SF百科図鑑 究極の地球


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ジャック・ウィリアムスン「究極の地球」

2003.8.14

8月10日

ラッシュ「ミレニアムベイビー」よかった。9点。オチも決まっている。あまり普通のSFらしくないオチだ。一般読者にも受けそうな内容。うまい。この作者侮れない。F&SFの編集長時代の経験が生きているのかも。
この作者の邦訳作品。

クリスティン・キャサリン・ラッシュ Kristine Kathryn Rusch

Novel
『白い霧の予言』 The White Mists of Power (1991)
* Tr:木村由利子(YurikoKimura)Pb:ハヤカワ文庫(HayakawaBunko)FT175
* Cover:吉野朔実 Co:山岸 真(Makoto Yamagishi) 1993/3/31
* ISBN4-15-020175-7
『残像を殺せ』 After Image (1992)
* Joint Work:ケヴィン・J・アンダースン(Kevin J. Anderson)
* Tr:藍堂 怜(Rei Rando) Pb:創元ノヴェルズNラ3-1
* Cover Design:安井真紀子Photo:カメラ東京サービス&SuperStock/Photonica Co:藍堂 怜(ReiRando) 1996/6/21
* ISBN4-488-80117-X

Short Fiction
「夢のギャラリー」 The Gallery of His Dreams (IASFM 1991/9)
* Tr:増田まもる(Mamoru Masuda) S-Fマガジン(S-FMagazine)1993/1No.436Ill:佐治嘉隆(Yoshitaka Saji)
* 1992 Hugo Award Novella Nominee
* 1991 Nebula Award Novella Nominee
* 1992 Locus Award Novella Winner
* 1992 World Fantasy Award Novella Nominee
「犠牲者」 Victims (1995)
* Tr:千葉隆章(Taka'aki Chiba)扶桑社ミステリー(FusoshaMystery)ク12-2 Ed:Barbara Hambly & MartinH. Greenberg Sisters of theNight「夜の子供たち」 Children of the Night(1991) *Tr;嶋田洋一(YoichiShimada) 竹書房文庫(Ta-Ke Shobo Bunko)KH-6菊地秀行(HideyukiKikuchi)監修 The Ultimate Dracula Vol.2
「エシア」 Echea ( IASFM 1998/7)
* Tr:公手成幸(Shigeyuki Kude) S-Fマガジン(S-FMagazine)2000/1No.524Ill:たまいまきこ(Makiko Tamai)
「クーヘンの記憶」 Kuchen
* Tr:常田景子(Keiko Tsuneda)ミステリマガジン(Hayakawa'sMysteryMagazine)1997/5 No.494
「スピニング」 Spinning
* Tr:七搦理美子ミステリマガジン(Hayakawa'sMysteryMagazine)2001/9No.547
「災厄の森」 Five Starving Cats and a Dead Dog
* Tr:中井京子(Kyoko Nakai) 二見文庫(Futami Bunko)ラ6-2Ed:MartinH.Greenberg/Ed Gorman Cat Crimes 2
「シンデレラ殺し」 Love and Justice
* Tr:樋口真理(Mari Higuchi) 原書房(Hara Shobo) Ed:Ed Gorman&MartinH. Greenberg Once Upon A Crime
「二十年後、セパレーション・ピークで」 Twenty YearsLater,bySeparation Peak
* Tr:北原唯(TadashiKitahara)扶桑社ミステリー(FusoshaMystery)ス21-1Ed:シンシア・スターノウ(CythiaSternau)&マーティン・H・グリーンバーグ(Martin H. Greenberg)TheSecretProphecies of Nostradamus
「野良猫」 Strays
* Tr:大野晶子(Akiko Ohno)扶桑社ミステリー(FusoshaMystery)ミ2-2Ed:Mystery Scene The Year's 25Finest Crime and Mystery Stories:Third AnnualEdition
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「惨劇のあと」
* Essay
* Tr:小川 隆(Takashi Ogawa) S-Fマガジン(S-F Magazine)2002/9 No.557

こんな具合である。本短編集(魅せられた午後のための小説)には夢のギャラリーとエチアを収録。作者自身が一番気に入っているのは「夢のギャラリー」のようだ。邦訳のあるもののうち、私の持っている本に収録されているのは、エシアと犠牲者の2編のみ。他はミステリの翻訳が多いようだ。この作者、SF以外にもミステリ、ホラー、ファンタジー、普通小説とペンネームを使い分けて八面六臂の活躍ぶりらしい。ケウ゛ィン・アンダースンとは大学の創作講座以来の付き合いだそうだ。
その後、ジャック・ウィリアムスン「究極の地球」を読み始める。いきなり、地球がテラフォーミングされ、月から地球を見守るクローンたちの話から始まる。のっけから謎と驚異に満ちていて、ぐいぐい引き込まれる。長篇の一部になるそうだ。面白ければ長篇も読みたい。しかし、もうすぐ100歳になるウィリアムスンがこんな生きのいい新作を書くなんてまぢすげえな。


8月11日

どうも体調優れないっすね。ウィリアムスン読みながら寝てしまいますた。この程度の中編に一日1章も読めないようでは、コンプリートは遠い。
ともあれ(略)氏の旅行記も大詰め、頑張れ!


