫",
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                 "title": "本は知識の宝庫",
                 "description": "防疫研究所には、ジャンルは医療、生理学、生化学やナノマシンに関連する工学の本などジャンルは限られるが、一般的な図書館並みの蔵書が揃っている。これは和錆友人からの寄付と宰相閣下からの希少本支援と、大部分は和錆の財産から構成されている。",
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               {
                 "title": "医療関連本",
                 "description": "医療関連の研究をするために役立つ専門書と過去から可能な限り集めた学会誌、論文。和錆はこれから他者の実験の追証を行なったり、また自分が発想した新技術の裏付けを行う",
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               {
                 "title": "機械工学本",
                 "description": "主にナノマシン研究議論に関する今までの研究結果と、これらの技術の元となる資料本の集まり。ナノマシン自体が十分慎重に扱わなければならないテーマではあるが、機械的原理自体はあまり複雑でないことが多い。元マッドサイエンティストで素人より知識があるとはいえ、機械全般には造形が深いとはいえない和錆にとっては大いに参考になる。",
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               {
                 "title": "雑学、基礎知識本",
                 "description": "医者は一生勉強である。この勉強は医学知識についてだけではない。世情や天気の話は患者との信頼形成のきっかけになることもあるし、多方向に知識がを持つことは様々な人間に共感できることにもつながる。そして知識は横に広く繋がっている。雑学とそのほか基礎知識の蓄積は思わぬところで和錆を助ける。",
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               {
                 "title": "在庫整理コンピュータ",
                 "description": "よく図書館にある、どの本がどの書庫にあるかを教えてくれるただのパソコン。しかし和錆はだらしないのでよく元の位置に戻し損ねる。嫁に叱られると戻すぞ。",
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                 "title": "赤外線分光装置",
                 "description": "分子はそれぞれ固有の振動をしている。\n物質に赤外光を照射すると振動に応じた周波数の光が吸収され、物質固有の吸収パターンを示す。この特性を利用し、赤外吸収パターンから物質の同定、定量を行う。",
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                 "title": "μ-マニュピレーター",
                 "description": "マイクロマニピュレータによって、5.0μm以下の極微小物のサンプリングが可能となる。\nさらに、その場での溶媒インジェクションも可能な機能を持っている。",
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               {
                 "title": "各種クロマトグラフ分析装置装置",
                 "description": "揮発性の混合物質を分離、分析するガスクロマトグラフィーや、同様に混合液を分離して分析する液体クロマトグラフィー。\nそれぞれの物質に何がどの程度含まれているかの分析装置が可能。",
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                 "title": "走査型電子顕微鏡",
                 "description": "試料に対して細く絞った電子線を照射すると、対象試料からその物質の表面性状に応じた二次電子が返ってくる。これを検出装置で捉えて、画像に変換することができる顕微鏡。光学顕微鏡よりも遥かに高倍率で試料を観察することができる。",
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               {
                 "title": "X線コンピュータートモグラフィー(研究用)",
                 "description": "X線CT(X線コンピュータートモグラフィー)は、試料にX線を照射し、試料を360度回転させながら透視画像を撮影する。\n得られた透視画像を画像処理することで、3次元画像を構築する。これは医療用ではなく、研究用で対物を視野に作られているものである。",
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                 "title": "電子線プローブX線マイクロアナライザー",
                 "description": "固体表面に電子線を照射すると、2次電子(SE)や反射電子(BSE)、元素特有の波長を持つX線(特性X線)などさまざまな信号が発生する。\nEPMAでは細い電子線を試料に照射したときに発生するこれらの信号を利用して、SEM像観察、組成(BSE)像観察、微小領域のX線分析を行うことができる。\n特定の元素の強度を測定しながら、入射ビームまたは試料ステージを走査することにより、面内の組成分布も得られる。\nまた、X線のエネルギーを詳細に調べることによって、元素の化学状態分析も可能である。",
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               {
                 "title": "研究用光学顕微鏡",
                 "description": "研究用成立光学顕微鏡。従来の成立顕微鏡に比べて研究に使用するため、レンズがより高精度な対物が使用されている。多色の蛍光タンパク、試薬をイメージングする支援ユニットが挿入されている。また、これらで観察した像をキャプチャーしてデータとして保存することができる。",
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               {
                 "title": "研究施設用クリーンルーム",
