SF百科図鑑

ロバート・A・ハインライン『異星の客』創元SF文庫

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2000年

5/17
「黙示録」読み終え、「異星の客」に取りかかる。
重めの作品が二つ続いただけに、読み易いの何の。ハインラインの中ではいちばんとっつきにくいはずなのだが(ボリュームもあるし)、やはり根がストーリーテラ-だけに風刺小説、思想小説を目指してもついつい筆が進んで面白い小説を書いてしまわずにいられないのだろう。それに、久々に女が出てくるし。「悪魔の星」「黙示録」と2作続けて女っ気がなかったからなあ。やっぱりたまには女が出てこないと。
とにかく、読み易いので1日で100ページは読めるし、このペースで1週間程度で読み終えられそうである。
それと、実家から持ってきたSFマガジンで、単行本未収録の受賞短編がだいぶカヴァー出来そうである。後は邦訳作品のうち手許にないものを埋めてから、未訳作品かな。
しかし、とにかくこの時期のヒューゴーは宗教ネタが多く、「異星の客」にも宗教ネタが一部入っているようだし、「果しなき河」「デュ-ン」も宗教要素があるし、ゼラズニイ2作いずれもかなり濃い宗教ネタSFである。根っからの宗教音痴の当方にはこれはかなりつらいかも。
しかし、ここを乗り切れば、好みの70年代作品に入れるので、もう一頑張りだ。中編、短編も地道に読み潰していかないと。

(略)


5/19
体調最悪、休養必要。
「異星の客」読み進める、面白い。中学のころ半分ぐらい読んでいるのだが、少しずつ記憶が蘇ってきた。といっても細かいストーリーは忘れており、ヴァレンタインマイケルスミスのキャラだけぼんやりと。「狼に育てられた少年」SF版という設定が何よりいい。この魅力的な設定の下、筒井的ドタバタ劇を繰り広げる地球人類を、彼の無垢な目で描写する(多分、描かれている題材は多少年月を経て古くなっているのだろうが)。
「宇宙の戦士」同様、多分、詰め込まれたハインラインの政治思想については賛否両論あるところなのだろうが(まだ未読のため何とも言えない)、内容は度外視してもSFのスタイルを借りてこういうことをやろうとするところが好きなので、非常に楽しく読める。「宇宙の戦士」は後半が単調だったが、この作品はどうだろうか? 期待したい。
ヒューゴー長編読みもだいぶ進んできた。この後の予定、
「高い城の男」「中継ステーション」「放浪惑星」「わが名はコンラッド」「月は無慈悲な夜の女王」「光の王」「StandonZanzibar」*「闇の左手」「リングワールド」「果しなき河よ我を誘え」*「神々自身」「宇宙のランデヴー」「所有せざる人々」*「鳥の歌いまは絶え」「ゲイトウエイ」「夢の蛇」「楽園の泉」「雪の女王」「ダウンビロウ・ステーション」「ファウンデーションの彼方へ」「スタータイド・ライジング」「ニューロマンサー」「エンダーのゲーム」*「死者の代弁者」「知性化戦争」「サイティーン」*「ハイペリオン」「ヴォル・ゲーム」*「Barrayer」「ドゥームズデイ・ブック」「GreenMars」「The Diamond Age」「Blue Mars」「To Say Nothing of the Dog」
以上、*印は手許になく要入手。
また、上記の関連作品で読んでおくべきものは次の通り。
「銀河帝国の興亡1-3」?「ファウンデーションの彼方に」の前編として。
「サンダイバー」?「スタータイド・ライジング」「知性化戦争」の前編として。
「レッド・マーズ」?「Green Mars」「BlueMars」の前編として。
続編として読むべきものは、
「デューン 砂の惑星」?「砂漠の救世主」「砂丘の子供たち」「砂漠の神皇帝」等
「果しなき河よ我を誘え」?「わが夢のリバーボート」
「ハイペリオン」?「ハイペリオンの崩壊」・エンディミオン2部作
余裕があれば、「リングワールド」「ゲイトウエイ」続編や、ヴォルコシガンシリーズ、ファウンデーションシリーズの他の作品等もチェックするのが望ましい。

他方、中短編であるが、現在入手した「ヒューゴー賞傑作集」「世界SF大賞傑作選」及び「SFマガジン特集号」「タイムトラベラー」「80年代海外SF傑作選」「NewHugo Winners」「Year's Best SF1-4」の収録作読破をまずやる。
次に、以下の短編集/長編化作品を(他の作品も含めて)読破する。他の作品も読むのは、同じ作者の傾向を把握し、作品への理解を深めるためである。
「世界の中心で愛を叫んだけもの」「夜の翼」「竜の戦士」「魔の都の二剣士」「愛はさだめ、さだめは死」「風の12方位」「太陽系辺境空域」「老いたる霊長類の星への讃歌」「聖者の行進」「スターダンス」「残像」「UnicornVariations」「わが愛しき娘たちよ」「タンジェント」「ImpossibleThings」「Beaker's Dozen」
(長編化)
「兵士よ問うなかれ」「ヘミングウェイごっこ」
以下の本を入手する。
「ヒューゴー賞傑作集2」、クラークの全短編集、「大きな前庭」「心の鏡」「竜を駆る種族」「危険なヴィジョン」「時は準宝石の螺旋のように」「世界の合言葉は森」「わが名はレジオン」「琥珀のひとみ」「わが友なる敵」「ドルセイの決断」「キリンヤガ」「無限の境界」「黄金」、未収録作品収録SFマガジン、「NewHugo Winners」
早速、紀伊国屋に注文するぜええ。
5/20
紀ノ国屋の後、amazon.comのアメリカとイギリスにも本を注文したぜいい!!!
国際郵便為替で送金すれば、送ってくるぜええ!!!
その後、起動不能になったから、OSを入れ直したぜえ!!! わははのは!!!