8月12日

FFXー2、1周目終わった。面白かった。特にストーリーレベル方式、ミッションコンプリート方式というのが初めての試みで、今までのだらだらしたRPGとは違った新鮮な味があった。モンスターも(ストーリー上倒す必要のあるボスキャラは)倒し易く、セーブもし易く、パラメータも効率良く上げ易くなっていて、ユーザーに優しいゲームに仕上がっている。これなら初めての人でも難なくクリアできるだろう。一方で、隠しダンジョンに信じがたい強敵が潜んでいて、腕試しをしたいマニアックなユーザー向けのサービスもしっかり怠らない。要するに「メインストーリーは易しく/テンポよく/分かりやすく、サブストーリーや隠しダンジョンは難しく/マニアック/バラエティ豊かに」という両極のユーザーのニーズをはっきり区分けして同じ一つの作品に盛り込むことに成功している。「7」を一つの頂点として紆余曲折を繰り返したこのシリーズも、Xー2で新たな局面における一つの到達点に達した感じがする。味わい尽くしていないサイドストーリー、ミニゲーム、サブイベント、隠しダンジョン、隠しアイテムなどを味わい尽くすべく、間髪おかず2周目に入ってしまいました。

オースン・スコット・カード「消えた子供たち」文庫版購入。


8月13日

体中が痒い。やはり体調がほんまもんじゃないということだろう。
「スワン・ソング」の下巻が面白くなくて四苦八苦している。話がありがち過ぎる。つまんねー。ほんとに冒険小説協会賞&推理作家協会賞&世界幻想文学大賞なのか、これが? 無駄な話が多すぎるし、分量の割に話に深みがないんだよなー。これを面白いとか、これ読んで感動できる人ってどういう人なの? よくわからない。なんかスワンが癒しの力を持ってたり、不思議な宝石が出てきたりするんだけど、その合理的な説明がないのがものすごく安直に感じられる。やっぱり俺がSF読みだからなのかな? とにかくもう読み始めて1ヶ月たつのに、一日数ページしか読めません。ああつまらない。早く読み終わりたい。やっぱりつまんない本は日本語で書いてあろうが英語で書いてあろうが、読めないね。
古川「沈黙」は話が進まずいらつくけど、とにかく文体がよいのであまり苦にならない。文章のいい人は得だ。
ほんとは「消えた少年たち」読みたいんだけどなー。イーガンのもあるし。何か新刊ってまとめて出るんだよな、出ないときは何にもでないのに。

それそれそれ見たことか あいつらときた日にゃいつも
人のあら探してばっかり よくまあ疲れないもんだ
だけどおれたちどこ吹く風 すいすい虚飾の街を
今日もいそいそ大掃除 こんな楽しい仕事ったらないぜ
いつもの調子でやれば 別に大したことじゃない
ちょいと自慢の力で あれよあれよで片付けて
通りすがりの餓鬼どももはしゃぎゃ お偉いさんも口あんぐりと
世界もぶっ跳ぶほどの大掃除

HEY やったぜ!

それみたことかそれそらそれ
そらぞらしい顔が
それみたことかそれそらそれ
そらそらそら消えてく
それみたことかそれそらそれ
そらぞらしい顔が
それみたことかそれそらそれ
そらそらそら消えてく

(「そらそれ」)

JAGATARA最高。詞がいい。ぜひカラオケに入れてくれ。毎日熱唱したい。特に太字の部分に感情を込めて歌いましょう。


8月14日

死の姉妹読み始める。
究極の地球読み進む。
読了。テラフォーミングという語は出て来るが、内容は普通のスペースオペラというか、古風な宇宙SF? 植民SF? 月を出て地球に行ったクローンの子たちが、世界中の遺跡を集めた観光都市で原住民にロボット扱いされて(言葉も通じない)ショックを受ける。都市を出ていくとペン伯父の娘と母に会い、ペン伯父が銀河の核方向に植民に船を飛ばすという話を聞いて、自分達を連れて行ってくれとたのむ。その後、星を転々として、最終的に生存可能な緑の星に降りる。特定の島だけナノロボで病原体がへらされているため生存可能。そこにペン伯父の同族が住んでいた。連れてきた人々をそこに降ろし、クローンたちはペン伯父と地球に戻ることに。
非常にシンプルでストレートな古風な植民SFで、「ナノロボ」「クローン」などがやや今風だが、技術ディテールはほとんど描かれない。やや物足りないのは否めないが、何といっても大御所ウィリアムスン、今ごろこんな新作が読めるだけでも幸せというものだろう。ちなみに長篇版、注文したので読んだらまた後日紹介する。7点。