医療情報用語集 @Wiki

用語集

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五十音順

あ行

EBM[evidence based medicine]
個人的な経験や印象ではなく。
熱型表ともいう。
呼吸数、意識レベル、排尿・排便、水分バランス、主な検査、投薬、注射・点滴など治療の概略を記載する場合もある。更に看護記録をここに直接記録する場合もある。
病状の推移を把握する事に適している。病態に応じてバイタルサインの観察頻度が変わるため、温度板の表示も1画面6時間、8時間、12時間、24時間、3日、7日、14日と随
時変更できることが必要。

か行

カナ氏名[phonic patient name]
患者姓名をカタカナで表記したもの。氏名の表記法は漢字、カタカナ、アルファベット(英語表記)の3種を原則とする。

看護依頼[order to Nurse]]
医師から看護師に対して行う看護行為の依頼。「指示」ではなく「依頼」と呼ぶ
その内容は情報を伝えるだけの連絡と、看護行為の依頼に分類される。連絡は確認(了承)のみで良いが、依頼は確認、疑義照会、了承、実施記録が必要。依頼には患者の病態に応じて実施行為が変化する条件付看護依頼無条件看護依頼という分類もあるが、いかなる依頼に対しても看護師としての専門知識に基づいた依頼の妥当性に対する判断が必要であることから、この分類は適当ではない。
条件付看護依頼と呼ばれるものは繰り返し処理の中で状況に応じた判断を求めたものであるが、一回だけの実施を求めたものは繰り返しループが一回だけのものと考えられる。また無条件と呼ばれるものは実施に対する条件設定がされていないものと考えられる。すなわちすべての看護依頼は繰り返し処理の中で回数の上限、看護行為を実施するための条件、行うべき看護行為、繰り返し処理から脱出する条件を示したものと考えられる。このなかで行うべきタイミングが即時の場合、連絡方法を考慮する必要があるため、即時のものだけを緊急依頼として考える。

看護連絡[information to nurse]
医師から看護師に伝える連絡。連絡事項に対して確認が必要であるが、実施記録はない。
漢字氏名[patient name]
患者姓名をJIS第2水準までの漢字で表記したもの。氏名の表記法は漢字、カタカナ、アルファベット(英語表記)の3種を原則とする。原則として保険証の表記に従うが、保険証を持たない者については免許証等の記載に従い、これらを全く持たない者については本人又は家族の申請に従う。日本語表記の氏名を持たない者についてはその発音に近いカタカナ表記を使用し、カナ氏名と同一とする。

患者基本情報[patient identifying infromation]
電子カルテ上で患者の誤認を防ぐために画面上に常に表示すべき情報。カルテ番号、氏名、生年月日、性別をいう。病院医療情報システムの画面ではこれらに診療科、病棟病室(入院時)を加えて表示することで誤って他の患者の診療録に記載したり依頼を出してしまうことを防止すべきである。

緊急入院[direct admission]
外来または救急外来において当日入院療養が必要と医師が判断した場合に行われる。緊急入院においては本人及び本人に対して責任を負うべき者の同意を得られない状態で入院することがある。また入院予約のプロセスは存在せず、入院決定後直ちに入院となる。緊急入院時に入院予約されている場合はこれを削除する。入院決定されている場合には入院予定ベッドを参考のため表示するが、担当医の判断により入院ベッドを決定して入院決定を削除する。
When a doctor find a patient should be admitted at once, a doctor may do so without consent. If a patient was already registrated on admission waiting list, it must be striked off with comments. If a patient was already decided to admit, the date and bed reserved should be showed for convenience.

クリニカル・パス[clinical pathway]
クリティカル・パス、クリパスあるいは単にパスともいう。疾患や症候に応じて診療の予定を明示し計画に沿って診療する方法。計画の中には検査・投薬・処置など全ての診療行為が含まれる。この計画からはずれた症例をバリアンスと呼ぶ。
現在は疾患に応じた一方向のパスが主流であるが、東京大学工学部飯塚研究室からはパスを細分化して組み合わせることで変化に対応しやすい患者適応型パスが発表されている。
治療計画をEBMに基づいて標準化しようというのが本来の趣旨であったが、治療計画を明示することでチーム医療に役立てる、患者への説明に用いる、パスからはずれた症例の原因を調査するといった用途にも使われている。

計画[planning]
ソープシステムにおいてAで行った評価を下に実行しようとしている診療をさす。診療計画は診療全体のプランを示すが、ソープシステムで言う計画は今まさに行おうとしている診療を指すことが多い。

さ行

自己退院[leaving without permission]
主治医の許可なく患者の意志によって入院診療を中止すること。自己退院の登録は医師又は看護師により行い、全ての病名を停止し、全ての診療予約を破棄する。患者の申し出を主治医が同意した場合は通常の退院として扱う。

愁訴[complaints]
患者の訴えのなかから最も重要なものを選ぶという行為はナンセンスであるとの考えを協調した表現として主訴の代わりに愁訴を用いる場合もある。

主科[primary department]
複数診療科を有する医療機関において当該患者の診療を担当する診療科のうち、問題となる時点において診療の中心となる診療科。診療を担当する診療科間の合議により中心となる診療科を決定する。

主治医[primary doctor]
当該患者の診療に対して診察・評価・診療計画作成を行う医師または医師群。診療を担当する医療機関または診療科毎に主治医が選定される。主治医の総数に制限を設けることはできない。ただし主治医とは法的に主たる責任がある医療従事者という意味ではない。

主訴[chief complaint]
患者の訴えのうち、最も重要と考えたもの。伝統的には一つを選ぶ。しかし患者の訴えはどれも重要と考え、複数の訴えを主訴として扱う場合もある。

