はじめに

このゲームでは(一部の例外を除いて)仕入れも売却も他のプレイヤーと行ったほうが利益が高くなるように作られています。
仕入れた(生産した)商品を買い取り屋に売却して現金化するのは最も手軽で素早い方法なのは疑いがありません。
その一方で買い取り価格はとても低く、得られる収入に限界がありることは頭に入れておきましょう。
いつまでも買い取り屋を利用していると、良い装備を調えることが難しくなるなど、いずれ冒険にも限界が出ることになるでしょう。
大商人を目指すなら、他のプレイヤーと効率よく商品を売り買いすることが必須です。

そのためにどうしたらよいかという視点で、誰にでも簡単に実行できてデメリットが最も少ない方法を以下にまとめました。
効率よく利益を上げる方法は、もちろんこれ以外にもいくつかあると思います。それはいずれ貴方自身の手で見つけてください。


[STEP1]バザー編:売れ残りを作らない

王都のバザーを覗いてみると、何故その価格になっているのか分からないものが置いてあることがあります。
希望の値段で商品が売れることが理想ですが、実際にはそのような品物の多くは売れ残ってしまいます。
バザーで商品が売れ残ると結局は買い取り屋を利用することになり、最低限の利益しか得られなくなってしまいます。
陳列価格を抑えて商品を買いやすくし、確実に買って貰うことで売る側も買う側も幸せになれるのです。
とりあえずなにも理由が無いのであれば、バザーで高めの値段を付けるのは避けたほうが無難です。

[STEP1-1]買い取り屋の値段をチェック

単に安くするといっても限度があります。
よく見ないと気が付かないかも知れませんが、買い取り価格は街ごとの設定や在庫数によって変動をしています。
慣れないうちは買い取り屋の価格を逐一チェックし、安くしすぎないようにしましょう。
買い取り屋の価格より安くしてしまうと、時間を掛けて損をしたことになってしまうのでかえって効率が落ちてしまいます。
実際に良く見かけますので、典型的な失敗例として最初に挙げておきます。

[STEP1-2]人より安く

バザーに商品を出す前に他のバザーや商店街で同じ商品の価格をチェックしましょう。
購入者はより安く売っているところから買うものです。
人より安く価格を設定(1Gldでも構いません)すれば貴方の陳列した商品はそうしないより早く売れるでしょう。
ただし、先の陳列者がそもそも高すぎる値段で売っている場合もあるので、念のためアイテム詳細で定価を参照して下さい。

[STEP1-3]ユニークな商品を売る

他者と競合して価格競争を行うより、誰も売っていない商品を取り扱って供給を独占してしまった方が効率がよいのは言うまでもありません。
特に材料系の商品は単価が低いのでこの手法が重要になります。
需要があるはずなのに供給のない商品を扱えば、それなりの価格でも飛ぶように売れるはずです。
これは次章で触れる出店の際にも有効なTIPSです。

[STEP1-4]買いやすい価格にする

貴方が貧乏な初心者ならば、貴方の商品を買いたいと望んでいる人も同じように貧乏である可能性も考慮しましょう。
商品を10コずつ買いたいと思うのは裕福な商人の発想です。
自分の金銭感覚で高いと思う商品は念のため分割梱包し、買いやすい価格帯にしてからバザーに出しましょう。
このような販売方法にはもう一つメリットがあります。
一つ当たりの単価が人より若干高い場合でも、購入者の予算の関係で貴方の商品が選ばれる可能性があるのです。

[STEP1-5]流行を伺う

いつも同じ場所でバザーをしていて、同じ商品が同じ値段で売れるとします。
少し値上げをして様子を見るのもいいかも知れませんが、もうそこまで来たらお店を開いてしまったほうが効率がよいでしょう。
お店はバザーと違って維持費がかかりますが、陳列しながら冒険が出来るというメリットがあります。


[STEP2]出店編:時間を有効利用

お店を持つと、今までバザーの品が無くなるのを待っていた時間を商品の仕入れに割けることになります。
商売の効率が格段に向上し、スキルアップの速度も飛躍的に向上します。
例えば持ち物が一杯になるまで冒険し、持ち物全てをバザーに出してログアウトしている人がいたとします。
お店を持つと所持数が10コになった商品だけをお店に陳列すると言うことが可能になり、一回の売却の利益が増えるでしょう。
また、時間があれば棚が一杯になるまでそれを繰り返し、バザーに残りを出してログアウトするスタイルに移行できるでしょう。

[STEP2-1]売価を決める

ほとんどの商品は定価を超えるとレベルの高い交易系でも利益が出せないようになっています。
よって交易系の買い取りまで考慮すると、定価の8割(最初に表示される価格の2倍)~定価(同じく価格の2.5倍)が無難です。
定価のデータは現在正式公開されていませんので、アイテム詳細を参考にしてください。
直接の消費者に高く売るより、交易系の転売も見込んで価格を抑えたほうが安定した収入が見込めます。
まずはバザーとおなじく、利益が出る最低限の価格で運営し、様子を見ましょう。

