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ランプ-続き- 【投稿日 2006/01/21】

カテゴリー-笹荻


ここは荻上の部屋。夕暮れの中出て行った二人が、外から戻ってきた声がする。
笹原「明日、積もると大変だなぁ」
荻上「凍った道の歩き方を教えましょうか?」
笹原「やー、ははは」
部屋に入ってきたが、蛍光灯が切れているので部屋は暗い。
笹原「じゃ、交換しないとね」
荻上「さっき言ったみたいに、やってみますのでお願いします」
笹原「ん、このストラップのライト使ってよ」
と、自分の携帯ストラップのLEDランプを使うように渡す笹原。
どうやら蛍光灯の交換をやったことがないので、荻上がやってみるようだ。
そしてキャスターつきの回転椅子では不安定だからということで、笹原が荻上を抱えにかかる。
……椅子を支えた方が良さそうなのだが、あえてそこには触れない二人。
まず笹原は後ろから両脇を手で支えて持ち上げようとする。
笹原『うわっ、荻上さんの脇って…細っこいなぁ……』
荻上「くはっ!…きゃ、、、――っ!ははははははは」
笹原「ちょ、ちょっと……」
脇がくすぐった過ぎて荻上は大暴れだ。身をよじり、床に座り込んでしまう。
荻上「はあ、はあ、……すみません、他の持ち方でお願いします」
笹原「うん、そうね(苦笑)」
今度もう少し接近して腰を落とす笹原が、荻上のウエストに両腕を回す。
笹原『荻上さんの、く、くびれがっ!』
荻上『うわ……後ろから抱きしめられてる……位置はおかしいけど……』
笹原「じゃ、持ち上げるよ」
荻上「は、はい」
笹原『俺の胸に……荻上さんのお尻がッ………!!丸くって小さくて(ry(思考停止)』

荻上「……さん、笹原さん!」
笹原「え? な、なに!?」
荻上「重いですか?何度か呼んだんですけど…」
笹原「いや、ご、ごめん(汗) 何かな?」
荻上「内側の蛍光灯が取れたので置きたいんですけど」
そうこうして、悪戦苦闘しながらようやく交換が終わったのは15分後だった。
ようやく明るくなった部屋に嬉しそうな様子の荻上。その一方で―――
40kgぐらいの小柄な荻上とはいえ、15分も抱えていたらさぞかし腕や腰に来そうだが
笹原はむしろ部分的に元気になってしまったようで、今は床に座っている。
荻上「お疲れ様でした。なんだかすごく疲れさせてしまったみたいで」
床に座り込んでいる笹原を見て、さぞかし疲れたのだろうと荻上は思っている。
笹原「ん、いやいや、大丈夫だよ(立てなくなってるけど)」
『ある意味、立っているけどね』というオヤジギャグは言えない。

荻上「今、お茶を淹れますね」
笹原「うん、ありがとう」
しばし、ゆったりとした時間が流れる。
PS2に電源を入れて、笹原から借りていたゲームをやり始めた荻上を
ニコニコと笹原が見守っている。
荻上「アグロってすごい忠実ですよねぇ。もう可愛くって」
笹原「そうだね、ほんと」
荻上「あっ、この像の登りかたは言わないで下さいよ!自分で解明しますから!」
笹原「うんうん、わかってるよ」
荻上「ああーーー握力がーーー」
笹原「弱点の場所、もっと別の場所も探さないと」
巨像を1体倒して、荻上はとりあえずセーブして電源を切った

笹原「あの、良かったら耳掻き貸してくれない(苦笑)?なんか耳の中が急に痒くなっちゃって」
荻上「ちょっと待っててください」
荻上はタンスの小引き出しをゴソゴソと探り始めて
荻上「ふふふ、こんなこともあろうかと!」
某ネコ型ロボットのように棒状のものを片手に高く掲げて振り返った。
笹原「それは何?」
荻上「ランプ付き耳掻きですヨ」
と言いながら笹原の横にぺたっと座る荻上に、笹原はドキッとする。
荻上「さあ、ここに頭を」
笹原「ええっ!?い…いいよ!そんな汚いし悪いってば」
荻上「いえ、私がやりたいんです」
「やりたいんです」「やりたいんです」「やりたいんです………」笹原の頭でリフレイン。
笹原「うん、じゃあお願いしマス」
ふらりと荻上の細いふとももに頭を乗せる笹原だった。
笹原『ああ、荻上さんのふとももが~~~目が回りそう』
うん、もう回ってるから手遅れだ。
不慣れな手つきの荻上の耳掻きは時々危険な感じに笹原の耳に刺さったが
今までの笹原の人生の幸せのピークを示した。
外では雪が積もり始めたが、荻上の部屋の灯りは遅くまで暖かく点っていた。