5/21
昨日万馬券、今日外れて5000円プラスのみ。
(略)
すんげえ疲れている。
明日、忘れないように為替を買おう。

5/23
(略)

ああそうそう、国際為替で送金。米国以外は郵便局が送ってくれるそうで、楽だ。米国は明日送ろうっと。

(略)

5/25
絶不調。体ぼろぼろ。頭朦朧。全然駄目。
あう、頭働かん。US用マネーオーダー紛失。早く送らないとキャンセルにされてしまう! やばいっす。おかしい、確かに鞄から出していないのに。あっ、もしかして、(略)1週間、長かったよ。まだ明日あるんだよな、超きつい。帰ってやることがいっぱいあるのに風呂も入らず寝てしまって朝まで起きなかったり。朝は朝で起きるのが辛いし。
とにかく、今知能指数30ぐらいの状態で思考がまとまらないので、終わる。

5/27
パットがJRAのホスト異常で投票できない! 何でこんなに日に限って。シルクジャスティスとビワタイテイで儲けようと思っているのに。他にも荒れそうなレースが一杯で、ほら今もセイウンスカイの妹が来て4万馬券! わざとじゃねえの? むかつく。
昨日は、「遠い地平線」というシリーズものの続編集とデューンの原書を買った。シリーズもの続編集は今流行で、シルヴァーバーグ編の「伝説」シリーズがヒューゴー賞をとったりしたが、今回もシルヴァーバーグ。しかもメンバーが凄い。
ルグイン?ハイン連作
ホールドマン?「終わりなき~」
カード?エンダー連作
ブリン?知性化連作
シルヴァーバーグ
シモンズ?ハイペリオン連作
クレス?不眠人連作
ポール?ゲイトウエイ連作
ベンフォード
マキャフリイ?歌う船連作
ベア
あと、欠けているとすれば故人(ハインライン未来史、アシモフファウンデーション/ロボット、等)か、現役バリバリでアンソロジー用に尻を叩かなくても勝手に書きまくってくれる作家(ウィリスの時間もの、ビジョルドのヴォルコシガン等)か、サイバーパンク系ぐらいだ。
「伝説」も結構錚々たるラインナップであったが、ホラー/ファンタジー系の作家も多かったので、純粋にSFのみのこの本はマヂ凄い。なにしろ、ここに出ているシリーズものの作品だけで、ヒューゴー、ネビュラ賞をいっぱい取っている。思い付くものをあげるだけでも
ルグイン?「闇の左手」「所有せざる人々」「世界の合言葉は森」「革命前夜」
ホールドマン?「終わりなき戦い」「終わりなき平和」
カード?「エンダーのゲーム」「死者の代弁者」
ブリン?「スタータイド・ライジング」「知性化戦争」
シモンズ?「ハイペリオン」
クレス?「スペインの乞食」(中編版)
ポール?「ゲイトウエイ」
13個も取ってるもんね(ダブルクラウンも入れるともっと多い)。凄いっす。どれから読むか迷ってしまう。で、結局、シリーズの他の作品にも手を出してしまうんだろうな。
デューンのほうは一回読んでいるので、(略)。
しかし、今は取りあえず異星の客を読もうっと。

