げんしけんの謎 【投稿日 2005/10/13】

カテゴリー-他漫画・アニメパロ


第一幕 登場人物 笹原 斑目 咲 大野 荻上  舞台 部室
笹原・斑目「ちーす」
咲 「お前ら、遅いぞ。部室の年末大掃除終わっちまったぞ。」
斑目「悪い、悪い。で聞いたんだけど初代会長の遺物見つかったんだって?」
大野「そうなんですよ。咲さんたら『自分か来るまで開けるな』って言って・・・」
咲 「いや、だって盗聴テープとかカメラだったらまずいし・・・」
斑目「はっ?」
咲 「イヤイヤ、こっちの話・・・。ただのガラクタだったし・・・。」
笹原「何だったんですか?結局初代会長も謎の多い人でしたよね。」
咲 「これよ、これ」(机の上の石の破片を指差す)
笹原「何?これ」
咲 「いや、最初は民芸品の石の仮面でインテリアに使えると思って机に置いてたらさー。大野がドジってカッターで指切っちゃって!!血が仮面に飛び散った途端!!針が仮面から飛び出して床に落っこちゃってガチャーンと・・・。んでこれ・・・。」
笹原・斑目「・・・・・・」
斑目「こっこれの他には何も無かったの?」
咲 「ガラクタだって。古い土器みたいな矢じりとか・・・。あと英語で書かれた古いノートとかあったよなー。大野」
大野「ええ。でもブリティッシュイングリッシュで書かれた『天国』とか『カブトムシ』とか『ドロローサ』とか訳の分からない言葉ばかりの雑記帳でしたよ。表紙にはかすれた文字でD・I・・・とか書かれてましたね。」
笹原・斑目「・・・・・・(滝汗)」
笹原「そっそれは今どこに・・・」
咲 「だから捨てたって。矢じりは危ないから平たい箱に入れて、ノートと一緒に、お前らがため込んでたエロアニメ雑誌に挟んで縛って、ポーンと燃えるごみに・・・。って血相変えて我先に何飛び出してってんだ!!おーいキミタチ?」

第二幕 登場人物 笹原 斑目 咲 大野 荻上  舞台 部室
(ゼエゼエと息を切らして机につっぷす笹原と斑目)
咲 「もう回収されて捨てられてるって言う前に飛び出すから・・・」
笹原「・・・初代会長の冗談ですよね。あの人そういう事しそうだし・・・。」
斑目「いやあの人だけは分からん!!」
咲 「お前ら何ごちゃごちゃ言ってんだ?ってか、荻上―。さっきから何眉間にしわ寄せて考え込んでんだー?」
荻上「いや、あの矢じりなんですけど、昔どこかで見たような気がするんですよね。」
咲 「どうせお前のど田舎村の古墳遺跡の土産かなんかだろ。」
荻上「失礼ですね!これでも東北じゃ大きい町なんですよ。まあ、昔テレビで行方不明者日本一という不名誉な特集組まれたことありましたけど・・・。杜・・」
斑目「わーわー!!そっその先は頼むから言わないで!!」
荻上「あっ!!思い出した!!何で忘れてたんだろ!!」
笹原「それはどんな・・・」
荻上「中学の頃の変な夢なんですけど、弓と矢を持った高校生が私に矢を打ち込むんです。そしてこう言うんです。『おめでとう。君は矢に選ばれた。君の能力は《さからうことの出来ぬ運命》によって出会った者によって目覚めることになるだろう。』その時の矢にそっくり!!」
大野「ホー、ホー。意味深な夢ですねー。その高校生が荻上さんの初恋の人ですか?恋のキューピットの矢みたいですねー。」
荻上「ちッ違います!!何馬鹿な事言ってんですか!!」(赤面)
咲 「ヒューヒュー」
(女性陣がキャッキャと騒ぎ立てる)
笹原「・・・荻上さん・・・。以前、荻上さんの同人誌ちらっと見ちゃったけど・・・やっぱり呪われちゃうのかな・・・。(しゃ射程距離は?無限?)」
荻上(顔を赤らめてプイッと横を向き)「呪われちゃいます!!」
笹原「・・・・(滝汗)」

第一部完   第二部は続くか分からない・・・たぶん続かない。
最終更新:2005年12月20日 03:23