SF百科図鑑 ed. Edward L. Ferman & Gordon van Gelder "The Best From Fantasy and Science Fiction : The Fiftieth Anniversary Anthology "


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2006年01月07日

ed. Edward L. Ferman & Gordon van Gelder "The Best From Fantasy and Science Fiction : The Fiftieth Anniversary Anthology "

アメリカの老舗SF雑誌F&SFのベストセレクション。既読はエリザベス・ハンド「昨夏、マースヒルで」★★★★★、スターリング「招き猫」★、ブルース・ホランド・ロジャース「燃える海の救命艇」★★★1/2、フリーズナー「誕生日」★★★1/2、マキュー「リンカーン列車」★★★★、ルグィン「孤独」★★★。


silvering at 01:03 │Comments(11)読書

この記事へのコメント

1. Posted by slg   2006年01月07日 01:18
No Planets Strike Gene Wolfe ★★★★
異星植民者に使用されていたロバと去勢牛が遺伝子改良で知性を持ち、主人の留守に大道芸で人気を博するユーモアSF。面白い。
Sins of the Mothers S. N. Dyer ★★★★
レイプで男性不信となった女性が死にかけた息子の一人から臓器移植のためクローン製造を頼まれ、引き受ける。
The Finger Ray Vukcevich★★★
指パッチンで対象物を爆破する魔法を使う少年が暴走する。
Gone John Crowley ★★★★★
謎のエイリアンに率いられたエルマーの訪問を受けた主婦が、エルマーに「掃除」を依頼したところ、周囲の存在が次々と消えていく。エルマーの提示する契約書に署名をしたところ、これらの存在が復活し、「心の掃除」が完了するというお話。怖くてオチもきれいで、パーフェクトな短編。名作。
2. Posted by slg   2006年01月08日 02:25
First Tuesday Robert Reed ★★★1/2
訳しながら読んだが、結構面白い。ホログラムの大統領が各家庭を訪問し、公式会見を行う話。翻訳は百科に掲載済み。この作者の短編はほかに「棺」というのを読んだことがあるが、手堅く器用な作品を書く印象がある。
3. Posted by slg   2006年01月08日 22:07
The Fool, the Stick, and the Princess Rachel Pollack ★★★1/2
寓話的ファンタジー。ありえないほど馬鹿な男が、魔法の杖の力で知らず知らずお姫様を手に入れるおとぎ話。普通に笑える話で面白かった。翻訳は百科に掲載済み。
4. Posted by slg   2006年01月09日 01:31
Sensible City Harlan Ellison ★★1/2
囚人虐待殺人で起訴された警部補とその補佐官が逃亡するが、良識の町<服従>市に捕われてしまうという話。荒削りであまり出来はよくないと思う。暴力的内容はエリスンらしいが。途中まで訳したが苦痛になって中断中。
5. Posted by slg   2006年01月09日 11:41
All the Birds of Hell Tanith Lee ★★★1/2
冬季に入った疫病のはびこる惑星で、薬品を飲み永遠の眠りにつく人々とそれを見守る役人の話。冷たい死の匂いのする、リー色全開の終末小説。冒頭だけ訳してあるが全部訳したら掲載予定。
6. Posted by slg   2006年01月09日 19:35
We Love Lydia Love Bradley Denton ★★★
人気女性シンガーソングライターの創作意欲をかきたてるため、音楽プロデューサーに雇われて恋人になりすます話。
Paul and Me Michael Blumlein  ★★★
ポールという男(普通の人間ではないらしい)との交流を描いた小説。主人公はこの男とホモ関係になるが、最後は普通に結婚し、不死であるはずのポールは奇病にかかり死ぬ。
Plumage from Pegasus: Have Gun, Will Edit Paul Di Filippo ★★1/2
ベテランSF作家に雇われて若手人気作家の妨害工作をする話。平凡なショートショート。
7. Posted by slg   2006年01月09日 21:36
Forget Luck [Tony Manetti] Kate Wilhelm ★★★1/2
意志に基づかない行動で危難を逃れる運のよい人々がいるが、それは遺伝子の仕業なのだろうか? 天使の存在と遺伝子の関係を研究している学者。科学雑誌記者トニー・マネティはその教え子であり、小さいころから類まれなる強運の持ち主である。連作シリーズものの第1弾のようだ。本編はトニーが学会の取材に行き、元主任教授と会い、その理論に関する資料を受け取って戻るまでの話。ストーリー展開らしい展開はないが、上記アイデアの興味で引っ張る作品。
8. Posted by slg   2006年01月09日 23:45
Partial People Terry Bisson ★★★1/2
Partial people(「不公平な人」「差別的な人」)という言葉の駄洒落から思いついたと思われるショートショート。文字通り「部分しかない」人間と言う設定で、「部分人」について論評し批判する演説という形をとって、間接的に差別主義者を皮肉った愉快な作品。
9. Posted by slg   2006年01月09日 23:47
部分人の翻訳は百科に掲載済み。駄洒落が多いので、短いのに難しかった。
10. Posted by slg   2006年01月10日 01:24
Another Fine Mess Ray Bradbury ★★★★
調べたところ邦訳あり。「またこのざまだ」の題で「瞬きより速く」に収録。
ブラッドベリのすごいところは「全く変化のないところ」だ。継続は力なりというか、出すぎた杭は打たれないと言うか。感傷ノスタルジー系の分かりやすいファンタジーを書かせたら確かに天才。本作は、老婆が昔のハリウッド映画そのままの台詞を外に聞き、映画マニアの友人を呼び出して音の出所を調べに行くという話。単純な話で毎度のブラッドベリ節なオチであるにもかかわらず、普通に感動できる。「偉大なるマンネリ」というべきだろう。
11. Posted by slg   2006年01月10日 02:54
Quinns Way Dale Bailey ★★★
魔力を持ったサーカス座長と遭遇する少年の話。ブラッドベリ的なカーニバル物、サーカス物ファンタジー。