硫化水素
H2S(硫化水素)は以前にも書いたように、燃焼性(爆発性)の気体でもあり、
燃焼すると、SO2 (二酸化硫黄=亜硫酸ガス)を発生します。
酸化還元反応のなかの酸化反応です。
2 H2S + 3 O2 -> 2 SO2 + 2 H2O
この逆反応の、SO2から硫化水素ができることは、ほとんどありえません。
ただし、非常に特殊な条件下では、SO2の不均化反応
3 SO2 -> S + 2 SO3
が進むという報告もありますが、せいぜい、このS(単体硫黄、酸化数は0)までで、
H2Sのような強還元性気体まで進むことはないです。
ただし、火山ガスにはH2Sが含まれていると聞いて、正直びびびびびびびびび
死亡するという惨事が起こっちゃいましたね。
ガッカリなのは前例(宿泊客ら21人がガスを吸って目の傷みなどを訴える事故)が
あることと、専門家だか地元民だか知らんが「旅館ではガスが流れ込まないように
対策を万全にしているが、気をつけてほしい」みたいなコトをほざいてる事実。
そもそも「温泉」って身体を癒す場所だべ? そんな危険を伴ってまで行きたくねーよ。
喜ぶのは好奇心旺盛の中高生くらいじゃないか?で、