海外事例
ここではNPO融資の海外事例を紹介します。
特に英語圏でありNPO先進国であるアメリカやイギリスの情報をピックアップして紹介して行きます。
NPOへの融資は日本では未だ限られた数しか行われておらず、規模も大きくありません。
しかし海外では様々なスタイルをもったNPO融資が比較的大きな規模で行われているようです。
こちらでは海外でのNPO向け融資を行う組織を4つに分類しそれぞれ紹介します。
>コミュニティバンク(CommunityBank)
アメリカではNPOへの融資をCommunityBankと呼ばれる地方の商業銀行が多く手がけています。
地域に根ざした銀行がその地域の発展のためにNPOに貸し出すというスタイルが一般的なようです。
アメリカでは多くの地方銀行がNPOに貸し出しを行っています。
>非営利バンク(Not-For-Profit Bank)
NPO先進国アメリカなどは豊富な企業からの寄付や様々な種類の財団による助成金など、
NPOの持つ資金調達方法が既に多岐に渡っています。その中で日本のNPOバンクのような形をもった組織はあまり多くないようです。
日本ほど数は多くないようですが、NPOバンクは存在します。イギリスなどでは特にNot-For-ProfitBankと呼ばれているようです。
>CDFI(Community InvestmentFinancial Institution)
低開発地域のコミュニティ発展を支援する金融機関を総してCDFIと呼びます。
アメリカの各州に最低1組織は存在しており、地域の商工業発展や雇用促進、住宅開発支援など
その地域に特化した金融サービスを行うことが特徴です。
連邦からの大きなバックアップも存在しており、財務省の機関であるCDFIFundが行うCDFIに対する
金銭的支援や補償によって信頼性が担保されている。
>ベンチャー・フィランソロピー(VenturePhilanthropy)
ベンチャー・フィランソロピーはベンチャー・キャピタルの投資モデルを社会貢献事業を行う企業やNPOに適応させ
社会起業(ソーシャル・ベンチャー)の支援を行っている組織です。
ソーシャルベンチャー企業やNPOに投資を行うと同時に、高いマネジメントと社会的成果を求めて
投資をした分のソーシャル・リターンを得るモデルで社会起業家の育成を行っています。
>マイクロ・ファイナンス(MicroFinance)