※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

指 【投稿日 2006/03/11】

カテゴリー-笹荻


管理人注:前にあったSSとタイトルがかぶってしまったため、管理のため
     違うのをつけさせていただきました。何かあればメールください。

笹原と荻上の交際は順調に進んでいる。
今日は荻上の部屋で「笹斑」の鑑賞会だ。
「う~ん、相変わらずすごいねえ」
「そ、そうですか?」
「だって、このシーンなんか…あれ、これ何?」
原稿に挟まった一枚のメモ用紙。
片方は見慣れた強気笹原だが、もう片方は…女性?
大きくてきつい目。小さい体。凹凸少なめ。収まりの悪い髪の毛。
これって…
「あ!!」
荻上が慌てる。
「見ないで下さい見ないで下さい見ないでー!!」
「いてっ」
大慌てで奪い取る。握りつぶしてくずかごへ捨てる。
振り返ると笹原が自身の指先を見ている。血がにじんでいる。奪った時に切ってしまったようだ。
(大変だ笹原さんを傷つけてしまった血が痛そう手当てしないとどこにしまったっけああ血がこぼれるそうだ!)
パク。
笹原の指を咥える。
「おおお、荻上さん!?」

口に広がる血の味。
荻上の心に罪悪感が満ちる。
(ごめんなさいごめんなさい)
心の中で謝罪を続けながら傷口を優しく舐める。
意外と傷が深かったのか舐めた側から新たな血が湧き出る。
血の味のする唾を飲み込み、再び傷口を舐める。

笹原の頭の中は真っ白だ。
荻上さんが指を舐めている。目を伏せて一生懸命に。飲み込むたびに小さく動くのど。手にかかる息。指先に触れる暖かくて柔らかな…
それはさっきまで見ていたあのシーンを思い出させて。
強気スイッチ、オン。
指をゆっくりと引き抜く。まだわずかに血のにじむ指先で唇をなぞる。もう片方の手で荻上の顔を上向かせると、唇を奪う。舌を差し込む。荻上の目が大きく見開かれる。
かすかな血の味を感じながら荻上の口の中を蹂躙する。
右手は服の上から胸を触る。
左手で荻上の背中を支えながらソファに押し倒す。そのまま左手は腰を経て太ももへ。
笹原の唇は荻上のそれから離れ、うなじへと吸い付く。
「だめ、笹原さん…傷の手当てしないと…ん!…だめですって…やん!…だから、だめ、って・・・」
荻上の声を堪能しながら、笹原の手は荻上の服の下へと潜りこみ…

…その瞬間、荻上の中で何かが切れた。
右手で笹原を押し返す。左手を大きく振りかぶる。そして欲望で染まった笹原の横っ面を
ばっちーん!!
思いっきり張り飛ばした。
目をしばたかせる笹原。
その隙に笹原の下から抜け出す。服の乱れを直す。机の引出しからバンソーコーを取り出し、手際よく笹原の指先に巻きつける。
「はい!手当て終り!!」
手の甲を少し強めに叩く。

「まったく笹原さんは…」「ゴメンナサイ」
「まだ日も高いのに…」「ゴメンナサイ」
「ケダモノですね」「ホントーにゴメンナサイ」
平謝りする笹原。それを見ていた荻上は軽く吹き出す。
「もういいですよ」
「よかったー」
心底ほっとした様子の笹原。荻上は右手をあげ人差し指を立てると、胸を張って宣言する。
「えっちなのはいけないと思います!」

「「あはっはははは!」」
二人で笑い転げる。
仲良き事は美しき哉。

その夜。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ふふ、指を舐められただけでここをこんなにして…
斑目さんは本当にいやらしいですね」
「そ、そんなこと…」
「おや、じゃあこれは何なんです?」
笹原の手が斑目のものをきつく握り締める。
「ち、違うんだ笹原、あ、あ、ああーーー!!」
斑目は苦痛と歓喜の声を上げる…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
荻上の部屋の明かりは早朝まで消えなかった…