決戦(番長Gセッカ視点)

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dharmagedon1

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決戦(番長G・セッカ視点)

~1ターン目~

セッカの、奇跡の御手”リリース”とは『魔人に無限の可能性を与える能力』
さっそく発動!!!

これで箪笥(たんす)君は、『地球に優しい緑の環境戦士』に
須藤さんは、『人類に幸福を与えるシャイな戦士』へと転生だ。

箪笥君も能力を発動しますが、身体を大きな樹へと変貌させただけで、生徒会側にはその能力の詳細が知らされません。(効果発動までにタイムラグがあるので)

『生徒会の皆さんは、これを見て、何かよからぬ事を・・・と思うのかもしれませんね。
私達はただ環境問題に取り込んで、世界に緑を広めたいだけなのですが、誤解されたのなら哀しい限りです
さぁ、箪笥君、ガイアの地球温暖化をくいとめるのです』

~2ターン目~

箪笥君の能力が発動。
毒をばらまき、生徒会に毎ターン全体2ダメージを与えます。

これのどこが地球に優しいんだ!と喚く人間達にセッカはぬけぬけと言う。
『人類の殲滅こそが究極のエコノミーです』

なお『人類に幸福を与えるシャイな戦士』となった須藤さんの能力は、『洗脳』
『対象に仮面をとりつけると、意のままに操れる』というもの。
また『仮面をつけたものが殺されると、殺したものに仮面(洗脳効果)が移る』という効果もあるので、このターンでは、前線に行く味方にとりつけます。

セッカは、この毒をバラまく樹で世界中を覆い『人類を殲滅できたら良いな』と思っていた。
そのためには人手もいる、それを補うのが、『仮面で洗脳された人間の量産』だ

ここで生徒会グループを殲滅すれば、計画の実現まで、もう何も障害はない。そう信じていた。

~3ターン目~

しかしここで突如乱入してきた転校生により、箪笥君が瀕死のダメージを受ける。

箪笥君、瀕死のまま能力を再発動。
セッカは水をやる。

~4ターン目~

箪笥君、最後の気力をふりしぼり、生徒会の戦力を一気に奪う。
それと同時に転校生に殺害される。

~5ターン目~

生徒会は全滅、魔人グループの勝利に終わる。
しかし片腕ともいえる箪笥君を失い、セッカの野望もついえた。

~戦いが終り~

セッカは”戦友の一部”を学園の片隅に埋め、そのまま姿を消す。
後に、それは大地に根をおろし、大きな樹へと成長する。
誰が言い出したのか、『この樹の下で告白した魔人は永遠に結ばれる”伝説の樹”』として学園で語り継がれていく事になるのだが、それはまた別の話…

なお、その”伝説の樹”が人類の半数を死滅させるほどの毒素を内に秘めている事を知る者はまだ学園にはいない…

(FIN)



著:ゆめの

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