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*俺たちに明日はある 【投稿日 2006/06/03】 **[[未来予想図]] 朽「…で、何で最近部室に来ないんですか~??」 朽木君は単刀直入に聞いた。 斑「いや、だってさー…そろそろ潮時かなーと」 朽「何の潮時なんデスカ~??」 斑「………。つーか、何でそんなに俺をここに来させたいわけ?」 4月の中ごろ、最近部室に顔を出さなくなった斑目を朽木君が呼び出した。 朽「だって、新会員入らなかったんデスヨ!! 今、就職活動中アンド単位もうほとんど取っちゃった大野さんと、会長になったばかりの荻上さんと、ワタクシしかいないんですにょ!?ワタクシも一応就職活動してますし!」 斑「…あれ、笹原の妹さんは?」 朽「恵子さんも仕事探しで忙しいそーです。もともとあんまり来てなかったし」 斑「そうかあ…。みんな変わっていくんだなあ………。(遠い目)」 朽「たそがれないで下さいにょ!こんな人少なくて活気がなかったら廃部になるにょ!」 斑目の低いテンションとは対照的に、朽木君はなんだか必死だ。 斑「うーん…北川さんがいた頃はそういう危険性があったけど、今はどーだろ?」 朽「活気が少ないのが問題なのデス!ワタクシが一人、悪目立ちするにょ!」 斑「…それは今さら心配することじゃないような」 朽「それに大野さんと荻上さんの腐女子会話に入っていけないにょ!!男一人でとっても肩身がせまいので斑目さんも是非味わってみるにょ!あの空気!!」 斑「道連れかい。つーかそんな理由で来させたいんかい(汗)」 朽「簡単に簡潔に端的にわかりやすく言うとそーです」 斑「…いつも正直なのが朽木君の長所だよな。…短所でもあるケド」 気が進まなそーな斑目を見て、業を煮やした朽木君は椅子から急に立ち上がり、大声で言った。 朽「斑目先輩、日和ってるにょ!現役の頃を思い出してみるにょ!!」 斑「…は?現役?」 朽「ここに斑目さんが大学二年の頃の『メバエタメ』がアリマス。」 朽木君はやや黄ばんだ表紙のコピー本を取り出した。 斑「うわ、懐かしー…」 朽「えーと、『(ダミ声で)マムシ72歳。まあワシなどはしにょぶしぇんしぇいのすとーんとしたスーツ姿を見るだけでハァハァできるからすべてが名シーンと言えるがの。』ほうほう。」 斑「音読するなあああ!!(汗)」 朽「『……あのネ、何かもうネ、触覚とかが見えただけでもおぢしゃん泣くほど萌えちゃうノ。少シ壊れ気味ナノ。(泣)』 …少しどころじゃないですな」 斑「ば、ちょ、もーやめんか!!」 斑目は慌てて立ち上がり、朽木君からメバエタメを奪おうと手を伸ばすが、クネクネした動きでかわされる。 朽「昔の斑目先輩はもっとはじけてたにょ!それが今はどーデスカ!すっかり社会人気取りですか!」 斑「社会人だしな!つーか今でもそんなんだったら痛いだろ」 朽「自分で痛いって言っちゃうんデスカ!?」 斑「…『認めたくないものだな若さゆえの…』」 がっくりと肩を落とす斑目。 斑「てゆーかさー、俺ももーいい歳なんだからさぁ…」 朽「若者が何を言ってるでありますか。ボクチンなんかまだまだ心は少年ですにょ」 斑「朽木君はもう少し大人になれよ(汗)」 朽「大人になるっていうのはそんな風にじーさんみたいになることなんですカー!?」 斑「色々あんだよ…仕事のこととかさー」 朽「色々ってナンデスカー?」 斑「う…だからその…色々」 さっきから堂々巡りだ。 朽「というわけで部室に来て下さいにょ」 斑「つながらねー!直前までの会話とつながらねーーー!」 朽「もー観念したらどーですか?そんな優柔不断だから、原作でも斑目さんは『未完』ってつきそーな感じで終わっちゃったんじゃないデスカ!」 斑「原作とかゆーな!朽木君だって最終話グダグダだったじゃねーか!」 朽「………顔が切れてたの…、アレ、わざとですかね?」 斑「うわ、気にしてたんだ!(汗)」 朽「さすがに心の広い朽木学ことクッチーでも、あれは流せなかったデスヨ。