SF百科図鑑 グレッグ・ベア『火星転移(上下)』


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2001年

11/9
ベア「火星転移」。
苦手な火星舞台の「普通小説」で、90年代一世を風靡したジャンルである以上、嫌でも避けては通れない。ハインライン「月は無慈悲な夜の女王」を下敷きにしつつ、ブラッドベリにオマージュを捧げる・・・という大それた試みだが、空回りに終わらないことを祈りたい。ベアなら、驚天動地のアイデアを作れる人なので、ロビンスンのような「文系作家の継ぎはぎ」に終わることはないと信じたいが・・・リアリズムにとらわれて自由な思考の羽を鈍らせていないか、不安もあるところだ。ハインラインの作品が面白くなかっただけに、悪いところを改善していればいいのだが・・・。
第1部は、類型的な人物が登場しての、古臭い学生運動の話。政治機構もナノテクも型にはまっており、特に新しさを感じない。若干不安を覚える出だしだが・・・第2部以後の飛躍を期待したい。今日中に下巻半分ぐらいいき、明日読了してソウヤーまで読み終えて原書に移る、という感じでいくつもりだ。

11/11
「火星転移」面白くなってきた。下巻に入る。各部ごとに話が一応完結し、連作中編のような構成なので読み易い。

オーロカップ、サンライズタイガー/トキオパーフェクト42500円を100円一点でゲット。残高23万切りそうなところまできていたので、助かった。これで27万5000円まで持ち直し、当分入金しなくてすむ。2、3か月は持ちそう。今年2月ぐらいに入れて以来、一度も入金していないのでなかなか好調。やはり「買い過ぎない」「どうでもいいレースは見送る」がポイントのようだ。G1を買い過ぎなくなったのが大きいかも。

11/16
ベア「火星転移」★★★★1/2
火星SF、ナノテクSFとしては凡作も、「ベル時空体理論」というハードSFとしては大傑作。この理論はいろいろと応用できそうですな。