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斑目&スーのステディライフ【1】 【投稿日 2007/01/28】

斑目&スーのステディライフ


「koyuki」おまけ/斑目&スーのステディライフ

土曜日の昼前。
朝食を食べていなかった斑目とスージー。何をするでもなく、コミックや同人誌を読みふけったり、アニメのビデオを見ていた。

スージーが無表情のまますっくと立ち上がる。
朝、コンビニで買ってきた食材でピザトーストとスープを作るという。
「お、俺の人生……、いま、どうなっちゃってんだろ?」
斑目はいまだに夢を見ているような気持ちで、キッチンでブランチを作るスーに見とれている。

斑目の携帯が鳴る。田中夫人・加奈子からであった。斑目は焦った。
「斑目さん、昨夜スージーとどこで別れました?」
「え?、あ~、アパートの前だけど……」
「そうですかぁ。今朝から電話が繋がらないんですよ!」
「あ、そ、そうなの? おっかしいなあ……(汗」

斑目は加奈子と話しながら、ハンガーに掛けてあったスージーのコートのポケットを探る。携帯はあったが、電源がオフになっていた。

「あ、あった……」
「え?」
「い、いや~何でもないヨ。電源切ったこと忘れてるんじゃないのかなァ?」
「そうだといいんですけど……」

その時、コンビニ袋からコーンの缶詰を取り出したスージーが叫ぶ。

「ト ウ モ コ ロ シ !」

「え、斑目さんいま……?」
「アッ、アレ見てたの、ホラあの……トトロッ、そう『トトロ』!」
斑目は電話の向こうの加奈子に言い訳をしながら、斑目を見ているスージーに向かって身振り手振りで『静かに! しーずーかーに!』と合図をした。
スージーは、無愛想にそのゼスチャーを受けて答えた。

「イ エ ス 、マ イ マ ス タ ー !」

「え、斑目さんいま……?」
「お お おっかしいなぁ~! ビデオ重ね撮りしてあったなあ~……(激汗」
斑目は、「マスター」と呼ばれたことに全身鳥肌物の快感を得ながら、一方で加奈子に対して半ベソをかきながら取り繕うのであった。
南無南無。