コミックスで直ってたらいいんデスガ…」 斑「いやでもアレ、真ん中だからねぇ…無理なんじゃ…」 朽「次期会長も、てっきりワタクシだと思ってましたのに…」 斑「『それはない』」 朽「ガー!!何デスカこの冷遇ぐあい!ボクチン、他の人と扱い違うにょ!!」 斑「まー仕方ないね、朽木君変だからねー」 朽「『個性的』なのを『変』という言葉でひとくくりにしないでくれますかにょ!」 斑「『変』なのを『個性的』という言葉に置きかえんなよ!」 朽「フフーン、そーデスヨねぇ。キャラ作ってる人には『変』にしか見えないですよねぇー」 斑「悪かったな普通で!変なモンは変なんだよ!」 だんだんテンションが上がって来た二人。 朽木君の挑発のせいか、だんだん昔の血が騒いできた斑目。 朽「開き直りは見苦しいにょ斑目先輩!」 斑「誰が開き直ってるって?開き直って『個性的』とか言ってる君に言われたくねーな!」 朽「おや逆ギレですか。あーそうですか。 ………………逆ギレ勝負なら負けたことねーよ!!!」 斑「俺だってえーと、自爆勝負なら負けたことねーぞ!!!」 斑目VS朽木。火花を散らしながら不毛な闘いが火蓋を切って落とされ………!! 数分後に終わった。 斑「………何でこんな意味のない争いしてるんだ、俺らは…」 徒労感に深いため息をつく斑目。 朽「でも久々に燃えましたにょ~!!」 斑「俺は疲れた…」 ズズズ、と椅子に座り込んだ。 朽「しっかりするにょ!今日ボクチンは確かにこの目で見たにょ、斑目さんの昔の勇姿を!!」 斑「はぁ………?」 朽「もっと斑目さんが活躍する姿が見たいにょ!だから部室に来るにょ!どーせヒマなんでショー?」 斑「ヒマじゃないわい!…でもさー、もーそろそろ読んでる人も、『斑目はもういいよ』って思ってるって。 ………うわ、絶望した!!自分で言ってて絶望した!!」 朽「自虐ネタはやめるにょ!それに、まだげんしけん人気が続く限り、斑目さんもいけるハズにょ!! むしろ心配なのはボクチンの人気にょ!」 斑「…心配するほど人気あったっけ?(ぼそり)」 朽「ということはこれから上がることはあっても、これ以上下がることはないにょー!!」 斑「どっから沸いてくるんだ、そのポジティブ思考(汗)」 朽「で、どーするんデスカ!?」 斑「えーでも、やっぱさー………」 そのときガチャリと扉が開いて、荻上さんが入ってきた。 荻「………どうも」 朽「あ、オギチンだ」 斑「や、やあ荻上さん、久しぶり」 荻「朽木先輩と斑目先輩、喧嘩でもしてたんですか?3階の廊下に声が響いてましたよ」 斑「え、マジ?そんな大声出してたのか(汗)」 朽「喧嘩じゃないにょ!男同士の話し合いにょー!」 荻「?…はあ、男同士のですか。」 斑「ろくな話し合いじゃなかったけどな…(疲)」 荻「そうだ、斑目先輩ちょうど良かった。」 斑「?」 荻「笹原さんから頼まれたんですけど。『斑目さんに借りたまま、返してない漫画があるから返しておいて欲しい』って言われてて…。 あ、アレ?袋どうしたっけ……あ!そうだ、今朝玄関に置き忘………。(汗)」 斑「あ、ありゃそうなんだ。でも別に急がないからいいよ」 荻「スミマセン。明日必ず持って来るんで…。あの、明日部室来ます?」 斑「え、あーじゃあ、明日来るよ。」 荻「スミマセン。」 朽「…部室来るんですな?」 目をキラーン☆と光らせる朽木君。 斑「あ、アレ?…まーとりあえず明日はなぁ…。」 朽「クククク………素直じゃないナー斑目サンはー!」 斑「う、うるせーな!明日だけだって!」 荻「え、明日以降は来ないんですか?」 荻上さんはびっくりした目でこっちを見る。 斑「う………………(汗)」 結局また部室に行くことに。 (この流れ、お約束だなぁ…てゆーか強引だな…。きっとネタが尽(ry) などと考えながら家路につく斑目であった。 さて、同じくその頃、帰途についた荻上さん。 (朽木先輩と斑目先輩かァ………。 なーんかあの二人、最近仲良くね? 『男同士の話し合い』って、一体どーすりゃあんな大声で喧嘩するってのよ。) (んだげども……。 間違いなく斑目先輩が『受け』だよね。) 脳内で朽×斑ワープを始める荻上さんであった。                   END
