SF百科図鑑 ロバート・ホールドストック「ミサゴの森」


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■2004/03/21 (日) 23:03:02 ロバート・ホールドストック「ミサゴの森」読了!

後半、ややたるみがちになったが、ラストの兄との対決、グゥイネスとの再会と別れ、獣と化した父との微かな心の触れ合い&&。更にミサゴの森の向こう、炎の対岸にある時間のない氷の世界「ラヴォンディス」とは何か&&肝心の謎は明かされぬまま、本書は余韻を残して幕を閉じる。バラードにとって、放射線で荒廃した砂漠や都市が内宇宙の象徴として描かれるように、ホールドストックは、時間の流れの異なる、神話実体化作用のある「森」を内宇宙の旅の舞台に設定した。一人の女性を巡る父と兄と弟の血の争い、愛憎劇。自然と文明の飽くなき戦い。素材や情景はすぐれて幻想的、神話的でありながら、極めて理知的な作品であり、やはり本作は、SFである。

次作「ラヴォンディス」で、謎は解かれるのか? そしてどのような神話的冒険譚が展開されるのか? 座して待て! って感じかね。
つーか、来週読み始めるよ。
その前に、たまった訳本を片付けてから。ステープルドンとビッスンだね。


■2004/03/21 (日) 17:54:58 ミサゴの森 続き

250ページまで来た&&
途中から、古代冒険小説ものっぽくなってしまって、ちょっと残念。
森の中で具象化した古代ケルト民族の社会に入った、ちょっとひ弱な僕の、恋と冒険の物語&&って、何かだいたい想像がついてしまって。面白いには面白いんだが、その路線ならバロウズにはかなわないだろうし(笑)。
ちょうど世界SF全集古典編で、バロウズの火星のプリンセスのオリジナル中編版に入るとこだし。&&これ、多分バロウズの本には入ってないんじゃないか? 超貴重なりよ~(窪塚タカシのこえで)あれかんじへんかんできなくなっちゃった めもりおーばー?

■2004/03/21 (日) 06:46:04 ロバート・ホールドストック「ミサゴの森」

これも面白い。
人間の想像力の中の存在に形を与えてしまう力場を持った森、これに取り憑かれてしまう一族&&。物語はミステリータッチで進む。人物描写と、森の力場に関する緻密な描写が不思議な生命力を物語に与えている。
じっくり読み込みたい作品である。