                 "description": "医療分野の研究では細胞培養や遺伝子操作の必要性が生じることがある。これらの際には厳密な無菌操作が必要であるため、治療用とは別に研究用のクリーンルームは必要不可欠である。",
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                 "title": "DNA分析装置一式",
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                     "title": "マイクロピペット",
                     "description": "DNAの解析では常に正確に定量を吸い取ってくれる高精度なスポイト。マイクロピペットが必要である。DNA解析ではこんな作業を何度も何度も行うため、術者の手に馴染んだものでなければならない。",
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                   {
                     "title": "核酸抽出・精製装置",
                     "description": "表面加工した磁性体粒子にDNAを吸着させ磁石でコントロールしDNA抽出を自動化したもの。過去は遠心分離機によって細胞やタンパク皮膜を溶解して核からDNAを取り出していたが、細菌ではこの手法が用いられることが多い。",
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                   {
                     "title": "DNA定量・測定装置",
                     "description": "様々な試料を扱う法科学分野では、その試料のDNA定量を知る必要がある。\n例えば、口腔スワブの綿棒の場合、収量DNAが多すぎると誤判定の要因になる。\nそんな時のためにリアルタイムPCRで定量を取り、希釈量を決定する装置が必要で、これがDNA定量・測定装置である。\n\n",
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                   {
                     "title": "核酸増幅装置",
                     "description": "DNAの内容を鑑定する場合、必要な領域のDNAだけを増幅させる必要がある。DNAの特定領域のDNA断片だけを選択的に増幅させ、DNA中にそのDNA断片が含まれているかを明瞭にしてくれるのが核酸増幅装置である。",
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                     "title": "電気泳動装置",
                     "description": "増幅したDNAを電気泳動し、DNA型を判定するためのもの。通称シーケンサーとも。様々なタイプがあるが和錆はド定番の一本キャピラリと言われるアナライザーを使用している。\n正確性は高いが色々不便なのだが、これがいいらしい。",
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             "title": "帝国防疫研究所特有の研究設備",
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                 "title": "疫病・疾病データバンク",
                 "description": "和錆が今までにニューワールドで経験した疫病・疾病に関するデータがまとめられたデータバンク。すべてが統計データとしてまとめられており、新たな未知の感染症が派生した場合はまずここを参照して類似例にあたりをつける。基本的に和錆のみが直接操作で参照する。",
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                 "title": "ナノマシン分析コンピューター",
                 "description": "高処理速度のCPUを搭載し、ナノマシン分析プログラムを使用してナノマシンの特徴を分析するコンピューター。研究所内の直接操作かつ和錆の操作のみ受け付ける。",
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                 "title": "独立区画・カウンターナノマシンナノマシン製造機配備区域",
                 "description": "和錆が設計したカウンターナノマシン遠雷を初期状態で生産する施設。非常に厳重に警備されている。和錆はナノマシンの自己増殖能を嫌い、必要量を量産する設計とした。この区画は宰相閣下の許可があった時のみ稼動可能である。",
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                 "title": "ナノマシンデータバンク",
                 "description": "ニューワールドで今まで観測された、もしくは自分たちが製造したカウンターナノマシンを含む全てのナノマシンのデータを製造中の試作版を含めて収録しているデータバンク。 \n研究所内の直接操作のみで参照できる。和錆の操作以外は受け付けない。",
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         "title": "職員",
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             "title": "猫野和錆",
             "description": "宰相府藩国の国民であり、ISS医療班を率いて医療活動を行ってきた。この研究所の所長であり、新たな医療研究をする場合や、最先端の治療を受けさせたい患者がいる場合にこれらに対応するためにこの施設を利用する。",
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         "title": "和錆用監視カメラ",
         "description": "和錆が以前研究中に様子がおかしくなったことがあったため、これに対抗するために施設の各所に監視カメラが設置されている。監視カメラで和錆に異常な様子、もしくは施設に危機が発見された場合、監視カメラ機器に不明な異常が発生した場合、即座に通報が行われる。和錆の様子がおかしい場合は警察ロボットが派遣されて鎮圧される。",
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最終更新:2017年08月20日 22:36