*俺たちに明日はある 【投稿日 2006/06/03】 **[[未来予想図]] 序章  *** 朽「…で、何で最近部室に来ないんですか~??」 朽木君は単刀直入に聞いた。 斑「いや、だってさー…そろそろ潮時かなーと」 朽「何の潮時なんデスカ~??」 斑「………。つーか、何でそんなに俺をここに来させたいわけ?」 4月の中ごろ、最近部室に顔を出さなくなった斑目を朽木君が呼び出した。 朽「だって、新会員入らなかったんデスヨ!! 今、就職活動中アンド単位もうほとんど取っちゃった大野さんと、会長になったばかりの荻上さんと、ワタクシしかいないんですにょ!?ワタクシも一応就職活動してますし!」 斑「…あれ、笹原の妹さんは?」 朽「恵子さんも仕事探しで忙しいそーです。もともとあんまり来てなかったし」 斑「そうかあ…。みんな変わっていくんだなあ………。(遠い目)」 朽「たそがれないで下さいにょ!こんな人少なくて活気がなかったら廃部になるにょ!」 斑目の低いテンションとは対照的に、朽木君はなんだか必死だ。 斑「うーん…北川さんがいた頃はそういう危険性があったけど、今はどーだろ?」 朽「活気が少ないのが問題なのデス!ワタクシが一人、悪目立ちするにょ!」 斑「…それは今さら心配することじゃないような」 朽「それに大野さんと荻上さんの腐女子会話に入っていけないにょ!!男一人でとっても肩身がせまいので斑目さんも是非味わってみるにょ!あの空気!!」 斑「道連れかい。つーかそんな理由で来させたいんかい(汗)」 朽「簡単に簡潔に端的にわかりやすく言うとそーです」 斑「…いつも正直なのが朽木君の長所だよな。…短所でもあるケド」 気が進まなそーな斑目を見て、業を煮やした朽木君は椅子から急に立ち上がり、大声で言った。 朽「斑目先輩、日和ってるにょ!現役の頃を思い出してみるにょ!!」 斑「…は?現役?」 朽「ここに斑目さんが大学二年の頃の『メバエタメ』がアリマス。」 朽木君はやや黄ばんだ表紙のコピー本を取り出した。 斑「うわ、懐かしー…」 朽「えーと、『(ダミ声で)マムシ72歳。まあワシなどはしにょぶしぇんしぇいのすとーんとしたスーツ姿を見るだけでハァハァできるからすべてが名シーンと言えるがの。』ほうほう。」 斑「音読するなあああ!!(汗)」 朽「『……あのネ、何かもうネ、触覚とかが見えただけでもおぢしゃん泣くほど萌えちゃうノ。少シ壊れ気味ナノ。(泣)』 …少しどころじゃないですな」 斑「ば、ちょ、もーやめんか!!」 斑目は慌てて立ち上がり、朽木君からメバエタメを奪おうと手を伸ばすが、クネクネした動きでかわされる。 朽「昔の斑目先輩はもっとはじけてたにょ!それが今はどーデスカ!すっかり社会人気取りですか!」 斑「社会人だしな!つーか今でもそんなんだったら痛いだろ」 朽「自分で痛いって言っちゃうんデスカ!?」 斑「…『認めたくないものだな若さゆえの…』」 がっくりと肩を落とす斑目。 斑「てゆーかさー、俺ももーいい歳なんだからさぁ…」 朽「若者が何を言ってるでありますか。ボクチンなんかまだまだ心は少年ですにょ」 斑「朽木君はもう少し大人になれよ(汗)」 朽「大人になるっていうのはそんな風にじーさんみたいになることなんですカー!?」 斑「色々あんだよ…仕事のこととかさー」 朽「色々ってナンデスカー?」 斑「う…だからその…色々」 さっきから堂々巡りだ。 朽「というわけで部室に来て下さいにょ」 斑「つながらねー!直前までの会話とつながらねーーー!」 朽「もー観念したらどーですか?そんな優柔不断だから、原作でも斑目さんは『未完』ってつきそーな感じで終わっちゃったんじゃないデスカ!」 斑「原作とかゆーな!朽木君だって最終話グダグダだったじゃねーか!」 朽「………顔が切れてたの…、アレ、わざとですかね?」 斑「うわ、気にしてたんだ!(汗)」 朽「さすがに心の広い朽木学ことクッチーでも、あれは流せなかったデスヨ。コミックスで直ってたらいいんデスガ…」 斑「いやでもアレ、真ん中だからねぇ…無理なんじゃ…」 朽「次期会長も、てっきりワタクシだと思ってましたのに…」 斑「『それはない』」 朽「ガー!!