[STEP2-2]売る場所を考える

最も良いのは、近隣都市に同一の商品が売られていない都市に出店することです。
材料のお店を作るときは街の生産施設を確認しましょう。そこには生産の材料となる商品がリストアップされています。
安定して供給されていない材料を扱えば買われる可能性が格段に上がります。
生産品のお店を作るときは敵の強さや往来する商人のレベルなどを考慮してラインナップを考えましょう。
また、競争相手がいる場合は価格は必ずチェックし、出し抜かれることがないようにしましょう。

[STEP2-3]安易に棚は増やさない

棚を増やすと維持費が増えるので初めは棚を増やさずに様子を見ます。
数日掛けて商品の売れ行きと補充のペースを確認し、商品が余るようでしたらまずは値下げを検討しましょう。
商品が売れ残り、仕入れが余っている場合はバザーで安く売ってみて売れる値段を確認するのが効率的です。
過剰な在庫を置くために棚を増やし、その分の損失を取り返そうと値上げをしたりするとますます売れなくなってしまいます。
これは典型的な悪循環ですので絶対に避けた方がよいです。
需要に見合わない高値の商品は宣伝しても売れません。

[STEP2-4]売れ行きを考慮する

売れ行きがいいのにいつまでも安い価格を維持する必要はありません。
値段の高いはずのライバルの商品まで売れている場合は、ライバルと同じ値段でも売れるかも知れません。
いつも同じ商品が同じ値段で売れるようでしたら少し値上げをして様子を見るのもいいかも知れません。
どんなにマメに補充しても追いつかないような場合、非常に需要のある商品と言うことになります。
しかしさすがに道具屋より高い値段で陳列しても買い手は付かないでしょう。


[STEP3]連携編:仲間を作る

このゲームでは一人で多くのスキルを抱え込んで器用にこなすより、複数のプレイヤーで様々な役割を分担したほうが効率よく稼げます。
その傾向はレベルが低いときほど強いので、早いうちに味方を増やしておいたほうが得です。
特に他系統の職種との連携は時間と労力の面で有利ですので積極的に仲間作りをしましょう。

[STEP3-1]常連客を作る

お店の経営が安定し、切らさず補充が出来る商品と提供できる価格が決まったら掲示板に宣伝しましょう。
条件が良ければその内容に惹かれたプレイヤーが貴方のお店に集まるかも知れません。
その中のうち何割かは定期的に貴方の商品を買ってくれる常連客になる可能性があります。
この世界では常連の方から経営者にWISで話しかけることが多いです。
彼らの要望に耳を傾けることで効率よく稼ぐための仕入れの方針が決まるでしょう。
また、常連を友人登録して商売の動向を探ることが新たな商機に繋がるでしょう。

[STEP3-2]仲間と分担する

特に生産系に重要なTIPSです。
スキルを沢山覚えるとその分レベルの上昇が鈍くなりますし、消費Forceが増えます。
また、材料によっては入手できるようになるまで相応のレベルに達することが必要なことが多いです。
材料の調達は、自分で調達用のスキルを覚えるよりも必要なスキルを持っている商人に頼むほうが効率の面で優れています。

例えば鋳造スキルを覚えて武具を作ろうとして採掘と精錬と鋳造全てを一人で行う場合、原価はほとんどタダになので確かに利益は高くなります。
しかし、その分時間を損しています。お店の棚を一杯にするのにかかる時間は1日で足りるでしょうか?
もう一つ問題があります。鋳造一回当たりに必要な精錬の回数、精錬一回当たりに必要な採掘の回数はほぼ倍々に増えていくのです。
本当にしたいのは鋳造なのにレベルが上がるのは採掘ばかり、ということになるのが目に見えています。
本当に作りたかったものが作れるくらいレベルが上がるまでどれくらいの時間と労力を費やすことになるでしょうか?

材料が揃わないときは仲間に頼んだり、掲示板に広告を出せば良いのです。
不要なスキルを整理して身軽になり、多少高上がりでも他のプレイヤーから材料を買い、生産のレベル上げに専念したほうが効率は良いです。

[STEP3-3]専門家になる

他職種との連携を突き詰めて行くと、必然的に貴方は何かの分野の「専門家」になります。
専門家はスキルレベルが上げやすいというが第一のメリットですが、対外的にも商売がやりやすくなるというメリットがあります。
貴方の店舗に行けば必ず手に入る商品があるということを周知できれば、もはや掲示板で宣伝する必要もありません。
常連が期待する商品を日々補充するだけで、いつの間にか裕福になり、また副業をこなすための十分な総合レベルに達しているでしょう。
仮に目指すところがオールラウンドな商人であったとしても、まず「専門家」を目指すことが近道であると思われます。



一通り書き終えたので意見募集↓
  • かなりスゴイっす
    そしてかなりタメになります。
    ありがとうございました -- 山吉之助 (2006-04-22 13:33:58)
  • 競合しない商品を扱うことのメリットについて追記しました。
    全体を通して、分かりづらい表現があったり疑問が湧いたりしたらここに書いてください。
    それらを反映させて、より分かりやすい記述を目指します。 -- 筆者 (2006-04-25 19:57:45)
  • 質問ですが、商店街で店を出しても全然売れません・・・・。
    商品を安くしたり、商品を増やしたり、いろいろ心がけているのですが・・・
    まったく売れません。今では赤字になって店はボロボロです。
    どうすれば商品が売れるのでしょうか??
    -- ケイ (2007-04-01 09:53:22)
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最終更新:2007年11月02日 17:18