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一つの嘘 【投稿日 2006/10/06】

カテゴリー-斑目せつねえ


「カンパーイ!」
久々に集まった現視研のメンバーたち。
荻上から上のメンバーたちでの同窓会みたいなものである。
「いやー、久々だなぁ。そうよ、笹原仕事のほうは。」
「あはは。忙しくてやってらんねえす。でも、やりがいはありますね。」
「そっかー。高坂の方はどうなの?」
「この前のゲーム、けっこう評判良かったんですよ。」
「ああ、あれな。俺もやったよ。なかなかいい仕事してるよなぁ。」
そんな感じで周囲の様子を聞いていく斑目。
「で、今現視研どんな感じ?」
咲が荻上に質問する。
「まあ・・・。新会員が色々と面白い事してくれてますけどね。
あまり変わりませんよ、基本的には。」
「そうだなぁ。あまり変わってないよなぁ。」
「ってなんでお前が答えるんじゃい。」
咲の突込みが斑目に行く。
「いやぁ、まだ行ってるからなぁ。」
斑目はばつが悪そうに頭を掻く。
「そうなんですよ、まだ来てるんです、この人。」
大野が酒をぐいぐい飲みながら指を刺す。
「去年一年来ていたのだって・・・。」
「先輩!」
荻上の声に、思わずシーンとなる一同。
「ん?ん?どうした、皆?」
思わず咲が状況を読めず声を上げる。
「ん、まあ、なんだ。」
斑目が重そうに口を開いた。
「去年は会いに行ってたんだよ。」
「へ?誰に?」
「春日部さんに。」
「は?」
「は?と言われましても・・・。」
「あ、えーと・・・。」
「まあ、そういう事。今はもうそんなことないけどな。」
そういって笑うと、斑目は酒をあおる。
「よし、笹原、こんど合コン開こう!漫画家の人とかとさ!」
「ちょ、何オタクらしくないこと言い出してるんですか~!」
「じゃあ、田中の学校の人とかどうよ?」
「おいおい・・・。」
「あはは・・・。」
斑目ははしゃいだ声を上げる。
「お、おい、まだら・・・。」
「咲ちゃん。」
高坂が斑目に声をかけようとする咲を止める。
「・・・ま、今はそんなことないって言ってるし・・・。」
何かが引っかかったが、飲み会の流れを絶つのは気が引けた。
そのまま飲み会は斑目が珍しくぶっ潰れ、そのままお開きとなった。




春日部さん━━━━━━
あなたに会えるだけでよかった。
そのためだけに部室に行ってました。
それは確かです、嘘ではありません。
でも━━━━━
俺、一つだけ嘘をつきました。

今でも━━━━━
あなたのことが好きです。





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