SF百科図鑑 ラリイ・ニーヴン&ジェリイ・パーネル『忠誠の誓い』ハヤカワ文庫SF


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February 17, 2005

ラリイ・ニーヴン&ジェリイ・パーネル『忠誠の誓い』ハヤカワ文庫SF

忠誠の誓いプリングル100冊より。パーネルってミリタリーSFで有名な奴だよな。何かミリタリー続きだな。
silvering at 01:22 │Comments(6)TrackBack(0)読書

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この記事へのコメント

1. Posted by slg   February 17, 2005 18:40
100ページ読んだが、所要のためあまり集中できず。面白さも今一。巨大な自己完結したビルの保安警備の話。この世界の紹介的内容のディテール描写がえんえんと続き、ストーリー自体、ほとんど始まっていない気がする。
2. Posted by slg   February 21, 2005 23:51
全然面白くない。読まずに売り払いたくなる本の典型だ。なぜこれがプリングルの100冊? 極めて疑問。
巨大ビル都市とロサンゼルス市一般住民の対立、ビル都市に侵入者が続出し、警備員との間に衝突が発生しついに死者が出る。警備の担当者が逮捕起訴される&&。というような極めてつまらない話。つうかこれSFか? 登場人物も無駄に多いし、不必要なディテール描写が多すぎ。しかも訳文がうまくない。最悪。
3. Posted by slg   February 22, 2005 13:51
250ページ過ぎから完全に流し読み、というか眺め読みモードに入った。1ページを2、3秒眺めて次のページに映る読み方。あまりにも面白くなくて苦痛なため。こんなに本を読むのが辛いのは『月は無慈悲な夜の女王』以来かも。特徴のない人物たちの細かい行動や会話が淡々と続く。誰が誰だか金太郎飴で、名前はおろか役職や立場、相互関係すら覚えられない。ストーリーらしいストーリーがない(少なくとも興味を惹くような物ではない)。訳文も分かりにくい。生き地獄だ。ゴミ箱直行レベルだ。
本作はベストセラーコンビの第4作で、米国の80年代ベストセラー小説、ヘイリーの『ホテル』のスタイルを真似しているらしい。知らん。真似された『ホテル』もこんなに面白くないのか。そうだとしたらどうしてこんな物がベストセラーになるのか。世の中には「理解できるが共感できない」ことはたくさんあるが、これは「共感はおろか理解も出来ない」物の典型だ。
私は、300ページ超えた現段階でも、本書の粗筋を説明できない。粗筋とすべきとっかかりとなる程度の興味を惹く筋道すら全く発見できない。「なんかロサンゼルスの大火事の跡地に巨大ビルが出来て自己完結した都市になり、周辺住民と対立して侵入やテロ活動を受け、それに絡んで保安部員が殺人で逮捕起訴され、いろんな人物がだらだらと右往左往するだけの話」ぐらいにしかいえない。ここに書かれている内容のどれ一つとして物語として取り上げるに足るだけの重要性を持っているとは到底思えないのだ。
果たして私の感性が劣っているのか、それとも、『流行と不易』の違いで、本書のようなタイプの作品が一時の流行で既に廃れている、一過性の熱病のようなものに過ぎないのか。
とにかく読むのが不愉快で、早く読み終わりたい気分だ。
4. Posted by SLG   February 22, 2005 20:13
372ページ。抜群につまらない。いよいよ侵入したテロリストとトドス・サンドスの最終攻防へ。なぜこんなに面白くないのだろう。
5. Posted by SLG   February 23, 2005 00:06
423ページ。脱獄。他のやつが逮捕。全然面白くない。
6. Posted by SLG   February 23, 2005 00:54
読了、というか終盤は本当にただ字面を目でなぞるだけのような状態だった。
本書は、「完全環境都市」と称する自己完結した社会共同体と、これを忌み嫌う外の社会、その対立、相克を多視点的に、淡々とリアリズムの手法で描いた作品である。閉鎖環境における共同体は「自然な流れの中の発展」(というか社会的進化)の一環である、という都市住民のスローガンが最終的には外の住民の会話によって肯定され、「文明の進展による人間の社会的側面の変容」を肯定的にとらえるのが作者たちの思想的スタンスであると思われる。この思想を表明するための実験室として、巨大都市という設定を持ち込み、既存のアメリカ社会の秩序との対立をシミュレーションしながら考察をした作品なのではないかと思われる。その手法として当時のベストセラー現代小説の手法、文体をとりいれ、多数の登場人物を投入し個々のパーソナルな問題状況を第三者的に淡々と場面を切り替えながら全体像を浮かび上がらせようとしていることが看取される。
意図は非常によく解るのだが、上記のテーマを追究する真摯さを支えるに足るだけの魅力のあるストーリーや人物が配置されているといいがたい。このために面白さに乏しく、非常に陳腐で平板かつ冗長な印象を受け、間に挿入される社会学的考察も生硬なものに映る。
更に、日本語訳が直訳的で非常に理解しにくい。会話文が不自然である。登場人物の性格に合わせた訳し分けなのもなく、一見平易に見えながら実質的には非常に難解な文体になっている。
とにかく、いったいこの小説は何なのか。売ろうと思って書いたものなのか、それとも何かの論文のつもりか。SF読者としての私とあらゆる意味で最も遠いところにある、接点のないタイプの作品といわざるを得ない。面白くなさでいえば、過去30余年の間に読んだ全ての本の中でも、ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』に匹敵する接点のなさ、自分の嗜好からの遠さであった。
プリングル100冊中ではダントツのワースト作品。

テーマ性  ★★★
奇想性   ─
物語性   ─
一般性   ★★★
平均    1.5点
文体    ─
意外な結末 ─
感情移入力 ─
主観評価  ─ (3/50点)