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*赤ずきんちゃん 【投稿日 2005/10/22】 **[[カテゴリー-童話パロ>URL]]  赤ずきんちゃん 荻上千佳  狼       笹原完士  おばあさん   斑目晴信  猟師      田中総一郎  おかあさん   大野加奈子  ナレーション  春日部咲  むかしむかしある村に、千佳という大変可愛い女の子がいました。おかあさんに可愛がられて いましたが、おばあさんにはもっと可愛がられていました。  千佳は、『髪型がオタクくさいですから』と言って、赤いずきんをよく被っていました。その ため、赤ずきんとみんなに呼ばれていました。  ある日、おかあさんが赤ずきんに言いました。 「千佳ちゃん。お使いを頼まれて欲しいんだけど。……って何で真っ赤になってるんですか?」 「……いえ、別に。それよりお使いって、何をすればいいんですか?」 「え? ああ、そうそう。隣村のおばあちゃんが病気らしいの。だからお見舞いに行ってきてち ょうだい」  おかあさんに言われ、赤ずきんちゃんはお見舞いに出かけました。  隣村に行く途中、赤ずきんは森で狼に出会いました。狼はお腹が空いていたので赤ずきんを食 べたくなったのですが、回りには木こり達がいては手が出せません。 「どこ行くの?」  狼は赤ずきんに尋ねました。 「おばあちゃんのお見舞いです」 「おばあちゃんって、遠くに住んでいるの?」 「まだちょっと歩きますね。隣村に入って最初に見える家がそうです」 「そうなんだ。じゃあ、ちょっと競争しない? 俺があっちの道で、赤ずきんちゃんがこっちの 道。どっちが先に着けるか」 「え? ……いや……いいです。面倒くさいし……」  ……。赤ずきんは狼の申し出を快く受け入れました。 (ちょっと春日部先輩! 私は受けないって言ったんですよ!)  赤ずきんは狼の申し出を快く受け入れました。 (だから! 私は!)  赤ずきんは狼の申し出を快く受け入れました。 (……もういいです)  赤ずきんは狼と違う道を歩いて行きました。一方狼はというと。 「すいません。わざわざ車出してもらって」 「い、いや、気にすんなよ。お、俺、これくらいしか出番無いし」  車で送ってもらっていました。  狼は、赤ずきんより早くおばあさんの家に着いていました。 「お邪魔します」 「おや、誰だい?」  病気のためおばあさんはベッドから起き上がれません。 「俺です。赤ずきんですよ」  赤ずきんが俺とか言わないの! (ご、ごめん) 「……わ、わたしです。赤ずきんです」  斑目も笑わない! (い、いやだって笹原がカマくせーんだもん。……わ、わかりました) 「そ、そうかい。それで何か用かい?」 「おばあちゃんのお見舞いに来たんです……のよ。おばあちゃん、もっとそっちに 行っても良い?」 「ああ、良いよ」  狼はゆっくりとおばあさんに近づいて……。って、大野! 何すんだ! ちょっ ……やめ!  ……。  ……。  狼はゆっくりとおばあさんに近づいて行きました。 (あれ? 春日部さんは?) (トイレだそうです) (……。そうなの? ……大野さん。その笑顔、何か怖いんですけど) (そんな事ないですよ笹原さん。さあ早く、狼に戻って下さい)  狼はおばあさんのベッドに横たわると、彼のボタンを一つ、また一つと外してい った。まるで挑発するかのような狼の目は、ゆっくりと斑目の心を拘束していく。  視線は斑目を見つめながら、笹原の手は下へ、下へとなぞられていった。その指 先が斑目の未知の部分に差し掛かると……。 (ストーップ! ストーップ! 何言い出すんですか!) (まったくだ! 何で俺が笹原と801せねばならぬのだ! しかも途中から本名 出されてるし)  えー、いいじゃないですか。たまにはそういうのも。 『お願いですから勘弁してください!』  ……わかりましたよ。じゃあ、咲さんに代わりますね。  ……。ぷはぁ、苦しかった。ってゆーか、大野暴走しすぎ! 身内でそういうの やるなって。 [これは私の趣味じゃないんだけどな……]  何か言った? [いえ、別に]  じゃあ仕切りなおすよ。えーっと、狼はおばあさんを食べて、おばあさんに変装 しました。 (早!)  文句言わないの。はい、次のシーン!  