SF百科図鑑 京極夏彦『狂骨の夢』講談社


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2000年

3/13
「狂骨の夢」読み終える。★★★★。前半は手慣れてきて、どんどん読めるし、雰囲気の盛り上げ方も相変わらずうまい。ただ、解決編がややまとまりが良すぎる。前二作にあった「過剰な部分」が後退して、普通のミステリになってしまったという感じ。叙述トリックの扱いもやや類型的で意外性は少ない。但し、宗教と精神分析、夢判断をからめたスペキュレーションはとても興味深く、凡百のミステリの追随を許さない。ただ、前二作があまりに凄かっただけに、もはやこの程度で読者が誰も納得しないのは気の毒というか。