5/28
さてダービーであるが、結果はSSワンツー。比較的速い流れで、府中の2400とくれば、瞬発力とスタミナを兼ね備えた差し/追い込み馬が有利で、そのとおり終いの切れ味で勝負する2頭のワンツーとなった。
SSがクラシック2冠を制したのは、平成7年ジェニュイン(皐)?タヤスツヨシ(ダ)、平成8年イシノサンデー(皐)?ダンスインザダーク(菊)に次ぎ3度目、皐月?ダービーは平成7年以来となる。皐月の2着がSS孫のダイタクリーヴァなので、これも実質SSとして数えると、平成7年と同パターンだが、平成7年は2頭の着順が入れ替わっただけで、他の馬との力差がかなりあった(更に引退したフジキセキはそれより強かった)のに対し、今回は抜けたG1級が4、5頭おり、うち2頭がはじめから戦線離脱、皐月2着が距離限界?からダービーで沈没し、別路線組が勝ってしまうという混戦ぶりからすると、むしろフサイチコンコルドの平成8年に似ているとも言える(この年は他にロイヤルタッチを加えた4強で、馬ごとに距離適性等の違いもあったし、骨折休養のバブルガムフェローは結局最後までクラシックには加わらず、秋天を勝ってしまった)。
ダイタクリーヴァは、恐らく母系のサクラユタカオーが出たのか、2000ぐらいが限界のようだ。しかもただの負けではなく惨敗だから、菊での巻き返しは困難と思われる(キングヘイローのようにダービーの惨敗の原因がはっきりしている場合ですら、菊でも掲示板に乗るのがやっとだった)。しかし、マイラーとしては恐らく4歳最強と思われるので、秋は天皇賞?マイルチャンピオンシップという狙いも考えられるところだ。
1、2着馬のレベルは例年と比べてもそう低くはない。昨年4歳世代が古馬G1戦線の中軸を占めている現状だが、ラスカルスズカの前走三着敗退が示すように、現5歳世代が成長したというよりも、スペシャル、グラス、セイウンらの引退、不調、長期休養等のため繰り上がりで主役を張っているに過ぎない。実際、春天出走馬中の唯一の6歳以上古馬G1連対馬がステイゴールドだったように、あのレース自体、レベルに疑問があり、単なる菊花賞の再戦に過ぎなかったと言える。
三着アタラクシアは、ジリ脚で、府中のコースと距離延長で三着まで巻き返したものの、切れ味ではSS2頭にかなわなかった。時計のかかる馬場なら見直してみたい。また、長ければ長いほどいいという血統でもなく(デインヒル)、菊3000は少し長過ぎる気もする。
4着トーホウシデンは、まだキャリアが浅く勝負にならないと思われたここで4着と健闘した。いい脚を長く使うがジリっぽいので、今回SS2頭には問題にされなかったものの、血統構成といい、イメージ的にマヤノトップガンとだぶるものがある。夏場を地道に使って力をつければ、秋には2強との差を詰めることは十分可能だろう。ただ、馬が小さいのは、シルクジャスティスとかともイメージがだぶり、案外成長力を欠く可能性もないとは言えないが、期待したい。
しんがり負けマイネルブライアンは、これで芝適性のなさがはっきりした。血統構成もスピードよりパワーが勝っており、これでダート路線(JDD?ダービーグランプリ?JCDか大賞典?)を歩むことになるのではないだろうか。ダート戻りなのに人気を下げていたら、思い切り馬券を買いたい。
さて、秋であるが、この上位2頭でこのまま決まるとは思えない。まずエアシャカールは欧州遠征のプランがあることから、戦線離脱の可能性がある。フサイチゼノンはマイラー色が濃いことから天皇賞参戦の可能性もあるし、ダイタクリーヴァも同様の理由で戦線離脱するだろう。そうすると、アグネスフライトと、ゲート試験に受かればラガーレグルスということになるが、トーホウシデンのようなダービー時点での伏兵が夏場に成長して、勝ち負けクラスになる可能性も十分ある。また、現に、BT産駒で、トーホウ以外にも、ビワタイテイ、ミラーダ、マルブツブライアンなどが、トーホウと接戦を演じたクラスと差のない競馬をしており、一線級に出てくる可能性も高いはず。特にビワタイテイは、血統もさることながら、ジリなのに息の長い末脚、どんな相手でも必ず上位に来る安定味からして、成長力という点で相当期待できると思う。少なくともビワタケヒデと比べると器は上で、夏場を無事に過ごせば、G1級に育つ可能性は高いと思う。一線級と走ると足りないイメージのエリモブライアンもオープン特別を完勝して2勝目を上げており、このまま見限れない。夏場の4歳戦こそ見どころ満載である(3歳戦も始まるし!)。

しかし、昨日、今日と、府中は万馬券続出だったにもかかわらず、馬券は絶不調で、狙った組み合わせは1着3着とかで外れるかわり、万馬券になったレースは全然見当はずれというていたらくで、全敗だった。まあ、人生こういうこともある。また巻き返せばいいさ。
準オープンのノボエイコウオーも、17頭立てで後ろから直線だけで追い込んで6着まで来たし。前回のように行っていれば勝ち負けできたのでは? と思う。次走注目である。

6/4
昨日全敗であったが、今日は東京9レース16600円を◎ヴァイタルトラック?○アーネストリーランでゲット。ちなみにもう一点のף??デライーデも僅差4着で会心の予想だった。
しかし、狙った中京10レースは、ミラーダ?テイエムライコウがジンワラベウタの2、3着。
極め付けは安田記念、フェアリーキングプローン?キングヘイロー15030円が1、3着! 2着がやや軽視したカク外ディクタットでしかも首差! 痛恨だった。
しかし、サンスポ水戸は今週も、昨日12レースの6万馬券を的中。凄すぎる。ヴァイタルトラックだって水戸本命だった。

6/9
「異星の客」読み終わる。
中身は面白いんだけど何しろ分厚くて、結構疲れた。
次いで、「ヒューゴー1」と「高い城の男」に入る。
ここから比較的薄めが続くので、加速するぜ! 以上。

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