条件付看護指示[if order to nurse]
看護指示の中で、患者の病態に応じて実施する行為が変わるもの、実施する時間が決められているもの、実行する回数が決められているもの、何らかのイベントに伴って実行するものがある。

所見[objective]
愁訴・主訴が患者の主観的表現であるのに対して、第3者が観察しうる客観的事象を所見と呼ぶ。

初診患者[a patient with a new episode]
当該医療機関に受診歴があっても、全既往疾患のエピソードが停止し新たな疾患として扱う場合を初診患者とする。

新患[new patient]
当該医療機関をはじめて受診する患者。受診歴が無いかを確認してから発番する。確認方法は改姓を考慮して同名同生年月日同性の患者一覧を表示して行う。

新入院患者数[total number of patient newly admitted]
当該日の午前0時から午後12時までに入院した患者総数。

ソープシステム[SOAP note]
カルテ記載様式の一つ。病状を論理的にとらえるためS:Symptoms(訴え・症状), 0:Objective(所見), A:Assessment(評価), P:Plan(診療計画)に分けて記載する方法。
The SOAP note is short for subjective, objective, assessment, and plan. It is a short method employed by doctors and other health care providers to write out patient encounter notes. The subjective describes the patient's current condition in narrative form, usually beginning with the patient's age and gender. It will include all pertinent and negative symptoms. The objective includes vital signs, findings from physical examinations, and results from laboratory tests. The assessment is a quick summary of the patient with main symptoms/diagnosis including a differential diagnosis, a list of other possible diagnoses usually in order of most likely to least likely. The plan is what the health care provider will do to treat the patient's concerns. This should address each item of the differential diagnosis.

た行

退院[discharge]
患者が全ての病棟の管理下から離れること。

退院確定[settlement of discharge]
主治医の了承の下に退院する際に、患者が全ての病棟看護師の管理下から離れること。

退院決定[decision of discharge]
退院の日時が決定した患者に対してその登録を行う。退院決定登録によって確定した医療行為と退院予定日までに予定されている医療行為に基づいて退院会計処理を行う。退院決定時には退院時診断名、最も資源を投入した病名、退院時処方、手術・処置が登録されていなければならない。退院決定は当該患者の診療に携わる全ての医師とコメディカルに通知する。
退院決定をもって退院決定患者リストに登録する。
退院決定は退院予約を経なくても登録可能であるが、退院予約を行ったか否かを識別できなくてはならない。

退院予約[registration to discharge waiting list]
主治医は退院の目処が立った時点で退院予約を行わなければならない。退院予約では退院日時を決定しない。退院予約を持って最も資源を投入した病名と診療内容のチェックを開始する。また退院後の療養計画の作製を開始し、必要に応じて地域医療連携部(または退院支援担当部署)に連絡する。退院予約を持って退院予定患者一覧に登録する。

な行

入院[admission]
当該医療機関に本人が占有するベッドを決定し、医療機関の管理下に入ること。通常入院に至るまでには、入院予約、入院決定の段階を経る。担当医が療養上入院することが必要と判断し、本人又は本人に対して責任を負うべき者がこれに同意して入院が成立する。
Admission is a person come to under the control of medical institute and to have one's bed. Before admission, two steps are usualy required, the registration to admission waiting list and the decision of admission date. Only a doctor can decide the necessity of admission. It is also necessary to get a consent of a patient or person responsible for the patient.

入院確定[settlement of admission]
入院の確定は患者の所属するベッドを管理する看護師が患者を現認した時点とする。

入院患者数[total number of admitted patients]
当該日に所属ベットを持った全ての患者数。当該日に入院した患者と、当該日に退院した患者と、当該日前日から当該日翌日まで入院を続けた患者総数をさす。
入院患者総数には保険診療対象患者と保険診療外患者を含める。

入院決定[decision of admission date]
入院予約を行っている患者に対して入院の日時と占有するベッドを決定すること。入院予約を行った診療科が当該ベッドの管理責任者の了承を得て入院決定を行う。入院決定通知は当該ベッドの管理責任者、および患者の全診療担当者(コメディカルを含む)に通知されなければならない。

入院予約[registration to admission waiting list]
担当医が入院診療の必要を認めたときに入院予約を行う。入院予約においては入院の目的とおおよその入院日数を決定しなければならない。入院日数の決定のために当該疾患の過去の平均入院日数を表示することが望ましい。

熱型表[fever chart]
温度板と同じ

は行

バイタルサイン[vital signs]
直訳では生命徴候。脈拍、体温、血圧などをさす。呼吸数・呼吸様式、疼痛反射や瞳孔反射など意識レベルを含めることもある。これらの経時的変化をグラフ化したものを温度板と呼んでいる。

評価[assessment]
ソープシステムにおいて患者の訴え、所見に対する見解を評価と呼ぶ。

病院滞在者数[total number of people staying in the hospital]
小児が入院した際に付き添って病院内に滞在している保護者や、健康な新生児など医療の対象ではないが主として院内で生活している者の総数に入院患者数を加えたもの。

プロブレム[problem]
患者の訴えや症状、所見、検査結果などエピソードの病因をプロブレムと呼ぶ。但し病因が明らかでない場合などエピソード=プロブレムとして扱う場合もある。

ま行

無条件看護依頼
看護師への依頼には、「発熱時」、「検査時」「明朝」など看護行為を行う条件や時間を指定したものと、無条件に看護行為を行うことを依頼するものがある。しかしいかなる看護依頼に対しても看護師としてその依頼を実施することが適切かどうか判断する必要があるため、無条件看護依頼と条件付看護依頼という分類は適当ではない。



や行


ら行


わ行


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