SF百科図鑑 ヴァーナー・ヴィンジ『最果ての銀河船団 上下』


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2002年


6/16
「最果ての銀河船団」面白い! 順調に読み進む。
受賞作ファイルと、単語イディオム帳をルーズリーフ化する方針を決定。打ち出して分類する。B5の用紙を買って来た。
受賞作については長編を除く全作品を年代順に打ち出しファイルする。訳のあるものはOCRでデジタルテキスト化する。訳のないものは自分で翻訳する。

例)
ネビュラ賞(1)1966~1969 <*は収録困難なもの(長編の一部)、★は収録必須>
唾の樹(オールディス)
形作る者(ゼラズニイ)*
その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯(ゼラズニイ)
「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった(エリスン)
最後の城(ヴァンス)
彼の名は王(ディクスン)★
秘密の遊び場(マッケナ)★
この人を見よ(ムアコック)*
骨のダイスを転がそう(ライバー)
然り、そしてゴモラ(ディレーニイ)★
竜の戦士(マキャフリイ)*
世界の母(ウィルスン)★
計画する人(ウィルヘルム)★

(略)を掃除がてら読み始めたら、面白くて読みふけり、気がついたら朝だった(藁)。
題名は(略)、いっちゃってるが、中身はひどいのも多いものの、ひねくれたギャグのセンスには我ながら凄いものがあったんだと、今さらながら我ぼめしたくなる(笑)。とくに真面目な文体の中で突然駄洒落を繰り出す業は、もはや天才的。これが一つの収穫。
第2の収穫は、記憶にも記録にも残っていない、昔興味を持っていた事件、人物、本、映画、音楽、友人の逸話といったディテールに関する情報が残っていること。これは他の方法では残っていないものだけに貴重であり、このためだけにでもデジタル化はやる価値があると思う。
第3の収穫は、自分の昔の学力や翻訳能力は今よりもかえってあったのではないかということ。自分で書いた小説よりも、翻訳や、試験問題の分析のほうがよくできている。特にハーバートとシルヴァーバーグの翻訳は、(略)今訳してもここまでできるかどうか。しかも、自分で訳しているはずなのに、内容について全く覚えがない。読んでかすかに記憶がよみがえったような気もしないでもないが、確信が持てない。ただ、少なくとも、(略)過ぎてから訳した何編かよりも出来がいい気がするのが悲しいというか。いずれにせよ、この2編はデジタル化して、新たに訳したものとあわせて形にしたいと思っている。

6/22
マイネルレグナム3着で3連複54万馬券、買ってれば取れていた。
帝王賞も10万馬券が1、3、2着だったし、3連複、単って私向きの馬券。特に軸馬(人気薄)3着のパターンは多いので馬単よりも向いている。来週、(略)。
宝塚は予想通り、つまらない結果。
タケヒデ産駒ブルーペールがまたも惜しい2着。初日に勝ったベルモントリリックのほうが現時点では上だが、距離が伸びて成績を上げてきそうだ。
「銀河船団」と「吸血鬼タペストリ」読み進む。
ヴァンパイアのほうが面白い。吸血鬼物語を現代風にアレンジし、異文化交流等の今日的問題と絡めている。心理描写もリアルで面白い。第1話「よみがえる古代の精神」読み終える。著明な文化人類学者、ウェイランドが吸血鬼であることを見抜いたアフリカ生まれの女性を語り手とするパート。ある早朝、蒼白な顔で研究室から出てくる被験者とウェイランドを目撃したケチェは、ウェイランドが夢の研究と称して、被験者から血を吸っていると確信する。ウェイランドは大胆不敵にも、講演会で吸血鬼の歴史について講演をする。ウェイランドはケチェをターゲットに定めて、助手にならないかと誘ってくる。ケチェは承諾をし、ウェイランドの車に乗るが、その後翻意し、逃げ出そうとする。追い掛けてくるウェイランドに対して発砲し、2発命中。ウェイランドは逃走する。ここで第1部終了。ケチェがウェイランドに共感を覚えながらも発砲をするというあたりの心の動きがリアルで面白い。次は第2部。ちなみに第3部がヒューゴー賞受賞作である。

6/24
と思ったが、「銀河船団」も面白くなってきた。
蜘蛛族がついに反重力物質を発見! 原子力どころじゃないわ。遥か古代の文明の痕跡なのか? 単なるオーバーロードから見た「幼年期の終わり」かと思いきや、予想外の方向へ物語が進んできた。さてこの後、どうなるのか? 屈折したヒーローのファム・ヌウェン爺さんが最高。鬼畜なエマージェント&愚人のキャラも捨て難い。
アサロ「スコーリア」第1巻も買っちゃったぜ。

6/26
ぐふふふふ、(略)。
ぎゃわちょん。

6/29~30
ヴィンジ「最果ての銀河船団」★★★
う~ん、期待したほどではなかった。というより、苦手な「組織構造や権力抗争のディテールに労力を費やした戦争SF」に比重が傾いている点が好みに合わない。チェリイの「ダウンビロウ・ステーション」やビジョルドあたりとあまり違わない印象。要するに、SFならではの飛躍した設定やアイデアが後退しているところが魅力減退。「遠き神々」の美点がまさにここだっただけに、いいところがなくなって苦手なところが増えたという感じだ。エピローグで、作中の伏線の謎解きが暗示されて終わるところが僅かな救いだが、ブリンの「スタータイドライジング」と同じく、エピローグというよりもプロローグに止まっている点に欲求不満がつのる。力作であり、こういう作品の好きな人にとっては評価が高いのだろうが、私の好みからするとやや期待外れなのは否めない。「遠き神々」の前日談よりも、後日談を読みたいというのは私だけではあるまい。せめて、銀河中心部に漂っていったファムの物語を読みたいものだ。これならば、ビジョルドの「ミラーダンス」の出来次第では向こうに軍配をあげるかも。
福島3連複当たりそうで当たらない。当てに行くならやはり軸馬から7~8頭のボックスぐらいは買わないと当たらない一方、それぐらい買えば当たる確率はかなり高そうだ。そして当たれば10万超も夢ではない。嬉しい馬券が現れたものである。あとは3連単だけだ。
(略)