SF百科図鑑

SFM2000年2月号「変革の60年代SF」

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2000年

8/27
SFM二月号(2000)「変革の60年代SF」
「プリティ・マギー・マネーアイズ」エリスン★★★★★
究極のギャンブル小説にして、恋愛小説。SFというよりホラー・ファンタジーだが、文体の美しさ、プロットの完璧さ、とどれをとっても完成度が高く、「少年と犬」に匹敵する名作といえよう。とにかくもう、読んでみてというしかない。ギャンブルSFのアンソロジーを編むとしたら、これとライバー「骨のダイスを転がそう」荒巻義雄「ある晴れた日のウィーンは森の中にたたずむ」は当確。
「死亡した宇宙飛行士」バラード★★★★★
バラード短編で、近未来を扱ったものの代表作の一つでしょう。以前に原書で読んでいたが、見事な訳文で再度読んで、より印象が鮮明になった。
「根源」オールディス★★★1/2
表面的には凡作だが、解説によるとユング心理学(アニマ/アニムス)のSF化。テーマはともかく、取扱いがありきたりな感じがする。
「憂鬱の女神のもとに来たれ」ディッシュ★★★1/2
内容はありきたりだが、ディッシュのスノビッシュな文章で救われている。ディッシュの短編を読むのは初めて(新しいSFにひとつ入っていたが)。
「デリー分割」ムアコック★★★
ジェリーコーネリアスものの短編。初めて読んだ。なぜこれを採録したの?と疑問な、印象の薄い作品。60年代のヒット曲名がやたら出てくるのもクサい。長編や連作短編という形であればともかく、ほとんどストーリーもないこの断片だけで評価しろというのは酷。
「ゴールデン・トラバンド」★★★1/2
ラファティにしては凡作ですな。やはり「素顔のユリーマ」「みにくい海」あたりの強烈さにくらべると・・・。
(60年代SF作家名作表)
エリスン
「世界の中心で愛を叫んだけもの」
「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった
声なき絶叫
プリティマギーマネーアイズ
走れ、ぶち犬、走れ
ヒトラーが描いた薔薇
ランゲルハンス島沖を漂流中
死の鳥
ジェフティは5つ
「奇妙なワイン」
「怒りのキャンディ」
「危険なヴィジョン」
「危険なヴィジョンふたたび」
バラード
「結晶世界」
「沈んだ世界」
「燃える世界」
「時の声」
「ヴァーミリオンサンズ」
「残虐行為展覧会」
「死亡した宇宙飛行士」
「クラッシュ」
「ハイライズ」
「コンクリートの島」
「夢幻会社」
「22世紀のコロンブス」
近未来の神話
「コカインの夜」
コードウェイナースミス
「ノーストリリア」
「鼠と竜のゲーム」
「第81Q戦争」
オールディス
「ノンストップ」
「地球の長い午後」
「隠生代」
「暗い光年」
「グレイべアド」
「解放されたフランケンシュタイン」
唾の樹
「マラキアタペストリ」
「ヘリコニア」3部作
ハリスン
「宇宙兵ブルース」
「テクニカラータイムマシン」
「人間がいっぱい」
「死の世界」
「ステンレススチールラット」
「太平洋横断トンネル、万歳!」
「囚われの世界」
ディッシュ
「歌の翼に」
「334」
「人類皆殺し」
「キャンプコンセントレーション」
「プリズナー」
「虚像のエコー」
リスの檻
ブラナー
思考の檻
「テレパシスト」
「ザンジバルに立つ」
「羊は見上げる」
「歪んだ軌道」
「衝撃波をのりきれ」
「星は人類のもの連盟」
ムアコック
「この人を見よ」
「最終プログラム」
「ガンの治療法」
「英国襲撃」
