SF百科図鑑 ロイス・マクマスター・ビジョルド『自由軌道』


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2001年

12/31
FF10終了、但しサブゲームは全くやっていない(ブリッツボール、チョコボレース、モンスター訓練等)。キャラの能力値を最高に上げるという楽しみがまだ残っているが、そのために必要なブリッツボールは球技嫌いの私にはかなりつらいし、モンスター訓練も難易度が高すぎる・・・。「全てを超えし者」と対戦すれば「盗む」でレベル4スフィアが入手できるそうなので、勝たなくてもスフィア盤全制覇は可能になる(特に「リレイズ」はのどから手が出るほど欲しい)が、「HP/ダメージ限界突破」は初期装備でこれのついた道具を取得するかまたはレアアイテムを取得して改造しなければならず、かなりきつい。そこまでしてやり込むに値するゲームかはちょっと疑問。
まだやり込んでおらず1回コンプリートしただけの状態での評であるが、本作は9の原点回帰路線から一変し、8で先鞭をつけたグラフィック路線を更に押し進めた内容になっている。その分、ストーリーの自由度が後退しシナリオの質もやや雑な感じがするのは8に対すると同様の批判があてはまる。声優による台詞吹き込みを採用した点も新しいが、台詞回しや声優の選択等疑問もある(これはまあ初の試みだからしょうがない)。個人的には、7、9のような「そこそこのグラフィック」に「自由度が高く奥行きのあるストーリー」の組み合わせがバランスが良くて好きであるが(10も8と同様グラフィックだけが突出して、ストーリーが貧相に見えてしまううらみがある)。9が商業的にDQに負けたのがよほど悔しくての苦渋の選択だったのかも知れないが、あれは相手が悪かったのであって、9の作品としての質が悪かったわけではない。DQは幼年層に圧倒的な支持があり購買層の裾野が広いのと、あと久々の新作だったというのも大きい。私は全く評価しないが(あの内容ではPSで出す意味が無い)。
というわけで、現段階の「10」の評価は★★★1/2程度。


2002年

1/1
さて、年が明けて今までの日記読み返してみたが、面白い(笑)。細かいところでいい加減なところを訂正してこのままネット公開してもいいくらい。今後もこの調子で、ガンガン読み(略)まくり、レビューしまくりたいところだ。
今読んでいるのはビジョルド「自由軌道」とロビンスン「めくらの幾何学者」である。ここんとこ、かなりペースが鈍っていたけどまた加速したい。今月中にはシリーズもの(ハリ-ポッターとゲド戦記と新しい太陽の書)以外のヒューゴー/ネビュラ完読達成したいね。
ゲームではFF10一巡したので、メタルギアソリッド2の値下がりを待って購入したい。2月にはXボックス発売が控えているがこれは様子見。当分はやり残しの旧作(バイオ、サイレントヒル、エコーナイト、REZ等)を中古屋であさってはつぶすことになるだろう。

「自由軌道」はようやく半分。ワームホールネクサスものだが、かなり昔の時代を舞台にしている。クァディーという遺伝子操作された子供達が、当局の「廃棄」指令に反旗を翻し、居住ステーションまるごとの離脱を企てる話。前半はかなり退屈。キャラクターに深みを与えようとして書き込み過ぎている割には、ストーリー展開がやや平板な感じがする。しかし、「離脱」の計画実行のあたりから急に面白くなる。キャラも単純な善悪に色分けできない「人間臭い」キャラが多くて、なかなか好感が持てる。特に個人的には、部下の手柄を自分の出世に利用しようと考えたり、クァディーの心配よりも自分の保身を優先するなどの俗物だが、根っからの悪人というわけでも無い分かりやすいキャラの「ヴァン・アッタ」さんって、かなり好きなタイプです(笑)。
「離脱」後の話は「世代宇宙船」になってくれれば、私の一番好きなタイプのSFになってくれるんですけどね。これから読みます。

1/2
ビジョルド「自由軌道」★★★
危惧した通り、あまり面白く無かった。とはいえこれは好き嫌い。SFに何を求めるかによる違いだろう。リアリティや人間ドラマ、冒険活劇を求める人にはたまらなく面白いのかも知れないが、知的冒険、想像力の極限への探究といったものを求める人には退屈極まりない作品である。私は後者なので、辛口評価とさせていただく。ともあれ、本作が普通のスペースオペラと違い、科学技術に関する正確な考証に基づいた作品であることだけは特筆してよいだろう。ビジョルドはアナログ系作家である。ただ、いずれにしろ科学的正確さに何らの価値も認めない私にとっては何の意味も無いが。私にはチェリイとの違いがよく分からない。マイルズが出てこない本作ではキャラクター描写の力もそれほど突出しているわけでは無い。ユーモアの要素もそれほどでも無い。何より構成、ストーリーが一本調子なのが耐え難い。これはビジョルドの全ての作品にあてはまる。