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藩立学校　農業コースの設置

１．設置の目的

　昨日の藩立技術学校の設立において、わが国の機械技術者の育成に一定の目処を立てることが出来ました。
　しかし、わが国に於いてもう一つ重要な産業である、農業に関する技術・知識は未だ各農家によってまちまちでした。
　当コースはこれらを是正し、次代を担う農業従事者を育成すると共に、更なる発展の為の、最先端農業を研究・開発する場として設置されています。

２．コースの概要

　期間を４年間とし、技術・知識を向上させるだけでなく、人間力の育成も視野に入れたカリキュラムが制定されています。
　その為、１年次では専門課程だけでなく一般教養や基礎学問、そして技術者倫理等の科目が組み込まれています。
　２年次以降は専門課程に分かれて、各学生が必要とする技術を習得できるようになります。

　当コースでは二期制を採用しており、一般的な学校より夏期休暇が長く設定されています。
　これは収穫という農耕の繁忙期に併せて帰郷したり、農村留学によって、各学生に現在の実態に触れてもらう狙いがあります。

３．設備

　当コースでは専用に農地が用意され、学生らが研修に使用し、またそこで取れた農作物は学生食堂等で提供されています。
　また、様々な環境を再現するためのハウスもあり、こちらは主に研究に利用されています

４．卒業後の進路

　卒業後はそのまま農業へ従事するだけでなく、藩立学校の講師や、ＮＡＣへの就職等、多岐にわたる活躍を期待されています。