「ムザクの条件」
ハーバート
「デューン」シリーズ
「ジャンプドア」シリーズ
「みどりの頭脳」
「サンタロガバリヤー」
「天国の創造者」
「ヘルストームの巣」
「21世紀潜水艦」
ローマー
「銀河のさすらいびと」
セイバーヘーゲン
「バーサーカー」シリーズ
ヤング
たんぽぽ娘
ブラッドリー
「ダーコーヴァ」年代記
ラファティ
素顔のユリーマ
「900人のおばあさん」
「次の岩に続く」
「イースターワインに到着」
デイヴィッドスン
あるいは牡蛎でいっぱいの海
どんがらがん
「デイヴィッドスンの宝」
ヴォネガット
「猫のゆりかご」
「タイタンの妖女」
「プレイヤーピアノ」
バーンハウス効果
「スラップスティック」
「スローターハウス5」
「母なる夜」
レム
「ソラリス」
「砂漠の惑星」
「星からの帰還」
「天の声」
「捜査」
「枯草熱」
「完全な真空」
「虚数」
「エデン」
「泰平ヨンの航星日記」
「宇宙創世記ロボットの旅」
「宇宙飛行士ピルクス物語」
「すばらしきレムの世界」
カルヴィーノ
「見えない都市」
「柔らかい月」
「コスミコミケ」
「まっぷたつの子爵」
「不在の騎士」
ゼラズニイ
「伝道の書に捧げる薔薇」
「光の王」
「我が名はコンラッド」
「ドリームマスター」
「アンバーの9王子」
「地獄のハイウェイ」
「砂の中の扉」
「我が名はレギオン」
「ユニコーン変化」
「霜と炎」
「キャメロット最後の守護者」
ディレイニー
「バベル17」
「時は準宝石の螺旋のように」
「ノヴァ」
「アインシュタイン交点」
「アプターの宝石」
「エンパイアスター」
「プリズマティカ」
「ダルグレン」
「トリトン」
「ネヴェリオン」4部作
アーンダール
広くてすてきな宇宙じゃないか
ケイガン
「数理飛行士」
不可能の4品種
イングリス
夜のオデッセイ
グリーン
インキーに詫びる
バンチ
モダーニアの少女のクリスマス
シュミッツ
「惑星カレスの魔女」
ホイル
「10月1日では遅すぎる」
「暗黒星雲」
パンシン
「成長の儀式」
グーラート
金星のイエス人間
カメレオン部隊
ジョーンズ
「レンズの眼」
「新しいSF」
ゾリーン
宇宙の熱死
コリン
マーティンボーグの奇妙な生涯
マッスン
旅人の憩い
ジョーゼフ
「虚無の孔」
ヴァンス
「竜を駆る種族」
最後の城
「マドゥーク」
ライバー
「妻という名の魔女たち」
「闇よ、つどえ」
「バケツいっぱいの空気」
「ビッグタイム」
「放浪惑星」
「闇の聖母」
骨のダイスを転がそう
あの飛行船をつかまえろ
影の船
変化の風が吹く時
跳躍者の時空
ファーマー
「恋人たち」
「奇妙な関係」
紫年金の放蕩者たち
リバーワールドシリーズ
ディクスン
コンピューターは語らない
彼の名は王
「ドルセイ」シリーズ
「ホーカ」シリーズ
以上が、SFMのとりあげた作家。これ以外にも、ミラー、ハインライン、シマック、クラーク、ディック、マキャフリイ、アンダースンといった新旧世代の巨匠の名作が書かれていることはいうまでもない。この特集は、ニューウェイブ作家を中心に、異色作家、非英米作家、マイナー作家の落ち穂拾いを主たる関心としている。

さて、いろいろあがいたが、やはり一度初期化せざるを得ないようだ。最小限のシステムに構成し直してみる。あとで、MOを買いに行く必要あり。

とりあえずハードディスク買って、バックアップとった。今、初期化前。フリーズは起こらないなあ。物足りないぞ。

あっ、今フリーズした。

原因1

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