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*がんばれハルコさん 【投稿日 2006/04/10】 **[[カテゴリー-その他>http://www7.atwiki.jp/genshikenss/pages/265.html]] 夏は暑い。それはハルコも知っていたことであったが、この夏はいっそう暑く感じる。 (オギーはコミフェス準備・・・笹原は就活・・・大野と田中はコスプレ・・・  高坂はBLゲームメーカーでお仕事・・・春日部君は起業で大忙し・・・。  朽木君は知らない・・・。今年のコミフェス、どうなるんでしょ?) いつもの事ながらOGと言う立場にもかかわらず部室で昼食を取るハルコ。 サラダだけ、と言ういつもながらの食事は変わらない。 缶紅茶を一口飲むと、横目で窓を見た。 コンコン ノックの音だ。だれか来たのかな?しかし部員ならノックなんかしないはず・・。 「?開いてるわよ~。」 疑問に思いつつひとまず返事をする。 ガチャリ 「Hello....」 (!!!??外人~!!??) 扉が開いて見えたのは、ブロンドの外人。しかも男。思わず立ち上がる。 (い、意外とイケメン?いや、そんなこと考えてる場合じゃないでしょ~!?) 1人で独白を心の中で繰り返しながら、ハルコは冷や汗を流していた。 『ああ、あんたが斑目だね!飾り気のないメガネ、貧乳、切れ長の目。  うーん、まるで「委員長」のようだ!』 言ってることがまったく理解できないハルコ。 その外人に詰め寄られて、顔を真っ赤にする。 (━━━頭真っ白!) そしてふと気づくと横に一人の少女。 (も、もう1人か!!) 「アンタバカ~」 (・・・誰か助けて!) この世の終わりをそこに見ていたハルコ。そこに救世主。 『アンディ、スー!勝手に動き回らないでって言ったでしょ!』 大野が入り口から大きな声を上げながらやってきた。 (た、助かった・・・。ってか、大野の知り合いなの?) 『ごめん、ごめん、早くゲンシケン見てみたかったんだよ~。』 そういいながら平謝りする外人ことアンディ。 「うわ、なに、これ?」 「わ・・・。」 荻上と笹原がそのタイミングでちょうど現れた。 (こ、これで落ち着くでしょ・・・。) そう考えるハルコの方に再びアンディはハルコの方へ振り返り、 にっこりと笑いかけた。 「━━━!!」 それに再び顔を赤らめる。 (な、なに戸惑ってんのよ・・・。わたしが好きなのは・・・。) しかしながら動悸がおさまるには少しの時間がかかった。 この夏は何かが起きそう━━━。 ハルコは心の中でそう思った。
*がんばれハルコさん 【投稿日 2006/04/10】 **[[カテゴリー-ハルコさん>http://www7.atwiki.jp/genshikenss/pages/265.html]] 夏は暑い。それはハルコも知っていたことであったが、この夏はいっそう暑く感じる。 (オギーはコミフェス準備・・・笹原は就活・・・大野と田中はコスプレ・・・  高坂はBLゲームメーカーでお仕事・・・春日部君は起業で大忙し・・・。  朽木君は知らない・・・。今年のコミフェス、どうなるんでしょ?) いつもの事ながらOGと言う立場にもかかわらず部室で昼食を取るハルコ。 サラダだけ、と言ういつもながらの食事は変わらない。 缶紅茶を一口飲むと、横目で窓を見た。 コンコン ノックの音だ。だれか来たのかな?しかし部員ならノックなんかしないはず・・。 「?開いてるわよ~。」 疑問に思いつつひとまず返事をする。 ガチャリ 「Hello....」 (!!!??外人~!!??) 扉が開いて見えたのは、ブロンドの外人。しかも男。思わず立ち上がる。 (い、意外とイケメン?いや、そんなこと考えてる場合じゃないでしょ~!?) 1人で独白を心の中で繰り返しながら、ハルコは冷や汗を流していた。 『ああ、あんたが斑目だね!飾り気のないメガネ、貧乳、切れ長の目。  うーん、まるで「委員長」のようだ!』 言ってることがまったく理解できないハルコ。 その外人に詰め寄られて、顔を真っ赤にする。 (━━━頭真っ白!) そしてふと気づくと横に一人の少女。 (も、もう1人か!!) 「アンタバカ~」 (・・・誰か助けて!) この世の終わりをそこに見ていたハルコ。そこに救世主。 『アンディ、スー!勝手に動き回らないでって言ったでしょ!』 大野が入り口から大きな声を上げながらやってきた。 (た、助かった・・・。ってか、大野の知り合いなの?) 『ごめん、ごめん、早くゲンシケン見てみたかったんだよ~。』 そういいながら平謝りする外人ことアンディ。 「うわ、なに、これ?」 「わ・・・。」 荻上と笹原がそのタイミングでちょうど現れた。 (こ、これで落ち着くでしょ・・・。) そう考えるハルコの方に再びアンディはハルコの方へ振り返り、 にっこりと笑いかけた。 「━━━!!」 それに再び顔を赤らめる。 (な、なに戸惑ってんのよ・・・。わたしが好きなのは・・・。) しかしながら動悸がおさまるには少しの時間がかかった。 この夏は何かが起きそう━━━。 ハルコは心の中でそう思った。

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