SF百科図鑑 桐野夏生『天使に見捨てられた夜』


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1999.10.21★★★
漫画のように読みやすい文体、魅力的な人物造型、テンポよく飽きさせないストーリー展開、社会問題への的確なリサーチとリアリティある描写、とどれをとっても優れている。唯一欠けているのは奇想力だ。この作品も、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終えたが、この解決編はあまりに平凡ではないか。特に人物描写力はずば抜けたものがあるだけに、惜しい。もし彼女が奇想力を身につけたら、物凄い傑作を書くに違いない。