何デスカこの冷遇ぐあい!ボクチン、他の人と扱い違うにょ!!」 斑「まー仕方ないね、朽木君変だからねー」 朽「『個性的』なのを『変』という言葉でひとくくりにしないでくれますかにょ!」 斑「『変』なのを『個性的』という言葉に置きかえんなよ!」 朽「フフーン、そーデスヨねぇ。キャラ作ってる人には『変』にしか見えないですよねぇー」 斑「悪かったな普通で!変なモンは変なんだよ!」 だんだんテンションが上がって来た二人。 朽木君の挑発のせいか、だんだん昔の血が騒いできた斑目。 朽「開き直りは見苦しいにょ斑目先輩!」 斑「誰が開き直ってるって?開き直って『個性的』とか言ってる君に言われたくねーな!」 朽「おや逆ギレですか。あーそうですか。 ………………逆ギレ勝負なら負けたことねーよ!!!」 斑「俺だってえーと、自爆勝負なら負けたことねーぞ!!!」 斑目VS朽木。火花を散らしながら不毛な闘いが火蓋を切って落とされ………!! 数分後に終わった。 斑「………何でこんな意味のない争いしてるんだ、俺らは…」 徒労感に深いため息をつく斑目。 朽「でも久々に燃えましたにょ~!!」 斑「俺は疲れた…」 ズズズ、と椅子に座り込んだ。 朽「しっかりするにょ!今日ボクチンは確かにこの目で見たにょ、斑目さんの昔の勇姿を!!」 斑「はぁ………?」 朽「もっと斑目さんが活躍する姿が見たいにょ!だから部室に来るにょ!どーせヒマなんでショー?」 斑「ヒマじゃないわい!…でもさー、もーそろそろ読んでる人も、『斑目はもういいよ』って思ってるって。 ………うわ、絶望した!!自分で言ってて絶望した!!」 朽「自虐ネタはやめるにょ!それに、まだげんしけん人気が続く限り、斑目さんもいけるハズにょ!! むしろ心配なのはボクチンの人気にょ!」 斑「…心配するほど人気あったっけ?(ぼそり)」 朽「ということはこれから上がることはあっても、これ以上下がることはないにょー!!」 斑「どっから沸いてくるんだ、そのポジティブ思考(汗)」 朽「で、どーするんデスカ!?」 斑「えーでも、やっぱさー………」 そのときガチャリと扉が開いて、荻上さんが入ってきた。 荻「………どうも」 朽「あ、オギチンだ」 斑「や、やあ荻上さん、久しぶり」 荻「朽木先輩と斑目先輩、喧嘩でもしてたんですか?3階の廊下に声が響いてましたよ」 斑「え、マジ?そんな大声出してたのか(汗)」 朽「喧嘩じゃないにょ!男同士の話し合いにょー!」 荻「?…はあ、男同士のですか。」 斑「ろくな話し合いじゃなかったけどな…(疲)」 荻「そうだ、斑目先輩ちょうど良かった。」 斑「?」 荻「笹原さんから頼まれたんですけど。『斑目さんに借りたまま、返してない漫画があるから返しておいて欲しい』って言われてて…。 あ、アレ?袋どうしたっけ……あ!そうだ、今朝玄関に置き忘………。(汗)」 斑「あ、ありゃそうなんだ。でも別に急がないからいいよ」 荻「スミマセン。明日必ず持って来るんで…。あの、明日部室来ます?」 斑「え、あーじゃあ、明日来るよ。」 荻「スミマセン。」 朽「…部室来るんですな?」 目をキラーン☆と光らせる朽木君。 斑「あ、アレ?…まーとりあえず明日はなぁ…。」 朽「クククク………素直じゃないナー斑目サンはー!」 斑「う、うるせーな!明日だけだって!」 荻「え、明日以降は来ないんですか?」 荻上さんはびっくりした目でこっちを見る。 斑「う………………(汗)」 結局また部室に行くことに。 (この流れ、お約束だなぁ…てゆーか強引だな…。きっとネタが尽(ry) などと考えながら家路につく斑目であった。 さて、同じくその頃、帰途についた荻上さん。 (朽木先輩と斑目先輩かァ………。 なーんかあの二人、最近仲良くね? 『男同士の話し合い』って、一体どーすりゃあんな大声で喧嘩するってのよ。) (んだげども……。 間違いなく斑目先輩が『受け』だよね。) 脳内で朽×斑ワープを始める荻上さんであった。                   END

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