赤ずきんはやっと、おばあさんの家にたどり着きました。 「おばあちゃん、お見舞いに来ました」 「おお、赤ずきんや。よく来てくれたね」  身内をあだ名で呼ぶのは、どうかと思うんだけど? (あ、そうだよね) 「おお、荻上さんや。よく……」  身内を苗字で呼ぶな! ちゃんと千佳って呼びなさい! 「おお、……ち、千佳や。よく来てくれたね」 「……」 「ち、千佳や。もっと近くでお前の可愛い顔を見せておくれ」 「……!」  ちょっと、オギー! 逃げないの! ほら、こっち来る。  ……。  ……。  大丈夫だって、こんなの台本通りパパッとやっちゃえばいいんだって。  ……はい、続き行くよ。 「お、おばあちゃんは何で、そんな大きな目をしているんですか?」 「それは、お前の顔をよく見るためさ」 「じ、じゃあ、何でそんな大きな耳をしているんですか?」 「それは、お前の声をよく聞くためさ」 「じ、じゃあ、何でそんな大きな口をしているんですか?」 「それはね。お前を食べるためさ!」  行け! 笹原! 押し倒せ! (ちょ! 何言い出すんですか! 出来るわけ無いじゃないですか!) (そうですよ春日部先輩! それに、わたすだって……心の準備が) (へ?) (な、何でも無いです! ついです! 空耳です! 気のせいです!)  ……さて、この二人はほっといて。  赤ずきんを食べた狼はお腹が一杯になり、家の外に出ただけで動けなく なってしまいました。  そこに通りかかった猟師が、狼が人を呑んだ後だと気がつき狼のお腹を 裂きました。 「今、助けてやるからな。……えーと、このお腹にあるチャックを下げれ ば……」  こらこら、そこ。独り言でタネばらさない。 「よし! 出てきた」  聞いちゃいねーし。もういいや、狼のお腹の中から赤ずきんとおばあさ んが助けだされました。……ってあれ? 何でコーサカが赤ずきんの格好 してんの? (笹原君と荻上さん、何かまだ取り込んでるみたいだったから)  ……あの二人は……。と、とにかく、めでたしめでたし。終わり! (そんなんでいいのかな?)  いいの! 終わり!
*赤ずきんちゃん 【投稿日 2005/10/22】 **[[カテゴリー-童話パロ>http://www7.atwiki.jp/genshikenss/pages/51.html]]  赤ずきんちゃん 荻上千佳  狼       笹原完士  おばあさん   斑目晴信  猟師      田中総一郎  おかあさん   大野加奈子  ナレーション  春日部咲  むかしむかしある村に、千佳という大変可愛い女の子がいました。おかあさんに可愛がられて いましたが、おばあさんにはもっと可愛がられていました。  千佳は、『髪型がオタクくさいですから』と言って、赤いずきんをよく被っていました。その ため、赤ずきんとみんなに呼ばれていました。  ある日、おかあさんが赤ずきんに言いました。 「千佳ちゃん。お使いを頼まれて欲しいんだけど。……って何で真っ赤になってるんですか?」 「……いえ、別に。それよりお使いって、何をすればいいんですか?」 「え? ああ、そうそう。隣村のおばあちゃんが病気らしいの。だからお見舞いに行ってきてち ょうだい」  おかあさんに言われ、赤ずきんちゃんはお見舞いに出かけました。  隣村に行く途中、赤ずきんは森で狼に出会いました。狼はお腹が空いていたので赤ずきんを食 べたくなったのですが、回りには木こり達がいては手が出せません。 「どこ行くの?」  狼は赤ずきんに尋ねました。 「おばあちゃんのお見舞いです」 「おばあちゃんって、遠くに住んでいるの?」 「まだちょっと歩きますね。隣村に入って最初に見える家がそうです」 「そうなんだ。じゃあ、ちょっと競争しない? 俺があっちの道で、赤ずきんちゃんがこっちの 道。どっちが先に着けるか」 「え? ……いや……いいです。面倒くさいし……」  ……。赤ずきんは狼の申し出を快く受け入れました。 (ちょっと春日部先輩! 私は受けないって言ったんですよ!)  赤ずきんは狼の申し出を快く受け入れました。 (だから! 私は!)  赤ずきんは狼の申し出を快く受け入れました。 (……もういいです)  赤ずきんは狼と違う道を歩いて行きました。一方狼はというと。 「すいません。わざわざ車出してもらって」 「い、いや、気にすんなよ。