短編集 【投稿日 2006/05/17~】

カテゴリー-笹荻


  • 終末の過ごし方

「例えば・・・明日世界が滅ぶとしたらどうしますか?」
「うーん、そうだなあ・・・。」
「やっぱり、いつもは出来ないことしたいと思います?」
「いやー・・・。」
「・・・。」
「いつもどーりに過ごすかな。」
「え?」
「いつものように大学行って、部室来て。」
「そんなんでいいんですか?」
「そして、荻上さんと一緒に過ごすんだ。」
「・・・。」
「それが一番でしょ?」
「・・・はい。」


「・・・まだ、思い出す?」
「まあ・・・。忘れることは出来ません・・・。」
「そっか・・・。」
「でも。」
「・・・?」
「前みたいに無理に忘れようとは思わなくなりました。」
「それは・・・。」
「それでいいんです。」
「・・・うん、そうだね。」

  • 家族計画

「あ、小学生だ。」
「やっぱり子供はかわいいね。」
「・・・それ・・・。」
「違う違う、決して性的な意味じゃ!」
「・・・わかってますよ。」
「・・・・・・からかったね。」
「でも・・・。子供は確かにかわいいですよね。」
「・・・欲しい?」
「えっ!そんなこと急にいわれでもぉ・・・。」
「あ、あ、いや、将来的なことで!今すぐって訳じゃなくて!」
「・・・・・・将来、ですか?」
「あ・・・。まあ、そうなったらいいとは思うんだ・・・。」
「はい・・・。二人くらいは欲しいかな・・・。」
「そうだね・・・。一人はかわいそうだしね。」

  • CROSS†CHANNEL

「荻上さんって、どういうときにネタが浮かぶの?」
「え・・・。アニメ見ててちょっと絡んでたりとか・・・。」
「そういう直接的なものだけ?」
「・・・道端で男の子が仲良く話してるとか。」
「・・・うん。」
「・・・・・・二人乗りしてる高校生見たりすると・・・。」
「・・・。」
「・・・びびびって。来るんですよ、何かが。」
「何か。」
「・・・・・・はい。何か。」

  • To Heart

「プハーーーーーーーーー。」
「おお、義姉さん、呑むようになったね。」
「うるさいですね!さっきのうさ晴らしです!」
「うさ晴らしって・・・。いつもは出来ないの?」
「してますよ!!でもしたいときにしたいじゃないですか!」
「じゃあ、いつもはエロエロなの?」
「エロエロですよー!あのですね・・・。」
「ふんふん。」
「へ・・・。」
「・・・。」

「おい、笹原、荻上さんすごいことになってるぞ。
 春日部さんも大野さんも妹さんもなんか聞き入ってるし・・・。」
(もうやめてくれ荻上さん!!)

  • CLANNAD

「そういえば、荻上さんって弟さんいるんだよね。」
「ええ。」
「・・・大学入ったりする時期じゃないの?」
「そういえば今年受験したって言ってましたけど・・・。」
「え、どこに?」
「さあ・・・。それ言わないんですよね。合格したってのは聞いたんですけど。」
「・・・・・・うちなんじゃないの?」
「ええええ!!それはぜってーにないですよ!」
「・・・なんで?」
「馬鹿ですもん、あの子。」
「・・・・・・ひどいなあ。でも隠してるって・・・何かありそうじゃない?」
「・・・・・・怖い事いわないで下さいよ。」
最終更新:2006年05月28日 00:23