お、俺、これくらいしか出番無いし」  車で送ってもらっていました。  狼は、赤ずきんより早くおばあさんの家に着いていました。 「お邪魔します」 「おや、誰だい?」  病気のためおばあさんはベッドから起き上がれません。 「俺です。赤ずきんですよ」  赤ずきんが俺とか言わないの! (ご、ごめん) 「……わ、わたしです。赤ずきんです」  斑目も笑わない! (い、いやだって笹原がカマくせーんだもん。……わ、わかりました) 「そ、そうかい。それで何か用かい?」 「おばあちゃんのお見舞いに来たんです……のよ。おばあちゃん、もっとそっちに 行っても良い?」 「ああ、良いよ」  狼はゆっくりとおばあさんに近づいて……。って、大野! 何すんだ! ちょっ ……やめ!  ……。  ……。  狼はゆっくりとおばあさんに近づいて行きました。 (あれ? 春日部さんは?) (トイレだそうです) (……。そうなの? ……大野さん。その笑顔、何か怖いんですけど) (そんな事ないですよ笹原さん。さあ早く、狼に戻って下さい)  狼はおばあさんのベッドに横たわると、彼のボタンを一つ、また一つと外してい った。まるで挑発するかのような狼の目は、ゆっくりと斑目の心を拘束していく。  視線は斑目を見つめながら、笹原の手は下へ、下へとなぞられていった。その指 先が斑目の未知の部分に差し掛かると……。 (ストーップ! ストーップ! 何言い出すんですか!) (まったくだ! 何で俺が笹原と801せねばならぬのだ! しかも途中から本名 出されてるし)  えー、いいじゃないですか。たまにはそういうのも。 『お願いですから勘弁してください!』  ……わかりましたよ。じゃあ、咲さんに代わりますね。  ……。ぷはぁ、苦しかった。ってゆーか、大野暴走しすぎ! 身内でそういうの やるなって。 [これは私の趣味じゃないんだけどな……]  何か言った? [いえ、別に]  じゃあ仕切りなおすよ。えーっと、狼はおばあさんを食べて、おばあさんに変装 しました。 (早!)  文句言わないの。はい、次のシーン!  赤ずきんはやっと、おばあさんの家にたどり着きました。 「おばあちゃん、お見舞いに来ました」 「おお、赤ずきんや。よく来てくれたね」  身内をあだ名で呼ぶのは、どうかと思うんだけど? (あ、そうだよね) 「おお、荻上さんや。よく……」  身内を苗字で呼ぶな! ちゃんと千佳って呼びなさい! 「おお、……ち、千佳や。よく来てくれたね」 「……」 「ち、千佳や。もっと近くでお前の可愛い顔を見せておくれ」 「……!」  ちょっと、オギー! 逃げないの! ほら、こっち来る。  ……。  ……。  大丈夫だって、こんなの台本通りパパッとやっちゃえばいいんだって。  ……はい、続き行くよ。 「お、おばあちゃんは何で、そんな大きな目をしているんですか?」 「それは、お前の顔をよく見るためさ」 「じ、じゃあ、何でそんな大きな耳をしているんですか?」 「それは、お前の声をよく聞くためさ」 「じ、じゃあ、何でそんな大きな口をしているんですか?」 「それはね。お前を食べるためさ!」  行け! 笹原! 押し倒せ! (ちょ! 何言い出すんですか! 出来るわけ無いじゃないですか!) (そうですよ春日部先輩! それに、わたすだって……心の準備が) (へ?) (な、何でも無いです! ついです! 空耳です! 気のせいです!)  ……さて、この二人はほっといて。  赤ずきんを食べた狼はお腹が一杯になり、家の外に出ただけで動けなく なってしまいました。  そこに通りかかった猟師が、狼が人を呑んだ後だと気がつき狼のお腹を 裂きました。 「今、助けてやるからな。……えーと、このお腹にあるチャックを下げれ ば……」  こらこら、そこ。独り言でタネばらさない。 「よし! 出てきた」  聞いちゃいねーし。もういいや、狼のお腹の中から赤ずきんとおばあさ んが助けだされました。……ってあれ? 何でコーサカが赤ずきんの格好 してんの? (笹原君と荻上さん、何かまだ取り込んでるみたいだったから)  ……あの二人は……。と、とにかく、めでたしめでたし。終わり! (そんなんでいいのかな?)  いいの! 終わり!

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